「オフショアリング」を含む日記 RSS

はてなキーワード: オフショアリングとは

2022-08-31

長期投資株式)は本当に確実に儲かるのか

リスク許容度は人それぞれなので、投資すべきとかは各人で勝手に決めればいいと思っている

増田としては、長期・積立・分散投資王道であることは確かなので、インデックス投資をしている。

しかし、長期投資なら確実に儲かるんだと脳死してリスクについて考えないという風潮は好ましくないと思っている。

SP500は過去ずっと右肩上がり世界人口はずっと右肩上がり世界GDPもずっと右肩上がり

個々でみればいずれも事実だが、それが長期投資最近話題になっている株式のリターンを約束すると考えるのは早計だ。

最近インフレで各国で利上げ等の金融引き締めが行われているが、過去金利を眺めると、ここ40年の間、金融緩和下にあったと言えるからだ。

アメリカ国債10年金利は、1981年に15%でピークをうった後、そこからずーーーーーーーーーーーっと下がり続け、2020年には0になった。

これは、株式バリュエーションに大きく影響を与え、結果として株価の上昇に大きく寄与した。

(面倒なのでバリュエーションと株価関係について説明は省く。)

今のインフレの原因は需要面が7割供給面が3割とか言われていたりもする。

需要面については金利引き上げにより冷ますことができるが、供給面についてみると、資金調達コストが上がる以上、逆に制約になる可能性が高い。

また、グローバル化の進展により、ここ数十年間先進国からオフショアリングが進み、結果として低インフレ可能となったが、

コロナによるサプライチェーンの混乱や、経済安全保障の面からアメリカをはじめリショアリングの動きが進んでおり、これもまたインフレ要因になると考えらえる。

長期の金利下落トレンドが終了しつつあることから特に将来の成長を前提としたハイテク株の株価については、今までのような値上がりが期待しづらい可能性がある。

あとSP500で言えば、過去150年で見た場合ずっと上がってきたわけだが、15年ぐらいの停滞は普通にあるので、そういう認識必要だと思うが大丈夫だろうか。

例えばここから暴落したときに、元の資産まで戻るまで15年かかりますって言われて耐えられるか?って話。

もちろん。横横の場合でも毎月積み上げていけばリターンはちゃんと上がるので、停滞しようが下落しようが投資をし続けることが大事なのは言うまでもないが。

というか、触れられるのをあまり見ないが、そもそもの前提として、「分散」について株式分散(全世界しか語られないのが片手落ち

投資を行う場合分散資産配分(アセットロケーション)がリターンの大部分を決めると言われている。

株式債券コモディティ不動産現金・といった各種資産分散させてこその分散投資である以上、株式だけを取り上げて確実に儲かるとかいうのは諸手を挙げては賛同しかねる。

資産数百万程度なら、リスク許容度次第だけど、分散する意味は低い。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん