はてなキーワード: 小泉さんとは
予算委員会の議論を見たけど、なまじな討論番組より面白かった。で、鳩山さんを支持してるわけじゃないけど、次の点は直したほうがいいと思う。
質問に対する答えを考えるための前置きとして長くなるというより、
クネクネと自問自答しながら、あっち行きこっち行きして結論にたどりつく。
だから発言に無駄が多い。もっと短く出来るはずだ。
それに、話が長いということはそれだけリスクも大きいということ。
短文にしてあげ足をとられるリスクを避けなければ。
ホンモノの坊ちゃんだから、下々と対話するのに低姿勢を気取る。
個人対個人ならそれでいいんだけど、一国の宰相がその姿勢だと困る。
それに低姿勢が身についてるから妙な敬語がとれない。あれは不自然で、耳障り。
文末はもっとすっきりさせなければ。
話を聞いてると、友愛概念にしろ外交問題にしろなんにしろ、馬鹿正直に答えすぎている。
人がいいのは分かったが、たとえば友愛だけでアメリカや中国と仲良くなれるはずがない。
外交問題については、あまりにあっけらかんとしていて、
日米中の三国で仲良くやれると楽観してるのが見てとれて不安だった。
ひどいブレーンが無茶を吹き込んだもんだと思う。
さて、国政選挙編。
http://anond.hatelabo.jp/20090725024708
http://anond.hatelabo.jp/20090726002306
このエントリ↑の続きです。
俺は、上記のエントリからも予想がつくと思うが、国政選挙では、小泉流の構造改革路線を支持した。公共事業をガンガン削れ。既得権益を完全に打破すべきだ。自民党をぶっ壊す。この言葉を俺は、断然支持した。これで日本が良くなる。脂ぎったオヤジたちは、消滅はしないが、間違いなく勢力は弱くなる。日本の赤字状況も改善されるはずだ。公共事業に依存するのは、一種のパターナリズムだ。それよりも、自発的起業体制を整えるべきだ。労働者派遣など、行き過ぎた面もあると思ったが、痛みを伴う改革である以上、一時的にはやむを得ないと思った。
安倍首相の下で参議院選挙が行われたとき、俺は、悩んだ。小泉流を継承する経済政策については、安倍晋三を支持できる。しかし、「美しい国」のフレーズの下、前面に提示してくる保守的価値観には合わない。価値を国家という装置によって押し付けようとする姿勢に嫌気がさした。価値は家族や地域、コミュニケーションなどの空間で形成されるべきであって、国家が押し付けるべきではない。価値の多様性、多元性を認めるべきだ、というのが俺の立場だ。
この時の選挙で、民主党は、公共事業の拡大による景気対策を主張した。これは昔の自民党と変わらない。脂っこいオヤジたちの世界だ。民主党案では、国の財政状況を改善できるのか、と。
昔からの自分の政治信念を優先させるならば、自民党。しかし、価値の押し付けには反発がある。悩んだ末、俺は、批判票として、共産党候補に入れた。結果は、自民党の大敗、民主躍進。民主党の政策には、賛意を示す点もあるが、構造改革路線を批判した点には賛成できなかった。
結局、自民党も、構造改革路線からの後退を始めた。このとき、自分が支持する政党がなくなった。精神的、価値的な次元では、多様性、自由を容認すべき。経済については、選挙の足を引っ張り、既得権益をむさぼる利権団体をぶち壊し、財政再建に取り組む。自分の立場は、ここなのに。決して異常な立場ではない、と思っているのに。
このエントリ(→http://anond.hatelabo.jp/20090726011213)にも多少関係のある話ですが、自分の立場は、保守、リベラルという枠組みで自己規定することができない、という自覚はある。上記のエントリは、おそらくアメリカの共和党と民主党の対比をモデルとした保守、リベラルの対比だと思う。特徴的な人物と言えば、共和党がレーガンで、民主党がリンドン・ジョンソン、かな。
