はてなキーワード: プルシェンコとは
PIW(プリンスアイスワールド)盗撮事件の時系列まとめです。
※情報を追加しました。リンクを修正しました。Youtubeでも抗議、謝罪の流れがあったようですが情報不足です。 2010/07/30 02:30
動画が撮影された7月16日から、中心人物であるfearfish0820(別名Риэ、Rie)の管理する日本版プルシェンコファンフォーラムが閲覧できなくなった25日までをひとつの区切りとしてまとめています。
四角で囲まれた発言(引用ブロック)はとくに注釈がない限りfearfish0820のtwitterでの発言です。
参考にしたものは本人、fearfish0820のtwitter(アカウント削除済み)http://twitter.com/fearfish0820
ツイログ、ふぁぼったーなどのログやキャプhttp://twitpic.com/photos/esygu、2ちゃんねる等。
twitterでの呟きや、Youtubeへのアップロード、アカウント消去時間など、出来事を完全に網羅したものではありません。
間違いがあったらごめん
いまUPできた分。ジェーニャが過ぎさった後。
http://www.youtube.com/watch?v=P7-Hr0L_wMg
fearfish0820/Риэ 2010-07-17 03:27:47
http://www.youtube.com/watch?v=Zjhy1XmFl08
fearfish0820/Риэ 2010-07-17 03:29:36
もう多すぎてどうしたらいいのかわからないけど
*****さんとか1日500枚普通に撮ってるからいいやww
fearfish0820/Риэ 2010-07-19 09:21:41
Youtubeの機能で動画の音声を消すために適当な曲をランダムで選んでくれるのがあって
今回つかってみたんだけど、凄いことになっていた。
http://www.youtube.com/watch?v=-AP4xkmqwxQ
fearfish0820/Риэ 2010-07-20 10:49:54
土曜PMの回に貰った、ジェーニャから日本ファンへのメッセージ!
お花ありがとうって半ば強制的に言わせてる件…ww
私の酷い質問入りですがどうぞw
http://www.youtube.com/watch?v=SHkMe2TT160
fearfish0820/Риэ 2010-07-20 12:51:00
いつも鼻とか言っててすまんかった。ジェーニャはキレイなお兄さんだよ・・!
http://www.youtube.com/watch?v=el11tIglILw
fearfish0820/Риэ 2010-07-20 21:59:06
プルオタのみなさん、これ見てこれ。綺麗に撮れたよ!
http://www.youtube.com/watch?v=pgTVjhC3qP8
fearfish0820/Риэ 2010-07-20 22:03:56
プルさん、コーチのように男子陣のジャンプをしっかり見てます。
http://www.youtube.com/watch?v=5lLYJ-mYA54
fearfish0820/Риэ 2010-07-21 13:17:31
取り急ぎこれだけ先に公開。おもしろかったから。
http://www.youtube.com/watch?v=cAhrbczDAGY
posted at 18:56:24
14:19に行われたファンフォーラムでの苦情。
対応はフォーラムが閲覧できなくなる25日までなされなかった。
「ツイッターでねん」 …なんか告知してくれるんか!?
http://www.youtube.com/watch?v=xR4pxkuWtbo
posted at 18:02:22
posted at 18:14:00
@fearfish0820
あなたのアップした動画に、顔を晒されたくないのに、
勝手に晒されて困っているファンがたくさんいます。
いますぐ動画を削除するか、他人の顔にはぼかしを入れるなどの処理をして
動画をあげなおしてください。このままではいい迷惑です。
11:30 PM Jul 22nd webから fearfish0820宛 Real PulFan
@RealPluFan こんにちは~。
いま非公開にしている最中です。もう少々お待ちください。
あと15~30分くらいで顔ばっちり入ってる動画は作業が終わると思います。
お知らせいただきありがとうございました!
posted at 23:36:04
抗議のあといくつかの動画が消去されたが、多くの動画は見ることができる状態だった。
土曜日キャプ
Aco ***** 他人の顔なんてそうそう見てないから安心しろよwwwwwwって直接書きたかったけど自重。
昨日 1:03
Ami ***** 誰かなんか書いてたのかな?そうそう、あんまり見てないよ・・・!
昨日 1:05
Chihiro ***** わたしの場合、ほんとに見てないぜ(・∀・)ご安心をw
昨日 1:08
Aco ***** わたしもみてない(・∀・)自意識過剰乙が多すぎる!
昨日 1:14
Junko ***** 完全プルに集中しちゃうから、他人の顔なんて見ないってw
昨日 1:19
Noriko ***** まぁ、見てないよね。
昨日 1:42
Ami ***** 見てないよねー^^
昨日 1:43
Aco *****のFaceBook公開掲示板で、fearfish0820とtwitter周辺フォロワーが2ちゃんねる、スケート選手のファンについて会話をする。
fearfish0820が盗撮問題が話題となっているスレッドを見ていることを発言。
> 腐でバンギャでスケオタなんだよw
> でも現実はヒソヒソ言うくらいしか出来ない子たちだから大丈夫。
> ランビオタの構想が一番激しいんだけど、
> あんなマジモンの盗撮騒ぎ(演技をほんとに盗撮してた)があっても、
> 何もないから大丈夫。
19:52 ブログにてお詫び文を掲載する (22:00頃予告もなく消去)
http://fearfish0820.wordpress.com/2010/07/24/お詫び/
posted at 19:53:42
fearfish0820などがAco *****のFaceBook公開掲示板で、
問題になっているアップロードした動画について発言していることがわかった
924 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2010/07/24(土) 21:00:02 0
晒すお
Aco *****で探せお
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1049290.jpg.html
Aco *****、 FaceBook公開掲示板を非公開に(削除?)
