はてなキーワード: 反小泉とは
マスコミが「政権」選択の夏と報じる状況で、民主が「政権」交代を訴え、自民が「政策」実行力を訴えた。
結局は、その違いが決め手になったと思う。
前回の衆議院選で、小泉が「郵政」で、反小泉はそれ以外の争点に持っていこうとしていたけど、
やはりマスコミが「郵政」選挙と呼び習わしたことが影響したようなものだろう。
対立軸にどういう名前をつけるかという、比較的不偏さを保てると思われがちな部分が、実は大きな影響を与えてしまうわけで。
ま、「郵政」よりは「政権」のほうが、問う価値のある問題だろう。
選挙のありようとしては前よりはマシだと思う。
>麻生氏の主張:郵政解散の当時は民営化するか、国営のまま現状維持するかが一番の争点だった。
>筒井議員の主張:郵政解散の当時は4分社かするか3分社化するかが一番の争点だった。
国民に関しては麻生の言う通りで、3分社化か4分社化かの問題なんてほとんどの人が知らなかった。
かと言って、筒井の言う事も、民主党の立場から言えば間違ってはいないと思う。
というか、はっきりと民営化そのものに反対していたのは共産党と一部の議員だけじゃないのかな。
民主党も当初は、民営化に反対(いうか自民党に反対)だったが、国民の小泉ブームに
押されたのと、郵政族(いわゆる自民党抵抗勢力)批判に異議を唱え辛い状況になった。
そこで「郵便局会社と郵便事業会社を分離する事は、国民へのサービスが低下する」
「田舎の郵便料金が上がって国民が苦しむ」というロジックで苦し紛れの抵抗をするしか
なかったのだと思う。この辺り、国会答弁で竹中にまともに突っ込めていたのは、
マスコミ自身も、小泉ブームに踊らされつつも、民営化によってサービスが破綻した
ニュージーランドなどの報道をしていた記憶はあるが、選挙の結果はご覧の通り。