このような枠組みに、自分は当てはまらない。政治理論に関する文献は、大学の時にかじっただけであんまり詳しいわけではないが、自分は、典型的な保守でもないし、典型的なリベラルでもない。自分の立ち位置がわからない。こういうのは、変なのかな。
自分の考え方の奥にある話。なぜ公共事業が無駄、と思われるのか。
一言で言うと、役に立ったと実感できないから、だと思う。橋を造る、道路を整備する、としても、すでに現状に特に不満がないならば、役に立つ実感を得ることができない。
例えば、3年ほど前、とある県のとある県庁所在地に住んでいる20代後半男性の「俺」の実家から徒歩10分ほどのところに、新しい橋が建設されました。橋を渡ったところに大型の買い物施設があるわけではありません。近隣住民は、通常の生活をしている限りではあんまり使いません。自動車を利用する人たちも確かに以前よりは便利になったと思いますが、以前も不便で不満だらけだった、というわけではありません。もちろん、トラック運送業者の方々など、自動車運転を専門としている方はどう思っているのかはわかりません。だけど、日常生活で自動車を使うレベルの人間では、過去の状態に不満があったわけではない。
つまり、20世紀後半に自民党が色々開発してくれたおかげで、ある程度、生活基盤が整備されているわけです。新たに道路や橋を造っても、確かに便利になったといえばそうだけど、別に以前の状態に不満があったわけでもないのです。公共事業の成果を実感できない。だから道路、箱モノを造る公共事業が無駄、と思われるのです。
裏を返すと、役に立つ、と実感できる公共事業を実施すれば、支持を集めることができる。
例えば、名古屋の天守閣工事。詳しくは、このエントリを参照→http://anond.hatelabo.jp/20090726163635
名古屋在住ではないのでわかりませんが、名古屋市民が役に立ったと実感できるならば、有益な公共事業だと思います。
そして、今、現在。
自民党の政策は、箱モノ行政から脱却できていない。生活者レベルで役に立ったという実感がないのに、公共事業の投下。だから、利益を与える代わりに票を得るという構造だ、既得権益だ、と批判の対象となる。麻生首相は大型公共事業を実行したが、あくまで目的は景気対策。生活者の利便性の向上、ではない。だから、特定集団の支持(=業界団体の票)しか集められない。公共事業を遂行しようとするならば、生活利便性の向上以上の正当化根拠が必要だと思う。
では、民主党はどうか。箱モノ行政を支持する人たちは、相対的には自民党よりも少ないが、民主党内部にも、存在している。あくまで私が書いた最初のエントリは、とある県のとある県庁所在地の話なのです。とある県のとある県庁所在地の民主党系の市長は、箱モノ行政体質を改善して、赤字財政をなんとか立て直している、というだけ。
だから、民主党政権になったら箱モノ行政を改善する、という期待感はあるが、実際のところは不明。予算の組み替えは、現実路線なんかに走らずに突っ切れるならば、凄い。高速道路の凍結も断固として実現できるならば、凄い。だが、実施できるのかという面は不安。
道路や箱モノよりも、医療や教育にお金を回すべきだという民主党の方向性自体には賛成できる。民主党政権が誕生した場合、戦後の日本が形成してきた社会システムをどれだけぶちこわすことができるのか、は個人的に注目している。また、民主党案では、財政赤字の解消ができるか不安。ま、これは自民党案でも同じだけど。プライマリーバランスの問題はどこに消えたの?
