はてなキーワード: 既得権とは
http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080129/1201604111
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080129/1201604111
同和対策でばらまかれる金のおこぼれは欲しいが、解放同盟にも全解連にも入るのは嫌だ、という以上の何ものでもないんだけどね。自力で何かの対策を勝ち取ったとかの実績なんてほとんどなし、「解放同盟の小判鮫」という表現がよく似合う。
だから、同和対策の垂れ流しをカットして張り付いてる本体が苦しくなる頃には、放っておいても勝手に自滅するよ。自民党側から見た集票団体としての旨味もほとんどないし、大樹会すら切り捨てるいまの状況では、むしろ「既得権益」の象徴としてスケープゴートにしたいくらいなんじゃなかろうか。
ついでに言えば、少なくとも建前としては、"自由同和会の糾弾"というものは存在しないことになってる。(実態として強要事件の類が存在しない、とは言わない) なんとなれば彼らが「解放同盟にも全解連にも入るのは嫌」な理由自体が「糾弾」と「社会主義臭」だったんだもの。
DRMに対し、暗号を解読しようとする。これは真面目な真っ向勝負の攻撃手段。
しかし、前提をチョイと変えると苦労して真面目に攻撃しなくてすむ。
たとえばフリーオである。正規の手段で暗号化が解除される段階があるので、その次の段階で仕様通りの再暗号化すべきところを、さぼる。
たとえばPV4である。厳密にデジタルで無劣化でなければならないという前提をあきらめる。パワー任せにアナログでとる。
本当に恐ろしい攻撃というのは正面からは来ない。
さて、年金やら税金やら国の借金やら既得権に対し、現職の代議士に訴えたり選挙活動をしたり抗議運動を起こしたりする。これは真面目な真っ向勝負の攻撃手段。
しかし、前提をチョイと変えると苦労して真面目に攻撃しなくてすむ。
たとえば上昇志向をやめる。
たとえば結婚しない。
たとえば金を使わない。
たとえば金を稼がない。
たとえば無気力に暮らす。
たとえば自殺する。
本当に恐ろしい攻撃というのは正面からは来ない。
正面からは、来ない。
来ない。
http://d.hatena.ne.jp/umikaji/20080116/1200498028
なんというか素朴な疑問なんだけれども、
権利者団体が自らの経済的利益の為に活動することって悪いことなんだろうか。
“権利者団体”というより、“利権団体”ですね
と述べているが、利権団体だって少なくとも法律的に悪いことはしていない。
もしかしたら、エントリ主は利権団体のくせに文化を守るとかぬかしているのが気に食わないのかもしれない。
でも、対外的に自らを美辞麗句で飾り立てることはどんな団体だってやってることだ。
なんというか、要は無料コピーという消費者のいわば既得権益が奪われそうになっているから、
みんな反対しているようにみえる。だったら、同じ穴のムジナだと思う。
お金払いたくないから批判しているだけだもの。なんかというか青臭い感じ。
http://anond.hatelabo.jp/20080105061141
仲間内ニュースサイト以外からは「無価値」レッテルを貼られるだけだけど。
アキバ系・オタク系サイト・ブログで言うと、下記の奴らが飲み友達で馴れ合ってるのだが。
メンバー各々のアクセス数が大きくて、更に仲間うちでアクセスを回しあっていればずっと有名サイトでいられるという既得権益(既得アクセス数か?)の囲い込みの構図がある。
そんな大手サイトの大量アクセス抱え込みという暴力の前では、弱小サイトからの「無価値」レッテル貼られなんて無意味な訳で。
ソース元にまったくアクセス送らないサイトは糾弾したい。
余談だけど、大手馴れ合いサイトは、仲間内以外がソース元の場合はソース元をはてブと偽る場合が多い。たとえはてブに登録されてないエントリーでも、はてなの複数アカウント使ってはてブにそのまま登録しちゃえばいい訳だしw
