2015-12-20

心は筋肉

筋肉には速筋と遅筋がある.

速筋は瞬発的に力を出すために必要筋肉重量挙げは速筋が必要だ.

遅筋は持久力を引き出すために筋肉マラソン選手は遅筋が必要になる.

で,最近分かったのは心にも速筋と遅筋があるということだ.


速筋は瞬発的なストレス負荷に耐えるために必要筋肉

上司に怒られてケロっとしているやつは速筋が発達しているマッチョマン.

少しダメ出しされただけで泣いちゃうやつはガリガ野郎って感じだ.

問題なのは本当の筋肉と違って心の方は他の人から見えないから

リガ野郎に対して重量挙げのような高負荷な仕事をさせてしま上司結構いる.

そして速筋が少ない人間に負荷の高いことをさせると命にかかわる.

「慣れれば鍛えられる」

みたいな脳筋発言をしながら新人をぶっ潰す典型例.

心当たりがある人は今度から相手の速筋量を考えて仕事を任せるようにした方がいいと思う.


遅筋はストレスに耐え続けるために必要筋肉

「あの人,いつもニコニコしてるね」っていう人はマラソンランナー

「あの人,沸点いね」っていう人は汗だくのデブ男って感じだ.

これは本当の筋肉と違って他の人から見えやすい.

遅筋が強い人は単純に怒らないから遅筋が多いということがすぐに分かる.

ただ,限界量はやっぱり分からないし,本人にも分かってないのでストレス限界量を超えると大変なことになることが多い.

マラソン選手がいきなり疲労骨折して現役引退,みたいなことが割と起こる.

ちなみに遅筋が少ない人間はすぐにストレス発散に走るため,大体が周りにグチグチ言ったりすぐ怒ったりするのでやっぱりすぐ分かる.


この2つの軸を直交していると見做して,各象限プロットすると人間は4種類に分けられる.

1.速筋が少なく,遅筋も少ない(ヒキニート

当たり前だがヒキニート社会ではあまり見かけることがなく,ほぼ仕事することができない.

仕事しても少しのストレスで辞めてしまうので長続きしない.

学校や家庭でも少しのことですぐに怒ってすぐにギャーギャーと騒ぎ立てるので,大体が腫れ物扱い.

はいえ,対人関係以外の世界に籠もりがちなので研究者芸術家に多い.あと,アイドルにはまる.


2.速筋が多く,遅筋が少ない(マッチョデブ

ガミガミ怒られても特になんとも感じていないが,ストレス発散の飲み会を開いてあげないとだんだん機嫌が悪くなる.

飲み会の場ではいろいろ愚痴を言うが,実は本人は大してストレスを感じていないのでおもしろおかし自虐ネタとして披露する.

上司になるとどーでもいいようなことをネチネチとイヤミを言ってストレス発散している.

突然仕事を辞めたりする.

なんとなく,営業に多いように思う.


3.速筋が少なく,遅筋が多い(ガリランナー)

怒られたりしたら凹んだり泣いたりするが,「あれは私が悪い」みたいな感じで次の日には平然としてる.

ストレス発散とかに興味がないので,飲みに誘っても乗ってこないし意味不明趣味を持ってたりする.

いきなり疲労骨折するかのように長期休養したりもする.

SE,プログラマ(というかブラック勤め)に多い.


4.速筋が多く,遅筋も多い(脳筋野郎

怒られてもケロっとしてるし,次の日にも平然としている.

ポジティブに行こうぜ!」みたいなことを常日頃口にしている.

要するにただの馬鹿.ネジが外れてるっていうよりそもそもネジ穴が無い.

他人自分と同じだと思ってるらしく,「考え方を変えれば人間は変わる」という当たり前のことを蕩々と諭してくる.

仕事賃金で選んでいるので,他に良い仕事が見つかればすぐに辞めるし,大抵の仕事は辞めない.

管理職経営者,総務に多い.


割とおおざっぱな分類だが当たってるだろうか.

少なくとも自分の周辺は大体これで4分類出来た.

まぁ,速筋と遅筋を意識する目的職種にあった筋肉を鍛えるためだ.マラソンランナーを目指すのに速筋を鍛えてもあんまり意味が無い.

心の鍛え方はいろいろあるんだと思うが,鍛えているのが速筋なのか遅筋なのかを意識するだけでもだいぶ違うと思う

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