はてなキーワード: 森鴎外とは
書評:川口マーン惠美 著『日本はもうドイツに学ばない?』(徳間書店)
小生のようにドイツを知らず、漠然とした技術大国=ドイツの印象を身勝手に抱いてきた者にとって、この評論集は新鮮な驚きのパケッジであり、あのメルセデス・ベンツをつくる器用なドイツ人が、他方では奇妙な思考体系をもつことなど想定外のこと。またドイツおよびドイツ人の意外な側面を知り、本書はとても有益である。
一般的に日本人のドイツの印象は良い。いや、良かった、と過去形で書くべきだろう。
森鴎外が留学し、伊藤博文はプロシア帝国憲法を範にとって明治欽定憲法を起草、制定した。ゲーテ、トーマスマン、ヘルマンヘッセ、ワグナー。
手塚富雄、高橋義考という人たちの名訳でドイツ文学にしたしみ、西尾幹二の新訳でニーチェに親しむことができだ。三島由紀夫も第二外国語はドイツ語だった。
大学ではドイツ語を第二外国語に選択する学生は稀となり、中国語へ語学ブームは移った。
日本の戦後政治は混沌としてきたが、ドイツもご多分に漏れず混沌そのもの、いや東西ドイツ統一以後は、旧東ドイツの貧困を旧西ドイツが吸収し、そのためドイツの経済優等生の質が劣化した。さらには欧州通貨統一によって、ドイツ経済は中国に抜かれるほどに疲弊した。米国、日本に次ぐGDP世界三位は北京が獲得した。
ドイツにも政治家の右往左往、右顧左眄、売国奴の跳梁跋扈があり、構図的にいえば、ちょうど日本に売国的媚中派と保守派とに二分され、さらにその保守が真性保守、体制保守、偽装保守などに細分化されるように、ドイツの政治は、ロシアの利益と通底する二流の政治家がいる。
言うまでもなく売国奴的政治家とは、シュレーダー前首相である。
川口さんは舌鋒鋭くこう批判する。
「シュレーダーは首相在任中、毎年中国を訪れたが、当地では、徹頭徹尾相手の嫌がることには口を噤み、大型商談をまとめることだけに心を尽くし、中国人のやんやの喝采を浴びて満面の笑みを浮かべているのが常だった。そして、このシュレーダー外交を、官邸で、裏からしっかり支えていた」男が、後述するシュタインマイヤーというニヒルな政治家だった。
戦後、アデナゥワーは米国と協調したが、ブラント政権で東方外交へ急傾斜をはじめた。そしてブラントの個人秘書は東ドイツのスパイだった。
後継シュミット時代に「ドイツ経済は完全な停滞状態にはいったしまった。それを引き継いだのがCDUのコール首相。行き過ぎた福祉にブレーキをかけ、19990年には華々しく東西ドイツを統一下」(本書140p)
だが、いまやドイツ統一の偉業をなしとげたコール首相は顧みられず、現首相メルケルへの罵詈雑言が左派からなされる。仕掛け人は現連立政権にありながら次期首相の座を虎視眈々と狙うシュタインマイヤーらSPDの面々である。
現ドイツ政権は左右大連立で「十五の大臣のうち8つがSPD」。外交を取り仕切るのは左派なのである。
日本との比較で二点、異なるポイントがあると川口さんは指摘する。
「ドイツには日本とは決定的に違う二つの負い目がある」、それは「ホロコーストと戦時賠償未払い」
東方外交をすすめたブラント元首相はユダヤ人慰霊塔に跪き、ヒトラーを擁したドイツ軍がなした狼藉を謝罪したが、「ヒットラーの率いたドイツと自分とを同一視していない」。
いや一般的にも「ドイツ人政治家の謝罪はヒットラーが起したことに対する謝罪であり、自分や国民の罪に対するものではない」。
つまり「親族に人非人がいたことに対する悲しみの表現のようなものであり、つまり『あいつのしたことは本当に悪いことだった。恥ずかしい、許してくれ』と誤っているのだ。日本は幸いなことに、あとにも先にも身内にこのたぐいの人非人を持たなかった」(本書73p)。
本書にはホーネッカー(旧東ドイツの独裁者)が、旧東ドイツ市民が秘密警察に監視されつつ、生活がうまく行かずモノもなく、途端の苦しみを味わっていても、一人だけ核戦争にも生き残り、モスクワへ逃げる場合に備えた豪華な核シェルターを築いた事実が暴かれる。その妄想ともいえる塹壕が、ドイツ統一後、埋められる前の見学ツアーが行われ、川口女史はでかけて、壮大な無駄と独裁の虚無を見いだす。
それにしても直撃取材のフットワークの良いこと!