今の自民党の迷走を招いたのは、おそらく、安倍晋三がバカだったからだと思う。
小泉さんは「痛みを伴う改革」と言った。ある程度の「痛み」は織り込み済みなんだ、と。小泉が選挙で圧勝した以上は、国民は「痛み」を共有すべきだ、と思った。だから、安倍が惨敗した参院選の結果に、俺は、国民のわがままさを感じた。かく言う俺も、安倍晋三を支持しなかったんだけど。
小泉改革への批判と受け止められているが、俺は、安倍晋三の選挙対策がバカだったから、と思う。小沢さんが「国民の生活が第一」と、生活者レベルの問題、さっきの自分の言葉でいえば、役に立ったかどうかという実感を改善すると訴えたのに対し、安倍ちゃんは、「美しい国」。イデオロギーには、やはり信者しかついていけない。イデオロギーを前面に出せば、神々の争い、世界観闘争を生み易く、反発も招く。しかも、安倍ちゃんの場合、バカ右翼と同レベルで、歴史的検証を欠いている。こういうこと書くと、お前はサヨクか、と思われるけど、俺は福島瑞穂の憲法観もカスだと思っているからね。私はやや特殊な立場です。
憲法改正よりも、生活レベルの改善。イデオロギーよりも、景気や、雇用を争点化した方が支持が集まる。これに着眼した小沢さんは、参院選で大勝利。自分は支持しなかったけど、選挙対策能力の高さはさすが、と思った。
イデオロギーを前面に出さず、小泉さんの後継者として政治改革、経済政策を実行していればよかったんですよ。結局、それがわからなかった安倍ちゃんは、保守観丸出しのイデオロギーを表明し、反発を招いた。その後の自民党の顛末は見ての通り。福田、麻生と続き、小泉改革を揺り戻す。昔の自民党に戻ったといわれても仕方がない。
選挙というのは単一の争点で戦うものではないが、経済政策に関しては自民党は行き詰まりを示しているんじゃないかなーと思う。自民党政権で恩恵を受ける人が特定化、特権化され過ぎていて、国民の一部にしか恩恵が受けられない。恩恵を受けない人にとっては、なぜ恩恵を受ける特別な業界があるのか、という理由が欲しい。なのに、その理由は、もうすでに賞味期限切れ。
確かに、「政・官・業」三位一体が日本を強固に築き上げてきた側面は大いにありそうです。明治以降の富国強兵一直線ですね。
というか、「政策の違い」が無いなら首相変える必要が本来なら無いわけで。組閣し直したりとかその辺のコストも馬鹿にならないよね?
それは同意。だけど、ドイツの元首である大統領って余り知られてないよね? やはり国際舞台において実際表に立つのは政権担当者なんであって、それがしょっちゅう入れ替わってたら信用なくすと思うんだ。
「とある県の、とある県庁所在地住んでいる、20代後半男性「俺」の話」Part2国政選挙編を投稿しようとしたら意外と反応があり。実はPar1地方選挙編が増田初投稿でした。批判でも反応があると素直に嬉しいです。ありがとうございます。
応答を見ていると自分の考えに刺激を与えるものもあり、いくつかこっちからも応答しないとなー、と思ったのでPart2国政選挙編の前に、Part1地方選挙編に補足。もしPart1を見ていないなら、元増田を見てください。
現在の市長以前は、公共事業費>医療費≒人件費だった。だいたい、公共事業費が医療費≒人件費の1.3~1.4倍くらい。もちろん、年によって変動するが。
そして現在、医療費>人件費>>公共事業費≒市債償還費。今、以前よりも1割強削減したとはいえ、一番予算を占めているのは医療費。
しかし、この実績は評価しなければならない、と思う。
やっぱりこのエントリは、「とある県の、『とある県庁所在地住んでいる』、20代後半男性「俺」の話」なわけで。県庁所在地である以上、地方とはいえ、自分が住んでいる県では中核を担っている。したがって、県民が利用する施設が集まる。その中には、当然病院も含まれる。
つまり、県内のじーちゃん、ばーちゃんが市内の病院に集まる構造になっている。今の高齢社会の中では、どうしても市の医療費の増加は抑えきれない。多分、どこの県庁所在地でも同じだと思う。今後も、市の医療費は拡大し続けるだろう。医療費が支出のトップを占める予算は変わらないだろう。
もちろん、これは自分が住んでいる市の話であって、国政レベルの話ではない。だが、元エントリに書いた自分の市のように、地方自治体の財政赤字は、解消できる。橋下さんが率いる大阪府だって、実際に解消できている。広島東洋カープ的な自治体経営でも別にいいじゃないか、と思う。もう、夕張の教訓を忘れたわけではないだろう。
政治家は選挙をパスしないとただの人。だから、投票してくれる人には頭を下げる。結局、投票してくれる集団は、財政赤字を生む、財政改革の足を引っ張る利益集団となる。小泉さんや橋下さんのように、圧倒的多数の支持基盤がないと、大胆な行政改革は、怖くて実現できない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000135-jij-pol
都議選の結果で動くってことね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000591-san-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000031-mai-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000156-jij-pol
東国原知事本当にやる気満々 「国を変えるために私は国政に行く」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000003-jct-soci
この真意は読めないけど、かなり計算されている気がする。
いずれにしても、古賀さんに噛みつくとは。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000135-yom-pol
これ、個人的にはかなり注目。どう出るんだろう。
なんか、すげー慌ただしくない?
