当方、月に10~20冊くらい小説を買う本読み(ただし電書)。よく買うのは一般文芸(エンタメ。純文系も読むけど最近は買ってない)、ライトノベル(電撃、MW、スニーカー、甲羅とか。タイガも読むかな?)とか。
なろう系は買ってなかったんだけど、ちょっと思うところがあって、数冊買って読んでみた。Web上ではランキングに載るものを流し読みする程度。
▽ほぼ同じ内容がWebで読める
この時点で買う意味なくない?
「Webなんぞで長文は読めん! 紙で縦書きされてないものは読めんのだ!」みたいな人ならそりゃ買うかもだけど、俺のように電書読みで、Web小説も普通に読む人間からしてみたら、Webでほぼ同じ内容のものが読めるなろう小説に、金出す意味がよくわからない。
イラストがあるだろ、と言われたらそりゃそうかもしれないけど、それなら俺はコミカライズを待ちます。
▽一冊読んだ、という満足感がない
紙幅という制限が存在しないなろう小説が元だからしょうがない面もあるんだけど、俺が読んだいくつかの作品はそういう傾向があった。
つまり、ゲーム的世界観の中でダラダラ、何かやるたびに周囲から「すごいですねー」「さすが〇〇様」って言われてるだけで一冊終わる、的な。
ラノベでも一般文芸でもそうだけど、普通の小説は一冊の中で起承転結があり、盛り上がりがあり、何らかの大きな問題が解決されたりするんだけど、なろう小説にはそれがないケースが多い。
もちろん、全てがそうとは俺は言わない。一冊の中で綺麗にまとめてるなろう出身小説があることも確かだ。
しかし、大体のケースでは、一冊読み切っても「ああ、読めてよかった」っていう満足感がない。
ずっとダラダラ読み続けることができるWebならそれでもいいかもしれないけど、お金を出して買う一冊の小説でそれをやられると、はっきり言って「金返せ」と言いたくなる。
これはなろう小説が共通して抱えてる問題かもしれないけど、はっきり言って、似たような話がなろうにいくらでもある。
大体の話が、
じゃん?
そりゃクラス全体転移とか、VRMMOモノとか、追放とか、バリュエーションが色々あるのはわかる。だが、それを認識した上でなお、上記の二点の説明でほぼ事足りる小説ばかり、というのはいかがなものか?
もちろん、そういう小説が悪いとは言ってないし、ちゃんと書けてる小説なら読みたくもなるだろう。ぶっちゃけ、叩かれがちな「賢者の孫」とかも俺は楽しんで読んだ。
しかし、似たような小説ばかりなら、累計上位の作品だけあればいいじゃん、になっちゃわない?
そんな小説読むくらいなら、転スラでいいじゃん。
孫でいいじゃん。
このすばでいいじゃん。
オバロでいいじゃん。
巷に溢れる書籍化作品を流し読みすると、どうしてもそんなことが言いたくなってしまう。
(まとめ)
そんな感じで、大方のなろう書籍化作品は、買う理由がないなぁと俺は思ってしまう。
ラノベとなろう系って一緒じゃねーの?
元増田ですが、自分は明確に「違う」と考えています。 一冊の文量で収めることを前提に書かれたラノベと、紙幅がなく延々と書き続けることを前提に書かれるなろう小説は、やはり違...
なーる ラノベもなろう系も読まないから知らなかったのだが、なろう系って基本webなのか 一つ知識が増えたわ
そのWebのなろう系が書籍化されてラノベになるんだから、まあ結局は同じなんだけどな。
▽ほぼ同じ内容がWebで読める 金があるならそれを使うのは当然。 小説を楽しませてもらっておいてタダに飛びつくのは卑しすぎる あと大半が書き直されていることもあるので「ほぼ...
金があるならそれを使うのは当然。 小説を楽しませてもらっておいてタダに飛びつくのは卑しすぎる<< 漫画村とかなら確かにその言い方でいいと思うんですが、無料公開が大...
無料で読まれるのが困るなら公開しなきゃいいだけ 作者側の都合ではなく読者側の態度の話をしている。 金に困ってないなら作品に対して金を払うのは当然。 でも同じ世界観、同じ...