2022-10-23

AI絵師イラストレーター仕事代替する、というのは最早確定的な出来事である

これは機械音声によるアナウンスナレーションが今や実用的に使用されていることと同じような現象として起こる。

基本的デジタルテクノロジーは初期の箸にも棒にもかからないような段階を経て、

やや実用的なレベルへと技術開発が行われる。

この段階ではまだまだ未成熟問題点も多いことが多く、その技術過小評価しがちである

しかし、テクノロジーはその段階で開発が終わっておらず更に進化していく。

気づくと完全に実用として問題のないレベルへと成熟している。

例えばSiri音声認識能力なんかは、

初めてiPhone実装されたときには果たしてこれを製品実装すべきものなのか?

ベータ版だろ?これ?

というレベルのものであった。

物珍しさから使ってみるが実用に絶えず、

使うとしてもある程度限定された場面でのみ使うものであった。

しかし、しばらくすると多数のデータ収集完了したことにより

やや実用的なレベルが上がる。

また、こちらもSiriの癖のようなものが掴めてきてうまく技術と付き合う方法がわかってくる。

このときSiriもなくなったら困るな、くらいのレベルへと成長している。

そして、現在。ふと気づくとSiriはかなりこちらのヘロヘロとした言葉をも難なく理解してリクエストに答える。

先日、寝起きのあくび背伸びが入り混じった唸り声のような感じでアラームのセット解除をリクエストしたとき問題なく受理するSiriに驚いてしまった。

このようにデジタルテクノロジー進化していく。

こういう現象抽象的に幻滅期とか実用期とかいう言い方をされる場合もある。

音声認識しろ画像認識しろ機械音声にしろ、すべて期待値があがったのちに幻滅期がありそのあと驚くほど洗練されて実用期に入る。

 

おそらくAIイラストもそのように技術開発が行われていくのは間違いない。

主要なイラストレーターとしてオリジナルイラスト作成することになるかどうかはともかくとして、

例えるなら漫画作成作業におけるアシスタントのような役割は十分に果たしていくものになると思われる。

漫画の背景イラストモブイラストというものAIで描くというのは当たり前のことになるだろう。

そのような使われ方によりイラストレーターにとってもAIが身近なツールとなったあたりで、

もう一度そのツール人間の側のほうで画期となる使い方を発見することをもってAI絵師というものが再認識される存在となり、そして当たり前のものとなる。

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