はてなキーワード: 学会発表とは
小学生のときは、「将来○○になるんだ!」とかあんまり思わずに、周囲の友人達にあわせて「僕も、将来の夢はサッカー選手かな」なんて適当に応えてた。思い返せば、将来についてじっくり考えたことなかったんだなぁと思う。実はそれは、25.5歳くらいになった今でも同じで、それほど将来について具体的に考えていない。
最近、研究なんかしたくなくて、あまり研究室に行かなくなってしまった。おかげで、次の学会発表の資料がほぼゼロだよ。オワタ。
それはそうと、今の自分の置かれている状況が嫌になればなるほど、将来こんなことしたい、あんなことしたいという欲求が生まれてくる。不思議。
とりあえず現実逃避して、適当に頑張って博士(工学)を取得したら何しようか考えるのが最近の楽しみ。
とりあえず、俺がスーパーマンみたいなやつだったとしたら、60歳までには、大学教授と会社経営者と国会議員の3つの職を経験したい。と、まるで漫画のようなことを考えている。
他の人の25歳の夢ってなんなんだろう?
私は、2歳の娘を持つ 31 歳の主婦です。
娘を生んだ時もお産をお願いした助産師さんに進められて K2 シロップの代わりに、ホメオパシー協会でも推奨されているレメディを与えていました。
その後も、自然食品を主体とした子育てをしていて、生まれた時から生物本来の力で生きている娘などは、風邪などひきませんし、ちょっと熱があったりしても、発熱のために処方されたレメディを与えれば、数日のうちには回復します。
幼い頃、化学物質漬けで育ってしまった私などは、未だに風邪をこじらせることがありますが、娘が羨ましいくらいです(笑)
ですが最近、K2 シロップを与えなかったことによって、乳児が死亡してしまったといういたたまれないニュースを聞きました。
非常に悲しい出来事で、自分の娘のことを思っても人ごとではありません。
私には 4 つ年下の従兄弟で、大学で生物学を研究している人がいるので、この話についてどう思うか聞いてみました。
すると、これまで知らなかったとてつもない話を聞かされたのです。
どうも最近、ホメオパシーの科学研究が進む中で具体的な成果があって、学会発表が行われたそうです。
それによると、レメディが人間に効く時には、必ず脳内で生成されるプラセボという物質が関与しているらしく、その物質の働きが色々と明らかになったという事でした。
(プラセボというのは何も新しい物質ではないのですが、これまでホメオパシー協会などでもホメオパスとの関連については知られていなかったそうです。)
そのプラセボですが、脳の発育段階、特に言葉の理解と大きく関連していると言うことで、だいたい生後 2 歳から 3 歳くらいにならないと生成されないという事が、この度の新発見らしいです。
発表をした海外の研究者 (イギリス人らしいです) は、「今回の研究によってレメディが有効に作用することが証明された反面、乳幼児には効果がないことも明らかになった。」と明言しているそうです。
これは大変だと思い、いつもレメディを処方して下さる先生にも相談したところ、「そういった研究は聞いたことがないが…」と歯切れの悪そうな感じでしたが、雰囲気が怪しかったので、本当は知っているんじゃないかと思います。
ホメオパシー協会に問い合わせても同じような回答だったので、グルじゃないでしょうか?
最近、ニュースが明らかになって、これまでの責任を問われるのが怖くて無かったことにしようとしているのだと思います。
陰謀?とはまでは言いませんが、ちょっと怖いですね。
科学的に証明された研究があるなら、正しく処方するのが良いと思います。
いま、私のお腹の中には 2 人目の子どもがいますが、この子が生まれた時は、しばらくの間、レメディを与えずに様子を見ようと思っています。
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http://anond.hatelabo.jp/20100611110402
を投稿した増田です。
そうですね、誤解半分、と言ったところだと思います。
「自分には輝かしい人生が待っていたはずなのに、なにこの平凡!!」
なんてふうに思ってるように思えてならないのですが。
輝かしい人生とか、全然思っていませんでしたよ。平凡なのは百も承知でした。
在学時に病院実習がありましたし、漠然とどういう業務なのかは分かっているつもりでした。起伏がなく、地味な仕事です。平凡なのは百も承知でした。
もし、そういうところに勤めたいと思ったら、理学、工学、化学専攻のライバルたちと競争しないとならない。
君が学問とは関係ない薬事関係の法律の重箱の隅や、法律上その検査法をしなくちゃならないというようなかび臭い時代遅れの検査法の勉強をしてる間、彼らはアカデミックの最先端を突っ走ってきたわけで。
うーん、あなたも薬剤師のこと見下してますか?いや、別につっかかるつもりはないんですけどね…
就職の時点で楽な道を選んでしまいましたが、4卒で就職したことに後悔はしていないので、研究職と比べてなんたらかんたらの妬み嫉みはありません。
博士に進学した友人(理学部)がいるので、このあたりの苦労はよく聞きます。大変だということだけは分かっているつもりです。
そういう節はあると思います。国立出はだいたいそうなんじゃないでしょうか。周りもそんな感じでしたよ。
でも、私自身は「院卒で研究職就けば輝かしい人生だったのに!」とか、微塵も思っていません。
研究職の適性がないと思って早々に諦めたので。それぞれの苦労があります。強いて言えば、さかのぼって薬学部にに入ったことを後悔してます。でも、学部とか関係ないお前自身の問題だと言われたら、それまでです。その通りだと思います。
特にないです。誰かと張り合うという意味での「大企業」でしょうか。張り合う相手もいないので。
あるいは、いい点数さえ取れれば褒めてもらえる世界に戻りたいという願望をもってるのじゃないだろうか?
