うまく説明できるかわからないのだけど、多分この考え方ってはてなユーザーには絶対しっくりくると思う
散々言われていることだけど、はてなのメインユーザーって30~45くらいでしょ?
その頃の人たちって、団塊ジュニアからゆとり世代に移り変わるちょうど間の年齢ですよね
時代背景に照らし合わせると高度経済成長からバブル崩壊を迎えた頃だと思うんだけど、因果関係は偉い人に任せます
いつも思うのは真面目な人が割りを食った時代だなぁってこと
それまでは序列が大切と教えこまれてきたのだけど、バブルと一緒にその価値観が崩壊してしまったで突然何も持たない状態で投げ出されてしまったわけでしょ
言い換えれば、社会にでると同時にそれまで教わったことを全部捨てて一から学び直す必要に迫られたわけですよね
しかも、自分たちより前には成功者がいない、いてもその成功者を自分でみつけないといけなかった
今考えてもそれってすごい無理ゲーだなって
下の世代はさっさと開き直って上の言うこと効かないし、上の人間は下がなってないといつまでたっても序列という価値観を押し付けてくる
真面目な人は上からの教えに素直に従うのだけど、当然結果は伴わないし、それどころか素直に頑張るだけどんどん乖離していってしまう始末
この世代にニートやひきこもりが多い理由って、その結果不条理さが無気力に変わっていったことが原因だとぼくは睨んでます
なんだか、中間管理職が抱えている悩みを生まれながらに背負わされてるみたいだなぁって
だから、この世代で成功している人はまさに自らの手で成功を探し当てた人ってイメージですごく尊敬できるし、もしそうした失敗を自分の責任だと攻め続けた結果に引きこもってしまった人は、さっさと他人のせいにして自分の幸せを追い求めて欲しいと思います
この間の会社の食事会の席で、40歳の先輩が老害に捕まってたときの話
先輩が「子どもの面倒見なきゃいけないので帰ります」って言うと、老害は「そんなものは嫁に任せればいいんだ。だから今の若いものはダメなんだ」とか言い出した
ニコニコなだめながら何とか解放された先輩にまぎれてぼくもついでに抜け出せたので、その時のことを聞いてみると
「あの世代が家族をないがしろにしたから自分たちが尻をぬぐっているようなものだけどね、そんなこと言って揉めるくらいならなだめて帰ったほうが得だから」だって
自分なら何も言わずに帰ったろうしそもそも普通なら参加すらしないのだけど、悪戯に人を責めず円満な人付き合いも仕事の一つとある意味では達観してるんだなって思うと、それから先輩の見方が少し変わりました
はてなって、単なる情報収集というよりは、そうやって回りの考えを収集しながら自分の考えを整理するのに向いているサービスだからそうした層にうけてるのかなって思ったんですけど、どうなんですかね?