「ふつう」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ふつうとは

2024-06-15

anond:20240615025301

好きなものが100あって、ふつうものが1000あって、苦手なものが2あって、これはたった1にもみたないようなものなのに少しの黒がじわじわ広がるみたいに蝕んできます。本当は考えたくないのに、傷ついたその傷がどうしても消えない。

作者にも出版社にもレビューにも、私自身のSNSにも私生活でも何一つ、今ここに書いた以外は作品名を出さな文句すら言ってきませんでした。これからわざわざ凸ることもしないです。

どうやったら馬鹿をやめれるんだろう。賢くなって苦しまなくなりたい。

2024-06-14

学術会議学術の動向』のタイトル傾向を全集計したよ!

id:muchonov が言うから手で集計してみたよ!

ジェンダー」は「災害」と同じくらい、「医療人間」「歴史政治・国際」より下位、「エネルギー」「化学生物」より上位だったよ。重要話題だけど「多すぎ」とは言えない感じがするね!

全体に文系の人文社会寄り、理系医学環境エネルギーとかかなり応用に偏ってるよ!

テーマ個数
学術教育177
環境54
社会51
医療人間50
歴史政治・国際41
ジェンダー34
災害34
エネルギー20
化学生物19
工学18
情報18
こども16
人文16
物理10
総計558

図らずも AI分析させてみた https://anond.hatelabo.jp/20240614184736 とだいたい同じ結論になったね!

やっぱり日本学術会議っていらないんじゃね? https://anond.hatelabo.jp/20240614050020

[B! 日本学術会議] やっぱり日本学術会議っていらないんじゃね? https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240614050020

方法

http://jssf86.org/doukou.html

1996~2024学術の動向』の掲載タイトル個人感覚勝手に1タイトル1ジャンルに分類して集計したよ!

個人感覚 なので粒度バラバラだよ!

たとえばふつう

みたいな階層になると思うけど、集計しやすい数が出そうなトピックチェリー・ピッキングしたよ!

かんたんにわかりにくいやつの分類の基準
学術教育
文字通りアカデミアの話。大学とか会議とか科学教育のあり方とか。
環境
環境問題系と地学海洋学農学
社会
おもに国内問題政治とか経済国内の話ならここに入れた。
歴史政治・国際
おもに国際の話、近現代史の話、主義の話。
災害
「災」と明確に書いてあるもの原子力関連はブレがあるけど。
エネルギー
主に原子力とか新エネとか。「災害」や「社会」とカブる部分がある
ジェンダー
だいたい他の「社会」「学術」「災害」とかとクロスオーバーするんだけど、「ジェンダー」「女性」「男女」があれば優先してこっちに入れた。
こども
教育のうち初等~中等はこっちに入れてる
年代別に見た所感

偏りは、ありまぁす!

おもしろいよ。何に危機感を持ってるかわかる。

1996~1997

学術教育話題ばっかり。おもに業界報告。たまにホットめな話題はさみ込む。なお初年度からジェンダー」「環境」はトピックとしてずっとある

1998~1999

突如やる気を出す。業界の話は半分くらいに、クローン羊ドリーとか社会的にホット話題をまんべんなく取り入れ始める。

2000~2006

なぜか2年でやる気を失う。「21世紀の〇〇」みたいなデカタイトルつけてアカデミアの話ばっかり。ITの話とか入ってくる。

2007~2010

とは言え徐々に社会的にホット話題が増え始め、このあたりになるとゲノム系の話とかグローバリゼーションの話も多くなる。

2008年辺りから年間24テーマに。

20112014

東日本大震災以降、大きく流れは変わる。

「この災害に対し知はどうすんねん」というモードに。

災害エネルギー

災害農学

災害医療

災害地域社会

災害ジェンダー・こども

という感じで、これまでは各学問個別に話をしていたのが一気に学際的になる。

2014~2016

災害は引き続き大きな柱でありつつ、より2024へ地続きな社会課題が出てくる。こども、アジア環境福祉ジェンダーなど。

20172019

小保方さん騒動に影響を受けたのか、学術教育系の話が多くなる。あとはスガからの締付けがきつくなってたのか。

20202024

コロナ禍以降。医療、化け学系の話は確かに増えるが、震災ときと同様、疫病からくる社会不安への対応とか学際的な話の仕方のほうが多い。あとSDGs系に絡めた話も。

行ラベル個数 / テーマ
1996年  (第1巻)10
ジェンダー1
医療人間2
学術教育5
環境1
工学1
1997年  (第2巻)13
学術教育10
環境1
歴史政治・国際2
1998年  (第3巻)13
ジェンダー1
化学生物2
学術教育4
環境3
社会3
1999年  (第4巻)14
医療人間1
学術教育5
環境2
社会2
情報1
人文1
歴史政治・国際2
2000年  (第5巻)15
ジェンダー1
学術教育12
災害1
社会1
2001年  (第6巻)17
エネルギー1
こども1
医療人間1
学術教育10
環境2
情報2
2002年  (第7巻)17
ジェンダー1
医療人間1
化学生物2
学術教育9
社会3
歴史政治・国際1
2003年  (第8巻)14
ジェンダー1
学術教育9
環境1
社会2
情報1
2004年  (第9巻)20
エネルギー1
ジェンダー1
医療人間1
学術教育13
環境2
社会1
歴史政治・国際1
2005年  (第10巻)19
ジェンダー1
医療人間1
学術教育9
環境1
災害1
社会1
情報2
物理1
歴史政治・国際2
2006年  (第11巻)20
ジェンダー2
医療人間4
学術教育10
環境2
社会2
2007年  (第12巻)21
こども1
医療人間4
化学生物1
学術教育5
環境1
災害1
社会3
人文1
物理1
歴史政治・国際3
2008年  (第13巻)24
ジェンダー1
医療人間4
化学生物1
学術教育4
環境3
工学2
社会4
人文3
歴史政治・国際2
2009年  (第14巻)23
ジェンダー1
医療人間2
学術教育9
環境3
工学1
社会2
情報1
歴史政治・国際4
2010  (第15巻)22
エネルギー1
こども2
ジェンダー2
医療人間2
化学生物1
学術教育3
環境4
工学2
社会3
情報1
物理1
2011  (第16巻)22
ジェンダー2
医療人間2
化学生物1
学術教育3
環境1
工学1
災害2
社会1
人文3
物理1
歴史政治・国際5
2012  (第17巻)25
エネルギー1
こども1
医療人間4
化学生物1
学術教育5
環境3
災害6
社会1
情報1
歴史政治・国際2
2013年  (第18巻)24
エネルギー2
ジェンダー2
医療人間2
化学生物1
学術教育3
環境2
工学1
災害9
社会1
物理1
2014年  (第19巻)26
エネルギー2
こども1
ジェンダー2
医療人間3
学術教育5
工学1
災害5
社会2
物理3
歴史政治・国際2
2015年  (第20巻)25
エネルギー3
こども2
ジェンダー1
医療人間2
化学生物2
学術教育4
環境3
工学1
災害1
社会1
情報1
人文1
物理1
歴史政治・国際2
2016年  (第21巻)27
エネルギー3
ジェンダー2
医療人間2
化学生物1
学術教育4
環境2
工学1
災害3
社会3
情報2
人文1
歴史政治・国際3
2017  (第22巻)28
こども5
ジェンダー3
医療人間3
学術教育6
工学1
災害2
社会3
情報1
人文1
物理1
歴史政治・国際2
2018年 (第23巻)24
こども1
ジェンダー2
医療人間1
学術教育7
環境6
災害1
社会4
人文1
歴史政治・国際1
2019年 (第24巻)24
エネルギー1
ジェンダー2
医療人間2
化学生物2
学術教育8
環境4
工学1
災害1
情報2
歴史政治・国際1
2020 (第25巻)21
エネルギー4
ジェンダー1
医療人間1
化学生物3
学術教育4
環境1
工学2
社会2
情報1
人文1
歴史政治・国際1
2021年 (第26巻)16
ジェンダー1
医療人間2
化学生物1
学術教育3
環境2
災害1
社会2
人文3
歴史政治・国際1
2022年 (第27巻)22
エネルギー1
こども1
ジェンダー2
医療人間3
学術教育4
環境3
工学2
社会2
情報1
歴史政治・国際3
2023 (第28巻)10
こども1
ジェンダー1
学術教育4
工学1
社会2
歴史政治・国際1
2024 (第29巻)2
環境1
情報1
総計558

OBS映像キャプチャデバイスとしてBS/HDDレコーダー選んだけど

ふつうキャプチャー録画できるじゃないですか。

これはお手軽でいいですね。

VHSと同じで番組時間=録画時間なっちゃうけど

まあええわ。放置しておけばおわるんだし( ^ω^)・・・

Vアンチまとめブログ公式から怒られて閉鎖

魚拓見たけど、ふつうの5chまとめアフィじゃん。これで閉鎖になるならゲハブログも潰して欲しいんだが。 あれだけ風評被害起こされて売り上げに響いたのに何もしなかったゲーム業界って一体・・・

2024-06-13

[]anond:20240613200534

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

h抜きする意味が解らないのでリンクしておくね

地方母子家庭出身の女さんが東大博士号を取るまで

生活保護博士号ニキとか授業料値上げの報道かに触発された。

残念ながら、いわゆる理解のある彼くん要素がある。

長いと思ったら一番最後だけ読んでくれるとうれしい。

東大に入れたのは単純にペーパーテストがめちゃくちゃできたからだが、目指すようになったのは模試の結果を見た高校教師が勧めてくれたことがきっかけ。たぶん高2の春。

それから東大意識するようになって、現国問題で毎回おもしろ文章読めて最高〜、図書館で出典探して著者経歴を見ると東大出身者多いな〜、東大に行けばこういうおもしろい考えにもっと出会えるのかな??ぐらいの浅い動機東大第一志望にし始めた。

金のことはあんまり考えてなかった。

高校私立だったが奨学生として学費は全額免除してもらっていた上に(その条件で入学した)、民間団体が県住民対象でやっていた給付型奨学金支給されていた。

学力も授業だけで問題なかったので予備校に通う必要もなく、教育費はほぼゼロ

大学も同じように学力さえあれば行けるし、貧乏人にはそれ相応の奨学制度があってそれで何とかなると思っていた。だってそうあるべきじゃないか?

