電王戦第2局の結末について微妙に間違った認識をもとにあれやこれや語ってる人が多いのでポイントを整理する。
→No
不具合周りで議論が隠れてしまっているが大きなポイントがあって
複数の有力な将棋ソフトでは直前の局面を先手(ソフト)側有利と判断しているが局面自体は後手良し。
長手順の先に先後の優劣が変わる局面はまだ現在のアルゴリズムでは苦手な模様。
今回は敵の王手に対しそれを指し手と認識できず角不成自体が存在しないものとみなして
次の手を読んでソフト側が次の手を指してしまったことによるものなので裁定自体は妥当と思う。
→たぶんNo
「不成を思考の選択肢から除外する」のと「不成を合法手と認識できない」は別問題。
前者は思考部にブレークスルーを起こしたbonanzaの実装がそうなっていたためか、
現在のモダンな戦略になっている。(個人的には探索量にそこまでインパクトあるかは疑問だけど)
おそらくStockfishという思考エンジンを利用する際に将棋用の合法手生成ロジックに不具合があったことが原因と思われる。
参考 : Seleneが反則負けしたようですが http://yaneuraou.yaneu.com/2015/03/22/selene%E3%81%8C%E5%8F%8D%E5%89%87%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8C/
→今回のルール上棋士に貸し出されたソフトに不具合があっても開発側は修正不可能なので事前に教えても修正できない。
卑怯云々は第1局のソフト側王手ラッシュに「美意識がー」とかつまらんクレーム言ってたのと同類だと思うけど
将棋をボードゲームとして捉えるか剣道とか「~道」みたいな精神性をもつものとして捉えるかで認識が変わってくるのかなぁ。
五分以上の対戦相手とみなしてとんでもない量の試行回数の末に見つけた弱点だろう。
個人的には人間敗勢の局面であれをやったとしてもスタンディングオベーションしたいと思う。
その辺の感想は
「もちろん嫌だ、という方を否定するつもりもない。将棋には様々な楽しみ方があっていい。いや、様々な楽しみ方をしてくださるからこそ、我々プロ棋士が食べていけるのである。」(c) 先崎学
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1499999
で良いと思う。
若手が難易度高いゲームの攻略法を披露しベテランが終局時に涙を流すほどの意地を見せ。
今回のルール上棋士に貸し出されたソフトに不具合があっても開発側は修正不可能なので事前に教えても修正できない。 言い訳になっていない 不成りさせなきゃいいだけなんだからw...
→今回のルール上棋士に貸し出されたソフトに不具合があっても開発側は修正不可能なので事前に教えても修正できない。 これはドワンゴの裁定次第でしょ。去年のやねうらで揉めた...
>不成りさせなきゃいいだけ むしろ不成りしたいんだろ。盤面上で指摘したほうが盛上るじゃん。 それを「させなければよかった」という前提で一人話してるけど理由はなんなの
散々書いてるだろw 読解力なさすぎw