http://anond.hatelabo.jp/20170514161530
というダイアリーがある。
まず一つ目。見ないと馬鹿になるという方。
>>「テレビ見ないからみんなバカになるんですよ。そういう人は芸能人の話にも疎いし、話に厚みがないじゃないですか。」<<
なるほど。この人の認識として、芸能人に疎い、又は話に厚みがない事をバカとして認識している。
ここでは芸能人として書かれているが、たしかにTVを見ていないと知りえない知識が存在するのは確かである。
TVでは単純に情報量が多いのだ。なぜなら視聴者は一方的に受け身になりつづけるからである。
受け身の視聴者を飽きさせずに楽しませるには、情報の消費がもっとも単純かつ明快であろう。
まったくTVを見てない人と、よくTVを見る人では、情報量の差は必然的に変わってくる。
ここでいう情報の質とは、「使うか使わない」ではなく「信頼し得るか」である。
確かにTVを流してみていると凄い量の情報を与えてくれる。自分で調べるよりはるかに手っ取り早いし、自分が興味ない情報までも入ってくる。
情報量の多寡をバカかの判定基準にするならば、TVを見てないとバカになるという説もあながち否定はできない。その情報の質は問わずにね。
あ、TVでどういう番組みるかって話をすると面倒だからここでは省略するね。
私はどっちかと言えばこちらの意見に賛成する。
ただ勘違いしないでほしいのは、決して「テレビを見なければ賢くなれる」訳じゃあない。
テレビは沢山の情報を与えている事はわかっている。じゃあその情報って100%正しいの?ってお話。
別にTVの情報が間違っていると言っているわけではない。が、正しいとも言わない。
ただ情報の質が良くない。質の高い情報は、合理的で、簡潔で、シンプルなものだ。
出所のわからない情報や、偏っている情報は"質の悪い情報"として考えている。
TVというのはたまに一方的な視線で物事を捉えて話す。即ち印象操作である。
印象操作とは嘘をつくことではない。偏った物事を報道するわけなので、真実を報道する。
その真実をどう話すかで、視聴者の印象なんでどうにでもなるのだ。
偏見放送でなく、単に知識をつける系の番組も存在する。語彙力ないからなんて言ったらいいのかわからないけど察してくれ。
その番組を見てて思うのは、結果を異常なまでに重視しているのである。結果は解答と言い換えてもよさそう……か?
この記事を読んでいる皆いいかい?物事において大切なのは、結果ではなくプロセス、即ち思考だ。
問題定義が変われば結果なんてどうにでもなるんだ。結果は万能ではない、あくまで結果だ。
そのプロセスをすっとばして結果だけを報道するTVって多くないかい?
どうしてその結果・回答に至ったかを、さもわかりきった顔で説明しているTVは、ほっとんどその表面を撫でるだけの説明にしか過ぎない。
つまりのところ、何が言いたいのかというと、TVでは考えるというプロセスを挟まない。
考える力を伸ばすという点においては、それを放棄させる動きにあるのがTVとみている。
もちろん全ての番組がそういうわけでもないし、あくまで平均化された一般的な番組を言っているので、あの番組は違うとか言わないでね。面倒だから。
つまりのところ、この考えの人は「バカ=思考停止している」という認識なのだ。たぶんね。
しっかり自分で考える事の出来る人は、報道番組を見てても違和感を覚える人はおおいだろう。
なぜならその情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと自分で考えるというプロセスを持っているからである。
違和感ばかりになったTVを見続けるかと言われたら、見なくなる人もいるんじゃないのかな。
そういう意味において、「TVを見ればバカになる」=思考放棄するクセがつく、という事なんじゃないだろうか。
あと、このすごく長い長文をここまで読んでくれた人、ありがとうございます。
これは私の思考プロセスを示したものであり、TVでは放送しない、考える事に重点をおいた駄文でした。