父親ギャンブルによる借金が原因で離婚し、母親非正規雇用で働き始めていたというのが数年前から我が家の状況だった。養育費もなく、突然働かざるを得なくなった母親は当然ストレスを抱えていた。その捌け口になったのが私。

自分の娘が東大に行けるはずがない、父親似の目つき・言葉存在その全てがとにかくムカつく、おまえもどうせ父親と同じだ、あんたは地頭が悪いからだめ、性根が良くなければ勉強なんてできたってなんにもならない。色んな言葉をぶつけられて、まあ限界でしたわ。

A判定しかない模試の結果を見せ続けてもだめ(ふーん、だから?)、日本学生支援機構の貸与奨学金の話をしてもだめ(あんたも父親と同じで借金踏み倒すんだろ!)、年収400万円以下が対象になる授業料免除の話をしてもだめ(ちゃん免除される保証がどこにあるの!?)、格安学生寮の話をしてもだめ(入れなかったらどうする、女なんだから余計な下宿費がかかる!)。

給付型奨学金地方のしょうもねえ高校全然情報はなく、先生たちも諦めるなぐらいしか言ってくれない。

自分で調べろって? 調べた上で給付型奨学金勘定から外していた。

募集人数がめちゃくちゃ少ないのに、「学業優秀」で「経済的に困難を抱えている」学生自分が「絶対に」該当するなんてどうして言い切れるんだ?

そんな不確かなものを頼みにできるわけがない。

地方、女、貧困が混ざるとこうなる事例としてぜひ参考にしてくれ。

制度存在することと、使えると認識することは違うんだ。うちの場合だけかもしれないけど。

結局「何とかなる」でゴリ押して、受験すること自体同意を得たのは高3の12月浪人なんてできるはずもないので、東大に落ちたらすでに受かっていた防衛大に行くつもりだった。とりあえず家から逃げることが第一目的に変わっていた。その上で大学おもしろそうなことを勉強たかった。そうじゃなきゃ生きている意味がないと思った。

無事に受験できて、合格した。合格たからってごちそうが出たわけでも金一封が出たわけでもなかった。

翌日に大震災。見事に被災して、なーーーーんも調べることもできないまま、ほぼ丸裸で上京した。

大学のこともなんもわからんし、クラスなんそれ、語学ごとに性格あるんだへー、五月祭なんてものがあるのかー、演習ってなんだ?

こんな感じ。臆病な自尊心合格発表前に色々調べておかなかった私も悪い。

ていうかみんな発言ちゃんとしすぎ、英語喋れすぎ、そしておしゃれすぎ。それに対して私は何もかもが終わりすぎ。

慣れない電車通学、週20コマの授業、母親言葉フラッシュバックで病んだ。健康診断の段階で精神科を勧められて受診はしたけど、医師震災サバイバーズ・ギルトですねで終わらせたのもあってその後の通院には結びつかなかった。

毎日何とか自殺先延ばしにして、大学に通い続けた。おもしろ講義を聞いている時だけは生きている感じがした。

そんな感じで大学と寮の往復で友人もできないまま夏学期が終わり、冬学期が終わった。試験対策が高度に制度化されているおかげもあって、単位には困らなかった。ぼっちこそ東大に行け。

2年生になって少しメンタル回復してようやく友人ができた。ようやくふつう大学生に近づけたと思った。3年生のときには友人の繋がりでのちの彼くんとの付き合いも始まった。

優秀かどうかは分からないけれど、友人になったのはみんな良い人たちだったし、私が母子家庭であることを公言していないせいか、友人たちが気を遣ってくれていたおかげか、対等な付き合いができたと思う。劣等感のようなものもそれほど感じなかった。仲良くなったのが都市部出身ゴリゴリ強者ではなく、地方中流〜上流家庭出身者ばかりだったというのも大いにあると思う。父親教授とか銀行員とか(母親は当然専業主婦)、そんなのばっかりだったけど。


仕送りは当然なかった。しかし、授業料全額免除家賃が月1万円程度の学生寮、さらには運良く引っかかった給付型奨学金のおかげで、経済的に困窮することもなかった。自分でも意外なぐらいに何とかなってしまった。

毎年授業料免除のために母親源泉徴収票を手に入れていたのだが、当時の母親年収200万に満たない程度である。たまに母親仕事が嫌になって無職になったり、転職を繰り返したりしていたので、提出書類をそろえるだけでも一苦労だった。

ちなみに震災の影響で提出できなかった書類を改めて提出するために訪れた奨学係で、たまたまリストを渡してもらえたか給付型奨学金に応募できた。


3年生になるとあっという間に就活ですよ。院進も国家公務員試験留学も考えてなかった。そういうのはタフでグローバルなふつう東大生がやるものなので。

自己分析しているとまた病んで眠れなくなった。家と大学図書館の往復の日々を過ごしてきた私に書けることなんてなかった。どうして自分ふつう東大生になれなかったのか。私と彼ら彼女らで何が違ったのか。

考えるのが嫌になって、手持ちのタマが切れた段階で就活をやめた。留年ぼんやり意識し始めて、さてどうしようとなったのが生活費授業料

特に遊びに行くわけでもなく、自炊を続け、節約しまくっていたのと、貸与型・給付型奨学金と細々としたアルバイトのおかげ何とかなりそうな貯金はすでにあった。

しか留年すると、奨学金は止まる上に、いくら世帯年収が低くても授業料免除対象から原則として外される。授業料分までの貯金はなかったし、家に頼ることはできなかった。

結局めちゃくちゃアルバイトをして授業料相当額を稼いで、留年に備えた。


「とりあえず留年」の先に何か目指している進路があるわけではなく、毎日自殺を考えていた。しかし、たまたま履修したゼミに救われて、大学院進学を考え始めた。もっと救われたかった。

成績だけは相変わらず良かったので、無事に合格できた。また、ようやくメンタル問題と向き合う決心がつき、学内カウンセリングに通った。留年した年の学費はこのために支払っていた気がする。

院進後は授業料免除奨学金も復活し、博士課程では生活費研究費付きのプログラム採用してもらえたから何とかなった。


博論書けない無理とふつう院生のように悩んでいたところ、身体を壊してしばらく入院することになった。標準年限の3年で上がれないのが確定したこと生活費のあてがないこと、研究アルバイトを両立させるような体力はないこと、その状況でまた授業料を支払わなくてはならないこと。何度も自殺は考えてきたけど、ついにその時が来たなと思った。

彼くんに頼ることは全く考えていなかった。しかし、結婚し、しか授業料も出すことをあっちから提案してきた。実は親戚に博士号持ちが多く、本人もかなり稼いでいたこと。これが「博士号取得にやたら理解のある彼くん」の背景にあった。

それまでは割り勘だったしお互いの家の話もロクにしていなかったので、そこそこお坊ちゃんであったことに驚くとともに、これが東大生の家庭なのかと惨めな気持ちになった。

しかし、自分人生にここまで賭けてくれる人がいるという事実は単純に嬉しかった。自分の救いのためだけではなく、応援してくれる彼のためにもさっさと博論を仕上げようと奮起し、かなり短期間で博論を仕上げて博士号を取った。

これがいかにして地方母子家庭出身の女が東大博士号を取ったかだ。要するに学力幸運に恵まれていたから。

高校民間公益財団法人東大の奨学制度博士課程学生向けプログラム、そのすべてに感謝している。うまくやれてる限りにおいて、選ばれる限りにおいて、多くを望まない限りにおいて、意外なほどに制度は充実しているというのが一当事者感想


まれながらに貧困だったわけではなく、しばらくはそれなりの生活を送り、両親もそろっていたので、ガチ不利層というわけではない。だから代表者ヅラする気はない。あくまで一つのケースとして見てもらうのがよい。また、学力自体最初から備わっていた。だから学力格差と関連する機会の平等の話ではない。

学力があっても受験自体が危うかったこと、経済的に一度でも詰んでいればそこで諦めていたであろうことが私がお伝えしたかった点である。詰まなかったのは単なる偶然。


博士課程の最後一年ふつう東大生が過ごしてきた環境なんだろうなとも思う。教育のために金を惜しまず、授業料を払い、衣食住が保障されて、何よりも心から応援してもらえる。率直にずるい。それなりにプレッシャーはあるし、生活保障されていても勉強研究が大変なのは分かったけど、でもずるい。

もちろん、そうじゃない人たちもたくさんいた。授業料免除申請の大行列、寮の住人たち、親との折り合いが悪く仕送りもないのに授業料免除から奨学金から対象外にされて私なんぞよりよっぽど厳しい経済状態にあった知人たち。彼ら彼女らと連帯することはなかったけれど、どうにかそれなりの人生を歩んでいることを願ってやまない。



授業料の値上げの必要性は理解している。国立大学法人改革はクソ。競争資金はクソ。

しかし、値上げの代わりに経済的に困難を抱えた層への支援を充実させる案には、次の5点の問題があることから反対の立場だ。むしろ授業料免除制度なんていらないくらいに、学生アルバイトで賄える範囲授業料を下げるべきだとさえ思う。

第1に、書類準備の手間。住民票、源泉徴収票アルバイト先・RA先生に書いてもらう収入関係書類、とにかく書類が多い。家族に提出をお願いする書類も多い。私の母親書類に関しては協力的であり、私自身の事務処理能力もそこまで低くないので何とかなったが、自分家族書類準備能力が不足している場合、あるいは家族が非協力的な場合、容易に詰む。しちめんどくさい書類を準備させる手間を経済的困難層に課すことは正しいことなのか? その手間を背負わされる学生たちを増やすことは正しいことなのか?

第2に、スティグマ。本当に困っている人の授業料免除されるならいいけどという言説はキャンパス内にも普通に存在した。生活保護と同じようなもので、授業料免除されているということは「恥ずかしい」。払えるものなら、こっちだってすばらしい授業と指導の対価として気前よく授業料を払いたかった。

第3に、高い授業料を払う層と授業料免除される層の発生による、「合格さえすれば平等であり対等なコミュニティの仲間である」という虚構崩壊

第4に、親との折り合いの悪い人々が制度狭間に陥る。学部生の場合独立生計を認められるハードルはめちゃめちゃ高かった。つまりたとえ親から仕送りが全く存在せず、世帯から恩恵を全く受けずに自分アルバイト等のみで生計を立てていたとしても、授業料免除対象に入れてもらえない。個人的にはこれが一番の問題。「親との折り合い」を判定条件に入れて、不正を見逃さずに、本当に支援必要学生を正しく判別できるのか? できるなら教えてくれ。そしてすぐ実行しろ。もしかしたらすでに改善されているのかもしれないけど。

第5に、留年すると原則対象外になるので、失敗・留年覚悟の挑戦ができなくなる。


他方で、なぜ高卒の人々には支援が行われずに、同じ年齢の大学生に対してのみ支援が行われるべきなのか、私には分からない。日本社会の発展に繋がるから? 勝手に期待して我々の未来を決めないでくれ。

高卒の人が一足先に社会で働いて収めてくれた税金が巡り巡って私の就学を支えていてくれていたこと、しか学歴理由に彼ら彼女らが下に見られること、さら生涯年収に大きな差が生まれることを考えると、勉強ができて大学入学できたというだけで大学生が優遇されていて非常に不公平だと思う。若者支援というくくりで全員に対して支援をやらないとおかしい。

最後、一番言いたかたこと。

結局東大に金がないのが悪いんだから、「貧しい家庭出身でも能力があるなら東大に行ける」、そういう理想を守りたいんなら自分で金を出してくれ。つまりみんな直接東大に寄附すればいいよ。「修学支援事業基金」っていうまさにその目的のための基金もある。

ttps://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

ちなみに税額控除対象政府に回る金を減らして直接自分の思う公益のために金を投下できるすばらしい制度税額控除だ!

