ハーバービジネスオンライン > 社会 > 「星の王子さまとバオバブ」騒動が象徴する「モラルの劣化」
主張に賛成するかしないかは別にいいんだけど、嫌な記事だなというのが正直なところです。
最初は「星の王子さまとバオバブ」の問題に書いているし、タイトルもそれなので、記事の趣旨はこれだと思って読んでいくと。日本におけるファシズムという、星の王子さまに関係のない話が始まります。
昨今の日本は、耳を澄ませばファシズムの足音が聴こえてきます。森友学園や加計学園の問題に代表されるように、総理大臣のやりたい放題が目立つ時代になってきています。官僚の人事も自由に決められ、安倍総理を守るために嘘をついた人が露骨に出世する時代になっています。
ここから、話が続き、LGBT、憲法等のキーワードが登場します。
私は星の王子さまを知らないけど、1943年にアメリカで出版された小説に現代日本の社会のことが登場するわけはないし、騒動と無関係に単体でオリジナルの中身を論じる必要もないので、関係のない話が記事で書かれているという事ですよね。
このように、あるキーワードを使い、関係のない話をさも関係がありそうに混ぜるという【宣伝】をする人は昔からまれに見かけました。
有名なところでは、朝日新聞の2006年の記事にあった、「そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが」 が挙げられます。
関係のない話を混ぜることで、Aの話題に興味のある人に別のBという話題を読ませることが出来ます。
Aの話題を投稿するトピックに対してBという話題を一緒に無理矢理投稿できます。無理矢理なので注意を受けることは多いでしょうが。
星の王子さま問題や日本の情勢についてどのように評価するかは自由ですが、別の話なら記事を分けるべきではないでしょうか。
勿論、他のことに触れたから宣伝だというわけではありません。そんな事を言い出したら、例えも出来ませんし、関連のある事を紹介もできません、読みやすい記事が逆に書きにくくなります。関連度や量や触れ方等総合で見る必要があります。
今回の例でいえば、現代の日本について扱った記事の中で、星の王子さまに触れ、バオバブの木の芽がファシズムの象徴である事、星の王子さまが芽を抜いている事に触れ(導入部分なので、もちろんさらっと簡単に。星の王子さまの面白さを説きたければまた別の記事で行う)、そこから、日本のファシズムの芽抜きに話を展開していけば自然に書けると思います。
もう一つの案は、最近筆者の気になることを幾つか挙げるという主旨で一つの記事を書く事です。
3 何々
このように、記事内で見出しを付けて分ける案はどうでしょうか。
少なくとも、今のような書き方は見苦しいと感じます。
境遇を読むと大変だったねと思います。 アニメ映画を政治と結び付けたというのが、話の上で必要でそうなのか、それとも政治の話は別の話なのかによって変わってくると思います。 具...