http://fearfish0820.wordpress.com/
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:tuwe5TvDz60J:fearfish0820.wordpress.com/&hl=ja&lr=lang_ja&tbs=lr:lang_1ja&strip=0
http://twitter.com/fearfish0820
フォーラムを利用者に説明もなく突然消去。
7月22日から動画について抗議がなされていたが、謝罪・説明もなかった。
現在はアカウントを持ってない者は見ることができない非公開設定になったようである。
http://evgeniplushenkojapaneseforum.com
fearfish0820のyoutubeアカウントキャッシュ
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:0ubIAjTXw30J:www.youtube.com/user/fearfish0820+http://www.youtube.com/user/fearfish0820&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-a#p/a
mixiでのプルシェンコファンコミュニティでRie本人から謝罪があり、フォーラムでの苦情に気づいたのは26日であることがわかった。
http://www.princehotels.co.jp/iceshow/faq/
川o゜_ゝ゜ エフゲニー・プルシェンコたん Part194
894 名前: 830 [sage] 投稿日: 2010/07/22(木) 00:13:32 ID:kBbjxnRdO
PIW初参加なので、初日にはまず外の偉い人?に質問しました。
ルールを守らないとプルとふれあい出来ない可能性もあります。
Q:出待ちOK?
A:可能。しかし、スタッフが定めたエリアから出てはならない。
Q:ふれあいでは何をするのか?
サインや2ショットは他のファンの迷惑になり、選手が疲れる(休憩時間も減る)為、
遠慮してもらっている。
Q:選手が握手を嫌がったり、ファンはパニックにはならないか?
危険な場合、中断・中止、もしくは危険エリアを回避する可能性もある。
まとめおかしかったらすみません(^^;
待ち時間にだらだら聞いてしまったので、
一部注意事項を忘れてるかもしれないです。
最終公演の南東はあわや将棋倒しが起きる所でしたし、
プルの時はフェンス決壊しそうに見えました。すごく斜めになってたんです。
もし倒れたら、プルの下半身はフェンスとファンの下敷きですよ!
ファンよりプルが大怪我します!
ファンを迎えてくれているショーなので、
私達もお互い注意し合い楽しみましょうね。
川o゜_ゝ゜ エフゲニー・プルシェンコたん Part194
901 名前: 830 [sage] 投稿日: 2010/07/22(木) 00:21:49 ID:kBbjxnRdO
スケジュールやプログラム関係の質問は曖昧な回答が多かったので、
誤った情報が広がるのを防ぐ為、控えます。
Q:出待ちOK?
A:OK。でもルール守って。僕は嫌じゃない。愛してる←w?
Q:ハグOK?
忙しい(急ぐから、かもしれません)から全員には出来ないよ、
ごめんね。
Q:日本どう?
A:ファンも選手もスタッフも優しい。楽しい。でも暑い。痩せる。
(出待ちで)
Q:サインOK?
A:OK。嫌いじゃないよ
Q:サイン疲れる?
A:疲れるほどやらない(笑)
※疲れない、かもしれません。
※あとラッキー?とか言ってたような気がしましたが、
全員にはサインしないので、サインされたらラッキーという意味…?
Q:プレゼントいっぱいですね
A:興味深い物たくさんあった。大きい服が多い。太ってる?
※最後早口で聞き取れませんでした。太く見える?太った時のだね?
川o゜_ゝ゜ エフゲニー・プルシェンコたん Part195
638 名前: 氷上の名無しさん@実況厳禁 [sage] 投稿日: 2010/07/23(金) 11:04:15 ID:STH9ZlDq0
あれ、こっちにも書き込まれてるか
PIW事務局に電話で問い合わせしました
ふれあいの間も一切です
→元レス
820 名前: 氷上の名無しさん@実況厳禁 [sage] 投稿日: 2010/07/23(金) 10:49:40 ID:STH9ZlDq0
PIW事務局に電話で問い合わせしました
・ハグ、握手等は選手の裁量(拒否されたら大人しく引き下がりましょう)
・出待ちは可能だが、スタッフの指示に従わず混乱が起きた場合は解散
http://www.cric.or.jp/qa/sodan/sodan1_qa.html
http://www.abc-boys.com/05/020Syozoken.htm
PIWでは、ふれあいタイムにおける写真撮影は禁じられていないが、それをネットにあげることは非常にグレーゾーンかと思われる。
プルシェンコ選手の場合は写真を公式にあげてほしいと本人が言っている以上、ネットにあげることは許容範囲であろうが、周辺に写っている他のファンの顔が鮮明に写った写真をネットにあげることはプライバシー保護の観点から違法行為として訴えられかねない。(親告罪なので可能性としての表記)
上記のいくつかのマナーを守らなかった為に起きてしまった問題について詳しく知りたい方は下記参照
みんな大好きプル様
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4550295
一応元ネタ
http://www.youtube.com/watch?v=9jgInqv4pgE
http://www.nicovideo.jp/watch/sm73383
http://www.youtube.com/watch?v=nNj5UXtQPk8
プルシェンコが倒せない
http://www.youtube.com/watch?v=7TSgna9poL8
http://www.youtube.com/watch?v=Zhwt2fDIlHw
http://www.youtube.com/watch?v=CZ1D6HXb5aI
他に楽しいの知ってたら教えて。
それは知ってましたが、芸術点重視のフィギュア関係者がする以上のロビー活動をして、「もっと」基礎点を上げられてれば、ということを私は言いたかったです。言葉足らずだったことを反省。
さらにつけたし。
審査員の印象で決まるようなGOE得点。実際はジャンプの姿勢とか評価する場所が決められてるが、キムヨナの減点がものすごく甘くつけられてたりと、各審査員の印象で決められてるみたいなもん。事前にフィギュア関係者間で、「プルシェンコの4回転を過剰に評価しないよう」みたいなメールが出回り、そのことが4回転を飛ばないライサチェックの金メダルを後押ししたとかいう話もネットで読んだ。
女子のトリプルアクセルも同じように評価が厳しくされて、GOEが低くなったと想像がつく。
トリプルアクセルを成功させることは凄いことだ。その「凄い」という印象にGOE加点がつけられるように、積極的にロビー活動をできてれば、と思う。浅田真央は1プログラムで2回決めたのだから、2回目のジャンプは特に凄い。その「凄さ」が各審査員にまで伝わってなかった。
出典元
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1424349721&owner_id=959758
***********以下、転載です************
1.はじめに
私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズンのグランプリシリーズ、NHK杯からですから、
