2011-06-28

クーポンビジネスおかしいたった一つの理由


自分のことしか考えてないから」

最初クーポンサイトの話を聞いたときはいアイデアだと思ったが、「儲かる」と聞いて変な気がした。

本当に大幅な割引クーポンユーザーにとても魅力がある。しかしその魅力の源泉は店舗の持ち出しだ。

お得な情報が欲しいユーザーと割引で損をしてでも店のことを知ってほしい店舗。そしてそれに介在する広告業者。

実にクラシックビジネスだ。だからこそ、変だと思ったのだ。

もしIT屋ならこう考えるだろう「このニーズのギャップにはマッチングが必要だ、そしてそれをとんでもなく超低コストで実現するのがITだ」と

まり10年前ならおそらく「閲覧は当然掲載も無料格安クーポンを紹介するサイト」になったはず。

そして軌道に乗ったところで収益を考えて掲載にほんのちょびっと手数料を乗せるようになるだろう。何しろ効率の高さがIT身上なのだ。

それが人類進歩というものだと思う。

某SNS株式上場とき某SNSは有望だから株を買いなさい、だれでも儲かりますよと吹聴してる連中がいた。

幹事証券に群がる連中や会計士経済紙を名乗るちんどん屋まで提灯ふくらまして騒いでいた。

さて、結果どうだったのか。

目論見では確かな人脈と口コミ広告収入で業績ウハウハの超高値の株を買っても株主もウハウハだったはずだ。

今は無料と称するゲーム子供から小銭まきあげてるんじゃなかったっけ。

損した株主怒り狂って逮捕とかされてなかった?

ごく単純に儲け話を他人なんかにタダで持ってくるほうがおかしい。

FacebookGrouponIPOもそんな連中のババ抜きの匂いがプンプンする。

いや、事業にはそれなりの意義があると思うよ、実際。mixiだってサービス自体は定着してるし。

でもニヤついた詐欺師が何割かまともなこと言ったって信じるに値しないよね。

朝三暮四をとっかえひっかえ要するに本気でやれば本来の利益構造なんかいくらでも外から見えなくできる。

クーポンビジネスは悪くない。

いや、いいアイデアだ。

みんな何かお得なものを探してる。「お得」ってのは一時的な割引のことなんかじゃあない。

いつだって新しい、何かより良いものを探しているのだ。おいしくて感じのいいレストランを見つけていきつけにしたいよね。

ところが新しい商品やサービスリスキーだ。高い商品を試して失敗だった時の落胆は誰にでも覚えがある。

でも自慢の商品を試してもらいたい会社は多少赤字が出たって試してもらって顧客になってもらいたいと思ったりする。

そこで安くしまから試してくださいよと言われたらどうだろう。

探索のリスクが軽減され、みんなまたいろいろ試してみようって気がしてくる。新陳代謝が起こり経済は活発になる。

そこに従来は、日本ならホットペッパーが入ってたわけだ。

で、○○ポンは新しいビジネスなんだからもっと上手く人の役に立つんだよね?

端的に言えば手数料をもっとずーっとゼロに近づけられるよね?それがITだよね?

そのビジネスが優良かどうか。

それはその商売人が信用できるかどうかなんだと思うよ。

  • どーでもいいが、グルーポンは外資だ。元々アメリカ企業だ。 で、アメリカは昔からクーポンが普及してる。 ネットなんて無い時代から、新聞広告だの商品のオマケだのにクーポンが付...

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