また“ドイツの良心”などと左翼ジャーナリズムに持て囃された“ドイツの大江健三郎的な作家”ギュンター・グラスが青年時代はナチの「太鼓持ち」だったこと、シュレーダー前首相がプーチンの代理人のごとき政治屋ロビィストであること、ダライラマとの関係でベルリンが北京へ頭を下げるのも、日本と同様であり、北京とはビジネスさえ旨くいけば中国に叩頭しても構わないと考えているのがドイツ人の大半であること等々。
次々と暴かれるドイツの真相を知れば知るほどに、表題のようにドイツに学ぶことなんぞ、もはや無いという結論が出てくるのだった。
ていうのはさ、元の記事の記者がどの程度知識があって言ってるのかわからんけど、明治以前て「日本語」というか「国語」ってのがなかったのよ。
みんな地方とか村とか階級とかでバラバラにしゃべってたっていうかさ。
で、欧米列強みたいな体制にしなきゃいかんと、そうなったとき、どの国でもやってたのは言語の統一+使いやすくしようってことなのね。言文一致とかいうけど。
これやると情報伝達のベース言語が日本中で統一されて、学問に参加できる人が増えたり法律とかもろもろの情報が日本中に伝達しやすくなるし、なによりも同じ言葉を共有してる俺たちって同じ日本人だよねー的な感覚が生まれて富国強兵に役立つと。「構成員が自分のこと国民だと思ってる集団」てのができるんだよね。こうしないと列強とやり合えないぜと。
で、じゃあそうやって国語以前の言語をカスタムして国語ってのを作らなきゃ!ってことでせっせと作ってたのが明治初期の小説家たちで、夏目漱石とか森鴎外ってのはその最終仕上げみたいなことをやったのさ。彼らは国の金でイギリスとかドイツに言ってたわけだけど、これってその辺ヨーロッパを参考に研究して来いよという部分でもある。森鴎外なんかは医学のこともあるんだけど、この時代、新しく作ってる言葉をどうやって自然科学の言葉として使えるようにするかってのも重要だったからさ。
グズグズですな…
メンヘラー口説いて、その気もないのに、生でやっちゃったのは単純に、支持できんよ。
とりあえず、そのメンヘラー女子が、ほんとに妊娠してるかどうかの確認からだろ。
そうとしか言えん。なんとしてでも、確認しれ。
妊娠してたら、あとはあんたが、悪人になる覚悟があるかどうかだけの話だとおもうよ。
カトリックの彼女に堕ろせといってもつらいと思うけど、そのまま結婚しても不幸そうだしな。
あとは、森鴎外みたく、わるいことやっちゃった話を
善人面して、美化するようなクソになるか、
悪人として生きるクソになるかだろ。
いやまったくその通りだよね。
「自伝にわざわざ擬古文調でファウストの意匠をまぜてる森鴎外って、まじきもいナルシスト。手法的に云々という問題があったとしても、人間として生理的に無理。こんなのあがめてる連中がいること自体がふぁっく。死ね」
森鴎外って所詮こんなもんだよな。
てかあれいまだにどこがいい作品なのかわかんねーんだけどw
結局はこの増田みたいなことだろ?w
本当だwww森鴎外っぽいwww
現代に生きる森鴎外さんですか?
http://anond.hatelabo.jp/20080708184613
とても面白い企画だと思ったので、便乗させてください。
ご覧の通り趣味に走って暗めですがそのあたりはお許しを。
さんとの作品の重複は避けたつもりです。
太宰治「燈籠」
福田英子「妾の半生涯」
福澤諭吉「旧藩情」
ガールシン「四日間」
萩原朔太郎「月に吠える」
原勝郎「東山時代における一縉紳の生活」
樋口一葉「うつせみ」
穂積陳重「法窓夜話」
石川啄木「時代閉塞の現状」
泉鏡花「術三則」
カフカ「道理の前で」
北原白秋「邪宗門」
小林多喜二「党生活者」
幸徳秋水「筆のしづく」
桑原隲藏「蒲寿庚の事蹟」
ルブラン「奇巌城」
中島敦「狼疾記」
折口信夫「翁の発生」
ポー「アッシャー家の崩壊」
スウィフト「アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」
タゴール「ギタンジャリ」
寺田寅彦「流言蜚語」
徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」
内村鑑三「後世への最大遺物」
イエイツ「春の心臓」
与謝野晶子「女子の独立自営」
http://anond.hatelabo.jp/20080315152400]
これを全部読んでいない人間は「猿」です。
ちなみに猿に人権はありません。ネットで表現をする権利も自由もありません。よく覚えておくように。
レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』岩波文庫
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫
ハイデッガー『存在と時間』ちくま文庫, 岩波文庫, 中公クラシックス
ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』複製技術時代の芸術, 晶文社クラシックス
ポランニー『大転換 市場社会の形成と崩壊』東洋経済新報社
デリダ『グラマトロジーいについて』
海外文学
『唐詩選』岩波文庫
シェイクスピア『ハムレット』角川文庫、新潮文庫、岩波文庫、ちくま文庫
ゴーゴル『外套』
ポー『盗まれた手紙』
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
メルヴィル『白鯨』
フローベール『ボヴァリー夫人』
ドストエフスキー『悪霊』
カフカ『審判』
魯迅『阿Q正伝』
トーマス・マン『魔の山』
ザミャーミン『われら』
ムージル『特性のない男』
セリーヌ『夜の果ての旅』
フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』
ジュネ『泥棒日記』
ロブ=グリエ『嫉妬』
レム『ソラリスの陽のもとに』
エリオット『荒地』
ブランショ『文学空間』
日本文学
樋口一葉『にごりえ』
田山花袋『蒲団』
有島武郎『或る女』
志賀直哉『小僧の神様』
内田百〓『冥途・旅順入城式』
江戸川乱歩『押絵と旅する男』
横山利一『機械』
谷崎潤一郎『春琴抄』
川端康成『雪国』
太宰治『斜陽』
大岡昇平『俘虜記』
