結論からいくと、「百合作家に『私、女の人とお付き合いするのは生理的に無理なんですよね』って言う人、いるの?」だ。
百合を書く作家は女性が多いと思う。Twitterを見ていても、百合を書く作家は少なくとも過半数が女性だ(異論は大いに認める)
それで、女性が多いといえばやはりBLである。だが、BLと百合とでは作品と作家の関係が大きく異なる点がある。
BLは扱っているキャラの性別は男性、書き手の性別は女性である。
百合は扱っているキャラの性別は女性、書き手の性別も女性である。
お分かりの通り、BLと百合も勿論同性同士の恋愛(に近い関係)を扱ったジャンルである。
話は変わるが、少女マンガを読む少女達が「私もこんなステキな恋愛したい!」「私も風早君みたいな彼氏ほしい!」と思う様子は想像できないだろうか。
ベルセルクに自分の人生を重ねる女子高生がいるかはわからないが、スポーツ漫画を読んで「俺も全国大会に行きてえ!!」とかヒカルの碁を読んで囲碁を始めましたとか、ハイキュー!!読んでバレー始めましたとか、そういうことはありそうだ。
で、話は戻すが、百合作家にもこれと同じ現象が起きてもおかしくない、ということだ。
ましてや創作していれば思い入れは一塩だし、その作品に対して一番考えているのはまぎれもない創作した自分自身である。自分が考える理想的な百合を仕上げた後に「あーあ、私もこんなだったらな……」と考える姿くらいは、あってもおかしくなさそうだ。
さあ、そこでだ。百合作家が純粋な異性愛者はいないのでないかという問題が出てくる。
確かに、ストレートアライと呼ばれる人も存在する。創作物に対して自己投影をしない人ならそのような立場でもありうるだろう。しかし、居たとしてもそれはごく少数ではないだろうか。
現に、百合が好きな人同士の出会いを目的としたオフ会が開かれている(のを見たことがある)。
「コミケッコン」なんていう言葉もあるが、百合作家同士のカップルが居てもおかしくはないと思う。
今回は書き手という括りにしたが、これは重度の百合好きには共通する話題だと考えている。
勿論百合作家の方や百合が好きな方でも異性のパートナーがいらっしゃる方は大勢いるとは思うが、社会的な面はひとまず置いておいて「私、お付き合いする人は男性じゃないと生理的に無理です」と言う人はあまりいないのではないかと考える。
数年前に「女性は誰しもレズかバイ」だという研究結果があるとのことだが、この狭い界隈の中では、首を縦に降らざるを得ないのではないかと思う。
ちなみにこれを書く私はバイセクシャルです。
プラトニックに女性を愛せる人が多くても、同性のまんこを舐めることができない人は少なくないと思う。
異性愛でも排泄物が出てくるチ●コ咥えたくない奴多いだろ