…「悪事だが責めない」と「良い」の区別がつかないとすれば、それは問題では?
と煽り気味に書きかけたが、まあ言いたいことは分かる。「生活に支障をきたすことのみを責めよ」という意見は、容易に「生活に支障をきたさない浮気ならどうか?(よい(=構わない)のではないか?)」という意見に流れそうだという不安があるのだろう。だがちょっと待って欲しい。
現実問題として、『恋愛感情を伴う浮気』なら、生活に支障をきたさないというのはほぼ不可能である。遠からず「あの人と私とどっちが大切なのか」という二択を迫られる場面が生じるだろうから。そのことは、パートナーからの信頼感、子供がいる場合子供の感情など影響を与える部分が多々あることを意味する。従って、現実には一般の「浮気」はおおむね肯定され得ない。パートナーの浮気は婚姻を継続しがたい理由と見なされうるし、継続が難しくなったときその対価は当然「慰謝料」という形で償われなくてはならない。ただし、その人が倫理的に裁かれる訳ではない。これは今日の日本社会における運用とおおむね一致する。「生活に支障をきたさない」ケースとは、たとえばポリアモリーの夫婦が別のポリアモリーの夫婦(いずれも子無しで作る予定も無し)と共同で周囲に秘密にそういうことをしている場合などがこれに当たるだろう。そういう人は勝手にやってくださいとしか言いようがないし、この人たちを道徳的に裁くのは無理だと思う。
また、『恋愛感情を伴わない(一般に「プロ」相手の行為など)』場合、生活に支障をきたす割合は相当少ないことも考えられる(たとえばおっちゃんが小遣いの範囲でこっそり風俗行くとかそういうケース)。これが、一般に「プロ」相手の行為を許容する余地になっているのだろう。だが、それもまた「浮気」であることを私は否定しないし、パートナーがそれも含めて嫌悪感を示すなら当然配慮すべき(でないと生活に支障をきたす)と考える。当然のように風俗に行く「権利」などがあるわけではない。
つまり、原理主義的に「良い/悪い」という善悪論にすることが、かえって「俺は(浮気が)悪いこととは思わない。価値観は人それぞれ(だから浮気してもOK)」とか「風俗は浮気じゃないからOK」といった言い訳を成立させてしまう余地があることを考えてみた方がいいと思う、という話なのだ。現実社会の運用を考えてみれば、結局「生活に実際的な支障をきたす」案件について、その「支障」を問題にする、というスタンスの方が理にかなっているように思う。一夫一婦制を推奨するかの宗教がある程度近代社会の基盤になっている以上、この社会をトラブル無く運営していく上では「みんな悪い。ゆえに罪を憎んで人を憎まず」というその運営指針にも真摯に耳を傾けるべきであると思う。
そりゃ「姦淫の心」をもってパートナー以外の人を見たらそれは「姦淫」だよ。2000年前に結論が出てる。 よってほぼ全ての人間がギルティ。「ゆづ」に黄色い声を上げる奥様もコ...
その理屈じゃ生活に支障が出ない不倫は良いことになるやんけ
「良い」とは全く書いてないぞ。「過剰に責めるな」と言ってるだけ。 生活に支障が出るなら、風俗通いでもアダルトページ閲覧でも責められるべきだろう。それは「浮気」だから責...
それは「良い」と同じことだぞ
…「悪事だが責めない」と「良い」の区別がつかないとすれば、それは問題では? と煽り気味に書きかけたが、まあ言いたいことは分かる。「生活に支障をきたすことのみを責めよ」...
元増田だが、強く納得した。 お互い思いやりながら、上手くやるってことなんだな。白黒はっきりつけるのではなく。
そんな昔の価値観は現代にはいらない 時代時代で変化するもの
じゃあ2000年前と現代で、「人間」がどれくらい「変化」したのか言ってみろよ。 理屈じゃねーんだ。何が「浮気」か、っていうのは人間の「感情」の問題で、これはちょっとやそ...
御託を並べた割にたいして説得力ないな。
少なくとも2000年分のアップデートはされるべきで2000年前と同じ(変わらない)ってのはおかしい
昔の時代だと、女の出世=権力ある男の子供を産んで後継ぎに据える、しかない故に 男が他の女の元に行くようになって自分の所に来ないってのはそのまま「出世出来ない」に直結して...