理想を実現するためには金がいる。金もさないくせにごちゃごちゃ抜かすな。口だけの偽善者になるな。

6月13日現在の今年度の寄付総額は約130万円、寄付件数は80件だ。

この数字が増えることを楽しみにしている。

2024-06-12

anond:20240611235637

いやふつうに真っ当なエリート政治家になったら無双できたというだけだろ。

逆に言うと真っ当なエリートは保身に走るから普通政治家にならない。その結果、世襲芸能人か、秘書から有力者の権力禅譲する形の政治家しかいない。

要は「日本普通政治家」がイケてないだけ。

2024-06-11

anond:20240611223050

理想が高すぎる

以上

多分あなたの探してるまともな人は、家で家事ちょろっとしてくれることをそこまでメリットに感じない

なぜなら自分もできるから

ちょっとしたこと幸せを感じられる人を探してるくせに、ふつうプロフィールの人には魅力を感じない時点で矛盾してる

個性的おもしろくて、今の自分をそのままありがたがってくれて、給料はまあまあ高めな人を探すなんて若い人の恋愛結婚でも難しい

せめて個性的面白いプロフィールという条件を外そう

掘り下げればおもしろいひとなんてたくさんいるし、尖ってない人の方が小さな幸せには近いよ

分心のどこかで「滅茶苦茶大当たりの売れ残り」を探してるんだろうからできないだろうが

ふつう軽音部、バンド活動ロクにしてなくて草

でも現実ってこんなもんだよなぁ 恋愛関係こじらせてないバンドの方がレアだし

音楽やる漫画期待してたらずっと恋愛こじらせててそこはちょっと違うんだよなあって感じ

少年誌作風少女漫画描くキモさはあるけど、ずっとこじらせてるのは開き直りが突き抜けてて「少年誌?あーそういうんじゃないっすw」感で良い

湿った青春をジュクジュクと邁進してく漫画って中々無いからどこまで行くのか楽しみ

どう終わってもこじらせで説明つくから打ち切り耐性もあって両得 いいね

2024-06-10

anond:20240610194323

ほな何か?フルボッキ童貞スクワットでもすれば交感神経ONで性欲ゼロになるんか?

ふつう人間はそんな単純な作りじゃないだろ

フルボッキできる時点で交感神経と副交感神経のバランスは正常だから、今回の話とはちょっとズレてるかな

仰る通り、人間は単純じゃない。単純じゃないから、ストレスが多大にかかる状況でも逃げ出さない。これ野生動物はすぐ逃げ出すらしい、ストレスは「ここにいてはいけない」という信号から

危機察知→ストレス発生→交感神経が優位に→体が逃げ出したり闘ったりする準備ができる という順に体はストレスに反応する。闘ったりする準備というのは、呼吸が浅くなったり血流が早くなったりする身体反応と、思考回路問題解決に集中しそれ以外のことを考えなくなる頭脳の反応など、いくつかある。

しかしこれはあくまで非常時の反応で、長期間この状態になることは設計上想定されていないんだ。

人間ストレスを感じてもすぐに逃げ出したりしないよね?仕事ストレスを感じても、仕事を放りだして帰ったりしない。翌日もちゃんと出勤する。こうしていると交感神経が優位な状況が長引き、さっき書いた闘う準備状態がずっと続くことになる。すると余計なことを考えず目の前の問題のことばかり考えるようになる。

元増田は今おそらくそ状態で、最初性的な関心が削られてしまったんだと思う。と、こういう理屈でした。

wakatte.TVルシファーと共演しろ

wakatte.TVというYoutubeチャンネルがある。 おれがもっとも好きなチャンネルだ。 Youtubeチャンネルはどれも面白くないが、 wakatte.TVだけは面白い。

wakatte.TVとはどんなチャンネルかというと、 街中で学歴を聞いて、それをバカにするチャンネルだ。 正確にいうと、 見知らぬ人に出身大学偏差値を聞いて、 それを元にした企画をするチャンネルだ。

企画は例えばこんなものがある。

学歴じゃんけん: より高い偏差値を引けた方が勝ち

学歴マトリョーシカ: 偏差値が低い順に学歴を引けた方が勝ち

アホ街ック天国: 街の偏差値を決める

学歴ブラックジャック: 偏差値10の桁を使ってブラックジャックをする

学歴ボーリング: ボーリングがよくわからないのでよくわからないが、偏差値ボーリングをする

学歴ゴルフ: 箱から質問を引いて、それにより学歴を当てる。3打でパー

天国と地獄ゲーム: 高校大学偏差値の落差の大きい方を引いた方が勝ち

学歴エンジェルフォール: 男と女学歴差が出来るだけ大きいカップルを引いた方が勝ち

キャンパス調査: 地方大学に行ってその大学の人を低学歴やなーとバカにする。これは面白いので、もっと色々な大学に行ってほしい。灘と開成に行ったのだから麻布にも行ってくれ

検証: 高学歴ほど童貞が多いとか、法政の人に第一志望はいないとか、ありそうな説を検証する

街中で学歴を聞いて、 京大中退狂人高田ふーみんが「そんなFラン大学によう行けるな。恥ずかしくないのか」とバカにして、 早稲田出身ポンコツびーやまが「ヤメロオマエ」と突っ込むのがパターンだ。 このヤメロオマエはなかなか癖になるツッコミで、視聴者であるはずのおれも、 ヤメロオマエと突っ込むようになってきた。偏差値の高いツッコミだ。 中国リンチされてた時に生まれていたら面白かった。

正直にいって趣味の悪い番組だと思う。 誰しもが自分が誇れる大学に行ってるわけではないのに、 なんや知らんメガネの曇ったデブFラン高卒だとバカにされ、 自分だけならばまだ良いかも知れないが、自分彼氏彼女学歴バカにされることもある。 ふーみんが今のいままで五体満足なのが信じられない番組だ。 ふつうは、手が出るところだろう。 しかし逆にいうと、学歴バカにされて一緒にはははと笑っていられるような芯のない人間から しょうもない大学に行ってるんだと言うことは出来るからもしかしてそういうことも見越して、意外に安全企画になってるのかも知れない。

wakatte.TVのすごいところは何かというと、 偏差値という数値に対して、新しい見方を与えたという点だとおれは思う。 偏差値他人比較したことは誰でもあると思うが、まさか 10の桁を使って加算する人間が現れるとは思わなかった。 これを許すと、この汎用的なただの数値を利用して無限企画を作ることが出来てしまう。 waktte.TVのコンセプトを考えた人間天才的だ。

しかしおれは、偏差値に対して別の解釈を与えた人間をもう一人知っている。 ルシファーだ。 ルシファーは、偏差値を足し算するほど奇抜ではないが、 偏差値学歴という概念学校以外のものにも応用した偉人だ。 さきほどおれは、偏差値の高いツッコミだと言ったが、これもルシファー手法を真似たにすぎない。 彼は他にも、料理に対して学歴を聞いたりすることもある。 共感覚というのがあるが、彼の場合は、あらゆるもの学歴に見えているのだろう。

もし、wakatte.TVとこのルシファーが共演することがあったら、相当面白いはずだ。 共演によって、偏差値に対して新しい解釈が生まれるかも知れない。ヤメロオマエ!

anond:20240610123132

平日昼間公園にいる大人も増えてるとおもうんだよね。

テレワークとかがふつうになっている時代から

でも公務員さんには理解できないようで

本当にお国の推奨と一番かけ離れているのが公務員だと思う。

2024-06-09

バーチャル猫で検索して出てきたのがなんか思ってたのと違ってざんねん

もっとふつうねこがよかった。

anond:20240609120330

わかるけど読みづらいので書き換える

些細なことにイライラしがちな人がなりやすい」っていう部分は医学統計でも根拠がない。

本文全体に同様の、疾病としての躁鬱とイライラやす気質みたいなもの混同がありそう。

 

現在医学では、落ち込みやしんなりした気分(仮に「抑うつ」と言っておく)と、イライラやイキってる気分(仮に「躁状態」と言っておく)の2つのうち、

しんなりだけおこる「うつ病 (major depressive disorder)」 と、両者を繰り返す「双極症」は全然別枠の病気

しんなりがどちらでも起こるのは正しい。

「しんなりするから双極症の症状だ」は間違い。

 

あと、こうした普段と違う気分は「原則として」、起こったり収まったりする。

例えば「過去n年間ずっとイライラやすいんです!」は一つの躁状態とは言わない。

逆に1日の中でめっちゃ落ち込む時間めっちゃイライラする時間と元気な時間が数時間で移り変わるんです!もふつう躁状態抑うつとは言わない。 

(「原則として」と書いたのは、中途半端な症状がダラダラ起こったり収まったりする症状に別の病名がつくことがあるから

 

イライラは「抑うつ」と「躁状態」のどちらにも起こりうる。

典型的には躁状態と関連付けられるが、抑うつから焦燥的になることも多いし、どちらでもないときイライラすることもある(つまりうつ病・双極症とは関係ないこともある)。

ほんとうに双極症といわれる(疾患として定まる)ものであればまず大事なのは服薬であるとされている(服薬をしないと再燃率 = また上の抑うつ躁状態が起こってあなたが困る可能性があがるし、飲んでいるとそれを下げられる)。 [追記: これらの病気が気のせいではない、と言われるのにはいろんな理由があるけど、正しく服薬できれば改善するという点がその一つ]

 

本読んだり習慣付けで収まるようなのは基本的には疾病としての症状じゃなくて、イライラしたり気持ちが落ち込んだりしやすいっていう状態範疇に収まるんじゃないかなと思う。

(ただし、もしあなた(これを読んでる人だれでも)が精神科で診断を受けたことがあるなら、この項に書いてあることにかかわらず担当医との相談大事にしてください。「良い習慣付けが意味ない」とか、「習慣を変えてここまで調子良く来られてるならあなた病気を持っていないからお薬を辞めていい」とかそういうことは一切書いていません)