もう17年になろうとしています。その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、暗澹たる思いで胸がいっぱいです。
バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終えて、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
果たしてそれにどんな意味があるのか。私にもわかりません。ただ、いちフィギュアスケートファンとして、
この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の出来事は悲惨すぎる。少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。
そう思って、このレポートを書くことにしました。 もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。
けれども、理解していただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。
誰がなんと言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。
フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。
「ミスをしてしまったのだからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。私はそれを否定するつもりは全くありません。けれどもそれは、
フェアに競技が行われた上での結果というのが大前提ではないでしょうか。中には、フェアではなかったとしても、
それすらも納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。
はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、
浅田真央という天才にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。
彼女たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということです。時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかも
しれませんが、私にはそのような意図は全くありません。むしろ、キムヨナもある意味では被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、
金メダリストとなったキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。
ですが、実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。
ジャンプにしろ、ステップにしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫るものですらないのです。
ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったのか。たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう
しかし実は、その裏には様々な理由があるのです。
あの大舞台にノーミスで滑れたこと。それくらいは讃えてもいいと思われるかもしれません。しかし、です。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみようと思います。潔くないといわれてもかまいません。
この腐ったフィギュアスケート界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。それを、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。
・キムヨナがフリーで3回も使うダブルアクセルの基礎点が突如3.3→3.5点にUP。加点をつける基準が
難しい3回転と同じなので、簡単なダブルアクセルの前後には工夫ができあっさり毎度トリプルループ以上の点に
・トリプルルッツとトリプルフリップの踏みわけが厳格化され、真央が1試合3回使う得点源であり3回転で一番基礎点の高い技トリプルルッツが
不正扱いで使う度平均2,3点も減点。修正しない限り組み込めなくなる
・真央の甘かったシットスピンの認定基準も厳格化。しかし真央即座に対応し深いシットスピンに
・実はキムヨナも3回転で2番目に基礎点の高いトリプルフリップの不正があった。
ところが何故かキムヨナの不正トリプルフリップだけは見逃され続け驚異の加点
・その直後、来シーズンから今度は回転不足の厳格化を発表。更にトリプルルッツを跳べないでる浅田に、浅田の得意な3回転半を除いた
・予想通り真央のトリプルアクセルとトリプルループ、安藤のトリプルループ、特に二人ともセカンドトリプルループが怖いぐらい全く認められなくなる
・ところがキムヨナの得意なセカンドトリプルトゥループだけは決して回転不足にならず、初戦のアメリカ戦でトリプルフリップがまた見逃される。
しかしVTRではっきりトリプルフリップの不正が映ってしまい、2戦目からエラーではない「!」の注意がつくも、
・真央がトリプルサルコウを克服しルッツもなんとか矯正してくる。対照的にキムヨナはトリプルループが跳べなくなる。
真央が文句のつけようのない演技をしてグランプリファイナル優勝。するといつの間にか5種類ボーナスの話しが立ち消えに。
・五輪シーズン、8月に韓国でルール改正決定。真央の最大の得意技トリプルフリップも、蹴る足がつま先ではなくブレード全部で蹴ってるからと減点に。
ジャパンオープンで矯正しても不正扱いされ浅田の最後の砦トリプルフリップも減点、しかもいじっていびつになり質が悪化、
・2010年度初戦で真央に回転不足4連発判定。内3つは明らかに足りてるループ。五輪シーズン、彼女のループを2回転含め全て潰す意図が明確に。
キムヨナはトリプルフリップの不正は再び注意もつかなくなり、フリーではトリプルフリップを跳ばずに世界最高得点更新。
いかがでしょうか。
浅田真央は、4年もの長きにわたって、これだけの仕打ちに耐え、乗り越えてきたのです。これだけの、浅田真央に不利でキムヨナに有利なルール改正。
浅田真央が、何十年に一度の稀有な才能の持ち主でなければ、ここまで露骨なルール改正はなされなかったかもしれません。
これでもか、これでもかと浅田真央をつぶしにかかり、それでもつぶれなかった浅田真央は、本当に頑張ったし、偉いと思います。
(http://nereidedesign.jugem.jp/?eid=205 より転載)
日本の皆さんは、「浅田真央がノーミスなら当然金メダルだったはず・・・」と思っているでしょう。
違います。
浅田真央の代わりにプルシェンコが滑って、4回転ジャンプをかましても、キム・ヨナに勝つのは無理なんです。
だから浅田真央は滑る前の、気持ちの持って行き方に迷いが出たのです。
絶対勝てない、って分かってたから。
フリー種目だけを、男子と同じPCS(*女子は×1.6、男子は×2.0)で計算すると、キム・ヨナはジャンプが1回少ないにもかかわらず、
ライサチェックの得点を超えます。
FS 168.00点 [TES 78.30(加点17.40) PCS *89.70]
FS 167.37点 [TES 84.57(加点9.64) PCS 82.80]
FS 165.51点 [TES 82.71(加点7.68) PCS 82.80]
どうしてそんな差がついたの?
