最低限の犠牲、というか、税金については、或いは国民の三大義務については株主として経営に参画するための最低条件だからね。
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これはいろいろ難しいです。
日本は民主主義国家でありまして、国民が国家の運営を出来ます。この場合の国民とは、王様以外のヤツという意味です。
直接政治はある程度国家規模が大きくなるとロスが増えるので、国民の代表者を選出して、彼らに国家の直接の運営を委任しています。これを議会制民主主義というのです。
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対して国家の運営権限が個人とその周辺に集中していることを王政、現代風に呼べば独裁といいます。個人経営の会社ですね。
他に、君が言うように社会の成立のために国民がある、と言う考え方を社会主義と言います。お役所みたいなもんです。
これと軸をずらして共産主義と資本主義もありますが、話がずれるので割愛。
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さて、現代国家というのは、おおよそ民主主義と独裁と社会主義の混成政治で成り立っています。アメリカでも日本でも北朝鮮でも。
違うのは比率です。
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さて、軍事というのは国家間の交渉にあって欠かせないものですが、これを完全に志願制で頭数を揃えて運営していますが、当然費用は日本政府が支出しています。
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さて、独裁の強い国家では独裁者の発案がそのまま下命されます。
中国や、北朝鮮では指導者の思いつきで国家が動き、国力を疲弊させた例がいくらもあります。
多産を奨励したルーマニアは、その後の混乱と革命で未だに疲弊しています。
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という、書きたくも、別に君にとっても面白くもないだろう前提を長々と書いてみましたが、現在の日本で強制的に妊娠させるとか、罰則を設けるとかは非常に困難なんだね。現実的には。国民の権利が強いので。
たとえば、LGBTを社会から排除するのはもはや時代遅れを通り超して野蛮人の国家だと罵られる風潮だしね。それは国家として大きなマイナスですな。アパルトヘイトみたいな。
あと、単に子供が出来ない女性が不利を強いられる社会も嫌でしょ。
そう考えると、出生率を上げたいなら個人個人でいっぱい子供を作るように頑張らないかんのと、話は戻るけど、不妊治療の技術向上を促すくらいだね。
どうでしょう。先進国家はどこも移民による流入を除けば人口減がつづいています。 これはもうシステムに備わった欠陥と認識すべきで、現行の民主主義は(その人権思想も含めて)滅...