2022-02-14

何故「世代を超えて」を遺伝だと解釈したのか。

その前のツイートに、

福島第一原発から漏れ出た放射線や、今も漏れ出ている放射線さらに今後も漏れ出るかもしれない放射線が、

人体や環境にどのような悪影響を与えるのか、確実な予測がついてはおりません。」

とあったから。

この、「人体や環境にどのような悪影響を与えるのか、確実な予測がついてはおりません。」というのは、

知識不定性とか、科学不定性と呼ばれるもの解釈しました。

google:知識の不定性

google:科学の不定性

科学的な知識というものは、あくまでもその時点で正しいとされている知識であって、

今後の研究によっては変わりうるものであるという概念です。

最近でいうと、狂牛病の原因のプリオンなんかが良い例だと思います

あの当時、常識的に考えて、感染症の原因としては細菌か、ウィルスかどちらかであったのに、

実はプリオンというタンパク質が、原因で感染するということが後々に分かったというよなことです。

じゃあこの、科学不定性を原因として、世代を超えて悪影響を及ぼす、

福島原発事故後の処理とか、別の重篤原発事故って具体的にどんなシナリオを考えているのというのが、

文章には明記されていない。具体的にどういうシナリオを想定しているのか、想像するしかないというのが、

あのツイートなんだと思います

ブックマークコメントをみる限り、廃炉作業が長期に渡ることを指して「世代を超える」という意味なのだ

解釈している人が多いようです。確かに廃炉作業で死者が出ると

事故発生後11年が経過するというのに、未だに被害の程度は固定化せず」という文言には一致しますが、

「人体や環境にどのような悪影響を与えるのか、確実な予測がついてはおりません。」という部分には一致しません。

現代科学的な知識でも、高い放射線を浴びれば死亡するというのは明確にわかっていることだからです。

さらに、「一般事故の悪影響は基本的個人にとどまりますが、

原発事故の悪影響は、個人を超えた人類存在、そのものに及ぶ可能性もあります。」

という文言が、原発廃炉作業作業者が死亡するということを指していると考えるのは、大袈裟過ぎます

低線量被ばくが実は悪影響があったのだと、後々になってわかるというのは、

固定化しない被害科学不定性には一致しますが、

人類存在、そのものに(悪影響が)及ぶとするのは、こちらでもまだ大袈裟に思えます

ということで、私が思いついた範囲で、

固定化しない被害科学不定性、人類のものに悪影響という3要素をすべて満たすシナリオは、

遺伝的な影響があるということが、後々にわかるというシナリオだったので、

世代を超える」悪影響を、遺伝的なもの解釈しました。

他に3つの要素を満たすシナリオがあるなら、私の知識不足ですし、

そもそも科学不定性云々はテキストには書かれていないので、

国語テストとしては落第という評価はあるでしょうが、それはそれとして、

私の場合はこうでしたとうお話でした。


その後のツイートで、

遺伝するなどという意図は全くありません。」と述べられていますが、

「人体や環境にどのような悪影響を与えるのか、確実な予測がついてはおりません。」と述べられていいるのに、

放射線の影響が遺伝するかどうかについてだけは、現時点でも確実にわかると言っているようで、

論理一貫性がないように見受けられます

記事への反応(ブックマークコメント)

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