今はいい点取ることが出来なさそうなので、そういう願望はないです。でも筆記試験で選抜される仕組みは昔から好きです。逃げたい気持ちは人一倍あります。そういう事実だらけですから、目を瞑っていたら歩くことも出来ません。そういうものだと思ってます。
そうですか。でも、なりたいとは思わないですよね?
「自分には輝かしい人生が待っていたはずなのに、なにこの平凡!!」
なんてふうに思ってるように思えてならないのですが。
薬学部じゃないから誤解があるかもしれない。
進学してもしなくても同じだったように思う。
就職には国家資格さえあれば困らないのに、院卒という肩書きを得るメリットが浮かばない。
そりゃ企業の研究部で研究したいとか、品質部でテクニシャンとして働きたいなら院卒のほうが有利だと思うけど、国家資格の強みを失う。
もし、そういうところに勤めたいと思ったら、理学、工学、化学専攻のライバルたちと競争しないとならない。
君が学問とは関係ない薬事関係の法律の重箱の隅や、法律上その検査法をしなくちゃならないというようなかび臭い時代遅れの検査法の勉強をしてる間、彼らはアカデミックの最先端を突っ走ってきたわけで。
それに、ちょっと考えて欲しい。
君は研究職や技術職が高尚で、製造職、サービス業が下賎だと思ってる節はないだろうか?
あるいは、いい点数さえ取れれば褒めてもらえる世界に戻りたいという願望をもってるのじゃないだろうか?
評価体系が複雑な現実社会から逃げたいと思う気持ちはないだろうか?
本当は大学にいたって、試験の点数だけで決まらないという事実に目を瞑っていないだろうか?
答えを用意してくれることもなく、失敗の尻拭いだってしてくれないことのほうが多いくらい。
やりたくない研究でも、勝ち目がない、成功の見込みがない研究でも、しろと言われたらしなければならない。
そしてノルマと期限がある。
成果が出ても出なくても、出たように見せかけないとならない。
技術職に自由はない。
言われたとおりに、手順書、計画書通りに手を動かすだけの仕事だ。
ロボット化できないところを人がやるにすぎない。
大企業に就職すれば幸せかと言えば、中小よりは確実だけれども、制度に保護されている薬局勤務に比べてもそうかと言われたらそうでもないでしょ。
http://anond.hatelabo.jp/20091122082313
http://anond.hatelabo.jp/20091122110208
説明が下手とかいうレベルじゃなく、仕分け人は聞く耳を持ってなかったでしょ。
「一方的ではなく、意見を聞いたうえでの事業削減しました。」という言い訳のための会議にしか感じなかった。
話がそれるが、多くの人が「科学者はプレゼンが下手」と仮定してるような気がする。しかし、それは間違ってる。特に、(仕分け会議に出席するような)偉い科学者は、プレゼンが仕事のようになってる。ノーベル賞とるような科学者は、ちょっとアレな人が多い。しかし、一般の科学者は、院生の頃から学会発表というプレゼンを練習したり、一般人に自分の研究の有用性がわかってもらえるように考えてる(もちろん、研究費をもらうため)。特にお国の会議に出席するような偉い科学者は、プレゼン能力やコネで資金を大量に取って来れるタイプがおおい。相手のレベルにあわせて、プレゼンする練習・実践も積んでる。だから、「科学者はプレゼンが下手だからもう少し聞いたあげよう」系の同情は不要です。
仕分け人が聞く耳をもってなかったことが問題です。
(というか、もし聞く耳をもっていたとしても削除対象からはずす権限すら持っていなかったような)
フォトショで加工して(コントラストとかそういうレベルではなく、レタッチ)
学会発表の予稿として提出してやがった。
しかも論理はめちゃくちゃ。
そして事後報告。最悪。
自分もセカンドに入ってるからほんと消えてしまいたい。消してしまいたい(ファーストの人を)。無かったことにしたい(予稿提出)
以降に共同著者として入ってる方々はそのこと知らない。
ほんとそういうのじゃなかったらいいと思うよ。しかたないよ。
うちのやつは、倫理的におかしいけど。
私の奨学金免除のために学会参加数は多くほしいから、とりあえず過程結果として納得して、
発表の時はちゃんとした結果で発表させるつもり。
何かしら研究しているが、どう考えても修士レベルの研究ではなく、卒論レベルの研究の気がして仕方がない。
だって、やったことは、「人手でやると時間がかかって仕方がない事を自動である程度できるようにするために、ある公式とか理論を適用してみました」レベル。
(※情報系・もう少し言うと音声言語情報処理あたりの話。かなりアバウトなのは、特定されたくない&未発表だから、ということで勘弁を。)
もちろん、この先も研究を進める予定だし、そもそもテーマ決まったのは今年に入ってから。(それまでは卒論内容を学会で発表したり、論文サーベイとか、テーマ相談とか…)
教員がおっしゃるには「(君と同じ分野で頑張ってる研究者たちとの議論の上では)その研究は良く考えてみると誰もやったこと無いねー」ということらしいので、新規性はあると思う。
また、「卒論の内容があった上で」の話なので、卒論との合わせ技で考えれば、卒論プラスアルファくらいのレベルにはなると思う。
けれど、同期の研究を見てみると、やたら難しい内容をやっているから、レベルも高いものをやっているように思われる。(「隣の芝生」補正もある?)
