2012-08-21

http://d.hatena.ne.jp/essa/20120819/p1

責任を取るという労働


才能のない人はこれから競争をあきらめるかサンドバックになるか2択しかないと自分では解釈している。

が庶民であってもこれから時代を強く生きることができそうだと思ったのと

現実的にいわゆる負け組と呼ばれる層が急激には増えないと思ったので

新しい労働のあり方について論じてみたい

その新しい労働とは「責任を取る」ことである

何も武器を持たない労働者にとって唯一の抗弁手段となる。

これから時代IT化により今まで高給だった人のノウハウ、作業工程仕事のコツなどが

可能な限りマニュアル化されて、誰でもできる仕事となり賃下げが横行している。

このあたりについてはよくまとめられた記事があるので参照していただきたい。

http://blogos.com/article/44795/

自分スキルが、ある日突然「マックジョブ化」する労働市場の恐怖 ”

トンカツ屋さんと写真屋さんの例を交えつつ

かつてそれなりに評価されてきた職人の没落化、マックジョブ化についてまとめられている

最近国内における家電業界の没落もすさまじいものがある。

すでにアメリカアップル社提供するiphone中国生産されているが

昔のようにアップル社技術者が現地に行って手取り足とり教えるというのでなく

ただ単に設計図を中国工場に渡すのみである

しか中国にも携帯電話開発のベンチャーが育ってきており

iphoneよりはさまざまな面で劣るがそれなりのもの設計できるようになっている。

http://gpad.tv/phone/xiaomi-miui-mione/

中国、小米科技 (Xiaomi) デュアルコアプロセッサ搭載の約24,000円激安ハイスペックスマートフォンMi1 (MI-ONE)」

今後、たいていの仕事において苦役として労働提供してもリターンは限りなく減少していくと思われる。

そこで新たな労働として求められるのが「責任を取る」ということ。

たとえば実務レベルでも

医師看護師薬剤師等の医療関係者についてはすでに労働という対価の他に

何かあった場合責任を取るということで高給が維持されていると感じる。

これを他の業界まで広げていくことが才能のない労働者にとって賃上げを要求できる唯一の抗弁材料になると思われる。

肉体的な苦役では賃金を受け取る材料として弱すぎる。

原発技術者にしても一度全員で仕事ボイコットして仕切りなおしで賃金を改めて決定するようにすれば

もっと高給が期待できるものと思われる。

大津いじめにしてももし仮に「責任を取る」労働者がいたら大津市及び滋賀県教育現場

救われたと信じている。教育長の襲撃も大津イメージ低下もなく

単に「責任を取る選択を選んだ労働者」が最悪の場合逮捕されるだけで済んだであろう。

最近北海道においてO-157による食中毒が発生し、6人の死亡が確認

されたが白菜漬けを製造した会社は非常に規模が小さく存続の危機に立っている。

もし先頭にたって責任を取ってくれる労働者がいれば岩井食品は救われるだろう。

何も才能もなければ力もない労働者にとって

責任を取る」という労働はその人の生活を支えてくれるかけがえのない存在になる。

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