イマドキの一部の学生はスマホでレポートを作成提出する。
少し前まではスマホをパソコンの代用とするなど鼻で笑われたものだが、鼻で笑うオジサンオバサンの反応をよそにイマドキの一部の学生はスマホの小さな画面でレポートを作成し提出してしまうのだ。
それと似たようなことがChrome OSが注目される今現在で起きている。オジサンオバサンたち曰くChrome OSはWindowsやMacの代用とはならないそうだ。
Chrome OSには○○がないし△△が出来ない。スマホのときにも似たような主張が聞こえてきたが、次の時代を担う新しい世代はスマホでレポートである。
今回偶然にもChrome OSを日常的に利用する若い世代と接触する機会を得た。
笑ってもらいたいが切っ掛けはウマ娘である。なんとウマ娘プリティーダービーのAndroid版はChrome OSで動作するというのだ。
DMM版では面倒くさかったウィンドウ周りの仕様もスマホのローテーション仕様が完璧にサポートされておりDMM版よりも快適で、しかもChrome OSのノートパソコンやタブレットは選択肢が豊富にあるのでウマ娘に最適だとのこと。
Chrome OSはウマ娘プリティーダービーが向くことはわかったがコチラの興味は「なぜChrome OSを常用するのか?」に注がれる。
若者は言う「ウマ娘だけじゃないんですよ。スマホと同じアプリがパソコンで使える。これはすごく便利です」と。
「ツイもインスタもディスコもスマホと同じものが動く」のように略語を連発され思考がフリーズ仕掛けたが、なるほどこれは若者に魅力的かも知れないと感じ始めた。
正直に言えば、スマホでレポートなんて老眼の足音が聞こえる自分には拷問だとしか思えないが、若者はスマホでレポートを作成してしまうほどスマホへ慣れ親しんでいるわけだ。
いつものアプリがいつものとおり動くというのは若者にとって価値あるものなのだろう。自分の会社だっていつもの書類をいつものFAXで送信しているし、慣れ親しんだものを変えるというのは非常に億劫である。
「レポートもGoogleのスプレッドシートやドキュメントで友達とボイチャしながら共同編集してやってます」
「は?共同編集!?えっじゃあ何?1人でうんうん考えないで皆で宿題やってるってこと?」
「そうですね。Chrome OSはGoogleなんでそのへんの相性も良いです。講義ノートもドライブで回ってきますよ」
唖然とした。自分のボキャブラリーでは唖然という言葉しか選択できない。開いた口が塞がらないとはこのことだ。
諸君、信じられるか?レポート、いや格好付けた言葉遣いをやめよう。イマドキの若者は宿題をネットで共有し手分けしてやってるんだぞ?あの宿題をだ!
Chrome OSはWindowsやMacの代用にはならないなんて主張で止まっているオジサンオバサンはよく理解すべきだ。
イマドキの若者はChrome OSをWindowsやMacの代用として使ってない。そんな段階はとうに過ぎてイマドキの若者はChrome OSをChrome OSとして使っているのだ。
Apple信者たちよ「MacはWindowsの代用にはならない」なんてことを言われたら鼻で笑うだろう?MacはMacであってWindowsじゃないと言い返すだろう?
イマドキの若者にとってChrome OSはもはやその段階なのだ。スマホアプリも動かないWindowsやMacみたいな不便なものでなくスマホアプリが動く便利なChrome OSを使いたいという域に達してしまっている若者が一定数居るのだ。
Chrome OSを使えとまでは言わないが若者が支持し始めているChrome OSの評価を改めないことは、FAXを使い続ける企業を鼻で笑う資格などないのではと思わざる得ない。
ウマ娘が動くという点が俄然興味がある
まぁ実際ネット検索してYoutube観れてゲームできりゃ満足する人が多そうだしな