その中で耐えられず潰されてしまった常駐先があったので、その話をします。
IT業界に勤めて2年目くらいの頃の話です。ずっとWeb系のサーバー側の仕事をしていましたが、常駐先を切られ、組み込み系の客先に行くことになりました。
組み込み系はしたことはありませんでしたが、すでに自社から客先常駐している先輩社員がイチから教えてくれるということで、行くことを決意しました。
まさかの教育期間が3ヶ月もありました。ホワイトだと思いますでしょう?これが地獄でした…
なぜなら、教育期間が終わると、もう1人前扱いされるのです。
しかも教育で習ったことが全然活かせない。教育ではプログラムメインでしたが、実際の業務は資料作りばかり。
初めから業務をしていれば3ヶ月もすれば、ある程度一人でできるようになるのに、、、しかも周りからは3ヶ月も経ってるからもうできるでしょ、と言われるのです。教育は正直無駄でしかありませんでした。
組み込み系などしたこともなく、どんな資料を作るかも知らないのに、正確な見積もりを要求されました。スケジュールが1日でも遅延するとアウトな余裕のない案件でした。
…それ、見積もりの意味あります?なら上司が一括で見積もり出せばいいじゃん。
自分で作った見積もりでしょ?ならその時間内で終わるのは当然じゃないの?と言われます。
提出したものはレビューを受けますが、具体的な修正依頼は来ません。いろいろぐちぐち嫌味を言われますが、全て内容が抽象的でどう直せばいいか分からない。
一度、上司に「どう修正すればいいか(上司の中に)イメージはありますか?」と聞いてみると、それを考えるのはあなたの仕事だ、と言われました。そら、具体的な修正依頼は来ないわな。
詳細設計が不要な案件なのに、設計はしたのか?成果物のない設計は設計とは言わない!なぜ設計をしていないのか?などと言われたこともあります。
実装するなら設計は必須ですが、案件として詳細設計は作らない案件だと聞いたので詳細設計は作っていません、と説明しても理解してくれません。
最後には「詳細設計をしたのか?と聞いただけなのに、なぜそんないろいろ聞かされないといけないのか。」などと意味のわからないことを言っていました。
勘違いで私の実装をバグだと言ってきました。なぜそう思うのかの根拠は教えてくれません。猛々しくキレまくっていました。
実装を見てみると、バグではありませんでした。説明しましたが、理解してくれません。
でも次の日にはケロッとその話をしなくなりました。たぶん冷静になってから、バグではないことを理解したのではないか、と思います。
横の席なので会話はします。嫌味も聞きます。でも進捗などはメールやファイルのみで管理して、会議などで共有したりなどしないので、意思疎通できていない箇所が多々あり、緊急のタスクなどがよくありました。
残業すると「残業をいくらでもしていいわけではないんだよ」と嫌味を言われます。朝早く来ても嫌味、昼休憩に仕事をするとタイピングがうるさいと嫌味。でも期限には間に合わせろ、という。どないしろと。
ちなみに期限の延長は、「君の仕事はいつも遅れるね」とか嫌味を言われながらしてもらえますが、その後ずっと遅い遅い遅い遅いと言われ続けます。
ダブルチェックなので、よくない箇所や改善すべき点は指摘します。でも指摘すると嫌味を言われ、謎の弁解をずっと聞かされます。でもやはり修正することに決めたようでいつのまにか修正されています。
結局この客先は教育期間3ヶ月を含めて6ヶ月しか続きませんでした。
そしてこれがきっかけで、客先常駐から抜け出すことを心に決めました。クソ案件はどこにでもあります。クソ案件でしかも未経験の言語だと続けるのはもう無理です。
客先常駐死すべし。慈悲はない。