こりゃあ、
って流れになりそう。
勝ったとして、麻生さんが党内で続投できるだろうか。
衆院選後は、自民・民主・公明大連立が落としどころな気がするけど、
民主単独はないと思う。
あーーー、こりゃ今年は大荒れの可能性大。
ちなみに、僕は麻生支持です。人柄も好きだけど、何より政策がいい。
あと、マスコミにイヤミを言っちゃうからねぇ。怒らせちゃう。事実、マスゴミだし。
ちなみに、小泉さんは、マスコミの使い方が天才だった。政策はかなり怪しいけど。
政局より、マスコミで世論を作って、政策を断行するっていうスタンスだったと思う。
これからどうなるんだ?要注目。麻生さん頑張れ!
内閣支持率のニュースを見るたびに、いつから日本人は「総理大臣とは役割である」ことを忘れてしまったのだろう、と思う。
総理大臣とは、三権分立の現代において、実質的な権力者ではない。財務大臣の役割が財務、法務大臣の役割が法務であるのと同じように、「みんなの意見を取りまとめてステージの上で発表する係」という1つの役割に過ぎない。だから、普通の大臣程度に有能であればいいのだ。
少し前までは、みんな分かっていたはずだ。細川さんが総理大臣になったのは「他の専門的な仕事は出来なそうだったから」だったことも、社会党の村山さんが総理大臣になっても日本が社会主義になるわけないことも。知っていて、それでも役割さえ果たしてくれていればそれでいいやと思っていたはずだったのだ。
ところが、小泉さんの時代に、「総理大臣とはすごい人じゃないといけない」というイメージがついてしまった。(実際に小泉さんがすごい人だったのかどうかは置いておいて)
それ以来国民は、パーフェクト超人の総理大臣を夢見て、現実の総理大臣が少しでもそれと異なっていれば鬼の首を取ったように批判し、辞職を迫るようになってしまった。こんな国民ばかりの国家じゃ、そりゃ国会の審議に支障が出るのは当然だ。
総理大臣とは役割である。国民はその事実を早く思い出して、過剰な期待を抱くのはやめよう。正しい総理大臣とは、カリスマ的なリーダーシップで世の中を変革していく総理大臣ではなく、役割を果たしてくれる総理大臣なのだ。
景気悪いらしいね。
「らしいね。」と言うのは景気があんまり関係ない業界にいるからだ。
不景気が関係ないというとうらやましいと思うかも知れないが、こういう業界は好景気も関係ない。しがたって本来平等のはずである。
かつては「低く安定している」と言われていたものだ。
ところが、長引く不景気のせいで、世の中の平均レベルは落ちた。マクロ経済政策の不在のせいであまりにも低い成長率が続いた結果、「低く安定している」業界が「中くらいに安定している」と言う妙な状態になってしまった。
日本は昔よりあきらかに衰退してしまったのだ。昔は鼻で笑われていた業界が周りが沈んだために、マシに見えているのだ。
衰退を避けるために打つべき手は分かっている。しかし、打つべき手は打たれない。
正直知らないほうが良かったかも知れないと今では思っている。
メディアに登場する香ばしい電波芸人は今日もおかしなことばかり言っている。
曰く「構造改革が足りないから・・・」「不況でも伸びている企業」「○●力で不況脱出」「全て少子高齢化のせいで、少子化は若者の価値観の多様化で・・・」
もう嫌だ。えらそうな顔で語る奴らは、本来語るべき言葉を持たない人々ばかりだというこの状況はどうすればいいのだ?政治もマスコミも何もかもおかしい。永遠と迷走を続けているだけじゃないか。
私はマクロ経済なんて知るべきじゃなかった。そうすればマスコミと一緒になって「うんうん、構造改革が足りないからだよね。小泉さん再登板しかないよ~」って言えただろうし、「不況はみんなの努力不足だよね~」なんて言えてただろう。
そうすれば私は今より幸せだったかも知れない。
それは家畜の幸せだと言われればそうかもしれない。しかし、普通に生きる庶民は家畜の幸せでいいはずではないのか?
