■コワーキングスペース選び

個人事業主でソフトウェア開発の仕事をしている。受託中心、請負契約が多めなので、いわゆる「フリーランス」とはちょっと違うと思う（フリーランスと言うと、準委任契約でどこかの企業のソフトウェア開発をお手伝いしてるイメージ。厳密な定義は知らんけど）。

自宅で仕事をするとサボってしまう程度には精神が軟弱なので、オフィスで仕事をした方が効率が良い。今もお世話になっている場所はあるのだが、値段の割には要求仕様を満たしていない面もあって、より良いものを探したいところだ。

長文になってしまい申し訳ないが、この記事は増田の要望を書き連ねておく内容になっている。もしもコワーキングスペースの企画運営側の人の目に止まれば幸いではあるが、同じ考えの人が多く居るのか？という点での保証は致しかねる。

これを見てる皆さんは、どういう条件を重視するのだろう？

凡例

• 「★」は必須要件。満たしていなかったら契約も絶対にしない。
• 「●」はできれば要件。満たしていなくても契約するかもしれないが、見劣りはする。
• 「▲」は優先度の低い要件。優先度の高いものを満たしている場所が複数あったらチェックするくらい。

セキュリティ面

• ★PCを席に置いたままトイレや昼食に行ける状態であること。離席時はロックかけるとは言っても、物理的に盗まれてしまっては非常に危険だ。この要求は「盗んでもすぐに足がつく状態」と言い換えることができ、以下のものに分解できる。
  • ★入室時のIDチェック
  • ●監視カメラの設置と稼働
  • ●利用者全員の（入会時）身分証チェック：中には、ドロップイン利用者の身分証確認をしていない店舗があることには注意だ。なお、会員がゲストを連れ入れる際には身分証確認をしていない店舗が多いようだが、これは責任を招き入れた会員が負うという取り決めであれば問題は無いだろう。ゲスト受け入れ人数の上限が低いほど安心。
• ●守秘義務：なんだかんだ、他の利用者の仕事内容とか見えちゃったり聞こえちゃったりするものである。利用規約の中に「他の利用者の情報」に対する守秘義務が定められているところは、少しだけ安心である。

トイレ

• ★個室の行列がほとんどできないこと。言い換えれば、個室が複数あり、かつ、人数に対して十分設けられていること。
  • 補足：複数のテナントが入居するオフィスビルにおいては、同じフロアにいわゆるブラック企業が入居していると、怒られて泣いている人物がトイレの個室を占拠することがよくある。そういう企業の連中は昼食もトイレの個室を使う。ブラック企業が同じビルの中に居ないことも確認ポイントだ。
• ●便座で使う消毒液が設置されていること。
• ★手を洗う石鹸（ハンドソープ）が用意されていること
• ★すぐにわかるレベルの悪臭が無いこと。

机と椅子

• ★机の幅が90cmを超えていること：目安として、27inchディスプレイ＋13inchMacBookを横並びで置ける広さが90cmくらい。だいたい。
• ●車輪つきのオフィスチェア or 座り心地の良いダイニング（？）チェア
• ●机と机の間の仕切り：隣の人の画面や細かい所作は見えない方が集中して作業に向き合える。ちなみに、個室になると、自宅と一緒で集中ができなくなる。「何をやってるのかわからんけども、隣に人が居てそいつは作業を頑張ってるっぽい」という状況こそが自己の集中力を高めるのだ。

ネットワーク

• ★接続が安定していること（切れたりしにくい、という意味で）
• ●sshとかのポートをブロックしていないこと（数年前だとこれは必須要件だった。今ではAWSのEC2はSessionManagerとか使えるし、必須ではなくなった）。
• ▲DNSサーバも安定していること：DNSサーバがカスなコワーキングスペースは過去に経験した。8.8.8.8とかに逃げることはできるので、重要ではないが、まともに稼働している方が良いのは確か。

その他の設備

• ★机に24inch以上のディスプレイが設置してあること or 借りれること or 自分で持ち込んだディスプレイを（有償でも良いので）ロッカー等に置けること
• ★禁煙であること。喫煙所も無くて、周辺の路上とかも禁煙だったら完璧。隣の席に喫煙者が来たら地獄。
• ●立地：ベストなのは明らかに「郊外のベッドタウンの、急行(快速)停車駅の駅前」。間違い無い。四六時中電話してるようなキラキラ系の人たちは住所のキラキラ感が重要だったりするのでいわゆるオフィス街に流れる。我々はそういうのは不要なので、郊外の駅前こそが最高。
• ★弁当を食べられるスペースがあること or 周辺の外食が手頃であること。
• ●コーヒー等：良いコーヒーは良い仕事の源である。
• ●照明：電球色よりは昼光色とかの方が作業の集中力が高まる。

逆に「これは要らん」というもの

• 会員同士の交流イベント
• 「空港のラウンジをイメージしました」→絶対に不要な要素なんだけども、前述のトイレ要件を満たしているところで絞っていくと、こういうコワーキングスペースにどうしても辿り着いてしまう。仕方ない。
• 「カフェのような」→絶対に不要
• カフェにあるような小さな丸い机：スペースの無駄。キラキラ系の人たちは好きなのかもしれんけど。

Permalink | 記事への反応(3) | 00:42

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