ジャンプは真央の方がはるかに難しいのを完全に決めたじゃないか。キム・ヨナは10位の選手と同じジャンプしかできなかったのに。
一言でいうと、審判のおまけポイント。
気分次第で10点20点の差ができる仕様になっております。
GOE女子 GOE男子
1位 ヨナ: 17.40 9.64 : ライサチェック
3位 ロシェ: 4.42 3.20 : 高橋
4位 長洲: 8.50 2.58 : ランビエール
5位 安藤: 5.30 3.80 : P・チャン
だから
「オリンピックの試合だが、全く緊張しなかった」
などと余裕をぶちかませたのです。
色々な感情がありますが、まずは浅田真央という選手を賞賛するべきでしょう。
スキージャンプよりも酷いルール変更の連続に苦しめられて、それをたった1、2年で修正してきて、「用意された王者」を脅かす所までいったのです。
4.画像比較 バンクーバー五輪SPにおける浅田真央とキムヨナそれぞれの演技
(省略)
こうやって並べて比較すると、いかにキムヨナが浅田真央に比べて体が硬く、難易度の低いポジションでしか滑れないかがわかります。
ところが、ここでの二人のポイントは、驚くべきことに、全く同じなのです。また、キムヨナはスパイラルの途中で一瞬よろけてしまいますが、
そんなこともおかまいなしに加点がついています。
5.さいごに
この四年というもの、フィギュアスケートファンが、どれほどの憤りを抱えてきたか、おそらくフィギュアを五輪でしか
見ない人には想像もつかないでしょう。けれど、ここまでのまとめで少しだけでもわかっていただけたでしょうか。
それでも・・・と思われるでしょうか。
私たちが忘れてはならないのは、浅田真央は間違いなく、世界的に見ても何十年に一度の稀有な才能の持ち主であり、
キムヨナは凡庸な選手でしかないということです。 凡庸な選手を、何年もかけてさもものすごい選手であるかのように仕立て上げた。
キムヨナの演技というのは、フィギュアをよく知らない人から見れば、パーフェクトで素晴らしいものに見えるかもしれない(点数という後押しもあり)。
しかし、フィギュアを少しでも詳しく知る人間から見れば、キムヨナの行っている演技は、五輪10位の選手ともたいして変わらない、平凡なものです。
ただ難易度の低いプログラムを、自信たっぷりに滑っているから、素人目には素晴らしく見えるだけなのです。ジャンプ以外の要素・・・
ステップ、スピン、スパイラル。すべての要素について、それは言えることです。
では、自信たっぷりに滑れる彼女の精神力を讃えるべきだといわれるかもしれません。ですが、上記にあげたように、
キムヨナは様々なものから守られている。採点基準・審判・マスコミ・・・。 バンクーバー五輪フリーにおけるキムヨナの得点はどのようなものか、
簡単に言ってしまえば、あのプログラムから、3-3のコンビネーション+3回転を一回、すっぽぬけたとしても優勝してしまえる。
そのような異常な高得点なのです。ですが、コアなファンでなければ、そんなことはわかるはずもありません。
1回や2回転んでも優勝できると分かっている選手と、世界最高の技をパーフェクトに滑っても優勝できないかもしれない選手が、
同じプレッシャーであるわけがありません。そのような、プレッシャーのない状況ですから、キムヨナがノーミスで滑れるのは、
別に驚くべきことではないのです。
フィギュアスケートは、芸術的要素を多分に含んではいますが、スポーツです。それなのに、難易度の低いプログラムをプレッシャーのない状況で
滑った選手が勝ち、異常なプレッシャーの中で、それでも大技に果敢に挑戦した選手が負ける・・・。そんなことがあって許されていいのでしょうか?
