ていうのはさ、元の記事の記者がどの程度知識があって言ってるのかわからんけど、明治以前て「日本語」というか「国語」ってのがなかったのよ。
みんな地方とか村とか階級とかでバラバラにしゃべってたっていうかさ。
で、欧米列強みたいな体制にしなきゃいかんと、そうなったとき、どの国でもやってたのは言語の統一+使いやすくしようってことなのね。言文一致とかいうけど。
これやると情報伝達のベース言語が日本中で統一されて、学問に参加できる人が増えたり法律とかもろもろの情報が日本中に伝達しやすくなるし、なによりも同じ言葉を共有してる俺たちって同じ日本人だよねー的な感覚が生まれて富国強兵に役立つと。「構成員が自分のこと国民だと思ってる集団」てのができるんだよね。こうしないと列強とやり合えないぜと。
で、じゃあそうやって国語以前の言語をカスタムして国語ってのを作らなきゃ!ってことでせっせと作ってたのが明治初期の小説家たちで、夏目漱石とか森鴎外ってのはその最終仕上げみたいなことをやったのさ。彼らは国の金でイギリスとかドイツに言ってたわけだけど、これってその辺ヨーロッパを参考に研究して来いよという部分でもある。森鴎外なんかは医学のこともあるんだけど、この時代、新しく作ってる言葉をどうやって自然科学の言葉として使えるようにするかってのも重要だったからさ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/772_33100.html 夏目漱石って英文学研究してたから 「英語読むと日本語駄目になる。夏目漱石読め」 って理屈おかしく思うのだが。
ていうのはさ、元の記事がどの程度知識があって言ってるのかわからんけど、明治以前て「日本語」というか「国語」ってのがなかったのよ。 みんな地方とか村とか階級とかでバラバラ...
でも夏目漱石の日本語も、いまどき通用しないよ、あれは。江戸っ子丸出しだし。 本当はもっとかっちりした標準日本語文法を小学校中学校で教えて、それで読み書きしながら、片方で...
まあ標準語のベース江戸弁だし、その後のマイナーチェンジもかなりあったからねえ。 ただ古文→現代文ていうほどのでっかい規範チェンジはこれ以上起こしようのない部分ではあるん...