http://anond.hatelabo.jp/20080108161336だけど、ハムスター速報は誤爆。それとhttp://anond.hatelabo.jp/20080108161336が因縁付けてきてるけど俺だんげ知ってる。マユゲが濃くてオタク臭くない好青年。
なんか暇だから著作権についていっぱい調べてたんだけどさ。ネットの上でだけだけど。
アホくさくなってきた。特に今後の見通しに関して。
「太陽が東から昇る事を禁止する。また、朝の時間帯に東の方角に太陽を見たものは違法とする。」って法律作ったってさ、誰が守れるのよ。あーあ。
あとさ、酒税法とか酒税の歴史について調べてたんだけどさ、著作権の末路な気がしてきた。きっとこんな感じになる。
なんでこんなこと思ったかって言うとさ、酒税法も著作権法もさ、人間が生得的に持ってたとされる権利とかから派生したとか、なにか社会的にまずいことが起こってたから防止のために作られたというよりは、商売の都合で何にもないとこからひょこっとでてきてんのね。そもそもの成り立ちとして。
あと、黎明期のポジションに共通点を感じる。こう書くと似てるとおもわねえ?
酒に消費税じゃない税金がかかってるのって、あんまり合理的な理由がないんだよね。取れるところからとる、という意味しかない。タバコと一緒。あとは価格統制か、必要ないと思うけど。酒の値段の下限値にキャップをかけることによって過剰な流通を防ぐ。
製造の規制自体はあんまり不衛生な飲み物が市中に流通するのを防ぐって意味では必要なんだろうけど、自家醸造を禁止する意味はない。
著作権だって検閲できたから国の利益があって業者への保護とか特権の意味あったけど、今じゃ検閲できないんだから保護する意味ないだろ。
著作権ってさ、最初の最初になると「創造的な仕事の保護」「文化の発展」なんてのは欠片も存在しないの。それ後付の理屈なの。(どっちかっていうと今の「不正競争防止法」っぽいんだよな。)だからさ、本来の形に戻って「既得権者のベタベタな保護」のほうに突っ走られるのはなんか当然な気がしてきた。きっと俺たちは創作の手を縛られていくぜ、今後。今、家で蜂蜜酒やどぶろくが醸造できないようにさ。今ある産業の目先の保護が、なんたって第一優先なんだから。
小説もエッセイも詩も音楽も絵も動画も、俺たちはかもせなくなっていくんだ。俺たちはじわりじわりと死んでいくんだ。
まあいいか。人口も減っていくんだ。コンテンツ製作者も減っていく。製造業が必死になって世界から集めた富は、どんどん浪費されて国の外へ流れていく。最後に残るのは文化しかないのに、その担い手は「会社」だ。草の根からどんどん枯れていく。俺たちは静かに滅びる。それでいいじゃないか。いいじゃないかよ、ねえ。「ヨコハマ買出し紀行」みたいにさ、衰退していこうよ。
いやいや、それでも制作者と損害を受ける第3者は紐づかないから。
まぁ、プログラムも昔とは違っていろいろなことが出来るようになったから(いや、逆にコンピュータの世界にいろんなものが入ってきたのほうがしっくり来るか)、他者に迷惑をかけていないかも考慮しないといけない。
(……でも既得権益を駆逐するための技術が妨げられてはいけないわけで。)
まぁ、ソフト作るならお天道様に恥じないようにしましょうってとこかな。
既得権益の保守傾向は思いのほか強い。今日のように国際情勢が安定し強い外圧や揺さぶりが存在しない時代では、国内はますます安定化し、折からの巨大既得権益グループの形成のため、既得権益中心の階級社会が形成されるだろう。江戸時代の太平楽の時代が再来したわけだ。日本は明治以降、少し頑張りすぎたから、これは当然のことかもしれない。この上にまだ頑張るというのは、国のバイオリズムとしてはありえないだろう。やはり日本には太平楽の時代が来たのだ。ただし、既得権益を中心とした階級社会であるが。日本は終わったという人がいるが終わったのは低学歴や低収入といった弱者の人生であって高学歴や高収入の人生はあまりにも安泰である。この時代に学歴を手に入れられなかった者は不幸というしかない。超安定時代における既得権益側へのパスポートを手に入れそこなったのだから。