ちなみに「過去1ヶ月の間にこれらの本を読みはじめてこういうふうにしたら今めちゃくちゃイライラ少なくて気分いいんですよ!」っていわれたらそれは逆に心配かも

 

あとはまあ一応言っとくとするとHSPはわれわれ精神医学概念じゃないとか、冷えピタ貼って前頭葉機能が落ちるってことはないとおもうとかそういう本筋じゃないところ(ひんやりして気持ちいいならそういう効き方はするかもしれん、隙自語だが肩・首さえ大丈夫なら夏場氷枕でひんやり寝るの好き)

私見ですが、精神医学用語はこれに限らず用語としての意味からずれて用いられることも多くて、ただまあ情動とか行動は多くの人間にとって興味がある/表現必要があるものから、それを精神医学専門用語として独占するべき(他の使い方は”間違ってる”といえるような)根拠もあるとはいえいかなとは思うので、悩ましいところ。躁うつ"病" とか 双極症とか、後から定めたような病名を使うときちょっと定義を気にしてくれたらいいかな。

おまけ:これはもう我々のほうが諦めるべき使い分けだというふうにも思うが、一応精神医学文脈では精神病は psychosis の訳語として使われることが多くて、精神疾患 mental/psychiatric disorders とは区別されます

さらにつっこんでおくと

最後んとこ、医者たちがその程度の説明能力しか持てないから使い分けする必要がないとおもわれているのでは。

日本語は病名を漢字で表すことに長けているはずだ。

ディアレアしたとかいわれても知らんやつはわからん下痢なら「くだした」と関連づけれる。

カリなんとかしらんでも肺炎は肺が炎症だとわかる。

安楽死安楽死じゃなくて現状依願殺人であり医者はやらない、もそうだけど諦めていいことは諦め、諦めていけないことはあきらめるなよせめて匿名でくらい。

 

全体に、医者にしては良心的な説明だしうちの家族のかかってる主治医もこういうことがいいたいのだろうとは思うけど

医者って時間的にハードルが高い(費用はわりと楽だが今後高くなりそう)んだよね

あなた精神科医なら「初診は2ヶ月後に予約とってください、お薬はさらに何ヶ月か後です。」の現状しってるでしょ?違う?

協議離婚したほうが早いよそりゃ。

ついでにいえば病識がないまま一人暮らし人格荒廃していく人は今後ものすごく増えるとおもう

そういう人はそもそも医者に一生こないまま無敵の人として犯罪収監されるおちが多い

この増田にもそういう報告を定期的にしている無敵の人のなりかけがいる

(字下げは前科1犯で猶予つかず懲役したんだよね。ずーっと判事悪口自治体とのトラブル愚痴ってる)

そこを食い止めるのは民間療法であってもなんとかしようとする家族意志なんだよ、元増田には最初家族やめちまえってアドバイスが多量についたんだけどさ

そもそも現在医者というのがワンストップ機能放棄している(定期健診はQOLにはかかわらず死因だけをケアしている)

それなら支えきれないといって家族をやめちまうまえに本くらいはおおいに読むべきだよ、本には脳溢血や認知症貧血甲状腺ホルモンによる多岐にわたるイライラがのっていて、精神科医の範疇外の受診ケアもすすめているものがあるから

自分の専門のことだけしゃしゃり出てしか安易受診を教えない進めないのでは

自分の専門以外のことにはオレ以上に無知でいてくれ」と願ってるような行動をとってるよ、医者って

ふつう軽音部』で新たな性癖に目覚めたんだが供給が少なすぎる

女の子動物おしっこをかけられている」というシチュエーションが俺的にはかなり好きらしいことに生まれて初めて気付いたのだが、軽く検索した感じだと全然供給がない。

というか検索の仕方がまず分からない。

シチュエーション名前がわからないのだ。

「浴尿」や「マーキング」を「獣姦」と組み合わせて検索しても数十件しか出てこない。

なんということだ。

供給がなさすぎるだろ。

犬におしっこをかけられているだけでいいのに。

理想を言えば股間に犬の臭いが染み付くような感じにしてくれるだけでいいのに。

全然見つからないんだが?

なんだこの社会は?

文化後進社会か?

少しニッチ性癖に目覚めたら自分で描くかSkebでアホみたいに金をバラ撒くしかないのか?

学ぶしかねえか、生成AI

自炊だ。

金がないからSkebで頼みまくるやり方ではあとがないし、俺の言いたいことがちゃんと伝わるのか不安だ。

俺が、やるしかない。

よく分かんねえけどまずは50万ぐらいかけてPCを組むんだったな?

無理だ。

もう終わりだ。

anond:20240608044855

精神科医だがこれが参考になるとかブコメで言われまくっていて流石に心配になったのでコメントをいれておく。ここの「躁鬱」が躁うつ病とも呼ばれた双極性障害/双極症のことじゃなくて一般用語としての(病気固有名じゃない、状態に関する名前としての、精神医学で使うことばじゃない)「躁鬱」であって、かつ読者もそれを理解してるなら以降は無視してください。あくま医学的な情報の整理で、それ以外の部分についてどうこういう話じゃないし、もともとの増田(この投稿言及先の言及先)からほとんど無関係だ。

「鬱はぐったりと元気のない精神病。気弱な人がなるもの」と思っていたが、実際は「些細なことにイライラしがちな人がなりやす病気で、イライラと元気のない状態を繰り返すもの(=躁鬱)」だ

私見ですが、精神医学用語はこれに限らず用語としての意味からずれて用いられることも多くて、ただまあ情動とか行動は多くの人間にとって興味がある/表現必要があるものから、それを精神医学専門用語として独占するべき(他の使い方は”間違ってる”といえるような)根拠もあるとはいえいかなとは思うので、悩ましいところ。躁うつ"病" とか 双極症とか、後から定めたような病名を使うときちょっと定義を気にしてくれたらいいかな。

おまけ:これはもう我々のほうが諦めるべき使い分けだというふうにも思うが、一応精神医学文脈では精神病は psychosis の訳語として使われることが多くて、精神疾患 mental/psychiatric disorders とは区別されます

ふつう軽音から理由なき反抗PVみたら

群青日和に途中めっちゃ似てるな

曲はなんか歌詞がすげー聞き取りにくくてサビ以外なんていってっかわからん

敵が少数精鋭、味方が物量

って、あまりいかと思ったけど、ふつうレイド戦だな。

[]2013.7.1〜2013.12.5

https://anond.hatelabo.jp/20240609075743

https://web.archive.org/web/20200107215433/http://ashihara-hina.jugem.jp/?page=1

いろいろ

2013.12.05 Thursday18:41

ブログをほったらかしてる間に、可愛いモノをいろいろ頂きました。

さっき頂いたばかりの「お菓子の家

観て楽しむモノですが、ほんのりジンジャーブレッド香りがもれる。。

10月に「ハロウィンクッキー」↑

こちらはチョコです↓ かわいい

かわいくて甘くておいしいモノに囲まれてると、子供の頃「ヘンゼルとグレーテル」読みながら

どっぷり溺れた高揚感を思い出しますよ。

魔女に食われそうになってでも、お菓子の家かぶりつきたかった。(どん欲)(飢えてたのか)

食パン専門ベーカリー「CENTRE」の食パン。2斤×2!!

渋谷「VIRON」系列です。ココハナ担当さんが、並んで買って来てくれました!

トーストせずにそのまま食べるのが一番おいしい。モチモチふわふわほんのり甘い系。

こないだ行った、オーベルジュ朝ごはん。いや、朝ごパン

カゴいっぱいの、デニッシュバゲットマフィンクロワッサン

さすがに食べきれないけど、至福。

最近、ずっと使ってたボロボロガラケーをやっと機種変しました。

まだなんとか使えるんですけどね。メッキが剥げてボロボロで見る度ヘコむ、

扱いがついついぞんざいになってしまう。

しかし手に馴染んでるし愛着あるしで多少後ろ髪ひかれながら買い換えてみたら、

なんてことない、ものすごくスッキリしました。

「もうだめだな、、」って思いながら、ボロボロ携帯を眺める時間が、そこそこストレス

なってったっぽい。

「合わない」と思いながら、好転を期待して持ち続けるのか、早めに捨てるか捨てないか

くそういう話になるんですよ。もちろん、携帯に限らず。もちろん、みんな意見バラバラ

あっさり捨てると「潔いねクールだね!」なんて言われがちですが、、、

わたし場合は、単純に、ストレス耐性が低いんだな。

いきおいで iphone機種変しました。

5S軽っ!!

1

日記---

なべつかみ

2013.10.14 Monday23:33

姉が、鍋つかみとコースターと、あと、クリスマスオーナメントを作ってくれました☆

か~わいい~☆一針一針、ものすごく丁寧に縫いこまれてる。

のせてみた。

鍋つかみは、こんな風に手を入れて使います

ありがとう、おねいちゃん!!!

マジメに料理するよ!!

1

日記---

でてますよー!

2013.10.04 Friday20:00

ココハナ11月号発売中です☆

新連載スタートです!

宜しくお願い致しますね~☆

告知もほったらかして旅に出ておりました。

初の顔出しです!どーーーん!

ちっさ!なにやらカッコつけて座ってる!けど脚短っ!

ちょっと他人様にお見せできない様な、ナルシスト感満載&アホ丸出しの

写真いっぱい撮ってゲラゲラ笑ってた。

あー。たのしかった!

変わったフルーツいっぱい食べた。

アイス食べすぎた。

旅に出る度、私のデジカメがぶっ壊れます

呪われすぎ。

帰国したら、嬉しいお知らせが

最近うちに来てくれるようになったアシスタントさんの、初連載決定!!

おめでとう~!

ちびっこホールケーキでお祝いしましたよ

うちの仕事場では、ケーキを何等分すべきか時々議論になりますよ。

美しさを優先すべきか、欲望を優先すべきか。。

私は断然、欲望派。

仕事中、仕事の話ほとんどしてないです。。

1

お仕事---

新連載☆

2013.09.10 Tuesday01:41

cocohana(ココハナ)」11月号・9/28sat発売より

新連載スタートです☆

フォークソンググループの話じゃないですよ。

パンお話です。

とりあえず、4号連続で載りますよ。

その後少しお休み頂いて(っていうか、その間に描きためる。。。)、また再開予定です。

第1回目のサブタイトルは「原ベーカリー

第2回目は「メロンパン

第3回目は「サンドウィッチ

第4回目は「3色パン

今日、第3・4回目のネームが終わって、これから作画です。

最近、近所に美味しいハード系のパン屋が出来て嬉しいです。

資料だもんね~とパンいっぱい食べてたら、若干体重が増えて戻りません。

(近況)

*しばらくこの記事トップにあげておきますね~。

1

お仕事---

可愛かっこいい♡

2013.09.10 Tuesday01:24

先日、「タイピスト!」を観に行きましたよ~。

案外スポコン、「ロッキー」の‘可愛い‘版!