それを見てから自分の研究を見てみると、研究内容が内容だから、凄く薄っぺらい研究に感じる。
酷い内容であっても凄そうに見せられるプレゼン技術があればいいけれど、そんなもの無いし。
内容自体は(少なくとも僕は)薄っぺらい研究に見えてしまう。
それだから、研究内容を発表しようにも自信を持って発表できないんだよね。
「ポスターだけ貼ってとっとと逃げてしまう」のは良くないんだけれど、誰も聴きに来なさそうなら、居ても居なくても変わらない気がする。
だったような・・・
30代後半の准教授なんて悲劇的レベル・・・たぶん同期民間の2/3もいかないんじゃないか?
追記:こんなんみつけました
うちはフィールド調査のガソリン代なんかも自腹で結構大変みたいです。出張は公共交通機関しか認めてないのかな?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213724522?fr=rcmd_chie_detail
月給と研究費はまったく別物です。研究費は、学会の発表に行くために使用したり、機材を買ったりするのに使います。何につかってもいいわけではありませんので、たとえば、それで食事をしたり、研究に関係ない本を買うのはできません。更にいうと、大学やその予算によっても細かく使途や額が決められています。ヨーロッパなどで学会発表をすると今は円が非常に弱いので、ヨーロッパのホテルに泊まると(日本円で1泊いくらまでと決められているので)だいたい足がでます。1回の出張で7万くらい。そんなのは、自腹です。それから、研究に関係しているという費目では学会登録がありまして、だいたい、教員は学会を幾つか登録することが必要で、学会誌や論文誌も買わねばなりませんが、これで年間10万円はいっちゃいます。でも、これはほとんどの教員は自腹で出しています(だいたいの予算がこれを出す費目がないから)。あとは、学生さんにおごることも時々あるし、パソコンもデスクトップはいいけど、ノートPCは外に持っていけるから駄目なんて大学もあります。自宅に帰り夜中まで仕事しているのに。。。。
というわけで、月給と研究費を一緒にされた質問なので、コメントさせていただきました。
年収は人によっても大学によっても異なるのですが、一流企業のメーカー系(NECとか)と比較すると、30歳では大学教員が少し勝ち、40歳で同じ、その後、企業人は勝ち、大学のひとは飽和して横ばい状態になるといわれています。ただし、大学教授の定年は長いので、総トータルでは同じくらいです。銀行系はこれの1.4倍以上もらっているようですが定年が少し早い。外資系は日本系よりもいいですが、ノルマは厳しい。稼ぐなら、金融や保険かも。。。金融で働いたこと無いからわかりませんが(金融もストレス多いらしい)。。。ちなみにパイロット(機長)は年収3000万円だそうです。つまり、ストレスが高いとこほど高収入なのかもしれません。リッチな生活をしようというなら、大学の教員は避けたほうがいいかもしれません。安定しているかというと今の時代、論文や、特許、外部資金の獲得、高校への出前講義、教育の充実などどんどんノルマが増えてきていて、そのうち、期限付きの雇いになるかもしれませんので、必ずしも安定しているとはいえないくなるかもしれません。
地方中堅国立大学卒後,東大院のM2俺の意見は元増田と逆だなぁ…。
以下,理由。
1.就職しようと思ったら,有利
2.研究職に就きたいと思っても,有利
1.については色んなところで言われてると思うんで,割愛してさせてください。
で,2.なんだけど。
なんで,有利かっていうと,
書き方のノウハウやそれに向けての業績の作り方がとても大事だと思った。
Dに学振持ちが何人もいるってだけで,成功した申請書を参考にできるわけだし。
研究室として「学振出すよね?じゃあ,M1からそれに向けて学会発表や論文出してね。」って感じだと色々と違ってくる。
一方,こないだ出身大学に遊びに行って,同期でそのまま挙がった人と喋ってたら「学振ってなに?」って言われたし。
自分でアグレッシブに行動できない俺みたいな人こそ東大のがいいかも?
