https://travel.spot-app.jp/toyama_i-lohas_yoppy/
まずこれを個人ブログで「水道水」でやってれば、ここまで炎上しなかったし記事を削除する必要もなかったでしょう。飲んだときの写真とか、別におもしろいし。
で、たとえばSPOTは旅サイトらしいので、「▲▲県▲▲市は日本一水道水がマズイと有名だ」みたいな話があって、それに対して「30時間断食断水すればうめえ!」という記事で、自治体からスポンサードを受けたとしても、たぶんギリギリセーフで記事を消すほどの炎上にはなってないと思う。
なんで炎上するかって、読者の多くが違和感を覚えたからなんですよ。なんか変じゃね? という読後の第一印象が火種になるわけ。
飲料メーカーって、水やお茶を売るために存在してるんじゃないのです。
企業には果たすべき責任と義務というものがあって、自分らが作ってる飲料と、飲料についての専門知識によって、社会に利益をもたらすために存在しているんです。その見返りとして金銭をいただいてるわけ。
その責任と義務のひとつとして、日本コカ・コーラ社には「水分を小まめに補給することの必要性を啓蒙する」という社会的な役割がある。それを、日本コカ・コーラ社にしかできない、コカ社だからこそできる専門的かつ分かりやすい方法で、世の中に流布する義務がある。職業とか、企業とか、平たくいうと「仕事」っていうのはそういうものです。
だからこの広告は、立案の時点でアウトなんです。コカ社の企業倫理とか、責任性とか、イメージとか、そういうものを毀損する企画を提案して、コカ社の現場の馬鹿がそれに金を出しちゃったという構図。
広告ライターは広告の専門家なんだから、クライアントの気づかない部分まで考えて「広告のあり方」を提案しなきゃいけない。ヨッピーはそこまで考えが及ばないから、こういう事故が起こったんです。
しょせん、お里が知れるというかね、ヨッピーって、広告がどうとかメディアがどうとか、そんなこと語れるような人間じゃないってことですよ。単純に、思慮が足りないんです。クライアント各位においては、そのへんご考慮の上でお仕事を振ることをお勧めします。
「蹴鞠おじさん」騒動あたりから勘違いしてるなって感じだったし、 炎上してはてブの信者が手のひら返し始めるのも時間の問題だなと思ってた。 PR記事中心にシフトしてからも自前の...