いくらい徹底して‘可愛い‘んですよね。

マゼンタピンクドレスは、女の子戦闘服

パンフレットまで超可愛い

いっつも思うけど、「可愛い」と「人間くささ」はちょっと仲が悪いです。

人間はなかなか「可愛い」だけじゃ成立しないので、「可愛い」を貫けば貫くほど、

心理を含めその存在の「生々しさ」は、やっぱりどうしても遠くなる。

周りの人たちの反応が、「可愛すぎてスバシイ!大好き!」と「可愛いだけじゃね、、?」との

真っ二つなのが、なんか面白かった。

「かっこいい」と「人間くささ」も若干仲が悪い。

こないだ届いたDVDライアン・ゴズリングが主演じゃないけど準主役のギャング映画です。

基本、ギャング映画は苦手なんですよ。

暴力を楽しむスタンスに迷いがあるので、「わ~~ニヒルでカッコいい!!」になかなか酔いきれないんですが。。

その点これは、「ザ・エンターテインメント」!勧善懲悪ストレート感傷に浸る暇がない。

「アイツとアイツが絶対裏切る!」と思ったら、裏切らない。

ドンパチやられても痛くない。

人が死んでも悲しくない。

美女にはしっかり騎士が現れる。

ツッコミどころは多いけど、爽快で華やかで楽しかった。

スーツ姿のライアン・ゴズリングをひたすら堪能する映画です。(個人的に)

巷には

「すっごくカッコ良いけど愛せるわけじゃない」とか

「カッコ悪いけど憎ったらしいけどなんかもう好きなんだけど!」とか

一筋縄じゃいかない感情がわんさか溢れているので、物語の中で「素敵なシンプル」を味わうのは、

癒しだな~。

何度か言ってますけど、ライアン・ゴズリングが大好きで。

いつまでたっても日本で未公開、日本語訳のDVDも未発売の映画

HALF NELSON」輸入盤DVDをこないだ勢い余って買ってしまいました。

PAL-UKって日本プレイヤー再生できないんですね。

アホなので知らなかったです。。。

詳しい人に教えてもらって、なんとかPCで視聴。

こちらの映画のゴズリングは、「カッコいいとこもあるけど情けなくてダメ過ぎてでも結局憎めない」

そんな感じです。たぶん。なんで「たぶん」かっていうと。。。

私、、、英語聞き取れないんですよ、、、、。

、、、、、、、、、、、、。(買うな)

だれか、日本語訳出してください。

ねがいします。

1

本・映画---

小学館ビル落書き大会

2013.08.30 Friday03:31

先週末、内部も公開されてましたね。

  

スピリッツ編集部のほんの遊び心から始まったお遊び企画落書き大会」が、

話題になってニュースになって人が集まって。

いいな~楽しそうだな~私も先生方の絵を生で観てみたいな~♪なんてフワフワ思っていたら、、、

22日夜に、作家限定内覧会&追加の落書き大会が開催されました!

(すでに古い話題なっちゃっててゴメンナサイ。)

新人さんからベテラン先生方まで100人近く(?たぶん)夜のオバQビルに集結しまして、

もはや空調もきかなくなっちゃったロビーと地下廊下にひしめき合って汗をダラダラかきながら、

でも皆さんほんと子供のような笑顔ケラケラにこにこ笑いながら、思い思いの落書き

没頭されてました。

「豪華」だとか「贅沢」だとか「えっこの壁とドア持って帰ってうちの仕事場に設置したい、、!!」

とか、もちろん色々色々色々あるんですけど、、。

一番胸にグッときたのは、「空気感」です。

スゴイ先生方と同じ空間にいさせて貰っておいて、ショボイ事言っちゃいますけど、、、

まるで「学園祭」の空気感

原稿料」とか「著作権」とか、無関係だった頃の。

子供の頃、ノート落書きばっかしてたのに、「仕事」になったとたん落書きしなくなっちゃったな~、

とか、ふと思っちゃう感じの、そんな空気が充満してました。

私は笑っちゃうくらい絵が下手過ぎて、こういう場でなんの役にも立たないんですけど、

単純に、この空間体感できたことが、ものすごーく嬉しくてめちゃくちゃ楽しかった!!

やー、こんなテンション上がったの久しぶりですよ、ほんとに。

ケラケラ笑い過ぎてほっぺた痛かった。

私がデビューした頃は「ベツコミ編集部」も、この本社ビルに入っておりまして。

当時まだピチピチヨチヨチ頭ん中今よりさらにお花畑だった私は、初めてこのビルに足を踏み入れた時、、、

なんてゆーか「社会見学に来たお嬢ちゃん状態」でした。

「わ~でっかい会社だ!!」「わ~入館証とか渡されちゃった!!」みたいな。

編集部フロアは、今でも思うけど、ちょっと職員室」みたい。

毎日通われてる編集さん&社員の方々とは比べ物になりませんが、それでもやっぱり

色んな思い出がありますよ。

小学館本社ビル、お疲れさま&どうもありがとう

新社屋、3年後か。長いな~。あっと言う間かな。

1

お仕事---

はなび2013

2013.08.06 Tuesday23:08

原稿終わったので、あちこち花火大会に行ってきましたよ~。

長岡花火 綺麗でしょ~。

上は友人が良いカメラで撮った写真です。

私も良いカメラ欲しいけど、メカ音痴なので使いこなせる気がしなくてまだ買えてない。

友人のご実家所有のマンション屋上からみせて貰えるのです。

特等席!

長岡名物?お醤油味のお赤飯がちょう美味しい

あと、「ぽっぽ焼き」。黒糖の、、細長いかすていら的なモノ?ちょっと八ッ橋っぽい味がします。

こういうほのかな甘さの小麦粉お菓子が私は好きで好きで。

なかなか巡り会えなくて困ってたら、友人の彼氏チャリであちこち屋台をめぐって

探して買って来てくれました。男前!!

 

あとは、純喫茶風な店で久々にティーフロートとか珈琲フロートとかクリームソーダとか。

こういうの、たまに食べたくなるなる。

長岡の後は江戸川直行

 

基本、爆発系が多い(笑)

至近距離で観過ぎてるせいか、迫力あり過ぎで毎度ゲラゲラ笑ってしまう。

音楽に合わせて花火が打ちあがるんですけど、「北の国から」がサンバ調にアレンジしてあってゲラゲラ

さだまさしはこのアレンジ許可するの?」「いや、しそうだよね。なんとなく(てきとう)」とか

言いながら、ゲラゲラ。あ~~今年も楽しかった!

今年、久々に新調した浴衣の柄があまりかわいいのでさらしてしまえ。

バンビですよ、バンビ

洋服バンビはなかなか勇気がなくて背負えないですけど、浴衣モノトーンなら

子供っぽくならないし平気で背負えてしまう。かわいい。見てるだけでニヤニヤする。

着るとそこそこ大人っぽい・・・浴衣マジック

1

日記---

いただきもの

2013.07.24 Wednesday19:50

いただきものハーブ飲料

世の中にはオシャレな飲み物がいっぱいありますねえ。

お水やソーダで薄めて飲むんだって

仕事中、カフェラテばっか飲んじゃうので、体内浄化すべくさっそくゴクゴク。。

先日頂いたばかりのタンブラーです。

頂きものと頂きもので、素敵生活演出

ぜいたく~。ソーダ買ってこよっと。

アシスタントさんお休みの日は、すぐに脱線してしまう。

今描いてる漫画、食べものが沢山出てくるので 作画にいつもよりずっと

時間がかかっちゃうんですよ。

下絵終わってからアシスタントさんに入って貰うと もう間に合わないので、

下絵やりながらペン入れやりながらアシスタントさんに指示出しながら

作業を続けてるわけですが。。つまり頭ん中とっ散らかってます

休憩したら仕事しなきゃ。

明日アシスタントさんにサボってたのがバレる。

1

日記---

100万部☆

2013.07.16 Tuesday00:23

Piece」の100万部超えのお祝い会をして頂きましたよ~♪

年末に超えてたらしいんですけど、色々有難いことに祝い事が重なってバタバタしてたので、

先週ゆっくりと。

北京ダックをごちそうして頂いたのですが・・・

ダックに「ピース」の文字が・・!!!

若干、血が滴ったように見えなくも?ないですが?(笑)、水飴で書いてあるそうです。

すごい!ピースダック!!

担当さんから、素敵なタンブラーや・・

 

お花もいただいてしまいました。。

左のオレンジ薔薇はプリザーブドで、ついこないだまで担当してくださってた編集さんが

「芦原さんのイメージに合わせて作りました」と、プレゼントしてくださいました。

オレンジ大好きなので、もの凄くうれしい。

月餅は、「Piece」初期の担当さんからです

この仕事をしてると、時々ふつうじゃ考えられないような豪華なおもてなしをして頂く事があって、

楽しい事も美味しい事も大好きなので、もの凄くもの凄くものすごーく嬉しくて

私はなんて贅沢な時間を頂いてるんだろうと、毎度毎度新鮮に感動します。

なんで感動するのかっていうと、たぶん未だ慣れてないからです。

とてもフツウの庶民的な家庭で育ったので。

その場その場は100%楽しくて、でも「こんなに沢山色々して頂いても、私何も返せないんじゃ?」

っていう微かな罪悪感も、後からうっすらと。

こういう罪悪感は全く持たない方が良い気もするし、多少は持っておいた方が良い気もするし。

罪悪感の出処を掘り下げてみると、いつも必ず「自信の無さ」なんですよね。

「期待されても何も出ませんよ~」っていう、逃げの防御。

今、そういう漫画を描いてます

相変わらず地味目ですけど、柔らかくて楽しい物語になるといいな、と。

今、仕事しながら食べてるお菓子

プリッツなのに「いちごポッキー」の味がする

プリッツ大好き。ふだんは「ロースト」派。

小麦粉大好き!

1

お仕事---

出てますよ~!

2013.07.01 Monday03:10

Piece10巻、発売中です!

巻末に、ドラマ撮影現場にお邪魔した時の、レポート漫画も載ってますよ~。

Piece」がらみのお仕事は、これでオシマイです。多分。

最後までお付き合い頂いた皆様、ほんとうに有難うございました!