野坂昭如『エロ事師たち』
島尾敏雄『死の棘』
古井由吉『円陣を組む女たち』
後藤明生『挟み撃ち』
円地文子『食卓のない家』
中上健次『枯木灘』
斎藤茂吉『赤光』
萩原朔太郎『月に吠える』
坪内逍遥『小説神髄』
正岡子規『歌よみに与ふる書』
石川啄木『時代閉塞の現状』
小林秀雄『様々なる意匠』
保田與重郎『日本の橋』
吉本隆明『転向論』
江藤淳『成熟と喪失』
by 柄谷行人、他
追記
ネットにはほとんど「猿」しかいないんじゃないかと思うことも多いので、是非、脱「猿」してみて下さい。2chは「猿」の巣窟でもかまわないのですが、はてなが「猿」の巣窟であってはインフラ、リソースの損失だと思っています。実のありげな議論が起こっているなと思いきや、はてな「猿」が集団でやってきて議論を潰しているケースがほとんどなので。
これを全部読んでいない人間は「猿」です。
ちなみに猿に人権はありません。ネットで表現をする権利も自由もありません。よく覚えておくように。
レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』岩波文庫
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫
ヴァレリー『精神の危機』
ハイデッガー『存在と時間』ちくま文庫, 岩波文庫, 中公クラシックス
ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』複製技術時代の芸術, 晶文社クラシックス
ウィトゲンシュタイン『哲学探求』大修館書店
デリダ『グラマトロジーいについて』
ベイトソン『精神と自然』新思策社
海外文学
『唐詩選』岩波文庫
シェイクスピア『ハムレット』角川文庫、新潮文庫、岩波文庫、ちくま文庫
ゴーゴル『外套』
ポー『盗まれた手紙』
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
フローベール『ボヴァリー夫人』
ドストエフスキー『悪霊』
カフカ『審判』
魯迅『阿Q正伝』
トーマス・マン『魔の山』
ザミャーミン『われら』
ムージル『特性のない男』
セリーヌ『夜の果ての旅』
フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』
サルトル『嘔吐』
ジュネ『泥棒日記』
ロブ=グリエ『嫉妬』
レム『ソラリスの陽のもとに』
エリオット『荒地』
二葉亭四迷『浮雲』
樋口一葉『にごりえ』
島崎藤村『破戒』
田山花袋『蒲団』
有島武郎『或る女』
内田百〓『冥途・旅順入城式』
江戸川乱歩『押絵と旅する男』
谷崎潤一郎『春琴抄』
大岡昇平『俘虜記』
埴谷雄高『死霊』
安部公房『砂の女』
野坂昭如『エロ事師たち』
島尾敏雄『死の棘』
古井由吉『円陣を組む女たち』
後藤明生『挟み撃ち』
円地文子『食卓のない家』
中上健次『枯木灘』
斎藤茂吉『赤光』
萩原朔太郎『月に吠える』
北村透谷『人生に相渉るとは何の謂ぞ』
正岡子規『歌よみに与ふる書』
石川啄木『時代閉塞の現状』
小林秀雄『様々なる意匠』
花田清輝『復興期の精神』
江藤淳『成熟と喪失』
by 柄谷行人、他
追記
ネットにはほとんど「猿」しかいないんじゃないかと思うことも多いので、是非、脱「猿」してみて下さい。2chは「猿」の巣窟でもかまわないのですが、はてなが「猿」の巣窟であってはインフラ、リソースの損失だと思っています。実のありげな議論が起こっているなと思いきや、はてな「猿」が集団でやってきて議論を潰しているケースがほとんどなので。
http://anond.hatelabo.jp/20071114153237
脚気と悪者森鴎外
そんな中で、海軍医務局長の高木兼寛(後の海軍軍医総監)は、西欧と日本の軍隊の違いは食事にあるとして、白米ではなくパンを中心とした食事(後に同じ麦ということで麦飯に変えている。当時の日本人の中には「パンを食うぐらいなら死んだ方がまし」というくらい洋食が苦手だったらしい)をとれば、脚気にかからないことを証明し、脚気の解決法を明らかにしました。その結果、海軍では脚気患者はほとんど見られなくなりました。
しかし、ドイツの細菌学を中心とした陸軍軍医の上層部には納得できませんでした。病気の原因もはっきりしないまま、食事の改善などということで、病気が治るはずがないと考えたのです。彼らにはコッホ以前の迷信的な治療法のように感じられたのです。また、脚気の病原菌が発見されたという誤報もあり、高木兼寛に対して、露骨に反対をしました。
ここで登場するのが、悪役の森鴎外です。ドイツに留学中の森は、高木兼寛に反対する論文を送ってきました。これは、高木批判の大きな力となりました。さらに、帰国して一等軍医となった森は、脚気の原因は細菌であるという信念のもとに、徹底的に高木を攻撃しました。
(略)
その結果、海軍では脚気による死亡患者はほとんどなかったのに対して、陸軍では、日清戦争では 3944人(戦死者は293人)、日露戦争では27800人(戦死者は47000人(この中にも多くの脚気患者がいた))という非常に多くの兵士の命を脚気によって奪う結果となったのです。
森鴎外らが高木の成果に対して柔軟な姿勢をとっていれば、死なずにすんだ多くの人間の命を奪ったのです。しかし、森鴎外は生涯、誤りを認めませんでした。
子供4人
正確には5人。次男の森不律(Fritz)は生後半年で亡くなっている。彼を除いた簡易家系図を書くと
読みの後ろに「*」が付いてるのが鴎外自身の命名。そうですねー。鴎外はいま流行の「姫空梓(ぴくしー)」とかDQN命名の元祖なんですねー。Jaquesとか、もはや字自体がヤバいしw 自身の本名「林太郎」がドイツ人に正しく発音されなかったことがコンプレックスだったとか。
しかしまぁ。みなさんDQNネームに負けず、旧帝大、早慶出ばっか。孫の代まで見てみても、まず8割方著作がある。偉大な家系ですわ。
「歴史…青年期あらゆる希望を胸に、いきりたって人にケンカ(論争)をふっかけた鴎外。
以後官僚として栄達をのぞみ、ドロドロした権力闘争にも身を置いた鴎外。
歴史…それは男の当然の生き様であるが、晩年のわずか五年間、鴎外、
栄達がのぞめなくなると急に肩の荷が降りたのだろうか?
