「チンドン屋」と聞くと、
「あーほ、ばーか、ちんどんや!」
これって使っちゃいけない言葉なんでしょうか?
となると、実際にチンドン屋さんを見かけた時になんと呼べばいいのでしょう?
1)民放連側のに職業差別条項があるのみで、NHKでは問題ない。
そのなかでも、
3)自らの職業を紹介する際に「チンドン屋」というのは問題ない。(ex.百姓)
4)「誰々はチンドン屋だ」「何々はちんどん屋みたいだ」のような表現は、職業差別的発現と捉えられるので要注意。
5)「あなたの職業はちんどん屋です。」「村杉進(職業:チンドン屋)」のような表現は、民放連の解釈だと、職業差別に当たるとし使わないように推奨されている。
6)「チンドン」「ちんどん」は楽器や現象を指すものであり、この問題とは関係がない。
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じつは法律はないのでそのものは犯罪ではありません。あるのは各放送局や放送団体で自主規制のために作った番組制作ガイドライン(通称:放送コード)だけです。なので、日本にはNHKのものと、民放連のものと2つ存在します。これを元に放送を制作している人たちが、「不適切だ」と判断した言葉が積み重なったものが、いま一般的にいわれている「放送禁止用語」のようです。そのため、この言葉がダメというのは明文化されておらず、過去の経験上「不適切」と処理されることの多い言葉を「ピー」で事務的に消しているというのが実情のようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E9%80%81%E7%A6%81%E6%AD%A2%E7%94%A8%E8%AA%9E
「チンドン屋」という表現が「不適切」と判断される場合は、それが「職業差別」的な意図がある、もしくは、そう解釈もできる場合です。
なので、手っ取り早い回避策としては、「チンドン屋さん」という表現を使うことです。これは、「チンドン屋さん」は「愛称」なので言葉そのものに悪意は含まれていません。よっぽど悪意に満ちた使い方をしないかぎり(笑)。
また、「チンドン屋」は職業や業態を指す言葉なので、使い方によっては「不適切」になります。たとえば、自分自身の職業を紹介するために「私はチンドン屋です」という表現は何の問題もありません、差別にはならないので。
(私は百姓です。という言葉は放送上でも、よく使用されているようです。)
ただ、「〜〜〜は、チンドン屋だ」「〜〜〜は、ちんどん屋のようだ」のような表現には気をつけましょう。そこに悪意があれば「チンドン屋=悪いものの例」として使っていることになり、「チンドン屋に対する職業差別」が発生しますので「不適切」です。
問題は、「あなたの職業はちんどん屋です。」「村杉進(職業:チンドン屋)」などの場合です。おそらくその表現をしている方には悪意はないのでしょうが、「チンドン屋」「八百屋」など「〜〜屋」という職業の呼称に歴史上、悪意を持って使っている時代があり、その悪意を受け取る側が感じる場合があるので、難しいところです。なので、その場合は「チンドン屋さん」「八百屋さん」と言葉を置き換えることによって回避しましょう。
一般的には、楽器、音楽、現象を指す言葉や擬音として使用されるものなので、問題はありません。ただし、「チンドン屋」「ちんどん屋」の略語として使用される場合もあります。その際には「チンドン屋」「ちんどん屋」と同じ扱いを受けるので、注意が必要です。
以上、ご参考になりましたでしょうか?
とりあえず言えることは、「さん」をつければ万事OKということです。
街で見かけたら、「チンドン屋さ〜ん!」と声をかけてみるといいかもしれません、きっといい笑顔で応えてくれると思います。
懐かしくて面白い! 2016年版チンドン屋さんまとめ - NAVER まとめ