(アグレッシブな人ほど周りの評価を気にして,東大とかは辛いのかもしれませんが…)
俺の分野は社会科学なので,そんな研究費ははあまり関係ないだけど。
自費じゃなくても,国際学会に行かせてもらえたりすることもあるらしい。
あと,地味に利用できるジャーナルの数も出身大学よりも東大の方が多くて助かってます。
優秀なDが多いから,自分の研究のアドバイスや論文のチェックをしてもらえたりもする。
なんていうか一言で言えば,「ここで研究者になれなかったら,自分が100%悪い」という環境です。
もちろん,地方大学の院が全部ダメなんてことはまったくないです。
ただ,東大や京大の方が研究者になりやすい環境である確率が高いんじゃないかなと思ってます。
自分の環境も,東大と指導教員という2つの要因によって成り立ってるから,東大だけじゃだめなわけだし。
あと聞いた話でほんとは知らないだけど,指導教員の名前で学振の今後の計画の実現度が判断されるかもとも聞いた。
つまり,○○先生の指導なら,この計画は実現可能だろう的な感じかな?なんで,先生の名前も大事だと思います。
で,結局,何が言いたいかっていうと。
良い指導教員と良い研究環境に東大だと出会える確率が高いってことかな。
案外,自分の専門どんぴしゃじゃないと優秀かどうかは周りはわかんないんで,
東大・京大でも別に見捨てられるってことはないんじゃないかな~。
(学会発表もしないくらいだったら,別だろうけど……)
落ちこぼれな俺が言うんだから,間違ってないはず…。
ちなみに俺が東大院に入った理由は
指導してもらいたい先生がたまたま東大に居て,記念受験したら受かったからだけだったりします……。
んで、君はがんばるよね?研究を進めるし、論文も書くし、学会発表もする。
んで、博士号を取る。
あ~ら、不思議、あなたは常勤職に就けないのでした。
え、なんでって?
でもねえ、今は生み出される博士の数よりもアカデミィックポジションの数の方がず~と少ないのだよ。
んでね。アカデミィックポジションの数は君がいくらがんばっても増えない。
だって、君は単なる研究者なんだもの。
君は少ない椅子(=アカデミィックポジション)を必死に奪うしかできないんだ。
でもね椅子の数は限られている。だから、余る人は必ず出てくるんだ。
そんな世界では「がんばれば報われる」なんてお題目に過ぎないってワケだ。
もちろん、ポスドク職と呼ばれる非常勤職はいっぱいある。
でも、あんなのただの「バイト」だよ。いつ「サヨナラ」って言われてもおかしくない。
国からの短期的な補助金が尽きれば、ボスはあなたを雇っておけなくなるんだんからね。
で、何が言いたいって?
僕らは椅子を増やすことは出来ないってことさ。
僕らはがんばったら報われる環境にいて初めて「がんばれば報われる」って言えるんだ。
まあ、僕は君を助けてあげれないけどね。
>限りなく内容が薄い研究もあるし(酷いとこだとたった1データで学会発表したりするんだぜ?)
1データは悪いことではない。定性的な分析だと一例分析はよくある。
学会発表したんだったら、
背景で研究の意義について語ってるだろ、
その研究背景を本当に出鱈目で書いてるんならわからないけど、
元増田はそうじゃないんだろ?
発表する前は理解される事を期待してたんだから。
建前にしろ語れる背景があるんだったら、十分やる理由にはなると思うけど。
(金銭的や労力のリソースを割り振る妥当性とかは別としても)そこまで悲観することは無いと思うんだ。
みんながやりたくない研究なんてなんぼでもあるし(大規模にやれば一発の所を、設備の問題で延々と手作業でデータ取り続けるとか)、
限りなく内容が薄い研究もあるし(酷いとこだとたった1データで学会発表したりするんだぜ?)
棄却されそうな仮説を支持する教授の元でやる、悪あがきみたいな研究もたまにあるよ(これは敗軍の将みたいな感じで悲惨というか悲壮)
「どうしたらこの研究(の意義)をわかってもらえるか、魅力的なものにするか」
なんかを考えるのもいいよ。
一度、学会発表で外に出て発表するまでは、「研究を認めてくれる人って多少なりいるだろう」と思っていた。
せめて、「こんなことをやっている人もいるんだー」くらいのレベルでもいいから、理解してくれる人っているんだろうと思っていた。
けれど、それは完全な勘違いであることに、外に出てから気づいた。
感想を聞いてみた結果、「そういう研究って嫌いだ」という人が少なくなかった。
当然、そういう研究なものだから、後輩もあんまり続けたくないらしい。
最近は、正直なことをいうと俺だってこの研究を続けて意味のあるものなのかと聞かれると答えられない。
出てきても、「心の中で押し込む」ことによって無理やり心の中に押し込めてきた。
けれど、一度この悩みを外に出してしまうと一気にその感情が出てきちゃうんだろうな。
正直な事を言うと、やっていく自信はない。
だって、やってもやっても評価されないんだぜ?