彼は負けたのだろうか? 男の生涯、ただの男になって死に様を見つけた。」
エレファントカシマシ / 歴史
医者の息子として生まれ、幼少期から神童と呼ばれ、医学を学ぶために10才からドイツ語を学び13才で年をごまかして第一大学区医学校予科(現在の東京大学医学部)に合格、19才で卒業。陸軍軍医として勤務。
その後も政府内の超エリートとして順調にキャリアを重ね、陸軍では日露戦争にも出征し軍医総監、一方文学者としても活発に活動し、最終的には文学博士であり医学博士であり、退いて後も帝国博物館総長兼宮内省図書頭として正倉院の調査に着手、明治の元老山県有朋と交友があり日本の元号のあり方にも一家言あり、また初代帝国美術院院長もつとめた。もちろん翻訳家、創作家としても名高い文豪であり、また大正の浪漫派を主導した雑誌「スバル」を強力にバックアップしたりもしている。まさに近代日本の根底を支えた最大の知識人、つーかバケモノ。
では頭でっかちの野暮天だったかというとそうでもなく「4才で初恋を経験した」と主張する彼は、留学したドイツでは女の子をひっかけこれが日本についてくる騒ぎとなり、最初の妻とは離婚したが18才年下の嫁を貰って子供を4人作って大変愛した(長男は最初の妻との間の子)。
そして、それでも本人はあんまりこの世が幸せでなかったらしく、死ぬときはそういう肩書きの類一切を固く拒否するという遺書を残した。欲の深さも天才級。
まあそんなわけで……結論はなんでしょうね。
こんな天才と比べたら、って、なんだか比べるのも馬鹿らしくなってくるというか。
まあほどほどが一番という、きわめて庶民くさい結論で納得しとけってことでしょうかね。
人生は石材なり。これに神の姿を彫刻するも悪魔の姿を彫刻するも、各人の自由なり。スペンサー
わかるだろうか……人生には解決なんてないのだ。ただ、進んでいくエネルギーがあるばかりだ。そういうエネルギーをつくりださねばならない。解決はそのあとでくる。サン・テグジュペリ
人生は欲望だ、意味などどうでもいい。すべての生き物の目的は欲望なのだ。それぞれ欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと思ってがんばっているんだ。そうだ、人生は素晴らしい。恐れの気持ちさえもたなければだ――なによりも大切なのは勇気だ。想像力だ。チャップリン
人生をしいて理解しようと欲してはならない。人生はそのままひとつの祭日である。ただ楽しくその日その日を生きることにしよう。無心に道を歩く子供が、吹く風ごとに春の花びらを肩一杯に浴びているように。リルケ
人生は芝居のごとし、上手な役者が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかく、あまり人生を重く見ず、棄身になって何事も一心になすべし。福沢諭吉
あこがれ、愛、希望、欲望、これが真の人生なのだ。コッツェブー
かれの考えによると、人間はある目的をもって生まれたものではなかった。これと反対に、生まれた人間に、はじめてある目的ができてくるのであった。最初から客観的にある目的をこしらえて、それを人間に付着するのは、その人間の自由な活動を、すでに生まれたときに奪ったと同じことになる。だから人間の目的は、生まれた本人が、本人自身につくったものでなければならない。夏目漱石
人生にはめざすべきふたつの事がある。ひとつは諸君が欲するものを手に入れること。もうひとつは手に入れたのちこれを楽しむこと。ところで第二のほうに成功するのは、きわめて少数の賢い人間だけにすぎない。ローガン・ピアソール・スミス
自分のめざすところをはっきり自覚し、たゆまぬ前進をするもの。自分の目的に対する手段を知ってそれをとらえ利用することを知っている人間は尊敬に値する。その目的が大きいとか、小さいとか、賞賛に値するとか非難に値するとかいうようなことは後になって非難されることだ。元来不幸とか不遇とかいっているものの大部分は、その原因をただすと、人間がいかに怠けもので、自分の目的を的確に知ろうとせず、たとえそれを知っても、それに向かってまじめに突進しようという努力の足りないところにある。ゲーテ
目的をとげるのに、長い忍耐をするよりも、めざましい努力をすることのほうが、まだ容易だ。ラ・ブリュイエール
明日しなければならないことがあったなら、今日のうちになせ。フランクリン
時間の値を知らない者は、生まれながらに栄光には向いていない。ヴォルヴナルグ
現在は過去以外の何ものも含んでいない。そして、結果のなかに見出されるものは、既に原因の中にあったものである。ベルグソン
時は金である……そしてそれによって利益を計算する人たちにとっては多額の金である。ディッケンズ
普通人は時をつぶすことに心を用い、才能ある人間が心を用いるのは、時を利用することである。ショウペンハウエル
二十歳にして重きをなすのに意志、三十歳にして機知、四十歳にして判断。フランクリン
年をとることを恐れるな。心配しなければならないのは、年をとるまでのいろいろの障害を乗り越えることだ。ショウ
二十歳のときハンサムでなく、三十のとき強くなく、四十のとき財がなく、五十のとき賢くなけりゃ、けっきょく一生なんでもない。イギリスのことわざ