そして・・今月発売の「Cocohana(ココハナ)」に、すでに名前が小っちゃく載ってましたね。

ココハナ11月号(9月28日ごろ発売?)~新シリーズスタートです☆

取りあえず、4号連続で載りますよ。

まだまだ先ですが、がんばってコツコツ描いてますので、チェックしてみてくださいね

ココハナ」は集英社雑誌ですヨ。

20年近く小学館雑誌しか描いて来なかったので、

「えっ?なんで急に集英社小学館喧嘩したの??」とか深読みされそうな気が

しないでもないですが。。

別になんもないですよ。喧嘩とかしてないです(笑)

小学館さんとも、勿論今後もお仕事させて頂く予定ですよ~。

小学館専属契約存在しないので、デビューしてからずっと、実は「フリー」なのでした。

単行本ごとの出版契約は、勿論その都度してます。)

何の保障もない、毎日が綱渡り状態のこんな仕事を選んじゃって私ったら大丈夫かしら??なんて

思いながら漫画を描いてきたけれど・・気が付けば時代の方が変わってきちゃって、

今や本当に「安定」した仕事なんて思いつかないですね。

進化なのか退化なのかはよく分かんないですけど、「変わっていくこと」は、個人的に、ワクワクする。

長生きするつもりなので(笑)

仕事以外も色々試せたらいいな。

[]2013.7.1〜2013.12.5

https://anond.hatelabo.jp/20240609075716

https://web.archive.org/web/20200107215433/http://ashihara-hina.jugem.jp/?page=1

いろいろ

2013.12.05 Thursday18:41

ブログをほったらかしてる間に、可愛いモノをいろいろ頂きました。

さっき頂いたばかりの「お菓子の家

観て楽しむモノですが、ほんのりジンジャーブレッド香りがもれる。。

10月に「ハロウィンクッキー」↑

こちらはチョコです↓ かわいい

かわいくて甘くておいしいモノに囲まれてると、子供の頃「ヘンゼルとグレーテル」読みながら

どっぷり溺れた高揚感を思い出しますよ。

魔女に食われそうになってでも、お菓子の家かぶりつきたかった。(どん欲)(飢えてたのか)

食パン専門ベーカリー「CENTRE」の食パン。2斤×2!!

渋谷「VIRON」系列です。ココハナ担当さんが、並んで買って来てくれました!

トーストせずにそのまま食べるのが一番おいしい。モチモチふわふわほんのり甘い系。

こないだ行った、オーベルジュ朝ごはん。いや、朝ごパン

カゴいっぱいの、デニッシュバゲットマフィンクロワッサン

さすがに食べきれないけど、至福。

最近、ずっと使ってたボロボロガラケーをやっと機種変しました。

まだなんとか使えるんですけどね。メッキが剥げてボロボロで見る度ヘコむ、

扱いがついついぞんざいになってしまう。

しかし手に馴染んでるし愛着あるしで多少後ろ髪ひかれながら買い換えてみたら、

なんてことない、ものすごくスッキリしました。

「もうだめだな、、」って思いながら、ボロボロ携帯を眺める時間が、そこそこストレス

なってったっぽい。

「合わない」と思いながら、好転を期待して持ち続けるのか、早めに捨てるか捨てないか

くそういう話になるんですよ。もちろん、携帯に限らず。もちろん、みんな意見バラバラ

あっさり捨てると「潔いねクールだね!」なんて言われがちですが、、、

わたし場合は、単純に、ストレス耐性が低いんだな。

いきおいで iphone機種変しました。

5S軽っ!!

1

日記---

なべつかみ

2013.10.14 Monday23:33

姉が、鍋つかみとコースターと、あと、クリスマスオーナメントを作ってくれました☆

か~わいい~☆一針一針、ものすごく丁寧に縫いこまれてる。

のせてみた。

鍋つかみは、こんな風に手を入れて使います

ありがとう、おねいちゃん!!!

マジメに料理するよ!!

1

日記---

でてますよー!

2013.10.04 Friday20:00

ココハナ11月号発売中です☆

新連載スタートです!

宜しくお願い致しますね~☆

告知もほったらかして旅に出ておりました。

初の顔出しです!どーーーん!

ちっさ!なにやらカッコつけて座ってる!けど脚短っ!

ちょっと他人様にお見せできない様な、ナルシスト感満載&アホ丸出しの

写真いっぱい撮ってゲラゲラ笑ってた。

あー。たのしかった!

変わったフルーツいっぱい食べた。

アイス食べすぎた。

旅に出る度、私のデジカメがぶっ壊れます

呪われすぎ。

帰国したら、嬉しいお知らせが

最近うちに来てくれるようになったアシスタントさんの、初連載決定!!

おめでとう~!

ちびっこホールケーキでお祝いしましたよ

うちの仕事場では、ケーキを何等分すべきか時々議論になりますよ。

美しさを優先すべきか、欲望を優先すべきか。。

私は断然、欲望派。

仕事中、仕事の話ほとんどしてないです。。

1

お仕事---

新連載☆

2013.09.10 Tuesday01:41

cocohana(ココハナ)」11月号・9/28sat発売より

新連載スタートです☆

フォークソンググループの話じゃないですよ。

パンお話です。

とりあえず、4号連続で載りますよ。

その後少しお休み頂いて(っていうか、その間に描きためる。。。)、また再開予定です。

第1回目のサブタイトルは「原ベーカリー

第2回目は「メロンパン

第3回目は「サンドウィッチ

第4回目は「3色パン

今日、第3・4回目のネームが終わって、これから作画です。

最近、近所に美味しいハード系のパン屋が出来て嬉しいです。

資料だもんね~とパンいっぱい食べてたら、若干体重が増えて戻りません。

(近況)

*しばらくこの記事トップにあげておきますね~。

1

お仕事---

可愛かっこいい♡

2013.09.10 Tuesday01:24

先日、「タイピスト!」を観に行きましたよ~。

案外スポコン、「ロッキー」の‘可愛い‘版!

いくらい徹底して‘可愛い‘んですよね。

マゼンタピンクドレスは、女の子戦闘服

パンフレットまで超可愛い

いっつも思うけど、「可愛い」と「人間くささ」はちょっと仲が悪いです。

人間はなかなか「可愛い」だけじゃ成立しないので、「可愛い」を貫けば貫くほど、

心理を含めその存在の「生々しさ」は、やっぱりどうしても遠くなる。

周りの人たちの反応が、「可愛すぎてスバシイ!大好き!」と「可愛いだけじゃね、、?」との

真っ二つなのが、なんか面白かった。

「かっこいい」と「人間くささ」も若干仲が悪い。

こないだ届いたDVDライアン・ゴズリングが主演じゃないけど準主役のギャング映画です。

基本、ギャング映画は苦手なんですよ。

暴力を楽しむスタンスに迷いがあるので、「わ~~ニヒルでカッコいい!!」になかなか酔いきれないんですが。。

その点これは、「ザ・エンターテインメント」!勧善懲悪ストレート感傷に浸る暇がない。

「アイツとアイツが絶対裏切る!」と思ったら、裏切らない。

ドンパチやられても痛くない。

人が死んでも悲しくない。

美女にはしっかり騎士が現れる。

ツッコミどころは多いけど、爽快で華やかで楽しかった。

スーツ姿のライアン・ゴズリングをひたすら堪能する映画です。(個人的に)

巷には

「すっごくカッコ良いけど愛せるわけじゃない」とか

「カッコ悪いけど憎ったらしいけどなんかもう好きなんだけど!」とか

一筋縄じゃいかない感情がわんさか溢れているので、物語の中で「素敵なシンプル」を味わうのは、

癒しだな~。

何度か言ってますけど、ライアン・ゴズリングが大好きで。

いつまでたっても日本で未公開、日本語訳のDVDも未発売の映画

HALF NELSON」輸入盤DVDをこないだ勢い余って買ってしまいました。

PAL-UKって日本プレイヤー再生できないんですね。

アホなので知らなかったです。。。

詳しい人に教えてもらって、なんとかPCで視聴。

こちらの映画のゴズリングは、「カッコいいとこもあるけど情けなくてダメ過ぎてでも結局憎めない」

そんな感じです。たぶん。なんで「たぶん」かっていうと。。。

私、、、英語聞き取れないんですよ、、、、。

、、、、、、、、、、、、。(買うな)

だれか、日本語訳出してください。

ねがいします。

1

本・映画---

小学館ビル落書き大会

2013.08.30 Friday03:31

先週末、内部も公開されてましたね。

  

スピリッツ編集部のほんの遊び心から始まったお遊び企画落書き大会」が、

話題になってニュースになって人が集まって。

いいな~楽しそうだな~私も先生方の絵を生で観てみたいな~♪なんてフワフワ思っていたら、、、

22日夜に、作家限定内覧会&追加の落書き大会が開催されました!

(すでに古い話題なっちゃっててゴメンナサイ。)

新人さんからベテラン先生方まで100人近く(?たぶん)夜のオバQビルに集結しまして、

もはや空調もきかなくなっちゃったロビーと地下廊下にひしめき合って汗をダラダラかきながら、

でも皆さんほんと子供のような笑顔ケラケラにこにこ笑いながら、思い思いの落書き

没頭されてました。

「豪華」だとか「贅沢」だとか「えっこの壁とドア持って帰ってうちの仕事場に設置したい、、!!」

とか、もちろん色々色々色々あるんですけど、、。

一番胸にグッときたのは、「空気感」です。

スゴイ先生方と同じ空間にいさせて貰っておいて、ショボイ事言っちゃいますけど、、、

まるで「学園祭」の空気感

原稿料」とか「著作権」とか、無関係だった頃の。

子供の頃、ノート落書きばっかしてたのに、「仕事」になったとたん落書きしなくなっちゃったな~、

とか、ふと思っちゃう感じの、そんな空気が充満してました。

私は笑っちゃうくらい絵が下手過ぎて、こういう場でなんの役にも立たないんですけど、

単純に、この空間体感できたことが、ものすごーく嬉しくてめちゃくちゃ楽しかった!!