高得点が出るのはキムヨナのほうが、表現力に優れているからでは?と思われる方は、上にある画像をもう一度見ていただきたい。
明らかに、浅田真央のほうが技術だけでなく表現力にも優れていることがよくわかるでしょう。
平凡平凡と何度も書きましたが、それは浅田真央と比べたらの話であって、キムヨナに才能がないわけではありません。トップレベルであることは間違いない。
ただ、浅田真央が天才すぎただけです。浅田真央が天才すぎなければ、ここまで念入りに、キムヨナを「世界最高」に仕立て上げる必要もなかったかもしれない・・・とも思います。ある意味、キムヨナも被害者かもしれないというのは、そういうところにあります。
「仕立て上げられた世界王者」この言葉を、私はこれからもずっと忘れないでしょう。そして、浅田真央がこの四年間で何をされてきたか、
そしてそれをいかにして乗り越えてきたか。それを、私はできるだけ多くの人に伝えていきたいと思っています。冒頭にも書きましたが、
私はフィギュアスケートを愛しているからです。
浅田真央は、間違いなく、もっともっと、世界的に評価されなければいけないスケーターです。
私は、浅田真央とキムヨナが甲乙つけがたいと評価されるだけでも我慢がならないのです。
どうか、この思いが、少しでも多くの人に伝わりますように。
そして、フィギュアスケートの現状が少しでもいいから変わりますように。
【五輪/フィギュア】女子フリーの審判になった韓国のイジヒ氏「キムヨナが不利益を受けないよう努力する」…一方、日本審判は不採用に★5
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1267165780/
58 :名無しさん@恐縮です:2010/02/26(金) 15:50:32 ID:61RBT2nL0
冗談抜きで真央の代わりにプルシェンコに滑って貰っても勝てなかった件
女子:ジャンプ7回
PCS倍率
女子1.6
これで計算し直すと、
技術点:2A一個削除で82.71-4.85=77.86
構成点:82.80/2*1.6=66.24
4回転も込みの点数でこれですwww
よってプルシェンコに代わりに滑って貰って4回転も決めて貰っても
真央は金取れませんでした。
追加で2Lzを1回飛んだとして
技術点78.30+1.9+GOE1.4=81.60
構成点71.76/1.6*2=89.7
キムヨナ FS 171.3wwwwwwwwwww
男子金のライサチェックは167.37
それはあまりにもコマネチに失礼すぎるだろう。
コマネチの10点満点連発は、当時確かにコマネチが技術的にも芸術的にも女子体操で最先端のことをやってから出たんだ。
コマネチが10点満点出したときの段違い平行棒の演技のひとつで繰り出した、コマネチ自身の名前を持つ技の中には
今でもE難度やD難度相当とされる技があるんだぞ。
コマネチは「当時としては最高の難易度の技や自身のオリジナル技を織り交ぜながら、同時に総合的な完成度を高めまくってみせた」という、
採点競技において完全に相反することを両立して見せたからこそ、史上初の10点満点選手、その後の連発も出来たんだぞ。
どこをとっても「良」の人物を、メディアが実験的にアイドルに仕立て上げた人物である。
今、天地真理のように、計画的に金メダリストが製造されようとしている。
http://www.oricon.co.jp/news/movie/46097/
おそらく、次こそは、という想いがある。
ここで諦めたら、10年の活動が水泡に帰すからである。
しかし、直近だけ見てもクーリック、ヤグディン、プルシェンコ、スルツカヤと、
投票結果に少なからず悪影響を及ぼしたであろうことは想像に難くない。
そこで、華のある金メダリストを製造する必要性があると、
その頃、ちょうどうってつけの素材があった。
幸い(あるいは不幸)にして、金メダルの素材には、そこそこの実力があった。
どこをとっても「良」には映る。
見栄えも悪くはない。
「優秀な選手」程度が相手ならば、
審査点に色をつけてもバレないし、文句もでないであろう素材である。
それに、主だった強豪選手は引退しており、またとないチャンスである。
あまりジャンプが得意な方ではなかった。
ジャンプは、回転数と難度があまりにもはっきりしており、
ジャッジメントがかなり明快な要素である。
だからといって無理に難度の高いジャンプを飛べば、それだけ失敗の可能性は高まる。
さすがに転倒した選手に金メダルを渡すと、疑惑の目を向けられてしまう。
ならば、転倒しにくい程度のジャンプでも点数が出るよう、
得点比重を下げれば良い話である。
ジャッジの傾向が変わったことを世間に受け入れさせるため、
難度の高いジャンプを飛んでも得点は伸びなくなりましたよ、
さらに、素材に金箔をつける2重の効果もある。
一石二鳥である。
目の上のタンコブである浅田真央は、
身体の成長と、ジャッジの変更で、綺麗に潰すことができた。
計画は上手く行っていたはずだった。
しかし、一度は潰れてくれた浅田真央だが、
非の打ち所がないほど強力になって戻ってきてしまった。
3Aが凄いことは、素人でもわかる。
例え3Aがなくても、目に見えてわかる程の実力差がついた。
勝っている要素が何一つない。これは非常にまずい。
ここまで完璧に進めてきた計画が、
たかが一選手に潰されるわけにはいかないので、
もうなりふり構っている場合ではないのである。
浅田真央が嫌いどころか、できれば殺してやりたいとさえ思っただろう。
プルシェンコである。
わざわざ身体を作って戻ってきた。
おかげで、こんな直前で捻じ曲げたジャッジに目を向けられることになってしまった。
プルシェンコは、政治理由でフィギュアスケートの未来が潰されてしまうことに、
純粋に我慢できなかったのだろうと思う。
しかし、ここまできたら、金メダル以外はありえない。
転倒しなければ金メダルは取れる。
転倒してもこけ方が美しかったと言い張れば良い。
銀メダルではダメなのは、前回のトリノ大会が大きく影響している。
くだらない『国家の意地』である。
それに、浅田真央とどれほどの実力差があるのかは、当の本人が一番わかるはずである。
これはアスリートにとって、耐え難い屈辱である。
これ以上、恥を晒す理由もないし、フィギュアスケートも好きではない。
それに、ここまでやってしまえば、もうフィギュアスケートでは居場所なんかないだろう。
無理やり捻じ曲げたものは、必ず反動となって返ってくる。
既に、ロシアという意外なところから石を投げられた。
手段のために、目的を忘れた感が否めない。
敵を作っては、本末転倒だろう。
しかし、想像してみて欲しい。
流れを無視しまくってなんか2chのスケート板とか見てたらもやもやしたので、
バンクーバー五輪男子フィギュアスケートシングルの感想をまとめてみる。
まずはライサチェックの金メダルについて。
これは別におかしい結果ではないと思う。
彼はたしかに四回転という挑戦はしなかったが、
ジャンプをすべて決めるというプレッシャーを超え、ノーミスで演技した。
スケヲタとか詳しくないので分からんが、その他の技術についても文句は無い出来栄えだと感じた。
はっきりいって精彩に欠けた演技だった。
プルの熱狂的なファンだけど、今回の演技は他の選手と比較したときに見劣りすると感じた。
その原因は乱雑な印象を受ける演技。ジャンプ4-3、クワドは確かにすばらしかった。
バランスを崩し他の選手ならば着氷できないだろうシーンでも、確実にジャンプを決めるなど高い技術力はすごい。
けれど、全体的な演技の質が低い。ジャンプから次の動きへのつなぎ、その他ひとつひとつが魅力が少なかった。
全盛期の彼自身と比較して、今回のオリンピックの結果を論じるのは違うのかもしれないが、
彼の演技の質がいまいちだったことは、他の人も感じたんじゃないだろうか?