決断――なすべきことをなそうと決心せよ。いったん決心したことはかならず実行にうつせ。フランクリン
英雄に普通の人より勇気があるのではなく、ただ五分間ほど勇気が長続きするだけである。エマーソン
野心はひとつの悪徳なるも、そは美徳の父ともなりうる。クウィンティリアス
志の固き人は幸いなるかな。なんじは苦しむ。しかれども長く苦しむことなし。また誤って苦しむことなし。テニスン
充実した一日がしあわせな眠りをもたらすように、充実した一生は幸福な死をもたらす。レオナルド・ダ・ヴィンチ
改革すべきはたんに世界だけでなく、人間である。その新しい人間は、どこから現れるのか?それは外部からではけっしてない。友よ。それを君自身のうちに見いだすことを知れ。しかも鉱石から純粋な金属をとるように、この待望の新しい人間に君みずからなろうとせよ。君からそれを得よ。各人は、驚くべき可能性を内蔵している。君の力と若さを信ぜよ。たえず言い続けることを忘れるな。「ぼくしだいでどうにもなるものだ」と。ジード
汝の道を歩め、人々をしてその言うにまかせよ。ダンテ
学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。しかしいやしくも大成を期せんには、先ずこれらすべてを統ぶる意志の大なる力がいる、これは勇である。大隈重信
大道行くべし、又何ぞ妨げん。木戸孝允
大切なことは、大志を抱き、それをなしとげる技能と忍耐をもつということである。その他はいずれも重要でない。ゲーテ
才能とは、自分自身を、自分の力を信ずることである。ゴーリキー
真の欲求なくして真の満足はない。ヴォルテール
求めよ、そうすれば、与えられるだろう。探せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるだろう。すべて求める者は得、探す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。新約聖書
今日なし得ることに全力をつくせ。しからば明日は一段の進歩あらん。ニュートン
なにもかも失われたときにも、未来だけはまだ残っている。ボビー
成功の秘訣を問うな。なすべきひとつひとつに全力をつくせ。ワナメーカー
運命は神の考えるものだ。人間は人間らしく働けばそれで結構である。夏目漱石
理想は星のようなものである。諸君はそれに手を触れることはできないが、荒涼たる大洋を航海している人のように理想を水先案内人として選び、これに従うことによって諸君は自らの運命を決定するであろう。ヤール・シュルツ
運は吾人より富を奪い得ても勇気を奪い得ず。セネカ
わたしは運命ののどくびをしめあげてやるのだ。けっして運命に圧倒されないぞ。この人生を千倍も生きたなら、どんなにすてきだろう。ベートーヴェン
運命というものは、他のことにおいてもそうであるが、特に戦争においては最大の役割を演ずるものであり、それは小さな原因から決定的な変化を引き起こすのである。カエサル
花が花の本性をを現じたる時最も美なるが如く、人間が人間の本性を現じたる時は美の頂上に達するものである。西田幾多朗
人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。サルトル
人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。マルクス
若いころ、私は人世の「幸福」として認められていることを個条書きにしてみたことがある。健康、愛、才能、権力、富および名声等の現世的な欲望を並べたて、それを賢明な先輩に得々として見せた。
その先輩は言った「なかなか結構だな、それに、順序もまずまず無難だ。しかし、それがないと君の表が耐えがたい重荷となる唯一のものが欠けているようだ」。
彼は私の表を消して次の文字を書いた――心の平和。ジョシュア・リーブマン
なぜ私は結局、好んで自然とまじわるのか。自然は常に正しく、誤りはもっぱら私の側にあるからである。自然に順応することができれば、事は全ておのずからにして成るのである。ゲーテ
花、無心にして蝶を招き
蝶、無心にして花を尋ねる
花、開くとき蝶来り
蝶、くるとき花開く
知らずして帝則に従う 良寛
じぶんのためには何も望むな!求めるな、心を動かすな、うらやむな。人間の未来も、お前の運命も、おまえにとってはつねに未知のものでなければならない。だがあらゆる事態に対する覚悟だけはしっかりときめて、勇気をもって生きることだ。そしてあとは神のみこころにまかせるのだ。トルストイ
もっとも尊重せねばならぬのは生くることにあらず、よく生くることなり。ソクラテス
人生を真剣に生きようと欲する者は、あたかも末長く生きていかなければならぬものとして行動すべきであり、同時にまもなく死ぬべきものとして身を処さなければならない。リトレ
僕には死んでゆくことは少しもこわくない。いま自然に死んでゆけるのだったら、どんなにうれしいか、とまで思っている。だが、僕もこうして人間に生まれて来たんだから、やはり、何か生き甲斐が感じられるまで生きている義務はあると思う。リンカーン
朝に死し、夕に生まるるならひ、ただ水の泡にぞ似たりける。知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来りて、いづかたへか去る。鴨長明
