『障がいのある人のきょうだい』っていう字義はわかるんだけど、きょうだい児その人は、誰かのきょうだいと呼ばれるより先にその人でしかない。
悪く言えば卑屈な感じのする言葉だなと思う。ダブルでなくハーフと自称するみたいな、どうしようもない卑屈さ。
私は障がい者だから、きょうだい児のトピックを見かけるたび、槍玉に挙げられてる感がすごい。
だって、きょうだいのせいで問題が生じることって、障がいだけでなくあまねくあるんじゃないの?
あときょうだい児トピックはネガティブな感情が生々しく障がい当事者のみに向かいうるから怖い。
障がい者は槍玉に挙げられていい、ネガティブな感情が好き放題に示されていいと思われるのなら、そこに差別はあるんやと思う。
きょうだい児を被害者になるより先に、障がい者が生きる最低限を稼げなかったりなまぽで部外者からやいやい言われる現状がどうにかなっていればなあ。
しかし、
障がい者が好きで困難を抱えたのではないのと同じように、
困難を有している仲間だと、部外者から謂れのないこと思われうる者同士だと、思えたら楽だろうけどね。
さすがに無茶だよね。
って言いつつ、きょうだい児が主人公の某ノンフィクション系ドラマでは、健常者の姉とダウン症の弟がしっかり共存していたりする。
ここを成功例と見るなら、鍵となったのは、差別感覚が少ないこと/愛情深さ/外部にしっかり頼ってることあたりだろうか。
障がい者ときょうだい児に限らずだけど、愛情でしか救われないタイミングがあって、それをお互いにちゃんと見る余裕があったなら、きょうだい間ってうまくいく可能性があるんじゃないかと思う。
ていうかそういうのないと土台きょうだいとかうまく行かないという私見。裕福でもない家柄ならね。
20231218
薬剤師の資格持っててゴリゴリ稼いでる人が、妹が障がい者なんだって言って。
双方自分の能力不足の辛さなのに、障がい者が二人分のネガティブを背負わなきゃならなくなる。そういうネガティブを示される。
きょうだい児トピックの辛さはこういう感覚もあるかもな〜って、思ってこのポストも思い出したから追記した次第。
まあ稼いでても不安な人もいるし、稼いでなくても不安にならない人もいるか。
あと「お前はきょうだい児だからもっと稼げ」って言われたらちょっとわけわかんないもんな。きょうだい児は言われてるように感じてるのかな。
きょうだい児側だけど愛だけではカバーしきれない不利益や将来への不安があるから愚痴が出てるんだと思うけどな 家族とはいえ人間関係なんだから、双方にメリットのバランスが取れ...