2017-10-27

anond:20171027161634

少なくとも、それを社会的義務とみなすのはもう時代遅れになってしまいました

これは思想の左右とは関係なく、市場要請=売る相手が居なくなると国内経済が困るから、であって、政治思想とは関係ないのでは。

強いて言えば、財界≒右なので、右サイド(持てる層)の人たちの「認識不足」だと言えなくもないですが…。

リベラル式に弱者へのケアとみなすには

リベラル弱者保護というよりも、多様性の許容という理屈立てだと思います

信じられないかもしれませんが10年ぐらい前は、子を産んだ女は「いったん社会から強制退場」だったので、そうじゃない「人生多様性」を獲得したい、という主旨だと思います

増田さんはそこを根本的に勘違いしておられるようです。

「産んだ人=弱い=守らねば」ではなく、「産んだら退場」=扶養家族増えたのに稼ぎ口減る=社会的弱者」、という、もう一段階前の存在を忘れないでほしいです。

そして、出産義務を課しているわけでもない。ご自身でも仰っているように、出産義務と見なしているのは右でしょうね。夫婦別姓も大嫌いな人たちですし。

結婚も育休も強者権利と思える部分がある

このように考えてしま理由は、恋愛(ここでコミュニケーション弱者が発生)→結婚(ここでは主に経済弱者が脱落)→出産

というヒエラルキー想像しているのかもしれませんが、この「自然的市場」を否定するのであれば、

社会主義革命か、もしくは地球全土が中世ぐらいまで生産性を下げる(必然的生殖行為生産性向上に直結するはず)ぐらいしか方法が思いつかないですw

なので、本増田は、絶対的ものとしてこのヒエラルキーを想定するのは、人間としてい続けるためには(ワンオブ生物であると開き直るなら別ですが、私はそれは人間とはみなしません)

間違っていると思いますし、むしろ人生多様性」を広げることで、野生生物ヒエラルキー意味を削いで行くことが可能だと考えています

ただし、何しろ人間という「生物」は、かれこれ1億年ぐらい、「産む=生産性」というシンプルかつ野生な環境でやってきたので、簡単に変わるとは思いませんが…、

少なくとも多様性志向=産んだあと一旦退場しなくてもよい先達の存在、は、居ないよりは多様性に多少は近づくと思います

くだくだと申し上げましたが、簡単にいえば、ルサンチマンに浸ってるのは気持ちいいですか?って感じです。

記事への反応 -
  • 妊娠や出産を、一人の個人の人生としてじゃなくて、 ステイタスとか、人口増加や社会のためとか、パブリックな意味付けも持たせるようになったことで、 歪んできている側面もあるよ...

    • そもそも従来出産子育てのパブリックな面を強調してきたのは保守であり権力の側なんですよ 明治の富国強兵、戦時中の五人産むとか でも現代の感覚ではパブリックのためであっても、...

      • 錆びついた理屈だと言い切ってしまえるほどは、人間って進化してないんだけどね…。単性生殖もできないしクローン人間もまだ開発されていないし。 100年ぐらい前までは、シンプルに...

        • 「子供を持つのが生の自然」かどうかはLGBTあたりで敏感ですし、いろいろ議論のあるところですが 少なくとも、それを社会的な義務とみなすのはもう時代遅れになってしまいました 今...

          • 少なくとも、それを社会的な義務とみなすのはもう時代遅れになってしまいました これは思想の左右とは関係なく、市場の要請=売る相手が居なくなると国内経済が困るから、であっ...

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