人生は、ほんの一瞬のことにすぎない。死もまた、ほんの一瞬である。シラー
正しく考えるとき我々は神の中にある。正しく生きるとき神は我々の中にある。アウグスチヌス
信仰とは我々の目に見えないものを信じることである。そしてこのような信仰のもたらす報酬は我々が信じるものを眼で見るということである。アウグスチヌス
いかにして人間は自分自身を知ることができるのか。観察によってではなく、行為によってである。なんじの義務をはたさんとつとめてみよ。そうすれば自分の性能がわかるであろう。ゲーテ
自分に対する尊敬、自分についての知識、自分に対する抑制、この三つのもののみが、生活に絶対的な力をもたらす。テニスン
己の感情は己の感情である。己の思想も己の思想である。天下に一人のそれを理解してくれる人がなくたって、己はそれに安んじなくてはならない。それに安んじて恬然としていなくてはならない。森鴎外
自己におもねるまい。自己を軽蔑すまい。自己をそれがあるべき相当の位置におこう。もしその位置が与えられなかったとしたら、それを発見し、創立することに骨を折ろう。有島武郎
その年齢の知恵をもたない者は、その年齢のすべての困苦をもつ。ヴォルテール
自分がなんであるかを知りたいと思うならば、自分がなにを好むかをみればよい。ニーチェ
怠惰は弱い頭の逃避場、愚者の休日にすぎない。チェスターフィールド
この山を登らんとする者、麓にては大いなる苦しみにあわん。されど登るにつれそは減ずべし。そのゆえに、辛苦も愉しみになりつるとき、登ることいとやさしくみえて、速き流れを小舟にて下がるがごとし。ダンテ
魚は食いたい、足は濡らしたくないの猫そっくり、「やってのけるぞ」の口の下から「やっぱりだめだ」の腰くだけ、そうして一生をだらだらとお過ごしなさるおつもり?シェークスピア
だから、怠惰は母親なのだ。怠惰には、盗みという息子と、飢というむすめとがある。ユーゴー
君のもっとも手近な義務からおこなえ、いずれの義務でも、待たされればさらに七つの義務を引きつれて戻ってくる。キングスレー
人間にとって、苦悩に負けることは恥辱ではない。むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。パスカル
労働は美徳の泉である。ヘルダー
疑う余地のない純粋の喜悦のひとつは、勤労のあとの休息である。カント
働くことは、私の感じでは、食べることや眠ることよりも、人間に必要である。フンボルト
人生は活動の中にあり、貧しき休息は死を意味する。ヴォルテール
労働は人生を甘美にさせる。労働を憎むものだけが悩みをもつ。ウイルヘルム・ブルマン
明日の朝にしようなどと言ってはならぬ。朝が仕事を仕上げて持ってきてくれるわけがない。クリソストムス
労働のなかにだけ、平和がやどり、労苦のなかには、安息がやどる。フォトネル
天下に難きことなしただ心ある人を怕る。中国の故事
人必ず自ら侮りて然る後に人之を侮る。中国の故事
普通人は時をつぶすことに心を用い、才能ある人間が心を用いるのは、時を利用することである。ショウペンハウエル
時と潮汐は何人をも待たない。イギリスのことわざ
寸暇を利用する事がいかなる種類の戦いにも勝利を博す秘訣である。ガーフィールド
自ら正しいと信ずる者は王の万軍よりも強く、自ら正しきを疑う者は些かの力をも有せず。カーライル
希望は日光に似ている、つまり、どちらも明るさだ。一つは荒んだ心の聖い夢となり、一つは泥水に金の光を浮かべてくれる。ヴェルレーヌ
籠鳥雲を恋う。日本の故事
青年よ、青年よ、つねに正義とともにあれ。もし正義の観念が汝のうちで薄れるようなことがあれば、汝はあらゆる危険におちいるだろう。ゾラ
盛年重ねて来たらず、一日再び、晨になり難し、時に及んでまさに勉励すべし、歳月人を待たず。陶淵明
人生のいろいろな楽しみは、それを主要な目的とするのではなく、通りすがりにそれを味わうときにはじめて、人生を楽しいものにしてくれる。――いったんそれを人生の目的としてしまえば、とたんにそれだけでは物足らない気がしてくる。楽しみなどというものは、細かく吟味すれば必ずボロが出てくるものだ。幸福になる唯一の道は、幸福さでなく、なにかそれ以上のものを人生の目的にえらぶことである。J・S・ミル
生きるための職業は、魂の生活と一致するものを選ぶことを第一とする。阿部次郎
将来を思い煩うな。現在為すべきことを為せ。その他は神の考えることだ。アミエル
明日は、何を為すべきか。これは今日のうちに考えておかなければならぬ唯一のものである。石川啄木
忍耐をもつことのできる人は、ほしいものを手に入れることができる。フランクリン
人間は自己の運命を創造するのであって、これを迎えるものではない。ヴィルマン
信念は人を強くする。疑いは活力を麻痺させる。信念は力である。ロバートソン
明日は何とかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。クーリー
生涯における予の一切の成功は、仕事を時機よりも常に十五分早くしたからである。ネルソン
多くの仕事をしようとする人は、今すぐに一つの仕事をしなければならない。ロスチャイルド
