2017-04-10

http://anond.hatelabo.jp/20170410123254

大筋同意なんだけど、2つ目の理由は全く説得力が無いような。元増田に言うなら1つ目の理由スカートの方が古い)だけで良かったような。

まずスカートのシルエット論が逆。リアルフォーマルであるドレスは、歴史的に見ても踝丈より長いフレアであるし、足を全く見せない方がフォーマル度が高い(ロングドレスカクテルドレス)。じゃあなんでOLスーツは膝丈タイトなのかというと、個人的見解としては。

1920年代以前は、女性スカート労働者階級も含めて踝丈以下(女性は足を見せないのが基本)だった。当時シャネルが膝(下)丈スカートを作ったのは、画期的なことだった。ちなみにシャネルのコンセプトは、女性を窮屈なコルセットから解放すること。膝(下)丈スカートは当時、超モダン。女が足を人前に晒すなんて、保守派から非難轟々。

現在サラリーマンの源流である都市型知的労働者が登場したのはこの時代タイピストなどの職業婦人も遅れて登場した。彼らは、モダン社会の中の超モダンとも言うべきウルトラハイパーモダン存在。この職業婦人服装として、当時の超モダンアバンギャルドアンチテーゼである膝丈スカートが相応しいと考えられた。

しかし、この時点でもまだ、女がズボンを履くことは考えられなかった。女がズボンを履く歴史第二次大戦中の工場労働(男手不足)から西洋古典を読むと、女のことを「スカートを履いたもの」と表現する例が頻出する。第二次大戦以前は、服装の性規範は強く、女が男の格好を(男が女の格好を)することは難しく、社会的な逸脱を意味した。この辺の流れが、女がパンツスタイル(男の格好)なんて生意気であるという意識に繋がっているかもしれない。

OLスカートのシルエットがタイトなのは、膝丈スカート創始者であるシャネルデザインスタイルとして確立してしまったこと、当時の保守であるロングフレアに対してタイトが新しかった(それが超モダン存在である職業婦人に相応しいと考えられた)ことあたりだろう。まあタイトスカート窮屈死ね!と思う人はシャネルを恨めばよいと思うよ。それでもコルセットから解放だったんだけどね。

そして時代が流れ、かつてのアバンギャルド保守本流総本山となり、その理由も忘れ去られるほど時間が経ち、元増田の疑問に至る、と。

記事への反応 -
  • トラバ久々だから間違ってたらすみません。 あと一応言っておくと、私は女性です。 自由に持論をゴチャゴチャ述べるので、気が向いた人だけ読んでください。 まず大前提としてスカ...

    • 大筋同意なんだけど、2つ目の理由は全く説得力が無いような。元増田に言うなら1つ目の理由(スカートの方が古い)だけで良かったような。 まずスカートのシルエットで「タイトより...

      • この辺の流れが、女がパンツスタイル(男の格好)なんて生意気であるという意識に繋がっているかもしれない。 どっちかと言うと「女のパンツスタイルは工場労働者=下層階級のも...

        • そんなこと言い出したら、日本のオッサンのスーツの着崩しはなんなんだよw

          • 男がスーツ着崩しても許される職場は、女はスーツ着なくても許されるし パンツスタイルの女なんかいくらでもいるだろ そういうのは格上のドレスコードを必要としない職場だってだけ

            • >男がスーツ着崩しても許される職場は、女はスーツ着なくても許されるし 程度問題ではあるが、スーツが着崩れていない職場なんて、日本においてあるのかしら。 銀行でさえだらし...

      • めっちゃあなざわさんみを感じるトラバありがとうございます トラバ先のものです なるほどなーと 私は全くファッションに明るくないので興味深く読ませていただきました ただ先にも...

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