『学振は学生の優秀さとは無関係だから。全ては指導教官の政治力とかコネで決まるの。 』と誤解しているあなたへ、そして、博士課程進学と学振(特別研究員)DC1申請を本気で考えているあなたへ贈ります。
1. あなたは、自分が我が国トップクラスの優れた若手研究者になるという気概を持つべきです。
特別研究員制度は、我が国トップクラスの優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。 (特別研究員−日本学術振興会)
学振に落ちる人のほとんどは、トップを目指す覚悟が足りません。東大や京大に学振の採用者が多い理由の一つがここにあって、我が国トップクラスの大学にいるという自信が気概を生んでいるのではないでしょうか。『うちの大学からの採用者なんてほとんど居ない』と嘆くあなたは、東大の、MITの院生にも負けない自信を持っていますか? せめて、今は負けてるかもしれないけど将来は勝ってやる、と思っていますか?
2. あなたは、6人の素人に向けて申請書を書くべきです。
特別研究員の選考は、我が国の学界の第一線の研究者で構成される特別研究員等審査会(委員47人、専門委員約1,800人)において、書面審査及び面接審査により行われます。/// 1件の申請について、申請者の分科細目に応じて上記審査会の専門委員6人によって書面審査を行います。 (特別研究員の選考方法)
学振の募集領域は現在8つあります。単純に1800を8で割ると各領域の専門委員は約225人となりますが、これは例えば、「工学」という広い広い学問をたった200--300人でカバーしているということです。どうでしょう、あなたの研究の良き理解者が6人のうちに1人でもいれば上出来だと思いませんか? 高度な前提知識を要求する文章は避けましょう。
3. あなたは、一つでも多く研究業績を上げるべきです。
特別研究員の審査方針は、(1)学術の将来を担う優れた研究者となることが十分期待できること、(2)研究計画が具体的であり、優れていること、(3)研究業績が優れており、研究計画を遂行できる能力及び準備状況が示されていることです。 /// DCについては研究経験が少ないことから申請書記載の「現在までの研究状況」、「これからの研究計画」、「自己評価」及び「評価書」を重視します。 (特別研究員の選考方法)
いくら優れた研究計画を立てたとしても、遂行する能力が無ければ意味がありません。研究業績は、あなたが優れた研究者であることの保証です。DC1では「これからの研究計画」の方が重視されますが、だからこそ、あなたの計画が絵に描いた餅でないことを示すために、一つでも多くの学会発表、論文執筆を行いましょう。
4. あなたは、あなたのブルー・オーシャンを探すべきです。
特別研究員の審査方針は、…… 4)諸分野における研究者養成の必要性に配慮することです。 (特別研究員の選考方法)
研究室の博士課程の学生のほとんどが学振特別研究員である研究室は確かに実在します。その理由を考えたことはありますか? 大学の名前?研究室の教授の政治力? 違います。 指導教官が学生に与える研究テーマが素晴らしいからです。 その研究をしている学生を養成しなければならないと審査員に思わせるテーマ、「ブルー・オーシャン」こそが、特別研究員の独占という離れ業を可能にしているのです。
元々はマーケティング用語であるブルー・オーシャンとは競争者のいない未開拓の分野のことで、任天堂「Wii」が代表例としてよく挙げられます。 大学のネームバリューもなく、指導教官のパワーも期待できず、さしたる研究業績も無いあなた。『学振なんて政治力で決まるから』と負け犬の遠吠えをする前に、切り札となる研究テーマを探す努力をしましょう。 我が国トップクラスの研究者になるには、世界のトップランナーになれる研究計画が必要です。
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以上です。 1.と4.に、私が特に重要だと思っていることを挙げました。 どうでしょう、誤解は解けましたか? 博士課程に進む気はまだありますか?
関連:
http://anond.hatelabo.jp/20081216175704 の続き。
まだM1だから、修論書く必要はないけれど、早く進まないと後で取り返しのつかないことになる。
色々な手法を試して、実験して、失敗して。
失敗ばかりじゃ、前に進むんじゃなくて、常に横へ歩いてる気がする。
「過程が大事」という言い方はあるけれど、成功しなきゃ過程なんて何の意味もない。
「失敗によって、○○が駄目だということが分かった事も発見だ」という人もいるし、頭の上では理解できる。
だけど、失敗は失敗。成功しなきゃ何の意味もない。
だって、労せず結果が出て学会発表された論文と散々苦労してようやくできて発表された論文って、客観的評価で見たら、両方とも同じ価値なんだぜ?