4回転を飛ばないチャンピオンなんてありえない!とか今の採点基準を批判する流れもあるけれど、
総合的に見て、今回のプルシェンコの演技は金メダルに値するものじゃなかったと思った。
そもそもノーミス・無難な演技を重視するなら、なぜジョニー・ウィアーではなく四回転に失敗した高橋(もっといえばジャンプにも失敗した地元パトリック・チャン)が3位だったのか?疑問は残る。
日々進化するスポーツ界において、チャレンジを評価しないというのは競技自体の未来を先細らせると思う。
けれどそれと今回の結果を単純にイコールで結び付けるのには、違和感が残ると思った。(というか今大会の採点には少し違和感があるけど)
とか、なんだかんだ素人が硬い口調でいっぱい言たけど
みんな良いスケーティングで感動をありがとーってことで!怪我した選手もいないっぽくて良かった良かったー。
でもADSLの爆笑だったらしい演技を見逃したのが心残りだなぁ、きっと再放映もされないw
それも大事だけれど、もっと大事な点が一つある。
(というか、自分が言いたかったのは、増田が書いてくれたそのこともあるが、主に以下のことである)
(それと、「点が思った以上に伸びなかった」については勿論3-3のミスのことも考慮に含めた上で、の話な)
「今シーズン(昨シーズンもちときつかったが)からの異常なDG判定」がそれだ。
寧ろこれがもっともタチが悪い。
これまでDG(回転不足)というのは、肉眼で分からないレベル、よほど酷くないレベルならば、大概「まあおk」ということにされてきた。そもそも女子選手の場合、3回転は大抵わずかに回転が足りていなかったりするのだ。練習でコーチが見ても分からないレベルだが。が、といっても2.9や2.8くらいの話だったために取らずに来た。
が、昨シーズンあたりから妙に厳しくなり、今シーズンの厳しさときたら鬼だ。
荒川静香などのプロが、スローで見ても、「大丈夫では?」というレベルでもわずかーに足りなければDG。
いや、厳しくDGを取る事自体はいいのだ。わずかにといっても足りていないものは足りていないといえば、確かにそうなのだから。しかし問題は、DGによる減点があまりに酷いことだ。例えば安藤選手の4Sの基礎点は10.3点だったが、回転不足とされその点は一気に2.9点となった。なぜそんなに減るか?といえば、DGと判定されたジャンプは――例えばDGくらった4Sであれば、「3Sの、まわりすぎた、質の悪いジャンプ」という解釈をなされるのだ!そうするとどうなるか?まず、3Sと捉えられるため基礎点が減る。更に、まわりすぎた質の悪いジャンプ、と見なされるため、GOEでかなり点を引かれる。その結果、わずか2.9点になってしまうのだ。
この酷い点引きぶりを、以前は、「まあ、これはだいたい飛べてるのでおk」というジャッジの判断によって相殺してなんとかやってきたところがあった。大体回れてればおk、でも流石に酷いのはこの減点法によってかなり減点すっべ、といったように。それでバランスを取ってきた所があった。しかしDGを(NHK杯のレベルにいたってはイチャモンレベルに)厳しく取り始めた結果、「プロでもよくわからないほどの回転不足」によって一気に点を失ってしまうことになった。難易度が高い技ほど、当然、きっちり全くの不足なく回りきるのは難しい。安藤や中野が見た目の割にGPFで点が奮わなかったのも、DGを物凄い勢いでとられまくったからだ(中にはまあこのくらいはDGはしかたないかな、というのもあるが、あれだけとられるのは凄まじい、とくに安藤)。
つまり今大技を決めるには、「全く文句のつかないほど完璧に」決めなければならない。そうしなければ、減点されて寧ろ足を引っ張るだけだ(ジャンプはいれる数や種類がある程度決まっているし体力の問題もあり、それが失敗したからといって、アドリブでホイホイ点とれるジャンプをいれるわけにはいかないのだ)。成功しても、増田のいったように、たいした点は稼げない。他選手よりそれでたかだか2、3点といったところか。そのくらいの点数のために、練習を始めると怪我の可能性もあり(これがフィギュア選手にとってもっとも怖い事だ。フィギュア選手はもともと選手生命が物凄く短い上、ケガをすると即引退ということも普通にある)、また、成功したとしても体力的・メンタル的に他の技に響いてきてしまう(GPFでの浅田の3-3の失敗も、主な原因は3A×2で体力を削られた故であろうし、小塚が4Tに成功したものの後のジャンプで転倒してしまったのもそれが考えられる)。それほどの思いをして得られるものは、数点でしかないのだ。今、大技というのは本当にやる意味がほとんどない。そういうルールになってしまった。とにかく無難な演技を安定して行えるものが、今一番強いのだ。昨シーズンの世界選手権でも、男子優勝者はなんと4回転をしなかったバトル選手であった。といっても、勿論、バトル選手も、キム選手も、すばらしい選手には違いない。安定性も重要な要素ではある。しかし、今のルールではあまりにそちらに偏りすぎ&大技が非常にし辛い、のだ。
