私 常々思うんです
強く主張されるようになったのか
私は 一番の理由は
昔は 死が身近でした
七つまでは神のうちとも呼ばれ
また たとえ無事成人を迎えたとしても
世界は飢えと病と争いにまみれ
人がただ生きるだけのことが 困難な時代が長くありました
そしてその死の矢面に 常に立っていたのは男性でした
原始では狩りに
文明を得た後は 戦に 争いに
望むにせよ望まざるにせよ
そしてその代わりに
いざというとき 真っ先に命をかけ私達を守り
そして 死ぬ
そう思っていたから
多くの苦労を甘んじて受け入れてきたのだと思います
天秤上で釣り合っていたんです
結果として 女性は思いました
天秤が 釣り合っていない と
でも 私はそれ
違うと思うんです
今も 死は近くにあります
見えづらくなっただけで
棍棒でいきなり殴られることがなくなっても
刀で切りつけられることがなくなっても
銃を持って前線に向かわされることがなくなっても
直接の命のやりとりが 身近で見えなくなった代わりに
(そちらもうつ病などが多く
そして その自殺者数は
男性は 直接命をやり取りすることがなくなった代わりに
"お金"を通じて殺されることとなったのです
隣にいる男性が 直接血を流して
そして こう思うようになりました
傾いている と
でも実際は逆なんです
男性は今も
目に見えないところで 不平等に
今も昔も 男性はずっと死の矢面に立たされているのです
しかし それとは裏腹に
女性の権利は どんどん獲得されていきました
こうして 男女の天秤は大きく傾くこととなったのです
男女の平均寿命に差はありませんでした
その差は 今も年々広がっています
でも
ただ それだけです
いつも命を賭けてきたから
わざわざ病ごときでは死なないのです
私は不思議なんですよね
その天秤が 不自然に傾いている
長く生きられる世界が ここにある
でも 男女平等を謳う人は
この天秤が 逆に傾いていると主張しています
私は 男女平等を謳うのであれば
まず この命の天秤の傾きを戻すところから始めるべきだと
そう思っています
って言ったら みんな喜んでやると思うんですけどね