やー、こんなテンション上がったの久しぶりですよ、ほんとに。

ケラケラ笑い過ぎてほっぺた痛かった。

私がデビューした頃は「ベツコミ編集部」も、この本社ビルに入っておりまして。

当時まだピチピチヨチヨチ頭ん中今よりさらにお花畑だった私は、初めてこのビルに足を踏み入れた時、、、

なんてゆーか「社会見学に来たお嬢ちゃん状態」でした。

「わ~でっかい会社だ!!」「わ~入館証とか渡されちゃった!!」みたいな。

編集部フロアは、今でも思うけど、ちょっと職員室」みたい。

毎日通われてる編集さん&社員の方々とは比べ物になりませんが、それでもやっぱり

色んな思い出がありますよ。

小学館本社ビル、お疲れさま&どうもありがとう

新社屋、3年後か。長いな~。あっと言う間かな。

1

お仕事---

はなび2013

2013.08.06 Tuesday23:08

原稿終わったので、あちこち花火大会に行ってきましたよ~。

長岡花火 綺麗でしょ~。

上は友人が良いカメラで撮った写真です。

私も良いカメラ欲しいけど、メカ音痴なので使いこなせる気がしなくてまだ買えてない。

友人のご実家所有のマンション屋上からみせて貰えるのです。

特等席!

長岡名物?お醤油味のお赤飯がちょう美味しい

あと、「ぽっぽ焼き」。黒糖の、、細長いかすていら的なモノ?ちょっと八ッ橋っぽい味がします。

こういうほのかな甘さの小麦粉お菓子が私は好きで好きで。

なかなか巡り会えなくて困ってたら、友人の彼氏チャリであちこち屋台をめぐって

探して買って来てくれました。男前!!

 

あとは、純喫茶風な店で久々にティーフロートとか珈琲フロートとかクリームソーダとか。

こういうの、たまに食べたくなるなる。

長岡の後は江戸川直行

 

基本、爆発系が多い(笑)

至近距離で観過ぎてるせいか、迫力あり過ぎで毎度ゲラゲラ笑ってしまう。

音楽に合わせて花火が打ちあがるんですけど、「北の国から」がサンバ調にアレンジしてあってゲラゲラ

さだまさしはこのアレンジ許可するの?」「いや、しそうだよね。なんとなく(てきとう)」とか

言いながら、ゲラゲラ。あ~~今年も楽しかった!

今年、久々に新調した浴衣の柄があまりかわいいのでさらしてしまえ。

バンビですよ、バンビ

洋服バンビはなかなか勇気がなくて背負えないですけど、浴衣モノトーンなら

子供っぽくならないし平気で背負えてしまう。かわいい。見てるだけでニヤニヤする。

着るとそこそこ大人っぽい・・・浴衣マジック

1

日記---

いただきもの

2013.07.24 Wednesday19:50

いただきものハーブ飲料

世の中にはオシャレな飲み物がいっぱいありますねえ。

お水やソーダで薄めて飲むんだって

仕事中、カフェラテばっか飲んじゃうので、体内浄化すべくさっそくゴクゴク。。

先日頂いたばかりのタンブラーです。

頂きものと頂きもので、素敵生活演出

ぜいたく~。ソーダ買ってこよっと。

アシスタントさんお休みの日は、すぐに脱線してしまう。

今描いてる漫画、食べものが沢山出てくるので 作画にいつもよりずっと

時間がかかっちゃうんですよ。

下絵終わってからアシスタントさんに入って貰うと もう間に合わないので、

下絵やりながらペン入れやりながらアシスタントさんに指示出しながら

作業を続けてるわけですが。。つまり頭ん中とっ散らかってます

休憩したら仕事しなきゃ。

明日アシスタントさんにサボってたのがバレる。

1

日記---

100万部☆

2013.07.16 Tuesday00:23

Piece」の100万部超えのお祝い会をして頂きましたよ~♪

年末に超えてたらしいんですけど、色々有難いことに祝い事が重なってバタバタしてたので、

先週ゆっくりと。

北京ダックをごちそうして頂いたのですが・・・

ダックに「ピース」の文字が・・!!!

若干、血が滴ったように見えなくも?ないですが?(笑)、水飴で書いてあるそうです。

すごい!ピースダック!!

担当さんから、素敵なタンブラーや・・

 

お花もいただいてしまいました。。

左のオレンジ薔薇はプリザーブドで、ついこないだまで担当してくださってた編集さんが

「芦原さんのイメージに合わせて作りました」と、プレゼントしてくださいました。

オレンジ大好きなので、もの凄くうれしい。

月餅は、「Piece」初期の担当さんからです

この仕事をしてると、時々ふつうじゃ考えられないような豪華なおもてなしをして頂く事があって、

楽しい事も美味しい事も大好きなので、もの凄くもの凄くものすごーく嬉しくて

私はなんて贅沢な時間を頂いてるんだろうと、毎度毎度新鮮に感動します。

なんで感動するのかっていうと、たぶん未だ慣れてないからです。

とてもフツウの庶民的な家庭で育ったので。

その場その場は100%楽しくて、でも「こんなに沢山色々して頂いても、私何も返せないんじゃ?」

っていう微かな罪悪感も、後からうっすらと。

こういう罪悪感は全く持たない方が良い気もするし、多少は持っておいた方が良い気もするし。

罪悪感の出処を掘り下げてみると、いつも必ず「自信の無さ」なんですよね。

「期待されても何も出ませんよ~」っていう、逃げの防御。

今、そういう漫画を描いてます

相変わらず地味目ですけど、柔らかくて楽しい物語になるといいな、と。

今、仕事しながら食べてるお菓子

プリッツなのに「いちごポッキー」の味がする

プリッツ大好き。ふだんは「ロースト」派。

小麦粉大好き!

1

お仕事---

出てますよ~!

2013.07.01 Monday03:10

Piece10巻、発売中です!

巻末に、ドラマ撮影現場にお邪魔した時の、レポート漫画も載ってますよ~。

Piece」がらみのお仕事は、これでオシマイです。多分。

最後までお付き合い頂いた皆様、ほんとうに有難うございました!

そして・・今月発売の「Cocohana(ココハナ)」に、すでに名前が小っちゃく載ってましたね。

ココハナ11月号(9月28日ごろ発売?)~新シリーズスタートです☆

取りあえず、4号連続で載りますよ。

まだまだ先ですが、がんばってコツコツ描いてますので、チェックしてみてくださいね

ココハナ」は集英社雑誌ですヨ。

20年近く小学館雑誌しか描いて来なかったので、

「えっ?なんで急に集英社小学館喧嘩したの??」とか深読みされそうな気が

しないでもないですが。。

別になんもないですよ。喧嘩とかしてないです(笑)

小学館さんとも、勿論今後もお仕事させて頂く予定ですよ~。

小学館専属契約存在しないので、デビューしてからずっと、実は「フリー」なのでした。

単行本ごとの出版契約は、勿論その都度してます。)

何の保障もない、毎日が綱渡り状態のこんな仕事を選んじゃって私ったら大丈夫かしら??なんて

思いながら漫画を描いてきたけれど・・気が付けば時代の方が変わってきちゃって、

今や本当に「安定」した仕事なんて思いつかないですね。

進化なのか退化なのかはよく分かんないですけど、「変わっていくこと」は、個人的に、ワクワクする。

長生きするつもりなので(笑)

仕事以外も色々試せたらいいな。

2024-06-08

自殺報道ガイドライン

さっきのニュース

セクシー田中さんの作者がトラブルになった後亡くなったってゆってたが

これだと揉めて殺されたみたいじゃん

ふつう自殺したじゃダメ

ダム身投げまでは言わんでいいのはわかるが

[]カラムーチョ

bigパック(ふつうの袋2つ分くらい)が少し安かったから超久しぶりに買って食った

そしたら全然辛くなくてクソまずい・・・え、こんな味だったっけ

からいの苦手だし前くったときもっと辛かった気がするのに

まずくなってる

横浜トリエンナーレへの批判を読んで(前半)


文字数制限にかかるようなので、前後に分けて挙げます。)


前置き


第8回横浜トリエンナーレ野草:いま、ここで生きてる」がこの土日で終わります。私も見に行って、なかなか面白く思いました。ところが友人によると、SNSでは批判の声が多いそうですね。あまりそういうものは見ないようにしているのですが、友人がその場で例を見せてくれたので、ついいくつか読んでしまいました。そのとき感想は、ひとことで言うと「批判者の言うことにもわかる点はある。でもキュレーターはそれなりによくやっていたと思うし、今回が最悪だとか、他の回に比べてどんどん悪くなっているとか、そんな気はしない」ということでした。そこで友人といろいろのことを話し合ったのですが、今はそれを思い出しながらこの文を書いています


今回の展覧会には魯迅の『野草』という短編集が深く関わっていますが、魯迅は「おおむね、折にふれてのささやか感想を述べたに過ぎない」と述懐しています岩波文庫竹内好訳『野草』の解説)。魯迅感想短編集『野草』を生み、『野草』がこの展覧会を生み、この展覧会が人々の感想を生み、そしてその感想がこの感想を生みました。もしこの感想を読む人がまた新たな感想もつならば、それで満足です。


人は物事に触れて感想を持つものだと思いますSNS批判の中にも、「これは感想にすぎない」というような留保をつけるものがありました。感想自由にあるべきと思います。そして、感想を読んだ感想というもの自由にあるべきでしょう。今はくだんの批判を読み直さず、またあまり調べものもせずに書いていますが、不十分なところはどうぞ悪しからずご理解ください。これは「論」ではなく、「感想」のつもりです。


野草』と「文の国」


今回の展覧会の特徴は、「作品」と「意味」のバランスを探る点にありました。多くの作品は、ただ「見て楽しむ」ものではなく、「意味を考える」ことが求められるものでした。そのバランスキュレーターの側でうまく作れているか、そして鑑賞者がそれをどのように読み解くかがカギになっていたと思います


今回のテーマは「野草」というのですが、その裏には魯迅の『野草』という著作が密接しています。これは展覧会中にも幾度となく示されており、魯迅の『野草』の本も展示してありました。この本は「二十四篇の短文から成るものですが、「スタイルはまちまちであって、詩あり、散文あり、また即物的もの追憶的なもの観念的なもの象徴的なもの風刺的なものなどが入り混り、内容形式ともに多傾向」なものとなっています岩波文庫竹内好訳『野草』の解説)。この本は意味があるようで意味がない、意味がないようで意味がある、詩のような文のような、芸術のような政治のような、一種独特雰囲気をもった作品集です。


これを読んでから展覧会を見渡すと、「キュレーターたちは横浜美術館を一冊の現代版『野草』にしようとしていたのではないか」ということに思い至ります


そう考えると少し納得できる点もあります。それは「文」への偏重です。友人は次のように話していました。「私は今まで、展覧会作品を見ればよいと思っていた。作品を見ずに解説ばかり読む人があれば、本末転倒だと考えていた。つまり言葉を軽視していたのだ。ところが、今回の展覧会では作品の多くに意味があり、その意味キュレーター解説を読んで初めてわかるようなものが多かった。入口にはタブレット文章が並べられ、その左側の階段の上には本を並べた一角もあった。さらには猟師へのインタビューがあったり、詩が作品として出ていたりと、言葉への重視が目立った。」


