今まで生きてきて、「親友」が出来たことのない私です。
一貫校だった中学・高校ではそこそこ仲のいい女の子がいました。確か中学2年のときに同じクラスになった子だったかな?
そこそこ仲良くなって、年頃だから「わたし、○○君が好きなんだ〜」なんて話をしたり。
仲良く、仲良くしていたはずでした。
そんな彼女がその時期に○○君と付き合って別れて、をしていた事実を私が知ったのは、高校を卒業した後だったんですけど。
せめて教えててくれたなら、私の今の彼女への気持ちが変わっていたかもしれないのに、と思うのは、私のエゴでしょうか。
今でも彼女は私にそれを言うことはないし、私も彼女に「知っている」と話すことはありません。
そこそこショックだったんだけどなあ。
そんな彼女の一面を知っているからこそ、私は彼女を深い意味で信用することも、これから先に以前「仲が良かった」と思っていた頃のように遊ぼうと思えることもないのですが、彼女は何故か色々な人と仲が良くて、今でも時々中高の時代の友人と遊んでいるのを目にします。
何でみんな彼女とそんなに仲良く出来るのかな、と、思いつつも、それを遠巻きに見ているだけの私です。
と、まあ、これは昔の友人へのただの恨み言なのですが、言いたいことは本題の通り、
「私の友達には私より仲のいい誰かがいる」
です。
ネットが発達して、主にツイッターなんかではオタク同士のコミュニティがものすごく以前に比べて出来やすく、作りやすくなってますよね。
リアルではオタク趣味をそれなりに隠している(人より漫画を読むオタクであることは伝えていますが、コスプレをしたり、2.5次元舞台を観ていたり、若手俳優のオタクをしていることは隠しています)私にとって、ものすごくありがたいことだと思います。
で、中学・高校・果ては大学時代も「友人はいるけど、親友はいない」を過ごしてきた私にも、有難いことに普通の友人と呼ぶには少しばかり仲のいいお友達がツイッターで出来ました。
おうちに泊まりに行かせてもらったり、来てもらったり、一緒に海外旅行へ行ったりとか、今までそういうことの出来る間柄の人がいなかった私に、ものすごく貴重な経験をさせてもらったと思っています。
他には舞台を一緒に観に行く人であったり、季節中始発でテーマパークに付き合ってくれる人であったり、一緒にコスプレをしてくれる人であったり。
「オタク趣味」を媒介とする友人は、こんなに出来やすいんだなあ、ということをツイッターに登録して6、7年経ちましたが、改めて実感しています。
そんな中でようやく1つ気付いたのは、
例えば一緒に海外旅行に行った友人Aが悩みごとを一番に相談するのは別の共通の友人Bだし、我が家に泊まりに来た友人Cがふらっと「あそびにいこ〜」と誘うのは、私ではなく共通の友人Dなのです。
で、そういえばAに海外旅行へ行こうと誘ったのは確か私だったなあと気が付き、泊まりにおいでよとBに言ったのも私の方からだったなあと気が付きました。
大袈裟な言い方なのかもしれないんですが、友人ABCDと私は全員顔見知りです。多分、年月が過ぎていって、そのなかで、Aにとっての親友はBであり、私ではなくて、Cにとっての親友もきっとDで、彼女のそのカテゴリーの中に私の姿は多分ないのだと思います。
まあ、被害妄想と言われれば全く言い返す言葉もないんですが、とにかく私は時分に自信がなくて、寂しくて、いつも私からだなあと気が付いていても皆に「遊びにいこう」と声をかけ、声をかけては貰えないのです。
AがBに遊びにいこうと声をかけ、「じゃあ増田も誘っとくか」はあっても、AやBやCやDが「増田と遊びたいんだけど、いつ暇?」と声をかけてくることはないのです。
なんか、めっちゃさみしい。
そういうABCD私のコミュニティがバイト中心とかオタク趣味中心とか大学友人中心とかでいくつかあって、その中で常に私だけ浮いてるのを感じるであったり、私と友人Eは仲がいいけど、友人EにはEと誰それのコミュニティがあって、私よりそのコミュニティの人たちの方が付き合いが長くて仲がいい、とか。
そういうのが結構積み重なって、
「あー、私が一方的に親友だとおもってるだけであって、私を親友だと思ってる人はきっといないんだろうなあ」
と、思ってしまうのでありました。
どんだけ人付き合いが下手なの、って話なんですが、結構こういうメンヘラの人って沢山いると思うんですよね。しかも、そんなの相手に「私のこと親友だと思ってる?」とか、聞けないじゃないですか。どんだけ重いんだよって。ちょっとキモいわって普通はなるじゃないですか?多分なりますよね?
だから悶々として悩むしかなくて、結局耐えきれずにこーーやってこういうとこで吐き出すんですよ。気持ち悪い人間だなあ。
嫌なことがない訳じゃないけど、普通に人生楽しいし、友達はみんな好きだけど、その友達には別の親友がいるんだなってふとした瞬間に気付いてしまうと少しだけ虚しくなって泣きたくなる、そんな真冬の話でした。