2018-10-01

ジオシティーズ完全終了のお知らせ

そういわれて昔自分が作ったホームページを見てみた。

うーん、味わい深いテーブルレイアウト。そして、軒並み終了されているカウンター掲示板チャット

リンク自分が気に入ったおもしろフラッシュ集

日記メインコンテンツなのに、書いてあることが二言三言。

ハハッ、糞だよ、糞。

まぁ、そのまま自然に消えゆくものだろうけど、ジオシティーズログインして、せめて自分の手で葬ってやろう。

 

ジオシティーズファイルマネージャーをみる。

そこに「radio」というフォルダをみつける。

あー、思い出した。PCマイクを父に買ってもらった嬉しさに、音声を録音してラジオを称して3回ぐらいホームページに載せてたんだったな。

ただ、流石に声までは恥ずかしくなったのか、永久工事中文字と共に終了したんだった。

音声ファイルは残してあるのか、と聞いてみる。

 

幼き日の自分の声が聞こえてくる。

「あーあー、テステス。はー(裏声)、あー(低音)」

馬鹿なやつだ。とれてるかどうかなんてインジケータを見ればわかるし、テステスといってもその音声が聞こえているわけではない。

「みなさんはじめまして、ダスマでーす。」

おまえの名字をそのまま反対にしただけのネームはどうにかならなかったのか。

 

そのまま聞いていると、今日学校の体育で一番シャトルランを長く続けられたこと、テスト自分だけ92点でみんな80点以下だったこと、自分は実は体の半分が機械サイボーグであること・・・事実ではないことをまるで誇るようにマイクにしゃべりかける幼き俺。シャトルランは一番長く続けられたわけじゃなく、クラス運動神経ピカイチの奴に負けた。テスト92点とったけど、普通にクラスのみんなも90点以上をとっていた。お前の体は半分サイボーグではなく、骨折して初めてギプスをつけただけじゃないか

違う。

違うんだ。お前がネットいくら虚勢を張っても、それで人生が変わるような事はないんだぞ、と幼き日の自分を諭す。

そうだった。兄が俺のホームページ発見してラジオを聞いて、兄貴を若干小馬鹿にしていたので大喧嘩になって公開をやめたんだった。

気がつけば俺のホームページは負の要素しかなかった。

自分は賢いと思い込みパソコンをこんなにしっかりと扱えるんだという気持ちを満たしていたのがこのホームページだった。

 

ホームページ更新をやめたのは、そう、高校生になってからだ。

ガリ勉野郎だった自分地元から離れた高校に入った。

自分よりPCできるやつがいた。話をしていくと、自分が知らないことをいっぱいしっていた。

充実していた。とにかく充実していて、自分ホームページの事なんて完全に忘れていた。

 

当時の自分にとって、負の感情をぶつけるだけの場だったんだ。

俺は、その音声を聞き終えた後、ファイルを全て消した。

黒歴史を見ないようにしていた。なぜ黒歴史と呼ぶのか。それは自分にとってネガティブ過去だったからだ。

俺は俺のネガティブだった中学校の頃がずっと心の何処かで引っかかってんたんだな。

それがYahooの手によって消えてしまっていたら、一生俺は自分のけじめをつけることができなかっただろう。

告知してくれてありがとうYahooジオシティーズ

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