だったら、ゴールに着くまでにやらかした失敗なんて何の価値にもならないじゃないか。
研究していないわけじゃない。少なくとも同期と同じくらいは研究している。
同期が飯食べてる、遊んでる、騒いでる。そんな時間でも研究してることを考えたら、おそらく同期以上は研究してる。
なのに…同期の研究はサクサク進むのに、俺だけ進まないのは何でなんだよ。
就職活動もしなきゃいけないのに、どうするんだよ…。
このままじゃ、「あなたの研究内容を説明してください」なんて言われたら何も答えられない。
…もう研究が嫌いになってしょうがない。
先行研究のサーベイが同期よりも遥かに多いんだが、本当に「自分の所属する研究室に、類似した研究が無い」だけなのか…?
研究が嫌いになってくる。
まぁあれだ、愚痴だ。
自己分析をして、そこから自己PRとしてアピールできそうなものを見つけようとしたが、見つからない。
体育会ではないが(ロボットコンテストに出場する部活、これは文科系?)、人並みに部活もやってきた。
2年時には部長も経験した。「団体として」は全国大会レベルで結果を出した。
…だが、結果を出した大会でチームを引っ張っていたのは俺ではない。
バイトも人並みに、大学入学以来途中で辞めることなく数年間やってきた。自分なりに努力をして、進歩してきたつもりだ。
…けどバイトなんて評価されるものではない気がする。バイトなんだから…
学部生だった時は、学業も人並みに頑張った。
研究室の用事と重なってしまったので、4年後期などは休んでしまった時もあったが、「無遅刻無早退&全ての講義で良以上」だけは守った。
成績も学科内で上位1割にはいたと思う。
…けど、上位1割って実際書いてみるとそこまで凄くはないよね。首席で卒業と言うなら凄いんだろうけどさ。
…けど、国内、海外1回ずつしか発表できてないようじゃ研究をバリバリやったとは言えない。
さらに、海外で発表した時はポスターセッションだったし、英語もボロボロだった。
こんなんじゃアピールできやしない。
ただでさえ景気悪くなるから就職が大変になるというのに…。
http://anond.hatelabo.jp/20081219121223
上の増田の気持ちと精神構造はすごく共感できる。ってか君は俺か。
タイミングさえ違えば今頃塀の中で暮らしてたかもしれない。
増田と同じくちょっと俺のカスな逃げ話もカウントさせてください。
ヘタクソのままレギュラーにもなれず1年で辞めた。(1回目)
これもヘタクソのままカス扱いのまま1年で辞めた。(2回目)
もちろんヘタクソ鈍足ガリガリチンカスは変わらず半年で辞めた(3回目)
もうこのへんくらいからスポーツは向いてないと悟ったので
根性足らずで勉強について行けなくなった。そんでやる気もゼロになった。
そうしてるうちに朝起きても体が動かなくなった。
夜起きて昼間に寝るようになった。
テレビばかり見てメシ食って屁こいて寝るだけの生活になった。
そしてたくさんいた友達は全ていなくなった。
ヒキコモリを2年やった後、バイト生活を転々と計4年ほどやった。
最後のバイト先は1年半ほどやってバイト仲間ともすごく仲良くなったが
ある日突然そのときの気分で衝動的にバッくれた。(5回目)
トレインスポッティングのエンディングみたいにバイト中に走って逃げた。
たくさんできた友人知人もまたいなくなった。
東京にでてきてから自分の繰り返す不甲斐なさ情けなさに激しく落ち込んだ憤った死にたくなった。
ヒキコモリから精神的に立ち直っていたのに、この一件で再びおかしくなった。
具体的には自虐的かつ暴力的な思考が加速した。一人言の口癖は「殺したろか」だったと思う。
でもその意味わからん怒りをパワーに変えようとした。そして一応決心した。
選んだ道は大学で法律を学ぶことだった(弁護士コースではないけれど)。
その後1年間のバイトと受験勉強を両立してマーチレベルの私大に入った。早稲田には落ちた。
まあ中途半端なレベルまでしか受験勉強できなかったってことだ。
大学に入ってからはサークルにも属さずひたすら授業と資格の勉強をやった。
まあ通常より5年も遅れているから今更大学デビューとかいう気にもなれなかったし
何より精神的にはかなりすさんでいた(暴力的に)ので、あえて大学では勉強のみに集中した。
何ていうか肩が触れ合った、目が合った、足踏まれたとかで完全に殺すつもりで喧嘩になるの前提で
怒鳴り散らしてた。俺があまりにもキティGUYだったのか、怖がられたのかキモかったのか
冒頭に塀の中にいないのはタイミングの違いだけと言ったのはこのへんのこと。
どうしようもなくつまらなくなってやめた。(6回目)
法律の内容自体に興味関心がなかったのが敗因だったかもしれない。
う、ここまで書いてたら改めて情けなくなってきた。orz...
