ってもそんなに大混乱ではないかもしれないが。
うちの県だと授業料はざっくり年間12万円前後だと思ってくれれば。
現在は民主党政権の残した成果により,公立高校は授業料無償で授業料は徴収していない。
それ以外のPTA費や教材費,修学旅行の積み立てなどはあるけど。
私立高校の生徒はその分,12万円くらい学校に支給されていたはず。
そして,授業料が無償になったことにより「県が指定する銀行」以外の決済方法でそれらの費用を学校が徴収している場合もあったり。
授業料は直接県の収入になるので「県が指定する銀行」に入れなければなりませんでした。
それをどうやって判定するか。
当然,住民税の課税証明や確定申告の写しなど,公的な証明で無ければなりません。
じゃあ,払わなければならない世帯だけそういった証明を出せばいいのか?
そんなわけありませんね。
「授業を払いたい人は提出してください」といって出すわけがない。
現実的には「授業料はいったん払うけど,無償化にあたる就学支援金を受けたければ証明書を出してください」となる。
はい,4月に入学しますね,生徒のご家庭は,毎月の引き落としで授業料を支払いますね,課税証明や確定申告の写しなんかは,だいたい5月から6月にならないともらえないと相場が決まっています。ちなみに,それぞれの住んでいる自治体でもらえるようになる時期は違っているはず。
それを担任経由か知らないが,生徒がどわーと高校の事務室に提出するわけですね。「うちは,確実に910万円越えているわー」というご家庭以外。
8クラス規模の高校であれば,320件。世帯収入だから1件1枚じゃないんだろーな。
そんでもって慌てて,5月の頭に平成23年度の収入の証明なんか取ってきたりして,手数料300円と時間を無駄にするご家庭が出るんだろうね。
んで,事務の授業料担当の人が担任に何回もお願いするわけ。「○○くんの家庭に連絡して再提出させてください」とか。しかも,そんなご家庭はなかなか電話が繋がらなかったり。
そして全部そろったとして,何月になるんだろうね,ご家庭に支援金が入るの。五月雨式に書類出したご家庭から順に,なんて県が処理しきれるわけないような気がする。
そんなこんな?でさらに次の4月になってまた新入生が入ってくるわけ。あー,学校全体として見たらあの作業の繰り返しだー,と思うがそうではない。
平成27年4月に2年生になっている生徒さんも,ご家庭がリッチになっているかプアになっているか再チェックしないと,就学支援金が入らない。
さあ,担任団・事務室は2学年分の課税証明・確定申告と決戦だ。
8クラス規模ならば640件。うーん,2年後には約1,000件だ。
かつての授業料無償化になる前は,授業料が未納だった場合は担任などが取り立て役をやっていました。(オレは中ぐらいの学校にしか行ったことないから,引き落とせなかった通知は渡したことはあるが,取り立ての電話はやったことない。)
それ,もう一回復活ですね。授業の未納がないかどうか,と支援金の給付がきちんとリンクするかどうか,知らない。
支援金をもらったら,年度の後半は授業料が引き落とされる銀行口座をカラにするくらいの保護者は居そうな気がする。
教員側としては,クラスの全世帯の年収なんてあまり知りたくない情報を無理矢理知らされることになるかも。
今までは,授業料の減免を申請するご家庭と,学生支援機構の奨学金を申し込むご家庭のくらいしか個人情報は扱わなかったのだが。
マイナンバー制度による税制の一元化が遅れているのが理由だろ。 税制の一元化やマイナンバー制度、住基ネットは嫌だが 書類を提出するのも嫌だ ってそんなの通るわけがない。 書類...
http://anond.hatelabo.jp/20140304000615 いや,立場をきちんと書いていないせいかもしれないけど,こちら教員。 学校事務員とは実は縦割りで管轄が違うんだわ。 こちらとしては,e-taxだろうか...
たかが年収の書類チェック程度で、そんな作業量が増えるわけねーだろ。