青年よ、意志を強くし、身体を強壮にするために、毎日一度は苦しいと思うことを遂行せよ。ジェームス
怠けていると退屈してくる。それは結局、他人が忙しく仕事をしているために、仲間がなくなるからである。B・ジョンソン
自分が立っている所を深く掘れ、そこからきっと泉が湧き出る。高山樗牛
苦中の苦を喫せざれば、上中の上人とならず。滝沢馬琴
人間にとって一番大切なことは、各自仕事に進歩を求めて励むことだ。ミレー
女性を敬え。彼女らは地上の生活のために、天国のバラを織りなす。シラー
働いて待つことを学べ。ロングフェロー
なにごとにも耐えることのできる人は、なにごとも決行することができる。ヴォルブナルグ
発憤しなければ、十分な努力はできない。それがなければまた、十分な成功も得られない。失敗し発憤し努力し、それが成功への第一歩となるのだ。一度の失敗で意気銷沈しては、一生何事も成さずに終わってしまうものなのだ。古河市兵衛
運命を外から受け入れるような人は、運命に殺される。野生のけだものが矢に殺されるように。ヘッセ
第一に必要なるものは大胆、第二に必要なるものも大胆、第三に必要なるものも大胆なり。キケロ
私が一つの欲望をもつかぎり、私は生きる一つの理性をもつ。満足は死である。バーナード・ショウ
問題になるのは量にあらずして質。セネカ
決意は、人間の力、勇気、知恵ではない。それは宗教的な出発である。キェルケゴール
自ら恃みて、人を恃むこと無かれ。韓非子
行いの美しい者は姿も麗わしい。イギリスのことわざ
大丈夫、当に雄飛すべし。中国の故事
良薬は口に苦くして病に利あり。忠言は耳に逆らいて行いに利あり。孔子
聴くことを多くして、語ることを少なくし、行なうことに力を注ぐべし。成瀬仁蔵
昨日が曇りなく公明であったら、今日は力づよく自由に働け、明日にも希望がもてる。明日も同様に幸福であれと。ゲーテ
天高うして鳥の飛ぶに任せ、海闊うにして魚の躍るに従う。大丈夫この度量なかるべからず。
衣を千仞の岡に振い、足を万里の流れに躍らす。大丈夫この気節なかるべからず。石川丈山
志なき人は聖人これを如何ともすることなし。荻生徂徠
よろしく身を困窮に投じて、実才を死生の間に磨くべし。勝海舟
臨終の夕までの修行と知るべし。上島鬼貫
危ぶむこと淵に臨むが如く、慎むこと氷を履むが如し。孝謙天皇
多くの事をするのは易いが、一事を永続きするのはむずかしい。B・ジョンソン
善を見ては渇する如くし、悪を見ては聾するが如くす。太公望
心は非常に楽しむべし苦しむべからず。身は常に労すべしやすめ過ごすべからず。貝原益軒
服従は人間の普遍的義務である。屈曲しない者は挫折するより外はないであろう。カーライル
我日々に三度わが身を省みる。曰く午前中何ほど世界に善を為したりやと。さらに夕と夜に。ブース
完全なある物を創作しようとする努力ほど、心霊を純潔ならしめるものはない。ミケランジェロ
労働は適時にはじめること。享楽は適時に切り上げること。ガイベル
人間が自分の仕事において幸福であろうとするならば、その人間はその仕事を好きでなくてはならぬ。その人間はその仕事をやりすぎてはならぬ。その人間はその仕事を成功するという感じを抱いていなければならぬ。ラスキン
真の閑暇とは、われわれの好きなことをする自由であって、何もしないことではない。ショウ
ひとびとは閑暇を犠牲にして富裕をうる。だが、富裕をはじめて望ましいものにする唯一のものである自由な閑暇が、富裕のために犠牲にせねばならないならば、私にとって富裕が何になろう。ショウペンハウエル
学問は、ただ年月長く、倦まず怠らずして、励み力むるぞ肝要にして、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみは拘はるまじき事なり。本居宣長
ランプがまだ燃えているうちに、人生を楽しみ給え。しぼまないうちに、ばらの花を摘み給え。ウステリ
最も純粋で最も考えぶかい人は色彩を最も愛する人々である。ラスキン
「熱望」することはこの上もなく容易なのに、「志す」ことはなぜ、そんなに難しいのか。熱望のさい、口を利くのは弱さであり、志すさいには強さだからである。リントネル
人間が、自分で自分の内から才能をつくらずに、これを他人から貰い受けることができると考えるのは、無理な話であって、あたかも招かれた先で、医者とたびたび晩餐を共にするだけで、健康を養うことができると考えるようなものであろう。プルースト
日に新たに、日に日に新たにして、又日新たなり。大学
機会を待て。だがけっして時を待つな。W・ミュラー
人生の幸福とは何であるかを知ったら、お前は人の持っている物など羨ましがる必要はない。プルターク
およそ事業をするのに必要なのは、する力ではなく、それをやりとげるという決心である。リットン
私は想像する。私はそう思う。私はそう信ずる。私はそのとおりになる。ヨガのことば
人事を尽して天命を待つ。古諺
艱難汝を玉にす。日本のことわざ
問題を正しく掴めば、なかば解決したも同然である。C・ケタリング
今日立てたプランは、その日に最高なのであって、次の日には、すでに最高とはかぎらない。周囲の状況は、生きかつ動いているから、毎日毎日、計画を検討すべきだ。加藤升三
真実とは苦い薬である。人はそれをのもうと決心するよりも、むしろ病気のままでいる。コッツェブー
