仕事柄、勉強の苦手な中学生を指導することが多いのですが、極一部に「惨憺たる」としか表現できない生徒が居ます。
具体的には
「秩序」が読めない。
「understand」の意味を知らない。
といった生徒です。
そのような生徒たちには、3つの共通点がある事が分かりました。
(全ての人間が学力を要する職に就く訳ではなく、現代社会にそのような職は必要不可欠である。)
といった事実を踏まえてもなお、進路を実現するためには学力を要します。
この事に類似した事実を、彼らは教えられていません。彼らは受験に際し、初めてこの事実に触れるのです。
②楽しめる活動がない。
部活動、学校行事、読書やイラスト、ドラマやアニメの視聴など、何か一つでも楽しいと思える活動があれば、それをストレスの発散や、人との交流に使うことが出来ます。
③基礎知力が足りない。
自習して学力が伸びるためには、最低限の考える力や知的好奇心が必要です。
それは、オセロやすごろくなどのボードゲームや、しりとりや駄洒落などの言葉遊びで培うことができる程度の物です。
それさえあれば、日常生活から語彙や知識を増やすことができます。
以上を満たした生徒は、急に勉強を強要され、分からないことを教えられ続け劣等感や反感を抱き、それを解消できない。
といった状況に陥ります。
①から③の共通点は、幼少期に親子で会話をしたり、音楽が好きそうであれば楽器を習わせたり、一緒に遊んだりする事で回避できるはずです。
最も劣悪な場合は、親がそれらの事をしておらず、子供の学力は学校や塾の責任と捉えている場合です。
その場合、親の勉強に対する態度により、子供が社会的にも精神的にも不利益を被ることになります。
これは最早「知的ネグレクト」と言う形で捉えるべきではないでしょうか。
秩序と0はともかく俺も学校で習わなきゃunderstandわからなかったと思うけどそういうことじゃないんかね
分からないにせよ 「知ろうとも思わない」 「考えようとも思わない」 態度に育てるのは問題だろうという事です。
確かに手が着けられないほどタコな子供はいる。驚くばかりだ。 しかしこれについてはいくつか対立する仮説を唱えたい。教育がそれほどまでに根本的で強力なファクターだとは個人的...
そりゃ国の公教育だけでいえば強力なファクターじゃなさそうだけど
公教育とは限らんさ つまり家庭教育が大きなファクターだという主張か? あまり言いたくないが、あなたもかなり微妙だと思う。
俺の知性が低いのは事実だけども まあ確かに家庭教育が昔にそんなあったかと言われればなかった気もするけど 自分から勉強しなきゃいけないって思ったのって受験のときと大学の単...
今から夜までその仕事に出るので、その後に返信します 投稿者
本当に「惨憺たる」子どもは 「ちつじょ」なんていう言葉は聞いたこともない。 ローマ字が書けない。dとbを間違える。 xなどの変数は意味不明。四則演算が怪しい。分数は壊滅。 普通...
確かにそれはそれとして問題ですね。 それとは別に「勉強を強要する事によって悪化する」パターンがあるのも事実です。 親が勉強にコンプレックスを抱いている場合や、いい高校に...
親が勉強にコンプレックスを抱いていたり、いい高校に行かせたい。だから勉強を強要して塾に行かせる。 で、分からないことを教えられ続け劣等感や反感を抱き、それを解消できない...
「勉強って楽しいかも」と思わせられればそれこそ本望です。 ただ、年に複数回の定期テストの対策を週一回の授業で行ったり、「厳しく指導してください」と言った保護者からの指示...
本題からそれた気がします。 要約すると「小学校や塾に通わせる前に、最低限の知力を育てるべきだ。それを怠った上で、その責任を学校や塾に転嫁するのはネグレクトに等しいのでは...
あとそういう子供は親が児童期のころ勉強の習慣をつけさせなかったんだと思う ポーランドではソーシャルスクールワーカーが勉強ができない子供の家に介入したりするよ