で大学2年のときなぜかプログラミング始めて色々ツールとか作ってるうちに
大学院に行こうとまたいつもの心変わりの決心をした。
周りに競争相手もいなかったので(文系学部の図書館でひたすらCとかJavaとか数学とかやってた)
で大学院に入ったはいいが周りの出来の良さに驚愕した唖然とした自分の身の程を
客観的に知った死にたひタスケテ状態になった。
ゼミでレジメきるだけでも頭の違いが良く出るのだけれどもそれはそれはもう
俺のやってきたことがフェイクだった事を200万回はわからせてくれるほど
レベルの違いは明らかに出た。微分方程式って何ですか?おれ馬鹿ですかありがとうございました。
それでも1年のときは何とか食らいついてギリギリこなしてたけど
2年になって就活つまづいたのをきっかけに完全に死にたい死に体となって
死んだも同然の幽霊学生となりかけたのだけれども逃げかけたのだけども
何とか踏ん張ったり落ちこんだりを繰り返して繰り返して
何とか仕切り直して極低レベルな内容だけど修論書いてる。(7回目免れかけている)← イマココ!
学会発表にももうすぐ出場する予定。
長くなってすいません。言いたいことはここからです。
逃げまくってきた俺がここで今逃げないのはなぜか言わせて下さい。
「逃げるなら死んだ方がマシ(精神衛生上)」と心底思うからです。
死んだ方がマシというのはやりきって玉砕したほうがマシという意味です。
賞味の話20代後半で7回目逃げるってもうその後の精神状態考えられない。
発狂する死ぬ。もう立ち直れない。もうここで逃げたらこの先メンタル完全に退廃。過去にがんじがらめになって
次の一歩を踏み出せなくなる自尊心のかけらもなくなる何をやるにしても実績がないので自信がないetc...。
過去の負け続けた経験にこのまま一生苦しむくらいなら今ここで死ぬまでやりきって完全燃焼して
結果ダメでも結果体壊して死んでも結果大恥かいて羞恥プレイの刑にあって自尊心を虐殺されてもやりきる方が
逃げた後の死ぬほど情けない気持ちを一生引きずるよりいいと思いませんか。
僕思いましたもう逃げたくないです現場で死にます。
冒頭の増田さんにもどうか問いかけたい。
あなたの気持ちは痛いほどわかる。つらかろう死にたかろう俺もたまにまだ死にたくなるよ自分が情けなさすぎて。
ただし!
死ぬなら現場で玉砕する方向で行きませんか。やって死のう。完全燃焼して死のう。恥かいて笑われても疲れきってやりきって死のう。
何歳からでも何をやるにも遅くないと信じろ。It's never too late. この素晴らしき世界でこのクソザコ人生を歩んだ俺は
世間的に見たら小さな自分から見たら大きな夢に向かって死ぬまで歩き続けるつもりでいる。
人と比べんな、俺らみたいな人生は人と比べたら至極当然に死にたくなるので、自分の考えた自分の道を歩まなければいけない。
正しい目標に一生懸命コミットするしか道はない、もう後ろに道はないよ、前しかない後ろは崖左右も絶壁。
進むしかないだろ、部屋の中でゴニョゴニョ悩むのはもう十分やってお腹いっぱいだろ、歩き続けろ、
毎日ケンカすると思って世の中にでろ、殺し合いと思って世の中にでろ、挽回しろ巻き返せやり返せ殺し返せ
増田にしかない道を作れ、増田みたいなドロップアップ人生歩んだ奴らが目標となるような人になれああ俺はなるよ
歩き続けるやり続ける殺し合いに脊髄反射で応じ続けていつでも死ぬ気で対峙するよ、で結果も何とか出すよ。
なんの実績も経歴もない俺が言うのも恐縮だけどもう書いちゃったからこのまま額面通り受け止めてほしい。
おれもがんばるから増田さんもがんばれ。色々考えながらこれ書いてたらもう1時間経ったよ力作だよ俺からの遺書と思って受け取ってください。
(そして老婆心ながら具体的にアドバイスもさせて下さい。むかついたらカスの寝言と思ってスルーしてください。
非正規雇用で労働時間遵守で働きつつ空き時間に資格の勉強再開しろ経理の事務とかいってないで税理士事務所の敏腕営業マンぐらいは目指せ
稼げるから。税理士事務所は会計系の専門学校に行けば求人が結構ある税理士事務所の合同説明会的なものがあるから専門学生のふりして
潜って行って面接受けたら前職がスタバの店員や資格浪人5年のNEETでも雇ってもらえるから何とか受かって前に歩き続けて下さい。
結局何をするにしても勉強するか経験するかしか社会階層駆け上がる道はないと思います。)
で俺はといえば今度歩けなくなったら潔く死にます。
長々とお付き合いくださってありがとうございました。
うーん,プライド云々についてはわかるなわからないようなだけど。
研究室内発表のスライドを作り込むのは必ずしもマイナスじゃないんじゃないかな?
