2020-08-05

デレステを好きになれなくて悲しかった

仲の良かった知り合いかデレステを勧められたので始めてみたが、全然まれなかった。

アニメゲームも好きだが、ギャルゲーとかアイドル育成ゲーはほとんどやったことがなかった。

好きになれるか不安を感じていたが、学生の時にガラケーラブプラスパチモンみたいなゲームにはまった時期があったし、

何より沢山の大きなお友だちがハマっているゲームだしと思ってデレステインストールした。

しかし、自分はこのゲームも沢山のアイドルたちも好きになることはできなかった。

始める前はアニメで見たキャラが出てきて、その内の誰かをメインに育成してライブを楽しむゲームだと思っていた。

ニコニコ動画IDOLM@STERプレイ動画などは見たことがあったので)

しかし、初めてガチャを回したとき予想外にモブっぽいキャラが大量に出てきた。

え?誰?アニメに出てた?と焦ったがこういうゲームらしい。この容姿レア度もノーマルな子たちは、

高感度を上げて特訓したりストーリーを見たりはできるが、基本的レア度の高いキャラクターの

レッスンパートナーという役目を終えると儚く消えていってしまうのだ。

このシステムがどうしても受け入れられなかった。

自分基本的アニメゲームも登場するキャラクター全てに差こそあれど感情移入するタイプだ。

しかし、このゲームにはストーリー性格はおろか、名前さえ知らずに消えていくアイドルが大量にいた。

そんな子をお前が育ててやれよという話ではあるが、一端の社会人レア度の違いや限定などを含めると

膨大な人数になるアイドルを一人ひとり丹精込めて育てる時間お金も無かった。

それでも推し諸星きらりちゃんストーリーきらりちゃん言動キャラ性の裏で色々考えていて深くてよかった)を進めたり、

初めてSSRキャラを引いた興奮やMVの可愛さ(イリュージョニスタ! すごい好き)を原動力

ゲームプレイしていたが、割とすぐに限界が来た。自分が全く関わることができないアイドルたちを、

レッスンパートナーと称してガンガン消費していくことがどうしても耐えられなかった。

(もしかしたらレア度の低いアイドルをこんな風に扱う以外のプレイ方法があるのかもしれないが自分にはわからない)

プロデューサーという役割をもっているのに、自分時間お金という現実的な制約のしわ寄せを、

トップアイドルを夢見て頑張っている膨大なアイドルたちに負わせている感覚がとても辛かった。

輝く夢を抱いて事務所の門を叩いてくれたはずの彼女たちに、自分は何もしてあげられないどころか名前すら覚えず

消費物のように扱っている。その傍ら、推しアイドルキラキラしたステージMVを楽しむのはどうにも空虚だった。

世のIDOLM@STERにハマったという人の話を聞くたびにとても羨ましくなる。

自分ゲームにはまって現実ライブに参加して、その興奮と感動を五感を全て開放して味わい尽くしたかった。

でもできなかった。レッスンパートナーとして消えていった彼女たちのことを思うと、どうしても楽しめない。

自分プロデュースしたアイドルきらびやかステージで歌って踊る、それだけでこのゲームが成り立っていれば

どれだけよかったか

デレステを楽しもうとするたびに、舞台から推しアイドルの成長を見守る自分を影から見つめる名もなき大量の

アイドルたちの存在を肌に感じてしまう。

IDOLM@STERという一大コンテンツを楽しんでいる人たちは、自分比較的似たクラスター所属していると思っていた。

だが自分はどうやらそうでは無かったようだ。多くの人が楽しんでいるこのコンテンツ自分は楽しめないことがただただ悲しい。

一緒にライブに行って盛り上がったりツアー巡ってみたり、好きなアイドルを語ったりしてみたかった。

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