籠池氏は、たくさん嘘をついてきたようだ。
籠池氏が嘘をついてきたと思われる場所が、主に公的書類だったりするところが、しみじみ「信仰は簡単に人を狂わせるなぁ」と思うのだが
要するに、日本会議系極右の念願であった極右小学校の開校のためなら、という滅私の心が、彼に嘘をつかせてきたわけだ。
籠池氏が国会の証人喚問に出席したがっている、というオモシロニュース、普通は誰だってそんな場所には出たくないもんなのに
特に、ついた嘘(籠池氏からみたら必要な嘘というか方便なのだろうが)が取り繕えなくなっている人なら逃げ回るはずの場に
本来であれば敵であるはずの野党の協力を得て、本来であれば味方だったはずの自民党の反対を押し切る形で出たがった。
その理由はやはり彼自身の信念、というか信仰を踏みにじられたくないことが理由だと考えるのが自然だ。
実は二重スパイで、守勢一方の自民党を後押しするために「証拠がない強弁」を携えたカミカゼ特攻隊である可能性もあるが。
まぁそれはともかく、「信仰の具現化のためならなんだってやる」「極右の同志は協力し合うのが当然」といった風情の
籠池氏の言動パターンから素直に考えれば、証人喚問では自民党閣僚の大物との密接な繋がり(と忖度的な黒い便宜)を
証明せざるを得ないと考えるのが順当だと思う。
なぜなら、極右トモダチの大物閣僚とのつながりこそが、籠池氏個人の存在意義というか社会的な立場を保つ最大唯一のカードだからだ。
個人的には彼が本格的に暴走を決意したのは、稲田から切られたことが心理的に影響しているのではと勘繰っている。
下等種別である女ごときに己の立場を危うくされたという理不尽に、体面が耐えられなくなったのではという邪推である。
そういえば、籠池氏が経営している塚本幼稚園では、女は家を守れという方針だったようだが、
実際は彼の妻や娘も経営や保育園運営に関与していたようだし、幼稚園教諭に女性も少なからずいただろうに
本当に彼らの言ってることとやってることって、ばらばらで面白いなとしみじみ思う。
さらにそういえば、安倍政権や極右のオトモダチたちは、北朝鮮や中国への過剰な敵視が不安なレベルであるが
言動、行動を見ていると北朝鮮のような状態になっているというのも、本当にしみじみとする。
これは、極右思想・宗教という存在自体が、現代社会と著しく矛盾しているから起こるねじれだと思うんだが、
まぁそこも含めて信仰って強いな。しみじみ