特に「渡邉美樹は社員を奴隷としか思ってない守銭奴」「社員に劣悪な環境を提供するぐらいならまずは自分で働いてみろ」みたいな批判。
違うんだ、渡邉美樹は腹黒い経営者とかではなく、本気で自分の理想を語ってるんだ。
社員が24時間365日働けるような環境を提供してお客様のためになることが
ほんとうに素晴らしいことだ本気で信じてる。
上記エントリーで書かれていたような印象をはてな村民は皆持っていると私は思っている。
では、それで渡邉美樹、和民が許されるかというとそれは全く別の話と感じているし、村民も同様の印象を持っているのではないかと思う。
私が問題だと認識しているのは、渡邉美樹が叶わぬ理想を追い求めていることであり、明らかに理想が現実と大きく乖離している。
また、そのことにより、日本の社会全体にマイナスを与えている可能性が高いためである。(※1)
多量の退職者を出し、(統計値を見たことはないが)その中には復職不能な状態になった方も多数おられるだろう。
和民の生み出す価値と負の価値をトータルで見た場合、マイナスになっているようにしか思えないことを多くの人が問題視していると考えている。
また、外資コンサル等がブラックとみなされない理由は、社会全体でトータルで見た場合プラスになっていると捉えられているためであると考えている。(※2)
では、和民はどうするべきか?
1つの道は、理想を捨て、普通の会社になることである。自分の理想が実現不能、もしくは、実現が極めて困難な夢想であったことを認識し、労働時間削減、いままでの理想を捨て経営方針を変更することである。
もう一つの道は、理想を捨てずこのまま邁進する道である。そのために、理想を実現するための具体的な手段を探求し、理想を追求しつつ、和民の持っているマイナスの価値を下げるように努力する道である。
例えば、下記のような施策も考えられるのではなかろうか?
渡邉美樹氏には、理想を持ったまま、現実を見据え具体的な施策を考えてほしいと思う。和民の目標は、大量の退職者、非納税者を生み出すことではなく、売上を上げること、またそれを通し自己実現(?)することだと思っている。で、これらは完全に背反する命題ではないと思われる。
※1.業界平均より退職率が低いと弁明しているが、業界として問題があり解決を考えていかねばならない課題と認識している。
※2.外資コンサルは労働基準法てきにはブラックだとみなされるが、和民のブラック話と外資コンサルのブラックは違う話という意で、外資コンサルはブラックではないとここでは表記している。
※3.彼の理念とは背反する施策である。「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。 途中で止めてしまうから無理なんです。」
おまけ.
私は、渡邉美樹には絶対投票しない。良い人で会っても、現実を見据えておらず政策実効能力に強い難がある人物とみなしているためである。