無能な味方は敵より厄介であり、それをどうするかが問題だ。無能な味方はバカなので、敵側につけいる隙や相手にしない口実を与えてしまう。そして敵側は無能な味方を相手にしたほうが楽なので、敵側は無能な相手をこちら側の代表として扱い、結果敵側の勝利となる。ダウンロード違法化もこれと同じだ。内容を理解しない反対意見ばかりで、相手に無視する口実を与えた。ダウンロード違法化がきっかけでこのようなことを考え始めたので、著作権にかかわる議論が例にあがることが多いが、無能な味方が厄介であるというのは著作権にかかわる議論だけではない。ネット上における争いでも無能な味方が厄介であることは多いだろう。例えば何かの議論でマナーの悪い「無能な味方」のせいで「味方」全体のレベルが低いと認定され、いやな思いをした人も多いだろう。無能な味方は敵よりも厄介である。しかし厄介であると嘆いているだけではだめだ!「無能な味方」をどうにかしなければならない!
さて無能な味方をどうするか考える上できちんと無能な味方とはなにかということを考えなければならないだろう。無能な味方は一言で表すなら「バカ」であるが、具体的には次の特徴があると考えられる。
まず無能な味方は印象で者を考える。事実の一部だけを取り出して、妄想で埋め合わせるのである。例えばダウンロード違法化ではダウンロード違法というだけで、すべてのダウンロードが違法になると考える「無能な味方」が続出した。この「無能な味方」は著作権を侵害している文章や画像のダウンロードでも違法になると考え、ダウンロード違法化に恐怖し、強硬に反対した。一部は文化庁のサイトを違法サイトと認定したり言論統制が起きるいう過激な主張したりした。しかしダウンロードが違法になるのは録音、録画、普通に言えば音楽や動画だけであるので、こうした意見は間違いであった。このように「無能な味方」は事実の一部だけしか知らず、あとは自分の妄想によって思考するというパターンがあると推測される。また事実の一部だけしか知らないことから、好奇心がないか誠実でないことが推察される。普通の人であれば、批判をするときはきちんと調べる。しかし「無能な味方」はそうではなく、事実の一部だけしか知らない。このことから「無能な味方」は議論に対する態度が誠実でないことが伺える。また「無能な味方」の思考パターンは二元的であり、自分を批判するものは敵であると考える。だから「無能な味方」の無知を指摘しようとする「味方」の意見までも敵側の意見とみなす。例えば自分はよくJASRAC職員であると認定される。なぜなら「JASRACというよりも著作権法がそもそもおかしい面がある」「JASRACは二次創作とは関係ない」などの主張をするからだ。ネット上ではJASRACは嫌われ者であるが、間違った批判が数多くある。私はJASRACを肯定する気はないが、間違った認識でものを考えてもしょうがない。また議論において「その認識は違ってる」と相手に指摘されるリスクがあるので、間違った認識は間違っていると指摘する。しかし「無能な味方」はそれを聞こうともせず、JASRAC職員と認定する。ダウンロード違法化でも上記のような間違いを指摘し、そのような認識に基づく批判は間違いであると主張したが、既得権益の工作員であると認定された。「無能は味方」は自分を批判するものは敵であると考える性質があるようだ。このような「無能な味方」は三つの特徴を持つと考えられる。
「無能な味方」に関する分析が終わったので、次に対処を考えよう。これには決定的な対処法はない。事実ではなく想像でものを考える。しかも「無能は味方」は自分を批判するものはすべて敵だと考える。こうしたバカにはなにをいっても無駄だ。だから決定的な対処法はない。
やっぱり「無能な味方」は厄介だ・・・。あれ?
