2023-06-29

初めて見た深夜アニメ

私が初めて深夜アニメを見たのは小学四年生だった。

私は塾に行っていなかったので子供ケータイすら持っていなかったが、母のお下がりガラケー(圏外)をアラーム代わりに使っていた。

当時は9時半に寝る健康優良児だった私だが、ある寝れない夜、そのガラケーを触っていると、あるアイコンを見つけた。「ワンセグであるワンセグとは、携帯地上デジタル放送を見られる画期的アプリだ。

ワンセグカーソルを合わせて決定を押すと、確かに家のテレビと同じ画面があった。

そこで私は次々とチャンネルを変えていくと、TOKYO MXにあるアニメOPが流れていた。「叛逆性ミリオンーアーサー」である

アニメなんてプリキュアポケモン妖怪ウォッチしか見た事のなかった私が初めて出会った深夜アニメだった。

叛逆性ミリオンーアーサーはソシャゲアニメ化した作品である。あらすじは、外敵という怪物から世界を守るために、選ばれし者だけが使えるエクスカリバーという武器をを色んな人に抜かせたら100万人もの人が選ばれてしまった。そこで、その100万本のエクスカリバー破壊しようとする叛逆者を描くお話であった。

私はこのあらすじにかなり惹かれていた。前述したように、子供向けアニメしかたことの無い私には、このストーリーがあまりにも衝撃的だったのだ。

エクスカリバーが100万本という突拍子のない数字は、私の子供心をくすぐった。記憶では毎話1、2本しか破壊していなかったような気がする、そのペースで100万もいけるのか不安だ。

このアニメの1番好きなところは、キャラが良いところだ。明るいリーダー団長アーサー、かっこよくて優しい鉄拳アーサー、ツンデレツインテール山猫アーサー…

更にそれぞれのアーサーと契約する妖精までいる。良いキャラが多すぎて選べない。

私は掘り下げられればどんなキャラでも好きになってしまうので、全てのキャラを愛した。

そして、その中でも私が特に好きだったのが「閣下アーサー」である。彼は俺様気質少年キャラで、一言で表すと生意気ショタである。私は、このキャラに脳を焼かれた。

その時は今で言う推しなんて言葉存在しなかったから、漠然と好きだなぁ…と思い浮かべていた。何となくから離れなかった。

なぜこの話を書いたかと言うと、この思い出は私の頭の中を何回も行ったり来たりするからだ。

私がこのアニメを初めに思い出したのは、鬼滅の刃を見始めた頃だった。

私が脳を焼かれた閣下アーサーは、鬼滅の刃の炭治郎と同じく花江夏樹さんが声を担当していたのだった。

これに気づいた時、私は驚きと同時に嬉しかった。当時はソシャゲという言葉すら知らなかったが、今なら叛逆性ミリオンーアーサーの本編が遊べるかもしれないとGoogle検索した。

サ終していた。

悲しい。

また、最近は「機動戦士ガンダム 水星魔女」を見始めた。私の好きなキャラエランケレスである。彼もまた、花江夏樹さんが声を担当しているキャラだ。

ここでもまた、このアニメを思い出した。

彼の声を聞くと、ふと思い出が蘇る。声優さんって本当に凄いなと思う。

こうやって書き留めたら一旦区切りがつくだろうか。

時間が出来たらアニメを全話通して見てみたい。

それにしてもゲーム…やりたかったな…

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