宇崎ちゃん関連のニュースで”献血に行くのは男性が圧倒的なので男性をターゲットにしたキャンペーンの展開頻度が高い”という記事を読み、マーケティングとしてはそうだよなと納得した。献血ルームで女性が少ないと思ったことはなかったが、おそらく女性看護師が多いからなのだろう。
女性で全血400mlしかやらない(一度体外に出たものを戻すのはなんか嫌)ので年に2回とかだけど、初めて献血に行った時の血液の検査結果が我ながら非常に素晴らしく、これを何かに活かしたくてここ数年献血に通ってる。
まあまあの二次元オタクなのでコラボグッズ目当てに行くこともある。献血に行く女の一人として、あのポスターの感想を書く。
まず最初に思ったのがこれだ。正直このセリフについては、赤十字は謝罪を出したほうがいいと考えている。
私もかつては献血未経験者であり、初めての献血へのハードルの高さはよくわかる。おそらく、献血を躊躇する人たちの一番の理由は”針を腕に刺す”ことだと思う。
自分の身体を傷つけることに感じる嫌悪感は本能的なものであり、食べ物の好き嫌い等の趣向的なものとは次元が違う。それを揶揄するような言葉を献血未経験者に投げかけたところで、”献血に行こう!!”と思えないのではないか。
ツンデレな彼女の挑戦的な台詞は、元来のファンには受けるのだろう。しかし、宇崎ちゃんを知らない人には逆効果だと思う。
もう一つ、このセリフについて忘れられている視点がある。あの台詞は既存の献血常連者の思いも無碍にしている。
献血の針が怖いというのは、献血をする人なら少なからず思っていることだ。
献血の針は検査用の針より太いし、少なくとも10分はその針を体に刺したまま。何度か通って多少慣れた私でも針を刺す時は緊張する。じーっと見てしまう。
それでもなんで献血に行くかって、やっぱり患者さんを助けたいからだ。みんな程度の差はあるかもしれないけど、献血に行く理由の一つだと思う。かつて自分の一部だった細胞達には、十分に働き輸血者の役に立ってくれと念じているし、見ず知らずの誰かがこれで少しでも楽になるといいなと思ってる。
前述の通り、身体に針が刺されることに抵抗があるのは本能的なものだ。針は怖いけど献血に通っている人には”注射が怖いんスか?”は、何当たり前のこと言ってんだコイツ、とちょっとイラッとくる。赤十字には、この点について事前にもっとよく考えて欲しかった。
ここまで書いておいてなんだけど、ipadでちまちま打つの疲れた、、、
これについてはいろいろなツイートやブログでよく触れられているので、主張だけ書いて割愛したい。
余談だが、あのイラストは3巻の表紙らしい。1巻の表紙には全年齢な可愛い宇崎ちゃんが描かれている。胸についてはそれが特徴なんだなと大した印象もなく、可愛いな、としか。なぜ3巻の表紙を選んだのか純粋に気になる。漫画好きとしては、こんなバズり方じゃなく宇崎ちゃんを知りたかった。純粋に作品として見たかったなと思ってる。
でも宇崎ちゃんらしいセリフなのでいいと思う イラっとするなら原作通りの宇崎ちゃん
黙れ消えろ
ピンでキャラが立っているイラストを見たとき、その視線の先が「別のキャラ」ではなく「現実の私たち」だと思い込むのは、虚構の世界を上手く想像できない人間にしばしば見られる...