2、3月中に大量のESを送る大企業、つまり誰でも知ってるような有名メーカー、マスコミ、金融は4月中で全て決まる。
自分はなれなかった。でも、そこからどうにか5月上旬に希望の業界に内々定をもらった。
そこで気付いた落ち武者なりの面接のコツ的なものを書こうと思う。
基本的かつごく当たり前のことだけど、徹底的にこれらを意識するようにしてから内定ラッシュが遅れてやって来た。
何社落ちたかなんて数えない。落ちた選考の資料、終わったスケジュールは全部捨てて消せ。
でも、どんな企業の選考でボロカスにされようと、それは決して無駄じゃない。
そのなかで絶対に譲れないものが見えてきたら、そこだけ目指せばいいと思う。
4月大手に全滅すれば、泣きながらよくわからない企業に新たにエントリーすることになるだろう。
周りは半分以上大手に決まって、スーツで授業に出る学生が少なくなる。
すると、そのなかで自分は何がやりたかったのか、何をやってるのか、電車の中で必ず絶望する時が来る。
でも、たとえ全く興味のない企業の面接で志望動機を0からつくっても、結局は同じ所に帰結する。
軸は、例えばこの職種、業種、勤務地、給料でないと自分は働かないという
「希望勤務条件+自分の今までの人生の総決算から導き出された自分は何がやりたいか」だ。
将来何がやりたいか、から入ると思考停止してしまうから、気をつけるのはこれまでの自分から考えること。
それは大学時代だけじゃなくて、21年間の総決算だと思えばいい。
未来は過去の延長なので、過去を探れば探るほどそれ以上でもそれ以下でもない答えが見つかる。
やりたいことを企業を限定しないように。
自分の人生で感じる使命感とか夢とか、そういう大きな括りで考えるとあらゆる企業の志望動機に転用しやすいから。
自分はこの21年間、どんな人間だったか。徹底的に物心ついたときまで遡る。
なぜその高校に入って大学に入ってその活動を頑張って、なぜその企業に入りたいのか。
いわばこれが自己分析ってことになる。
例えば「自分はこの活動を頑張りました」「なんで?」「~が好きだから」だけじゃだめ。
「自分は子供の頃からが~好きで、それを通じて~できたり~できるから、それが原動力となって頑張れた」
全部に筋道を立てて、相手に納得させる答えを考える。
また、面接では他企業の選考具合について必ず聞かれるけど、そのときは決して受けてる企業と無関係の企業を口にしないこと。
自己分析って言葉はわかりにくいが、常に自分に質問を投げかける習慣をつけること。
「御社のこの製品が、サービスが素晴らしいから御社に入りたい」なんて間違っても志望動機じゃない。
「自分はこういう人間でこういう生き方をしてきたから、こういうことがしたい、それは御社でしかできない、だからお前らは俺を入社させるべき」くらいの強気で。
就活は恋愛だという。それは正解だと感じた。いかに相手の興味を惹くか。駆け引き勝負。
2でつくった筋道を、全部話すんじゃなくて相手に聞きださせることが大切。
面接の最中、これから面白くなるぞなるぞという雰囲気のギリギリ一歩前で話をやめる。
「えっ、それでそれで?」と身を乗り出してくれば勝ち。思いっきりアピールしまくれ。
逆質問は最後の猶予なので、面接で言えなかったことを無理やり質問に詰め込む。
質問を相手に投げかけつつ、むしろこっちが答えを返す勢いで。
たとえば営業職の場合、「お客様にと接する際、どのようにそのニーズを聞き出していますか?」と聞く。
そのとき重要なことは、「自分はアルバイトの経験から接客でこのようなことに気をつけていたんですけれど…」と前置きすること。
自分の答えが相手の答えに一致するよう誘導する。
「○○さんのおっしゃった通り、我々もこのようなことに気をつけています」で返ってくれば勝ち。
じゃあなんなのかというと完全にフィーリング。
今までの面接と違い、何回も自分の話を聞いてくれたことのある人事ではない。
相手はただのおっさんだ。
何故か今更エントリーシートについて素っ頓狂な質問をされる。家族について聞かれる。自分語りを始められる。鼻で笑われる。
そんな感じなので、自分は最終面接はいつも失敗したと思って帰った。
でも受かってるのだ。落ちてることもある。
お偉いさんだろうが相手はただのおっさん、そこでの結果について決して自分を責めないように。
自分はごく普通の学歴と経験(むしろ留年のハンデ付き)で、可もなく不可もありませんでした。
http://anond.hatelabo.jp/20120723040048 ここは夢見がちサロンではありません。 内定が無い人が持論を見せびらかす所ではありません。 就活に勝ち組負け組というのは屁理屈です。 就職できれば...