ダウンロード違法化反対している人たちはダウンロード違法化の内容を知らないと思うときがある。それでもインターネット先進ユーザーの中の人たちは知っているだろうし、釣られやすいバカを煽っているのだろうと思っていた。しかしそれは違うようだ。例えば小倉弁護士だ。
法律的観点から違法化への動きを牽制した小倉氏は、著作権法30条について「『法は家庭に入らず』の原則を守ったものであり、これが排除されると法が家庭に張り込むことになる」と指摘。「ダウンロードを取り締まることになれば、各家庭でPC端末の中身を確認する作業が必要になる。
「ダウンロード違法化」に警鐘、MiAUが緊急シンポジウムと述べているがこれは嘘だ。今回の内容では刑事罰は課されないからだ。
第30条の適用がない私的目的の複製については、犯罪としては軽微なものとして従来から罰則の適用を除外しているので(第119条第1項)、本件についても同様とすること
だから警察が違法サイトからのダウンロードを取り締まることはない。違法ダウンロードによって警察が好き勝手できるという批判があった。ぱっとググった限り
この「ダウンロード違法化」が成立すると、何かあったとき警察はプロバイダに対してログを提出させ、家宅捜査を自由に行うことができるようになるということだ。
今までにもWinnyなどで、著作権法違法とことで、何人か捕まってますが、これからはこの決定により加速して逮捕者が増加する見通しでしょうか?
がある。二つ目のやつは一応質問だけど、刑事罰は課されないから逮捕されないなんてツッコム人もいない。ダウンロード違法化に反対している人は批判の内容を見る限り、きちんとダウンロード違法化の中身を理解していないことからネットにあるコンテンツに対するリテラシーというか警戒心がないのがほとんどであると思っていた。警察による取締り系勘違いのほかにも
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 17:12:04.13 ID:GJ/U0fPh0
「ダウンロード違法化」がほぼ確定でネット\(^o^)/オワタという勘違いも多いからね。パブリックコメントが相手にされなかった理由も至極明快。だってネット上のほとんどの反対意見はダウンロード違法化の中身を理解してないから。そんな意見相手にされるわけがない。既得権益に責任なすりつける前にきちんと「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」ぐらい読めと。しかし実はインターネット先進ユーザー会の発起人も実は理解していなかったのかもしれない。というか
「現行の著作権法は、業者保護のための競業規制法だが、法改正後は、一般市民が知っていい情報と悪い情報を、権利者団体などにコントロールされる情報統制法に変わってしまう」(小倉さん)
「『ダウンロード違法化』阻止、まだチャンスある」――MIAUがシンポジウム (1/2)あたりを見る限り小倉弁護士はほんとにしらないようだ。知ってて煽ってたと思ったんだけどな。うまく煽りすぎてるから、法案の中身を知らない批判する人が多くパブリックコメントが増えても中身を理解してないから相手にされないんじゃないのかと予測してた。そしてまさしくそのとおりになった。結果を見て、無能な味方は敵より厄介なのに数を動員できるからってバカを放置するなんて戦略性がないなと思ってたけどほんとに知らない可能性があるのか。
ダウンロード違法化はやってはほしくないが、ニコニコ動画などの状況や無断アップロードを認めるべきだという意見が大勢を占めていたこと、現状では比較的穏健な改正内容を考えるにやむをえないだろう。しかし将来刑事罰が課されるようになるという危険性がある。今回釣られた人はそういうときのためにきちんと反対できるように改正内容を自分で理解できるレベルに達していてほしいものだ。
あとこの件では手のひら返しがひどすぎる。例えばダウンロード違法化が問題になる以前なら、Winnyは使っているだけなら違法じゃないよという人が多かった。例えば教えて!gooなんかでも
どちらも、違法ではありません。根本からして違っています。Winnyが違法だということは調べましたか?