もはや、誰にも止められない・・・こんな状況は考えれば考えるほど陰鬱になる・・・
君らはどうする?君も私も将来はほぼ間違いなく不幸になるのだよ?しかも、どうしようもないんだよ?
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090213/131888/?P=3
みんなが反対する本当の理由
読売新聞(2009年2月10日)の世論調査で、75%の人が定額給付金の実施を反対しているという結果が出ました。
私は、申し上げた通り賛成論者なんですが、先月の講演でお客さんに聞いてみたんですよ。「なぜ定額給付金に反対なんですか?」と。すると、こんな答えが返ってきました。
「もらうのは卑しい」
「将来消費税が上がる」
「自民党内でも反論がある」
次に「じゃあ、小泉さんがやると言ったら、みんな反対しましたか?」と聞いてみました。すると、ほとんどの人が「うーん」と言います。つまり、経済学的なことで賛成・反対しているわけじゃなくて、定額給付金の実施を言っている人に信任がないからダメだという意見が大半なんです。
この記事を取り上げた人の分析。
http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090226/1235649586
ああ、やっぱりね。以前から薄々感じてはきたんだけど、おそらく真相はこんなところじゃないだろうか。つまりほとんどの人はなんらかの専門的な知識に基づいて政策そのものを判断しているわけではなくて、発言者そのものに帰属するいろんな要素に反応しているに過ぎない、ということだと思う。なので極端な話どんな荒唐無稽な話でもカリスマ的指導者の発言ならもっともらしく聞こえるし、どんなにまともな意見でもひとたび発言者がなめられると総スカンを食らう、というのが世の中の現実なのだろう。考えてみればこういうことは職場でも日常生活でもよく経験しそうなことでもある。だったら一番いいのは発言に「信任」のある人が「まともな政策」を語ることだろうけど、どうも実情はそううまくいかないようである。
さらに自分の考えを追加するならば、「信任」や「カリスマ」の度合いに多大な影響を及ぼしているのがマスメディアで、彼らを敵に回したら、どんなまともな政策を打ち出そうが絶対に支持率に反映されない、という事なんだろう。そういう意味では、メディアが叩けば叩くほど人気が出る構図を作り出した小泉は奇才だったんだろうし、マスコミ嫌いで知られる麻生が世間から総スカンを食う(ようにメディアが誘導する)のは必然だったわけだ。
趣味関係のサイトで見ているところがあって、その人の日記ではたまに政治関係のことにも触れているんだけど、この日記が色々と興味深くて面白い。
内閣や自衛隊は何があっても徹底擁護。彼らは悪くない仕方がなかったんだとかそういうのばっかり。彼らに批判的な視点を持っている人は即売国奴認定。
自衛隊の情報保全隊の事件の時は「彼らは自分たちの身を守るために仕方なくやったことなんです!」と自分自身が自衛隊の子息だったことで教員につるし上げられたり家に嫌がらせを受けたことをあげつつ徹底擁護。
海自のあたご事件の時は、冒頭にとってつけたように「はじめにお断りしておきますが、行方不明になられたかたのご無事をお祈りしております」と書いて次の文から漁船乗組員への罵倒、見下し、決め付け、レッテル貼り。
ミサイル防衛関係では「国民一人あたりたったの○○円で他国のミサイルから国民の安全を守ることができるんです」とはじめ「人の命はお金で代えられるものなのでしょうか?」と「自分に反対するものは人命をなんとも思わない人でなし」という印象付けにもぬかりがない。
田母神アパグループ作文コンクールの時は「言論の自由がなくなった社会になったら僕は地下にもぐって戦いますよ!」と勇ましく宣言。
小泉さん安倍さん麻生さんを悪く言うマスゴミ、ミンスは売国!彼らは改革を進めて日本を良くした(している)とことあるごとに発言。そういや福田さんのことは話題にしてなかったな。
最近の麻生「郵政民営化反対だった」小泉「笑っちゃうくらいあきれた」に関してはどう考えているんだろうと思っていたらそれには一切触れず。
