元バレーボール選手の方が東急バス・都バスで酷い目に遭ったと言う話を読んで思い出してしまったので供養のために増田に流す。
地元は田舎なので、そもそも子育てには車が必須だ。だからバスの様な事は起きないのだけれど、逆に、ちょっと古い公共施設などは、ベビーカー対応して無くて困るという事が起きる。
俺が出会ったのもそう言う場面だった。
地元の文化センターである。昭和の後期に建てられたこの建物は、入り口からホールに上がる場所に、広い大階段があるのだが、ここにエレベーターもスロープも無い。
段差解消機(階段の端っこをゆっくり上がる奴)は流石に整備されているのだが、使うときは係員を呼んでください方式で、これをベビーカーで使うのはちょっと勇気がいる状況だ。
そこで、劇団(子供向けの人形劇)が来ると言う事があった。俺は、手伝いを頼まれて参加していた。
すると、その大階段そこの手前で、双子ちゃん用のベビーカーを連れた若い女性が来たのである。
正直、チャンスだと思ったね。
俺は学生時代からはてブを使い続けているエリートはてなーである。故に、車いすやベビーカーに乗って困っている人が速攻で助ける事が正義であるとすり込まれてきた。
しかし、地方故にその様なシチュに遭遇することは今までに無かったのである。
ついに、エリートはてなーとして、その意識の高さを発揮する時が来た!と喜びいさんで駆け寄ろうとしたところ。
たどり着く前に、あっという間にイケメン連中(※性別問わず)が群がり、おまけに遅れて旦那さんらしきマッチョもいらっしゃり、あっという間に御神輿状態。結構急な階段もささーっとベビーカーが運ばれたのであった。
もちろん俺が手を出すことなどできたはずも無い。
そうして発生したのは、行動力のある親切な人々によっておこった、素晴らしい風景と、
それをニチャアとした作り損ないの作り笑顔を浮かべつつも、手を出すこともせずに監視する変人ハゲデブキモ独身男性たる俺、と言う状況であったのである。
まぁ、慣れないことをしようとするもんじゃないよな、と、その後持ち場についた訳だが、そのご一家揃って和やかにご歓談されている様子をお見受けして、俺みたいなのはああいうのに近づくと不安にさせるから、近寄らない方がいいんだろうなと改めて思ったのでした。
お前もいいやつじゃん
ありがとう。 そうやって慰めてくれる事を期待して増田に書いたので全然いい奴じゃ無いです