あることを真剣に三時間考えて自分の結論が正しいと思ったら、三年間かかって考えてみたところでその結論は変わらない。ルーズヴェルト
あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道とよんでいるものは、ためらいにほかならない。カフカ
われわれが悩めるひとにあたえることができるいちばん正しい助力は、そのひとの重荷を除去してやることではなく、そのひとがそれに堪えうるように、その人の最上のエネルギーを喚び出してやることである。ヒルティ
天才とは自ら法則を作るものである。カント
人間の強い習慣や嗜好を変えるものはいっそう強い欲望のみである。マンデヴィル
読書は人間を豊かにし、会議は人間を役に立つようにし、ものを書くことは、人間を正確にする。ベーコン
平凡なことを、毎日平凡な気持で実行することが非凡なのだ。A・ジード
やってみなわからしまへんで、やってみなはれ。鳥井信治郎
何でも見てやろう。小田実
わたしの前には道はない。わたしのうしろに道ができる。高村光太郎
一度に一つずつ行なえ。あたかも自分の生死がそれにかかっているような気持で。U・グレース
一日に少なくとも一つは自分の力のあまることをなしとげようとしない限り、どんな人間でも大した成功は期待できない。E・ハーバート
相談するときは過去を、享楽するときには現在を、何かをするときには未来を思うがよい。ジューベール
人間とは一つの総合――無限と有限、時間的なものと永遠なもの、自由と必然――である。キェルケゴール
大事な事は数字を使って話すことではなく、数字に裏うちされた行動を起こすことである。中村輝夫
己が欲を遂げんとて義を失ふは、小人と申すべし、されば、義を目的として欲を制し申すべきことと存じ候。広瀬久兵衛
学問ありて、しかるのち先見あり。先見ありて、しかるのち力行あり。カント
死ぬよりも、生きている方がよっぽど辛い時が何度もある。それでもなお生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない。榎本健一
若者の遊山を好むは、然るべからず候。御奉公の道油断なく候えば、遊山がましき事存ぜず候。又徒然なる事もこれなく候。藤堂高虎
天才?そんなものは決していない。ただ勉強だ。方法だ。不断に計画しているということである。ロダン
桃李もの言わざれど、下おのずから蹊をなす。史記
今日を捕えよ。他日ありと信ずることなかれ。ホレース
「いったいどれだけ努力すればよいか」と言う人があるが「キミは人生をなんだと思うか」と反問したい。努力し創造していく間こそ人生なのである。御木徳近
日々を神とともに始め、神とともに終われ。ウェスリー
学生よ勤勉なれ。この語の中には学生の有すべき一切の美徳が含まれている。カーライル
美しいバラは刺の上に開く。悲しみのあとに必ず喜びがある。W・スミス
善いものは常に美しく、美しいものは常に善い。ホイットニー
ものを観るのに目をあいただけでは足りない。心の働きがなくてはならない。ミレー
ささいな出費を警戒せよ。小さな穴が大きな船を沈めるであろうから。フランクリン
悦びは人生の要素であり、人生の欲求であり、人生の力であり、人生の価値である。人間は誰でも、悦びへの欲求する権利を有している。ケップラー
汝の敵には嫌うべき敵を選び、軽蔑すべき敵をけっして選ぶな。汝は汝の敵について誇りを感じなければならない。ニーチェ
価値は名声より尊い。F・ベーコン
偉大なる精神は、偉大なる精神によって形成される。ただしそれは同化によるよりも、むしろ多くの軋轢による。ダイヤモンドがダイヤモンドを研磨するのだ。ハイネ
光はわが世に来りつつあり。人は闇を厭い光を愛す。カーライル
花のかおりは風に逆らえば匂わず。されど、善き人のかおりは風に逆らいても匂う。法句経
愛は精神を与える。そして精神によってみずからをささえる。パスカル
春に百花あり秋に月あり。夏に涼風あり。冬に雪あり。すなわちこれ人間の好時節。松尾芭蕉
修身斉家治国平天下。大学
勤めても、また勤めても勤め足らぬは勤めなりけり。道歌
非理法権天。楠木正成
私はつねに、二年先のことを考えて生きている。ナポレオン
人生においては、チェス競技のように用心が勝利を収める。バックストン
いかに快くとも未来を信頼するな。死んだ過去はその死んだものを葬るがよい。生きた現在に行動せよ。意気を心に、神を頭上に。ロングフェロー
現在は過去と未来との間に劃した一線である。此の線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。森鴎外
さらばここにまた一日、青空の朝は明けた。考えよ。汝はそれを無用に過ぎ去らしめようとするか。カーライル
簡素で高ぶらない生活の仕方は、だれにとっても最上のものである。肉体のためにも精神のためにも最上のものである、と私は信じている。アインシュタイン
労働なしにひとり休息に達することもなく、戦闘なしに勝利に達することもない。T・A・ケムピス
世を長閑に思ひて打ち怠りつつ、先さしあたりたる目の前の事にのみまぎれて月日を送れば、ことごとなす事なくして、身は老いぬ。吉田兼好
冬来たりなば春遠からじ。シェリー