スライドの1部は学会発表に流用したりというプラス面があると思うよ。
論文は,もう途中で諦めちゃうねぇ。
自分の指標としては,とりあえず書き上げて,何度か推敲したら先生や先輩に読んでもらう。
それで特にクリティカルなこと言われなかったら出しちゃう。
なんで出しちゃうかっていうと。
どうせ,そのまま採択なんてことはなくて,よくても修正採択な可能性が高い。
修正採択になれば,色々と直せって言われて,直すんだからいいかなぁと。
募集要項
仕事内容 独立した研究スペースをもち世界最先端の研究をしてもらいます
※国際学会の主催、英語による大学院生向けの授業なども行います。必要スキル ・学位取得後10年以内 求める経験 ・3年以上のポスドク経験者(研究計画実行から査読論文投稿までの経験をお持ちの方)
<あれば尚可>
・海外留学および英語による授業の経験
・研究ゴールを正しく認識し、そのゴールに向かって大学教員として他の教員と協調しながら研究できる人求める人物像 ・国際競争力を持つ研究テーマをを正しく把握し、実験計画、遂行、学生の教育、インパクトのある論文投稿、関係する国際学会を主催できる人
・大型研究費を継続的に獲得できる方であれば尚可
・英語による学会発表、授業、交渉のできる方
ああ、俺ってこれにぴったりかもしれない。でもキツいよなー。英語の授業なんてしたことないしなー。正月は休めるかなあ。
で、読み進めた。
年収・給与 年俸650万円(5年任期。任期中昇給はありません。退職金はありません。交通費支給、住宅手当等その他手当はありません)
アホか。
冗談にも程がある。
上の条件が本当に満たせる人間なら年収1500万くらい出さないと割に合わん。
例えば「国際競争力を持つ研究テーマをを正しく把握し」が本当に出来る人間だったらそれだけで600万の価値がある。大型研究費を継続的に獲得できることも望んでるし、英語によるコミュニケーション力も必須要件。
そもそも大型研究予算て、日本国内でも一握りのラボがあたるもんだろ? すでに名の知れた教授とか相当すごいやつじゃないとあたらないはずだろ。なのに年収650万昇給なしって。
「いくらがんばって働いても年収650万」のやつに独立した研究スペースとお手伝い一人あたえて、それで国際競争力ある研究なんてできるわけない。
こんなふざけた求人を出すところにまともな人が行くわけがない。今すぐその求人票の650万の前に1を足せ。そうしないと失敗する。でもそんな勇気はないんだろ。
だって、みんなとびつくからな。
ポスドクよかマシだってな。子供抱えて任期切れポスドクよりマシだってな。年俸500万以上なんて雲の上だってな。そりゃアメリカで5年も6年も年3万ドルでポスドクやってりゃ英語ぺらぺらだし、こんな貧乏でも生きられるんだ!ってネガティブからネガティブいって、むちゃくちゃポジティブだしな。
でもさ、科学者大事にしない国は滅びると思うんだ。
>家業があるので、研究者を目指してダメになっても食いっぱぐれはないけど。
>金銭的のもDに行っても両親からの援助と奨学金でなんとかなる。
こういう状況なら迷うことねーじゃん。
今の博士余り問題は研究者の道が閉ざされたとき、仕事が見つからず、奨学金が巨大なローンとしてのしかかるってことなんだから。
君は自分の限界まで頑張れば、それでいい。
それなら夢破れたときでも、ベストを尽くしたんだから思い残すことはない。
それでも、就職か進学かってのを迷うなら、研究者ってのは何をするのかってことを考えた方がいいかもしれない。
君の専門は知らないけど、俺の専門じゃ社会人や学校教師(非・大学)をしながら、学会発表や論文投稿してる人もいるぞ。
道はひとつじゃない。
何言ってんの?年下の学部卒と比べてんの?学部卒の新人より使えるなんて当たり前じゃないの、給与水準違うんだし。
仕事の現場で数年間の雑巾がけ修行を終え、自分の仕事を自分の責任において自分の頭で進め始め、企業や業界の大きな構図を理解し始めている同年配の学部卒企業人と比べてどれだけ使えるか、って話だろ。
そもそも雑巾がけ(いうまでもなく喩えだよ)を嫌がるヤツが多いんだよなー。
論文作成や学会発表で使うから、OAスキルはすでに実務レベル。
学会の運営で事務作業や編集作業、営業的な仕事もこなすので、学部卒より即戦力になれるはず。
語学力も通常の学部卒よりは高いと思われる。
専門分野は言うまでもないが、疑問(仮説)→分析→結論という思考法が身についていることはどこの企業でも役立つはず。
コミュニケーション能力は一般人より高い。史料・資料を正確に理解し、オーディエンスに分かりやすく説明するには人間力(笑)は不可欠。
企業が博士を敬遠するのは単なる誤解に基づいているとしか思えない。
特に博士のコミュニケーション能力の高さはもっと知られてほしい。