2024-03-21

ディズニーランドは疲れ切ったサラリーマンが流れ着く場所

出張費が手当性で固定形式の会社と言うものがあります

中小企業です。往復の新幹線旅費+宿泊場合1日5000円しか出ないため、出張すればするほど本人負担赤字です。でも出張命令は出る。

でも、そんな方式会社給料いいわけもありません。

そこで活躍するのが高速バスです。それも路線バスではなくて、昔は格安ツアーバスと言われたバスを利用することになります。安いから。そして、こういったバスの発着、特に東京より西に向かう長距離バスは、東京ディズニーリゾートが終着点になっている事を皆さんご存じですか?

すると、こんなことが起きます

別にうるさいとかはない。それは慣れるし、高速バスの4列シートの前に全人類平等ですので。たまに2席まとめ売りを買って豪遊する人々もいるらしいですが、こういった不平等切符も繁忙期は販売中止になるから更に平等であります

しかし、こんな路線図で、疲れ切ってアイマスクネック枕装備で死んだように眠るリーマンがどうなるか。みなさんわかりますか?


 

そう。終着バス停に流れ着くのです。

降りるべき東京バス停を乗り過ごして最後まで乗ったとき、たどり着くのがディズニーランドなのです。


 

近頃のディズニーランド夢の国なのかと言う意見がありました。

anond:20240320232712

これについて言いたいのは、まさにディズニーランド夢の国ではない。ディズニーランドは疲れ切ったサラリーマンが流れ着く場所である、と言いたいのです。

バス運転手が起こしてくれた時の、運転手の困ったような、同情すうるような顔。そしてこみ上げる申し訳なさ。情けなさ。

運転手は、本来獲らなければならない追加料金を「いいよ、ナイショで」と免除してくれる。その時に発生する独特の共感

降り立った後に見える夢の国と、現実と、部品屋工具が入った巨大なキャリーバッグの重みを感じながら、まず訪問する予定だった先に電話をかけて「道が混んでまして」と言い訳する情けなさ。


 

その後、京葉線舞浜駅で、頭に鼠の耳を付けてお土産をたくさんもった人たちと共に電車に揺られて移動するのである


 

ワイは何回か流れ着いたことがあるが、東京ディズニーリゾートには正式訪問したことが無い。いつも流れ着くばかりである

いつか、ちゃん訪問したいイメージはあるが、そんな金も、一緒に行ってくれる人もいないので、たぶん一生足を踏み入れることは無いのだろうなと思いながら。

来週も出張の予定です。夜行バスが取れなかったが「いつも日帰りなのになんで後泊いるの?」と却下となり、最終日宿泊旅費が認められなかったので、最終の新幹線で最寄りの新幹線駅まで来て宿泊する予定です。東京ホテル殺人的に高い。

こちらからは以上です。ご清聴ありがとうございました。

  • 4列シートの夜行バスで出張とかかわいそうなんだけど、申請した交通手段で行くのは赤字だろうとなんだろうと不正だぞ

    • 経路の申請?なんですかそれおいしいんですか? 実費精算じゃなくて、首都圏、名古屋、福岡、ってざっくりエリアごとに定額で手当として金額がきまっていて、「節約してやればその...

      • 自腹切ってでも新幹線グリーンや国内線上級クラス乗って楽したいタイプだから理解できん

        • や、ま、実はちょっと誇張はした。 高速バスだと最寄りのバスセンタから乗り換え無し一本で行けるので、乗って寝ちゃえば楽。 新幹線の場合、最寄りの新幹線駅までの交通手段...

  • 哀愁漂う創作

  • 中に入れば違う未来があったかもしれないのに

    • そう思っていたら値上げされて手が出ない金額になってしまいました

  • 立喰師列伝に出てくるフランクフルトの辰みたいな話かと思ったら違った

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