何に対して違法なのですか?
winnyは違法でyoutubeは違法ですか?という人がいた。昔はこういう人が多く、だから「Winnyの合法利用は机上の空論」というACCSの久保田裕氏の主張には反論がたくさんあった。昔のことなのでログがほとんど残ってないけど、J-CASTニュースの記事を見つけた。この記事の落合弁護士のような意見やもっと過激な反対意見が多かった。それなのに今じゃ「Winnyを利用しているだけで違法だ(だからWinny利用者を取り締まるには法改正は必要ない)」という人が増えた。2chは過去ログ見れないけど、はてブなんかでも
Winnyやshareは送信可能化権で普通に対処できますが……
ex_hmmtという人が出てきた。いや、こうした意見はWinnyの合法利用は机上の空論に対してものすごい反発があったのと比べると普通に驚き。他にも無断アップロードはよくないとかというアンケート調査もあるし。はてなブックマークで見る限り、はてなでやれば無断アップロードが違法であるほうがおかしいくらいの意見だと思ってたんだけどな。手のひら返しがひどすぎる。落とし所がわからないからこうなる。その辺もきちんと考えられるようになってほしいが、これは過大な要求だろう。
与えてくれるのか、ということを期待しているのだけれど
ものは増えている傾向にあるのだろうか?
組み込むというものがあるように思っている。
文明という既得権益を増してきた。
これは学歴社会になる前の出来事のほうが多い。
学歴社会は完成してからまだ50年も経たない
歴史のない文化だからだ。
人物だ。
そのような人物を大量に生産するというものを
だが、今の時代に後世に名を残せるほどの偉業を達成している
人物は、高学歴から出ているのだろうか。
これは、未確定な推測ではあるけれどおそらくは今後このような
これはなにも、偉人が出てこないから高学歴を批難してるのではなくて
今の教育では接点がないのではないか
というものをとても心配しているのだ。
今は学歴がなければ・・・というように
おそらく1000年は続くものと思う。(人類全体の思想の完成がするまで)
それが1000年続くことを想像すると
やり直すことになるんじゃないかなっていうこと。
こういう事態が起こる前から対処できればいいことなのだろうけど
それはきっと無理なこと。おきてからでないと人間は行動できない
から、今は肩身せまく人は人との距離をはかりかねながら生きる
しかない。俺超親友欲しい。
今、価値観の自由化がおきたために日本人はどこを目指して生きるのか、
という反証期間にある。
できれば俺の生きているうちに、一度思想危機を迎えて日本の再生するさまを
みてみたいものだ。
そこから一歩ぬきんでて偉人となれる力は、今の人類にはないだろうけどね。
というわけで、そういったものを創作にくみこんでさー
えらそうなこといえる立場になりたいので、来年は行動の年にします。
今ね、俺がながそっかなって考えてる格言は
とか
精神とは、個人の考え方の体系のことである
とかはやらしたい、切実に。
いいかげんにしろ佐藤秀
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50970591.html
はてなブックマーク > 404 Blog Not Found:いいかげんにしろ佐藤秀
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50970591.html
小飼騨が既得権益者とか、どこまで足の引っ張りあいやねん。ちょっとお金持ちになったらこれか。
「超流通」。これがキー。(中略)結局、データを利用した分だけ支払う従量課金制度なのよね。
なるほど。ファイルのデータのやりとりはフリーにして、利用したとき利用しただけ課金が発生するから……これを角川氏は「広く薄くあまねく徴収する」とか言ってたのか。
そして、超流通がやりたいから、完全なDRMにこだわってたのか。
ちょうど今*1、11/13のコメント欄で柴田氏が説明しているけど、まさに、上映権で扱える話じゃないか!
この人は、自分達の既得権益の範囲を分かっていない!
