2016-04-30

やっぱ田舎には住めない

GW実家帰省している。

実家は、イオンが一番の娯楽みたいなどこにでもある田舎町。コンビニも車で10分くらい。

田んぼばかりで車がないと移動できない。高齢化が進み、帰省するたびに家が消えていくのが分かる。

別にものがなくて住めないと言っているのではなく、

田舎ならではの閉塞感に嫌気がさしている。

話題は、◯◯さんがどうのこうの、どんな考えを持っていて、誰と結婚した、誰が昇進しただの、はっきり言ってどうでもいい。

他人の一挙手一投足を観察し、いかに暇を潰すか必死に見えてしまう。

地元高校を出た後は、隣県の少しよい大学に行って、海外留学もして、その後東京ITベンチャー就職して2年になる。

とにかく自分のやりたいことを追求してきた。東京では、同じ興味を持つ人と繋がり、人間関係自由に作ってゆける。コミュニティに入り、

好きなことを語り合い刺激を受け、色々挑戦することができる土壌がある。挑戦すれば道が開けてくる。

東京では、積極的勉強会コミュニティ活動に足を突っ込み、好きなものを作り発表し、その分野では少しづつ認められてきたと思う。雑誌WEBメディアテレビ取材もちょくちょく受けるようになり、ありがたいことに講演依頼も頂くようになった。

自分は本当にやりたいことしかやりたくない人間である特定の分野については時間お金を費やして夢中になれるが、興味のない分野は

全然やりたくもない。いかに家事時間を減らしてそのことに時間を費やすかばかり考えている。人との適当コミュニケーションも苦手だ。

友人は本当に気心が知れた数人のみ。仕事でもプライベートでも好きなことをひたすらやって、たまに友人と遊ぶだけでとても満足な生活だ。

そんな人間は、田舎では生きられないと、強く感じている。

田舎では、自分の望む人とだけコミュニケーションを取って生きることができない。周囲とうまくやっていくためには、地域活動に参加し、土着コミュニティに入っていき

とりとめのない話に終始しなければいけない。尖ったコミュニティもない。IT企業もない。

フリーランスでやれないかとも考えるが、ちゃんと企業勤めしないと周囲の信用がなくなる。

周りから会社にも行かずにフラフラしてるだけの人と認識される。

まりは、田舎には僕みたいな特定の分野に特化した人の受け皿がない。

なのでもっと東京で色々挑戦したい。スタートアップ企業にも関わっていきたいし、海外で挑戦もしたい。

博士号も取りたい。

だが長年育った土地でもあるし、育ててくれた祖父母への恩もあるし、故郷を捨てる決断もできない。

そんな田舎育ち人の葛藤

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