2023-05-21

色覚異常会社に隠したまま10年以上勤めてるよ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230518235915

(削除後の元記事

https://anond.hatelabo.jp/20230518235915

魚拓

https://web.archive.org/web/20230519152111/https://anond.hatelabo.jp/20230518235915

もう元ネタ消されてるけど、本気だか釣りだか分からない色覚異常ディス増田話題になってたので、実際の2型色覚(赤と緑が判別しにくいけど、ぶっちゃけ日常生活への影響はほぼない、一番人数の多いタイプ当事者

である40代男の体験談意味なく書いておくよ。

ちなみに「赤と緑が区別できない」っていっても、凝視すれば全く分からないわけではないです。赤と緑を並べて比較できれば区別はつく。でも、それぞれ単体で出されて「赤?緑?どっち?」と特定するのは難しい感じ。一番影響があるのは、Excelで作ったグラフ凡例が、どの色が何を指しているかからなくなることかな。

結論から言えば、この増田のような差別を受けた体験なんて皆無に近いし、子供時代ですら一切からかわれたこともなかった。世の中はそんなに地獄じゃないです。友人も大体私の色覚については知ってる。

でもたった一つ、会社関係者にだけは一度も明かしたことがないんです。それは、入社試験で色覚検査をされ、その検査を丸暗記で乗り切った経緯があるから

私は、多くの会社普通に入社試験で色覚検査を行っていた最後世代に当たります私たちの後輩からは、特定職種を除いて入社試験時の色覚検査禁止になったらしい。

ちなみに業種は某メディア関連で、一応「色を扱う仕事」ではあるんですね。でもデザイナーではないから、シビアな色彩センスを問われる場面なんてないわけです。そういう部分はデザイナーに依頼して、私はディレクションする立場なので。

結果として10年をはるかに超えて私はこの仕事をこなしており、色覚異常仕事に悪影響を与えたことなんて全くありません。でも、入り口で“不正”をしてしまった関係上、なんか言い出しにくい。退職まで秘密を持っていくかもしれない。

他の人の仕事で、「この色遣いだと2型色覚には見にくいなあ」と気づくこともある。けど指摘したくても、「なぜお前にそれが分かるのか」を問われると面倒なので指摘しないままスルーしている。

カミングアウトしたらどうなるのか、少しだけ興味がある。でも、特に言い出す理由もないし、一応「試験不正した」ことも否定できないので、少し怖さもある。まあ、今の部署じゃ低い評価がつくわけないくらい成果も出してるので、恐怖と呼ぶほどのレベルではないんだけれど。

特にオチもありません。たぶんこのまま会社人生は続くと思う。

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