https://togetter.com/li/2470498
を見て思ったことを書いてく。
自分は統合失調症だが、症状がおさまってきたのと、比較的インテリなので事細かくそうでない人に症状を描写できると思う。
統合失調症にかかっても、統合失調症患者は「自分は正常」と思っている、というのがまずミソ。人は「自分は異常だ」と考えることが難しい。
あなたも、今突然知り合いから「お前は異常だ」と言われて、「なるほど。自分は異常なのか〜」とは思えないはずだ。
自分の場合、まず脳が電波攻撃されているなどとは思ったことはないが、自分の能力が明らかに低下している感覚や頭の回転が鈍くなっている感覚があったり、うまく自分を表現できないという実感はある。これが被害妄想をもたらすのはわかる。頭が悪くなった感じだ。「どこぞの誰かに自分の脳神経系をタゲられて、意図的に頭を悪くさせられている!」と考えてもおかしくないようなレベルだ。これがWi-Fi攻撃とか5Gとか反ワクチンを生むのだろうと思う。
また、なんでもかんでも刺激として入ってくる。道端の石や草以外に、錆びたパイプや、通行人の着ている服・視線・表情が全部入ってくる。通常、これはみんな無視しているはずだが、とにかく視野にあるものすべてや耳に入るものすべてについて細かく刺激になってしまい非常に疲れるのである。なんでもかんでも自分と何らかの関係があるはずだと考えてしまい、処理すべき情報量が桁違いに多くなる。これがおそらく頭の回転を鈍くさせる。
「精神科行け」というアドバイスは、自分には「お前は頭がおかしい」と言われているだけのように思えて、全く聞き入れられなかった。もっと根拠を言ってもらうなどしなければ、精神科には行けない。もともと自分に「精神科に行く人は頭が少しおかしい・心が弱い」というふうにスティグマとして理解していたせいで、精神科に行くことに抵抗があった。
単に「行け」というよりかは「なぜそのように考えてしまうのか」というのを淡々とヒアリングしてもらう方がよかったように思う。なぜそういった思考になるのかを聞いていくと、自分で矛盾に気づく。精神科についてうまく説明されないと単純な誹謗中傷のように感じてしまう。自分は「正常」だと考えているからだ。自分は正常だと思っている人に「精神科に行け」は、伝わらない。
自分はまた、集団ストーカーに遭っているなどとは思わなかったが、そういうふうに思う気持ちは理解できる。自分は「集団ストーカー」はNPC的な理解をしていた。人間がNPCのように見えていて、そのNPC数千人を1つの存在が統括して自分を攻撃しているというふうな状況があった。そう思ったのは、それの直前に見ていたテレビの内容がそうだったからだ。なんでも自分に引き付けて理解してしまう。
幻覚は、かなりリアルに体験した。自分の場合、時計の針が逆向きに動いたりしていた。これが人間がNPCのように見えるようになった根拠でもある。
味方として思えるのは、話し方が綺麗で行動が丁寧な人だ。「味方」は、いわゆる「誰に対してもめちゃくちゃ優しい人」で、こういう人は世の中に少ない。ほとんどは自分に対して無関心だと思う。
自分の場合不眠が症状として出ていたので、不眠症を改善した方がいいんじゃないかとか、いったん寝た方がいいかも、眠れないなら睡眠導入薬処方してもらったほうがいいかもなどの助言があればもう少し違ったかもと思っている。他責にしたいわけではなく、周りにそういう人がいた場合、声かけのしかたを工夫するといいんかなっていう感じ。
自分がよかったなと思うところは、他人のことをNPCとして理解しておきながら、NPCを傷つけようとは思わなかった点がよかった点だ。いろいろ問題はあったが、自分のカルマがもしもっと悪側だったら犯罪に走ってしまっていて危なかったなと思う。
35リットルの水を一気飲みしたら確実に死ぬ NEWWWW