この手の日記を見ていつも思うんだけど、これって「政府のやることにはすべて反対!なにがなんでも反対!」って喚いている連中と一緒なんだよね。表向き言っていることが違うだけで。
今、日本海に埋蔵される海底資源ってのは、メタンハイドレート(以下、MH)のように岩盤上に蓄積するタイプと、大陸プレート接合面での熱水鉱床から出た溶存金属が積層したタイプに分かれるんですよね。
で、両者とも我が国の領海~EEZ(経済的排他水域)に集中しています。
(もっとも、調査が進めばユーラシア大陸側にも見つかるかも知れませんが。)
こいつがEEZ境界とかだったら大陸側諸国もイチャモンをつけれるのですが、どう見ても付けられないぐらいに、日本よりになっています。
3年ほど前、我が国でも新潟沖から北海道奥尻までの水深200m~500mの水深帯にMHの大規模鉱床が見つかったのですが、同時期、ロシアのサハリン・プロジェクトで、日本の商社がガス田掘削の技術をどんどん蓄積していっている。
こいつは米国さんから見ると、エネルギーという首枷から日本が離れていくことを意味しており、あまり嬉しくない状態となりました。
とは言え、小泉さんとブッシュさんが仲良しなので、あまり表立って動くこともできない。
そこで目を付けたのが、国連海洋法条約の「閉鎖海又は半閉鎖海(+附則書IIIあたり)」の項目です。
要はこれ、地中海とか黒海とかを対象に、複数の国の領海を含む内海(外洋に面さない海)では沿岸国みんなで仲良く配分しなさい、という中身なんですが、こいつを日本海の資源開発に応用しないか?とやってくれたわけです。
皆さんにとって、国連海洋法条約とか経済的排他水域(EEZ)って余り馴染みがない言葉ですし、知っている人でも「領海の延長」を管理する法律くらいにしか思わないはずです。
ところが、この海洋法条約、「資源権益を主張する国は永続的な資源利用(特に水産)と情報開示」が「義務」なんです。
もし多国間で資源紛争となった場合は、「管理能力≒資源情報の開示」が調停の基準になります。
この義務を不履行あるいは処理能力無しと見なされた場合、EEZ権益は相手国に渡ってしまうという恐ろしい条約です。
・・・もうご想像が付くと思います。
これはエネルギー資源を持たない北朝・南韓と、強烈な経済成長と人口増加を支える次の資源を探していた中国にとって「干天の慈雨」となり、強烈な日本バッシングが起きたわけです。
2年前、国連の海洋資源管理委員会(正確には、その太平洋部会)が開催された時、こんな要求が出てきました。
凄いでしょ。
これ、ガチで出たんですよ。
で、その前後に、北朝鮮のミサイル・核実験、ロシアのサハリン1開発利権のお召し上げ、インドネシアのガス田利権の喪失(正確には、中国による政治的強奪)があったわけです。
これで日本の天然ガスの供給が多いに滞り、北海道ガスと北九州ガスは苫小牧のガス備蓄を取り崩す可能性すら出てきました。
当然日本は拒絶し、一度は席を立とうとしたのですが・・・ライスさんが「この会議で平和裏にまとまることを望む」なんてのんきに言ったお陰で、席を立つことも出来ない。
更にまずいことに、日本では南西海域に対して中・韓に配慮して海洋調査をしてこなかったんですねぇ。
ここで、ブスブス煙を噴いていた尖閣諸島の領有問題と、例の海底ガス田開発(春暁)が一気に外交の表舞台に出てきました。
そう、中国が日本に全面屈服を求めてロンボク海峡とマラッカ海峡に軍艦を出したのです。
これに北朝・南韓・ロシアも付随し、オブザーバーのカナダも調停を諦める程でした。
正に日本は絶体絶命、崖っぷち後一歩。
片やオイルショックも吹っ飛ぶ「ガスショック」、片や軍事安全保障の放棄ですからね・・・。
傍観していた米国さんもさぞ慌てた事でしょう。
何せ、どっちの選択でも台湾~グアムという米国が死守している軍事ラインに中国の軍艦が堂々と侵攻出来るのですから・・・。
そして、一部の軍艦(潜水艦だったか?)が台湾太平洋沖に出たとのニュースが飛び込み、会議は一気に緊迫化します。
現地時間某日午後4時30分、日本側回答期限の30分前、皆様おなじみの、あの閣下が、麻生ローゼン閣下が吠えて下さいました。
「なぜ核兵器を持たないかの議論を・・・」
あの発言です。
あれが何故あのタイミングで?
それが偶然なのか必然なのか私には判りませんが、少なくともあの発言がプレスを通じて一気に拡散し、日本側の回答期限は無期限延長となりました。
そしてその翌日・・・米国のライス国務長官が訪日し、「閣下のエスコートで」韓国の盧武鉉大統領と面談をしました。
これで決まりです。
大陸側諸国が仕込みに仕込んだ対日カードが、彼らにとって最悪のシナリオである「日本の核武装」というジョーカーを伴って全て突き返されたからです。
そして、それを米国が黙認していると・・・。
結局、この会議も議題も全て記録からは抹消されました(凸電しても無駄)。
もはや、大陸側諸国にとって我が国の海洋資源は収奪の対象でしかないことを、少しでも皆様に実感していただければ幸いです。
そして、日本海における平和な国家交流は最早あり得ないことをお分かりいただけると幸いです。
非常に残念ですが。
最後に、某大陸国の代表が日本側に向けた言葉で締めくくらせていただきます。
「日本海の平和的・協調的な開発を妨げる者、妨害の意志を誘発せしむる技術の開発者は、全て軍事的懲罰の対象にすべし」
ヨーロッパにはローマ以来の伝統があるから、もともとラテン語の古典を物真似したんだ。シェイクスピアの歴史劇で登場人物が演説しだすと、見てた貴族がラテン語でぶつぶついいだしたんだって。子供の時に勉強したやつを、大人になっても覚えてるんだね。それにヨーロッパの所詮片田舎の英語なんてものはかっこいいんじゃなくて、むしろダサダサの言語だったのさ。
だから、言葉がカッコイイとかじゃなくて、田舎っぺのイギリス人の、さらに落ちこぼれかつニートな連中の子孫が、大昔の真似して権威づけてるだけなんだよ。本当はね。
日本に「演説」という言葉が輸入されたのは明治になってから。speechってなにかが分らなかった。似たようなもので、坊さんが道端で仏教の教えを説いていくのに似てるなあって、その延長線で理解されたりしたくらい。それくらい、speechってなにか分からなかった。それくらい、文化の違うものだから、アメリカのほうはゲタをはかせてもらってるわけ。日本のほうは履けそうな下駄がない。
ま、でも、もうそろそろ名演説が出てきてもよさそうなものだけどね。小泉さんの郵政解散演説くらいではなあ。政治家はもっと演説が上手にならなきゃいけないね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090117/stt0901170020000-n1.htm
■先日(1月10日)、産経新聞主催で開かれた全国学生論文大会・土光杯のトリテキ(テープ起こし)に動員された。22日の新聞に、優秀作品の要旨が載るので、詳しくはそちらを見ていただくとして、ちょっと印象に残ったのが賞外の「地方議員となって地域から日本をかえる」という内容の論文を発表した池田裕文さん(東北文化学園大2年)。質疑応答タイムで、弊社の斎藤勉編集局長に「今の国会議員で誰が好きですか?」ときかれて、「麻生首相」と答えていた。
斎藤「なんで?」
池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判されようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せるところが憧れ」
■ 尊敬する政治家、優秀な政治家ではなくて、好きな政治家は?という問いがでてしまうあたり、そうか、政治家って人気商売なんだ、とあらためて思った。そう、選挙で誰を支持するか、というのは結局、好きか嫌いか、印象なのだ。だから、内閣支持率2割をきった麻生首相が歴代の首相に比してどれだけ劣っているか、といえば、理由をあげて、きちんと説明できる人は少ない。単に印象が悪い、というだけ。