えーと、上映権ってネット上のコンテンツに適用できましたっけ?著作権法第二条17項は次のようになっています。
上映 著作物(公衆送信されるものを除く。)を映写幕その他の物に映写することをいい、これに伴つて映画の著作物において固定されている音を再生することを含むものとする。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.htmlネット上のコンテンツは公衆送信されるものに当たるので上映にあたりません。従って上映権はネット上のコンテンツに主張はできないと思うのだけど。
そう思ってネタ元を確認してみて書いてる途中に元ネタの人がきちんと否定していた。
誤解のないように補足させていただきます。
上映について定義する二条一項一七号は、かっこ書で「公衆送信されるものを除く」と規定します。
したがってこの問題は、上映権ではなくすべて公衆送信権で処理されることになります。
柴田晴廣(「「超流通」をやりたいだけ」コメント欄)ふー、びっくりした。また新しいオレ流法律解釈が出てきたのかと思ったよ。
著作権に関する論争は政治戦の様相を呈していて実際のポジションと論理の乖離が目立ってきた。
そもそもの問題は「コンテンツ市場の維持」あるいは「市場の次世代形態への軟着陸」であったはずだ。消費者の保護でも業界の既得権確保でもなんでもない。
結論だけ求めれば自由経済なのだから権利者とユーザーに埋められない溝があれば「売らない」「買わない」で済む。自由意志の下に搾取など出て来ようが無い。実際、クリエイターからユーザーに至るまで制作流通視聴の手段は以前より増えていてより“自由”になっている。自分の利益を損ねるなら参加しなければいいのだ。POPミュージックに中古車ほど需給の情報非対称性があるとも思えない。
また賛同者の多寡は何の意味も持たない。多数決の意見だけで価格が決まるならダイヤはタダになる。
しかし行き当たりばったりに市場の些細な失敗の度にそれなりの規模の需給システムが崩壊するのも非効率である。
長年形成したコンテンツの供給機構と市場、それを消費する文化的生活が不安定に晒されるならまずは話し合いでもして落としどころを探りますか、というのが現状のはずだ。
つまり、目的は「どちらかの主張の撃破」では無く「社会の利得の最大化」だ。
極端な例で考えよう。著作者の法的権利を絶無にすればどうなるか。逆に権利を最大化すれば消費者はどう振舞うか。そのどちらでも市場の破滅的縮小が予見できる。
では適正なパワーバランスがあるとしてその根拠はなんであるか。また、運命論的に結果が予見できないのが当然だとしてそれを実験、調整することが予定されていないように見えるのはなぜか。
日常的な業務では当然なのだが、未知のシステムのバランスを取るためにプロトタイピングは必須ではないか?
現状はどちらの側も古めかしい政治機構を通じて「一方的な法的規制」という言質を取り、既得権利の拡大を目指しているだけに見える。全体主義国家さながらに、だ。その思惑はどちらが勝利しても市場は崩壊するだろう。
単純な数字だけの問題ではない。
既得権からはずれたところでいくら活動をしてもそもそも流通できないのである。
弱小のレコード店が売れ筋になるような商材を有利な条件でまわしてもらうためには
インディーズに力をいれようものならばセコハン屋のような形態をとらなければならない。
じゃなければよほど小売店として力がないと無理な話しだ。
管理外の楽曲をかけ別に請求されるリスクを犯すわけにはいかない。
必然と大手の曲ばかりになる。
つまり既得権で真に阻害されているのは利益率などの表だって数字化できるものではなく、
重くて大きく固着して動かない参入障壁による販売機会のカルテル構造だ。
大手の傘下にはいらなければ露出の機会を与えられない構造こそがクリエイターの利益を奪っている。
人の目にふれない作品をいくらリリースしてもそれはつくらなかったことと同義だからだ。
だから、参入障壁がほとんどないネットは非常にありがたい存在だとおもうんだけどね。
なんつって。