また、DG判定も曖昧なところがあって、一応4分の1以上足りていないジャンプはDGをとってもよい、というものはあるのだが、その辺りが曖昧なのだ。4分の1以内にとどまっていればいいのかといえば、そういうわけでもない。といって、回転不足だけど、その不足分が4分の1以内には収まっているから、という事で減点されない場合もある。そこが大会によって、または選手によって曖昧で、キム選手も正直微妙にあやしいものはあるのだが……エッジについても増田が言っているように、微妙な線だったりする。日本選手の場合たいてい微妙な線であれば真っ先にアウトなのだが……
DGがあまりにキワドイレベルでどんどんされるために、中野は「(この点の低さは)どこかでDGがされているってことなんだろうけど、でもそれがどこでされているのか(プロトコルを見ないと)分からない」というような事を試合後に言ったことがある。まさしくそういう事なのだ。飛んでいる選手ですら、飛びながら、「今のはどうだったろう?!」と思うようなレベルのミス。解説者も、「多分いいとは思いますが…」と濁らせるレベルのミス。それで、何点も失っていく。
あと、GOEについて。
もう少し増田の説明に付け加えると、これの問題点は、そもそも「ほとんどジャッジの主観でつけられてしまう曖昧な点」の割に、「やたらと加点幅がでかい」ことにある。キムに対する加点は凄いものがある。そもそも3Aなどの難しいジャンプを成功してみせても、キムがルッツを成功させれば2点ほどの差でしかなくなったり、3A-2T(激ムズっつーか浅田くらいしかできん)と3F-3T(そこそこムズい)の基礎点が同じだったりと、増田の言うように基礎点やGOEの加点幅のつけかたも酷いものがあるのだが、そもそもそのGOEのつけかたがキムだけやたらに(不可解なレベルに)高いのだ、これはあまりいいたくないのだが。例えば2A。浅田はイーグルから入り、綺麗な2Aを決めたのちその足でステップを踏む、という高度な技を入れているのに対し、キムは美しいジャンプはジャンプなのだが、入るとき・着地時などにそういった技は特にいれてきていない。のにも関わらず、加点はキムの方が高かったりする。「ええ!?」と思うのだが、そもそもここで問題なのは、GOEはそれほど曖昧なものということなのだ。
「そんな陰謀論みたいな」と思うかもしれないが、そもそもフィギュアは採点競技という時点でどうしてもそういったくらい部分が付き纏う。ソルトレイクスキャンダルと言う前科もあり、伊藤みどりのときの頑ななまでの下げぶりなど……言いたかないが、そういった部分があるのは事実だ。フィギュアスケートというのは、ルールで勝者が簡単に入れ替わる。今のルールは、とにかく無難な業を、回転不足とられることなく(寧ろ転倒はまだましだったりする)こなす、それだけだ。安藤はもう4Sをいれないほうがいいといったのは、そのためである。(先日の安藤の4Sは、安藤にしてはかなり見事な出来だった。トリノ時代だったらば認定されていたかもしれない)
言ってしまうと、今のルールはほとんど日本女子スケーター潰しといっても過言ではないほど狙い撃ちにしてきたルールだ。今のルールで有利になるのは誰かというと、韓国のキムヨナ選手とイタリアのカロリーナコストナー選手なのだが、ISUの会長はイタリア人で副会長は韓国人である。スキージャンプで、日本人が優勢になってきたとき、日本人に不利なルール改正がなされたのは記憶に新しいが、まさにあのようなことが起きていると思ってもらえればいい。とかく日本人は外交下手で、すぐ欧米にこういったことをされてしまうのは本当に情け無い事だ。が、最早このルールはとりあえず五輪が終わるまでは覆されないだろう。今はこのルールにあわせてやるしかないのだ。もはやルール改正をせまるには時が遅すぎる。
客もマスコミも大技を煽るが、もう今はそんな時代では無い事に気付くべきだ。
今大技に挑んでも、ほとんど利はない。「勝つ」ためには、大技は不利でしかない。悲しいが。
キム選手が強いのは、増田も言ったとおり、点を取るために最大限効率的なプログラムを組んでいるからだ。3A×2は、効率とは程遠いところにある。まあ、今季の浅田のプログラムは、五輪プレシーズンとして、色々試すためのプログラムだろうから、勝つためでなくともいいのだが。(寧ろGPFは本当によく勝ったもんだw今年はGPFが韓国開催ということもあって、これは正直ほぼ無理だと思っていたのだがw)
といって、おそらく今浅田選手がキム選手と同じプログラムをやったとしても、キム選手ほど点は伸びないだろう(浅田選手は美しくてもいまいち加点をつけてもらえないが、キム選手はその逆だ、この辺りの加点は本当に曖昧な割に影響力がでかいから困る。完全に曖昧さを消せないのはしかたないとしても、そういった性質の点はあまり影響を及ぼさないレベルにすべきだろう)。だから浅田選手は、勝つためにはキム選手より凄い技を入れざるを得ないところもある。3A×2は五輪には流石にいれてこないだろうが(と言い切れないのが浅田の怖さだがw)、今シーズンは五輪にも3Aをいれてこれるくらいに3Aを当たり前の技とするための鍛えシーズンなのだろう。