■小泉純一郎元首相は、産経新聞・FNN合同世論調査では、麻生氏より上位の人気を誇る政治家。でも、考えてみれば、今、麻生政権の対応が遅い、不足していると野党から批判を受けている派遣切りや雇用対策の問題は、2004年の小泉政権時代の労働者派遣法改正がねっこにある。あのとき、派遣労働が新しい雇用スタイルなのだと、これぞ構造改革なのだという主張に、世論も納得したはずだった、よね。当時、日本にいなかった私はあまり、当時の世論の動向を把握していないのだけれど、そう聞いている。でも今、あのときの労働者派遣法改正を批判する人は結構多くて、舛添厚生労働相は派遣法の見直しを主張している。
■というわけで、政策がいいか悪いかは、実は首相や内閣の人気にはあまり関係ないようだ。私のまわりには、派遣法改正も郵政民営化も結果的には失敗だった、と思っている人が多いが、小泉さんは好きだという人も多い。やっぱり、海外の政治家と比べても見劣りしない、不思議なかっこよさがあった、と感じている。これも印象。
■そもそも政策の善し悪しなんて、一週間や二週間ではわからない。何カ月後か、何年後か。結果が出ているころには政権がかわっていることも。麻生政権が打ち出す経済・景気対策については、定額給付金がやり玉に挙がっているが、逆に言うと定額給付金以外は、ケチのつけどころがみつかっていない、ということかもしれない。
これほんとのやりとりなんだろか。
池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判されようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せるところが憧れ」
「漢字が読めないから」という理由で首相に悪印象を抱かない学生をいぶかしがる新聞社のお偉方。もしくは茶化すような口調だったのかも知れないな(活字からはその場の雰囲気は伝わってこないので)。彼女なりに政治家の評価を見定めようとしているのに「でも漢字読めないよw?」と茶々を入れているシチュエーションを想像して吐き気がした。お前らよく「若者の政治離れがどーたらこーたら」と偉そうなこと言えるよな、と。
ちょっと待った。
>あの頭の良さそうな安部さん
彼は成蹊大出身だが、政治家の学歴としては高い方とは言えない。学歴思考すぎるという意見は横に置くとしても。
>あの狡猾そうな福田さん
彼は二世政治家で、ボンボンとまでは言わないが、狡猾だとはとても言えない。本人は地にはいずりまわるような地道な政治活動が得意ではなく、後援会では奥さんの方が人望があるのだとか。
>あの風評なんて気にしなさそうな麻生さん
風評を気にしない政治家はマンガ読んだりアキバで演説したりしない。むしろ、党内基盤が弱いから世論の支持を必要としていて、風評はかなり気にしているはずだ。
しかし、
>一国の総理だから凄い大変なんだろう
これは本当。小泉さんのように自分のやりたいこと以外は放置するか、昔のように院政にでもしないと身が持たない。麻生さんなんて国会で突っ伏してたしな。還暦越えた老人にはキツい職だよ。
273 名前:ビシミラクル 投稿日:2008/09/13(土) 22:29:34.84 ID:s8Gj2uUP
はっきり言って小泉さんの「皇室典範改悪」を阻止出来たのはチャンネル桜があったから。
当時、実際にデモなどの運動に直接参加した人達なら、そう感じたはず。
まだ、皇室典範だってどうなるか解らない。旧宮家を復帰させるまで真の決着はつかない。
だから、チャンネル桜を残して良かったと必ず将来しみじみ感じるはず。
皆さん、出来るだけ身銭を切ってチャンネル桜を支えて下さい。
はっきり言って私も凄い貧乏です。無理して毎月2万出してます。
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