最近、上司に少々高度(?)な仕事を要求されてうざい。私の仕事のメインは、皆の使う文房具などを切らさないように補充し、コピー機などが不調になれば修理の手配をし、そうやって買い揃えた消耗品の代金を業者に支払い、そして皆が自分の席にいないときは自分あてでない電話も取り、宅急便が届けば受けとって受領印を押す。他にも仕事は細々したのがあるけど、一番誰にでも分かりやすいのはその辺だ。
初めて今の部署に来たときは、そういう当たり前の仕事がなかなか出来なかった。一個必要なものを発注しても他のものを発注し忘れ、必要なものが然るべき場所に置いていないことはしょっちゅうだった。そして業者からの請求書がすごい勢いでたまり、なかなか支払えないので罪悪感の固まりになった。
上司はそんな私をダメ職員扱いし、「今年は初めてだから多少のヘマは見逃してやるけど、来年になっても同じだったらただではおかない。」という内容の宣告をした。元々マルチタスクが苦手で、いろいろな仕事が殺到するとパニックを起こす私には厳しかったが、他所で同じような仕事をしている人々を見ると非常に簡単そうに片付けているので、たぶん自分が無能なんだろうと思った。
が、慣れというのは有難いもので、使用頻度が高くて常に補充しておかないとまずいものをだいぶ覚え、会計システムへの入力スピードが上がったので、ようやく私の仕事ぶりは人並みに近づいてきた。
今だに机の上はぐちゃぐちゃだし、決して仕事が早いとは言えないけど、とりあえず給料泥棒状態からは脱したと思う。が、そうしたら上司の要求水準が上がってしまった。「必要なものを買ってないみたいなミスは減ったけど、○○さん(私)にはもっと上のレベルを目指して欲しいんだよな」とか言う。
確かに上司は向上心の塊のような人だし、「そういうのは下々の人間に任せてくれれば…」というような仕事も率先して自分でやる。立派といえば立派だが、私はただご飯を食べていくために働いているのであって、上司のように自分の仕事にプライドと情熱を持って仕事に取組んでいるわけではない。
机の上を整理整頓し、「今の時期はこれが必要だから早めに手配しなくては。」と先回りして動ければ、自分も周囲も楽かも知れないが、あいにく整理整頓が苦手で、お尻に火がついてから仕事にとりかかるタイプである。仕事を先回りしてやった方が良いのだろうが、それは自分を楽にしてあげるために自発的にやることであって上司に命令されることではないと思う。
とにかく必要最低限の仕事だけして、定時に帰って、休みはしっかり休むのが私の目標である。仕事に無駄な情熱と時間を注ぐのはまっぴらごめんだ。よく考えると私と上司はそんなに歳は違わないけど、背負っている責任も貰っている給料も全然違う。あまりにも責任が重いので、もっと上司の給料を上げても良いんじゃないかと思うけど、私にはそんな権限はない。ただ、私は仕事に希望も情熱も持たない人間がいることを分かってほしい。
誰でもできるような事務作業ばかりしてんじゃねーぞってことだろ
まぁそういう意味なんだろうけど、私は誰でも出来る以上の仕事をやりたいとか出世したいとか全然思ってなくて、仕事なんて生活費を稼ぐための手段に過ぎないので、余計な時間とエ...