本人が勝たなくてもいいというならまだしも、やはり基本的に皆「勝ち」を狙いに行っているのだから、煽り立てたところで責任のとれない外野が、無責任に「大技大技」と煽るべきじゃないと自分は思う。ひっそり「してくれないかな」と思うくらいならいいが。
浅田の3Aはやけに安定感を増してきたから大丈夫だと思うが、安藤の4Sについては――期待したいといった人もいたし、気持ちは分かるのだが、厳しいといわざるを得ない。あれに拘りすぎていると、他のジャンプも崩れ出してしまう。それほど4Sは凄い技なのだ。
そもそも安藤が以前に認定された4Sは、おそらく今のルール下ではDGだろうし、あの時も正直言ってまぐれ的なものが大きかった(それでも凄いのだが)。もう20歳である安藤(フィギュアスケートでは結構いい年で、フィギュアのジャンプは年とともに飛べなくなる場合が多い)が、今のルール下でも認定されるような4Sを飛ぶ――というのは、ほぼ無理だ。無理してなんとかそれだけ出来たとしても、他に影響が出てしまう。今回のように。そもそも4回転ジャンプというのは男子でさえ4Tがほとんどなのだ(一般には4Sの方が難しいとされる。まあ、とはいえその辺りは個人差が大きいのだが。余談になるが浅田と安藤は、難しいジャンプは得意だが簡単なジャンプは寧ろ苦手という変わった性質を持っている。今ではそうでもないが)。今回、挑戦して、転倒もなく着氷し、シングル女子のプロトコルに4Sと表示させただけでも自分は称えたい。あんなことができるのは安藤しかいないのだ。精神力がどうこう言われやすい安藤だが、彼女は怪我に悩まされたり、上で言ってきたようなルールでなかなか思うように点があがらなくなったり、4回転の重圧があったり、そもそも忘れがちだが彼女はようやく今20歳(いや、ちょっとまて。誕生日が今日だったかもしれない。そうすると21だ。安藤おめでとう)なんだよな、トリノのときなんか女子高生だったのだから、そういった事を考慮するとあれくらいで普通なのだ。寧ろ未だくじけず続けているのは強い方だと思う。(浅田は武士だから除外)あまり安藤を責めないでやってほしいところ。彼女は4回転がなくとももともと3Lz-3Loという女子最強難度の3-3を持っていたりとレベルの高い選手なのだから、そちらを練りこんでいったほうがいい。無論飛んでくれたらその日はひっそり安藤4Sおめでとうケーキでも買いたくなるくらい嬉しいし、安藤にとってはもうスケートを続けていくモチベーションが4Sになっているところもあるため、難しいところではあるのだが。モロゾフはどうするかね。
それと安藤の話になったからついでにいうと浅田・安藤の今季のまだ解消されていない課題に「セカンド3Lo」がある。
3-3や3-2など、続けて飛ぶジャンプのことをコンビネーションジャンプというが、そのコンビネーションの二度目につけるジャンプは、実は決まっていて、トゥループというジャンプと、ループというジャンプしか実質つけられない(ルール上の問題ではなく、物理的な問題)。今更だがw、ジャンプには6種類あり、その難易度は、簡単な順番からトゥループ(T)<サルコウ(S)<ループ(Lo)<フリップ(F)<ルッツ(Lz)<アクセル(A)だが、このうちの太字にしたトゥループとループが、セカンド、二番目につけるジャンプだ。で、難しいのはこの通りループ。というか、3-3でセカンドにループをいれてくるのは浅田と安藤しかいないのだが。
これが、認定されない。ことごとくされていない。今季は安藤の一回だけか。SP序盤の浅田の3-3、あれがまさにそうなんだが、あれだけ回っていてアウト。くーっ、厳しい、厳しすぎるぜ。つうかもうこれは、ほとんどジャッジはセカンド3Loを認定する気がないと思われる。もともとDGとられやすいジャンプだからなあ、しかしなあ…
先ほど安藤と浅田は簡単なジャンプほどなぜか苦手と言う変わった性質を持っている、といったが、それがこのセカンド3Loが認定されない現象においてまたも弱みに変わってしまっている。3Loができないなら(それより簡単な)3Tをつければいいじゃない、ってな話なんだが、ことこの二人においては、「無理して3Loにしてる」わけじゃなく「寧ろ3Loの方が得意」というジャンプの天才たちなので、今まで、育っていくにつれ、特にその簡単な方のジャンプをみっちりやる必要がなまじなかったんだな。それが今ここにきて微妙に裏目にでている。3Tをやればいい、といっても、そんなに簡単には変えて来れないのだ(特に安藤)。飛べないわけじゃ決してないが、実戦で使えるほどかというとどうなのか…。
と色々心配な点はあるが、それはさておき今季の浅田のプログラムはおそらく後まで語られるような伝説のプログラムになるから、録画しておくことを推奨する。(youtube等ではやはり画像が汚いからな)個人的には浅田はプルシェンコ並に伝説のスケーターとなると思う。
つか中野や小塚のことももう少し語りたかったが流石に書きすぎた。とにかく日本選手は皆頑張っているし今はとてつもなくレベルが高いから面白いぞ。特に女子の層の厚さは異常wルールに対する不安反面、やはりワクワクする気持ちを抑えられん。