しかし、これは考えてみればさほど奇妙なことではありません。ふつう、広く「芸術」 (art) と言うときには「文学」を含みますし、「美術」 (fine art) というときでも「詩」を含むことがあります。「芸術」は「造形芸術」に限られたものではありません。もちろん、ただの書籍文章が「芸術」と言えるのかどうかは議論余地がありえますが、言葉芸術距離がそう遠いものでないことは確かです。


さらテーマの「野草」が魯迅の『野草』に由来するものであることを考えると、今回の展覧会の裏地には文学がぴったりと張り付いているような気がしてきますキュレーター中国出身であるということから、なんとなく心のなかに「文の国」という言葉が浮かんできました。三千年の歴史をもち、科挙試験にも詩が課され、書という芸術をいだき、詩文文字芸術でないなどと疑ったことのない文化の国のイメージとともに。


作品との対話


いっぽう、日本一般に「芸術」というとき、それは詩文を容れえないほど偏狭ものなのでしょうか? 批判の中には「文」への偏重に対する疑問もあったように思います。そのような人々にとっては、あたか展覧会からあなたの思う芸術とは何ですか?」という問いが投げかけられたような恰好になっているわけです。


では、「芸術アート)」とは何でしょう。批判する人たちの中には、自分にとって「美しくない」「面白くない」から芸術アート)ではない」と断じたい人もいるようです。でも、現代アートは「美」への問いかけを含むものではないでしょうか。デュシャンの「泉」などはまさにその代表だと思います。また、「芸術」における「言葉」といえば、シュルレアリスムと詩の関係だとか、20世紀初頭の芸術家たちがしちくどい宣言を次々と打ち出したりだとか、いろいろと思い当たることはあるはずです。そういうところに「美しいもの芸術なのか?」とか「言語表現芸術無関係か?」といった問題ゴロゴロと転がっているわけで、簡単に「これは芸術だ」「これは芸術じゃない」と判断できるはずはありません。その人たちの考える「芸術」は、どのくらいの狭さなのでしょうか。


鑑賞者は芸術に触れるとき、常に戸惑い、「作品の受容」ができない事態に直面する可能性をもっています。そのような時こそ、自分の中にある固定観念を見直す機会かもしれません。今回、批判したくなった人が多かったということは、それだけ作品からの「問い」を受けた人が多かったということでもあります。そうなると鑑賞者は、やっかいなことですが、自分の回答を練らなければならなくなります批判ひとつの回答ですし、その回答に満足せず、さらに新たな回答を考えてもよいわけです。陳腐な言い方ですが、「作品との対話」が必要展覧会であったと言えるのでしょう。


友人はまたこうも言っていました。「かつては『現代芸術抽象的すぎて何が描いてあるかわからない』という時代があり、その後に『現代芸術は難しくない、何も考えずに作品面白がろう』という時代が来て、それはひとむかし前まであった。でも、それが終焉すべきときに来たということかもしれない。今は言葉時代なのでしょう。考えずして何が現代芸術か、ということになっている。地味でつまらなかったといった批判もあるようだが、休日ちょっと芸術に触れてみよう、子ども芸術に触れさせてみよう、デート美術館に行ってみよう、特に『何も考えずにただ作品面白がろう』と期待した人にはつまらなかったかもしれない。」


しかに、昔からの(または昔ふうの考えをもった)現代芸術の鑑賞者の中には、「芸術とは面白がるもの」という考えから抜け出せず、新しい潮流に戸惑う人がいるかもしれません。「金を払って楽しみに来た」という手合いには、気の毒だったと言えるでしょう。しかも来訪者への間口は大きく広げられていたので、そのようなミスマッチを生むしかけは念入りに準備されていたともいえます。今回は横浜美術館改装後の久々の展覧会であり、規模も大きく、宣伝もあって、多くの人を誘い込む要素がありました。そのような場で横浜美術館は「人を面白がらせる」展示をすることもできたはずです。しかし、実際には「人を戸惑わせる」展示を行いました。だからがっかりした人も多かったのでしょう。


私も「キラキラ」な楽しい芸術が好きです。だからそういうものが多いと嬉しいし、その逆ならばがっかりします。しかし、美術館の目的には「レクリエーション」もありますが、決して「レクリエーション」だけを目的とした施設ではありません。今回、美術館はこのような大規模の展覧会で、作品との「出会い」と作品からの「問いかけ」を提供し、人々を「戸惑わせ」てくれました。その意味で、美術館はよくやったと思うのです。「キラキラ」な楽しい回があってもよいし、「地味」な考える回があってもよい。美術展はそういうものだと思います


過去トリエンナーレ


ここで、ちょっと過去トリエンナーレを振り返りたいと思います


私が初めてヨコハマトリエンナーレに訪れたのは2011年の第4回「OUR MAGIC HOUR ――世界はどこまで知ることができるか?――」でした。この年は東日本大震災の年で、印象としてはとにかくキラキラと輝くような回であったということです。震災後の混乱をアートがどう扱うか、芸術家の間でもまだ折り合いがつかずに、ただ思いつく限りのことをやってみたといった印象で、宝箱の中の宝石をぶちまけて転がしてあるような、たいへん魅力のある回でした。私にとってこの回は「よい」の標準になっています


2014年の第5回「華氏451芸術世界の中心には忘却の海がある」もたいへん期待したのですが、この回は言ってみれば「地味」な印象で、まだ青かった私は「ハズレ」だと感じました。しかし、友人はこの回も面白かったと言っています。この回は「忘却」がテーマで、戦争中に作家芸術家がいか体制側に立ってはたらき、戦後その責任もとらず、反省もせずに「忘却」したかということを、当時かれらが執筆した文章を並べて示していました。このころには震災後の政権交代脱原発などの流れの中で、世の中を動かすのは「政治であるという意識が出てきていたためかもしれません。


2017年の第6回「島と星座ガラパゴス」は、博物館の表に救命ボートがびっしりと張り付けられていました。「ネトウヨ」に関する展示もひとつふたつあったことを覚えていますが、これもきわめて「政治的」でした。長期化する安倍政権さなかにあって、政治右傾化懸念されていたことも影響していたのでしょうか。(「政治性」の話は、後で少し触れたいと思います。)


2020年の第7回「AFTERGLOW――光の破片をつかまえる」は久々の「当たり年」でした。2011年に次ぐキラキラの再来です。入口から光り輝くカラスよけのCDのような装飾、メビウスの輪のような形をした光り輝く金属の骨組み、巨大な腸を模した造形、赤いカーペットをひいたでこぼこの「道」映像作品「遅れてきた弟子」、そのほかここでは言い尽くせないもろもろの楽しい展示の連続


きっと第7回が初めてのヨコトリ体験であった方々は、2011年の私が次回に期待したように、第8回にも「キラキラ」を期待したかもしれません。しかし、べつに横浜トリエンナーレは「キラキラ展」ではないので、地味な回もあるのです。その意味で言えば今回はやや地味だったかもしれません。しかし「地味」には「地味」なりの「味」があるものです。今回はその意味で「ふつう」と「よい」の間くらいと感じました。決して「悪い」ではなかったと思います


いわゆる「政治性」


今回の展覧会が悪かったという人の中には、展示が「政治的」だという人もいたようです。もちろん、芸術政治であることの何が問題なのかとか、政治生活と密接なものである以上は程度の差こそあれ政治的でないものなどありうるのかといった疑問も出てきますが、今回の展覧会を見て私が感じたのは、むしろいわゆる「政治性」の薄い部分があることでした。キュレーター中国出身の方ということなので、もしや特に日本のために配慮(手加減)したのではないかという疑いさえ感じました。


しかに、今回の展覧会ではヨーロッパ戦争に関連する展示や国粋主義者移民反対デモ映像が展示されていました。それがひとっところに固めてあるのではなく散らばしてあったのは、この会場をひとつ世界見立てて、このような出来事遍在していることを忘れてはいけないと示したようにも見えます


そのデモ映像ひとつを見ているときでしたが、後ろを通りかかった人が「ヨーロッパ、壊れてんな」とつぶやきました。まことに然り! だがそれを言えば日本だって「壊れて」いるのです。日本でも人種差別デモが行われていますヘイトクライム危険もあります。「人種差別」がわたくしたちの身近にあることは、ネットを少し覗いてみればすぐわかることです。


思い返せば2014年2017年はかなり「政治的」な展示があったと思いますしかし今回、キュレーター日本問題ひとつも指摘しませんでした。日本美術展が国粋主義的主張をもった人々の抗議で中止に追い込まれ事件もそう遠い昔のことではありません。日本美術表現自由にできない国です。キュレーターたちは日本に気をつかってくれたのでしょうか? それとも日本で波風を立てて攻撃されることを恐れたのでしょうか? それとも今の世界を広く見たときもっとも新しくもっとも重い問題にしぼってとりあげようと考えたのでしょうか? それは知るよしもありません。もっと自由表現への危機は(またすこし違った形で)キュレーターたちの出身である中国にもあることでしょう。展覧会中に示されたように、ヨーロッパ安全ではありません。世界じゅうで似た現状があります


しかし、日本が名指しで批判されなかったからと言って、日本が許されたわけではもちろんなく、これらの作品なかに普遍性見出し、これを「鏡」として日本の現状を見ることが求められているのだと思います。それらの作品が見るに堪えない現状を示しているとき、それに怒っても意味がないでしょう。それは鏡をヒョイと覗き込んでみて、「ああ醜い! 私の美学に反する。美はいったいどこにある?」と怒るようなものです。


ところで、批判者の中には展覧会のこのような政治的な「傾倒」や「変質」がここ10年や20年の変化だと振り返る人もいますが、私には展覧会なかにその説明があったように思われます。今回の展覧会は、これも魯迅の『野草』をテーマとしているためかもしれませんが、歴史を強調するものが多くあり、あるところでは史料紹介の様相すら呈していました。木版画をめぐる日中交流史の展示では、魯迅木版画という簡易で複製可能芸術を通じて、民衆文化を届けようとしていたことが紹介されていました。これは「芸術」が一部の特権階級のものではなく、民衆のためのものであるべきではないのかという問題を、当時から現代に向けて投げかけなおした一面もあると言えるでしょう。また、皇国史観へのアンチテーゼとしての縄文土器や、学生紛争撮影した写真が展示されていたのは、芸術政治問題が降って湧いたものではなく、日本でも半世紀以上にわたって連綿と続いている問題であることを示していたと思います


(後編へ続きます。)

https://anond.hatelabo.jp/20240608093350


ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん