2007-11-27

http://anond.hatelabo.jp/20071127112923

単純な数字だけの問題ではない。

既得権からはずれたところでいくら活動をしてもそもそも流通できないのである。

弱小のレコード店が売れ筋になるような商材を有利な条件でまわしてもらうためには

大手レーベル商品に力をいれざるをえず、

インディーズに力をいれようものならばセコハン屋のような形態をとらなければならない。

じゃなければよほど小売店として力がないと無理な話しだ。

テレビラジオはどうだろう?

メディアは視聴者数に応じて包括的契約をしているので、

管理外の楽曲をかけ別に請求されるリスクを犯すわけにはいかない。

必然と大手の曲ばかりになる。

つまり既得権で真に阻害されているのは利益率などの表だって数字化できるものではなく、

重くて大きく固着して動かない参入障壁による販売機会のカルテル構造だ。

大手の傘下にはいらなければ露出の機会を与えられない構造こそがクリエイター利益を奪っている。

人の目にふれない作品をいくらリリースしてもそれはつくらなかったことと同義だからだ。


だから、参入障壁がほとんどないネットは非常にありがたい存在だとおもうんだけどね。

なんつって。

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