はてなキーワード: 前後不覚とは
酒飲めない人に酒を強要する話が盛り上がってたけどさ、酒飲める奴もアルハラっていうの?そういうのにあうことがある。
「お前飲めるのか。じゃあもういっぱいいけや」
とか言われて目の前にピッチャー置かれたりする。
そいつらの顔を見ると、どうせ泣きいれるだろとか、ちょっといじめたろとか、そういう悪乗りっぽい雰囲気がぷんぷんしてる。
そういうのは本当に腹が立つ。
だからそういうときに俺は、酒を飲むと豹変する奴というキャラクターを演じることで、アルハラに対抗することにしている。
狂戦士の鎧を着たガッツが何人か殺して回っても誰も文句言えないだろ。着せた奴が悪い。そういう理屈だ。
ピッチャー置かれたら、俺は大喜びして、ありがとうございます頂きますといって飲む。酔っ払っているふりしてがばがばこぼしながら飲む。全くためらいの様子を見せず豪快にこぼすのが良い。途中で咳き込んだりすれば大量にこぼれるし、誰かが止めに入る確率が上がるのでなお良い。飲み干したら、粗相を致しました!申し訳ございません!ピッチャーもういっぱいお願いしますなどと叫ぶ。
まともな職場ならば、この辺りで誰かが止めに入る。誰も止めなかった場合は容赦なく第二形態に変身する。
ガンガン飲んでますアピールをしまくってろれつが回らなくなったようなフリをしてまわりに泥酔の印象を与える。本当にべろべろに酔ってもかまわない。むしろ迫真の演技が出来るので好都合だ。そして酒を強要してきた相手に絡む。猛烈に絡む。まるでお互い人類最後の生存者になったくらいの親近感丸出しで絡む。
○○さん自分の酒を飲んでください自分だけ飲んでいるのは申し訳ないです!とかなんとか絶叫してピッチャーにビールを注ぐ。両手に一本ずつビールをもってドバドバ注ぐ。
こうなると必ず誰かが誰かが止めるけど、そんなことはかまわない。同じ目にあわせる。泥酔して前後不覚を演技してるから、もう何も怖いものは無い。
もちろんニ次回三次会にも当然のごとく参加。もう帰れよムードがん無視。カラオケでは泥酔しているという設定をいいことにめちゃくちゃやる。両手をめちゃくちゃに広げてちょうしっぱずれな手拍子ばちんばちんばちん。ヘビメタの客みたいに頭をガンガン振って一人応援合戦。もののけ姫絶唱。
翌朝、いつも以上に身なりを整えて颯爽と出社。デロデロの醜態を晒した翌朝にピシッとした立ち居振る舞いで仕事をしていると結構周りから恐怖される。そしてそんな空気に今気づきましたという様子で、自分はまた何かやらかしたでしょうかと白々しく聞いて周り、関係各所に謝罪。お辞儀の角度九十度の最敬礼。飲ませたほうに負い目があるから、全力で謝ればだいたいは許される。
大体ここまでやると、次の飲み会から「お前あんまり無理して飲むなよ」と周りが気使いしてくれるようになる。ここにおいてアルハラから解放される。
ひっさびさに前後不覚になるまで飲んだから記す。
飲み会で死ぬほど飲んだ。2年くらいまではモトカノが世話してくれた。でもここ数年は自分ひとり。
モトカノと3年付き合って。その前も彼女はいたけれど本気だったのはその彼女だけ。
それはまあ別にどうでもいいんだけどさ。あれから振られてから俺が先に進めない。。ってか新しい相手を見つけられないってのが苦しい。
友達とか、むしろ飲みに行く女友達はそれなりにいる。でもなにか違う。
あれからデートは何回もしたけれどしっくりした相手がいない。無論SEXもここ数年してない。
友達と飲みに行くのは楽しいけれど、人生はそれだけでないでしょう。
何か、ってか誰か新しい出会いが欲しい。このまま人生を終わるのは悲しい。
久々に増田書かせて下さい。流させて下さい。
昨日というか今日の初め、夫が飲み会で激しく酔っ払って帰ってきた。水の入ったコップを渡したらとりあえず盛大にひっくり返した。前後不覚ってこれか、こういう感じか、いやこれは上下不覚か、いやでもバター塗ったパンがバター面下にして落ちる確率はカーペットの値段に比例するから、とか心の中で動転スタートしつつ、こぼしにくそうなマグカップに水入れ直して渡した。
話を聞いて分かったことには、後から参加した人に車で送ってもらったらしい。どうやって家まで辿り着けたのかが謎だったので、疑問が解決して良かった、とか、普段ろくにやらないような良い事探しなんぞして、動転をスローにした。
どうも上司に無礼講スペシャルかましちゃったらしく、しかも本人酔っ払ってるためか全くもって平気と思ってるらしく、胃がごにょってなった。伏線。
よせばいいのにたばこなんか吸って、そんで案の定灰皿もひっくり返した。落ちた灰は少量だったけど、さっき水こぼしたソファの上にピンポイントでかかった。溶けていく灰。模様のつくソファー。元々小汚いソファだったから模様くらいどうってこたー無いけど、灰が水に溶けた臭いは強烈なので、後でまた水拭きとファブリーズしようと思った。のを今思い出した。
酒はめっぽう強くて、誰と飲んでも飲み負けた事が無い、と豪語する夫が、「ぎぼぢわ゛る゛い゛」と力なく言い残してベッドに行った時に、「寝ゲロ→窒息」という単語コンボが頭をよぎった。何か怖かったから、眠かったけど一時間くらい時間ずらしてから自分もベッドに入った。怖がるとかじゃなく、ベッドの横に洗面器用意するとか、そういう実りのある行動した方が断然良かったと今になって思うけど、残念な事にそんな機転が利く脳みそじゃなかった。あと我が家に洗面器は存在しない。
で、眠りに着いた直後、夫が吐いた。起きてトイレまで行こうとしたけど間に合わなかったらしくて、寝室の入り口で吐いてた。動転マックス。タオル持って右往左往したり雑巾持って右往左往したりティッシュ持って右往左往したりしてる間に、畳にすっぱさが浸透してしまった。後になって水拭きして数年前に買ったリセッシュかけたけど、きっとまだすっぱい。
畳の上の他にも、その近くに置いてあった夫が明日履く予定のズボンにも、吐瀉物がどっさりしていた。むしろ畳の上は胃液メインだった。固形のものはなるべくティッシュで取り除いてから、ナイトモードで起動させた洗濯乾燥機に放り込んだ。さっきぐぐったら洗濯しても臭いが残るって話が引っかかって、怖くなった。怖くなったところでどうしようもないんだけど、怖くなった。もしすっぱかったら、最近新しく買ったファブリーズをがっしがっし吹きかける心積もりでいる。乾燥は午前七時頃に完了する予定。下の階の人響いてたらごめんなさい。
生まれて初めて他人の嘔吐シーンおよび嘔吐物処理に直面した。生ぬるい人生でした、ごめんなさい。何かおぼろげに増田に向かって謝りながら拭いてた。猫の嘔吐物はいつもさっさか処理してるせいもあって、慢心してた。人の嘔吐物凄い。油断するとこっちまで吐きそうになる。もらいゲローもらいゲローって、頭の中に住んでるブリトラがずっと歌ってた。まだ時々すっぱい臭いが自分の体からする、気がする。すっぱい気持ちに苛まれてるのは確か。
黄色い雑巾そのままゴミ袋に封印しつつ、寝ゲロ窒息しなくて良かった、布団はセーフで良かった、とか良い事探しの旅に再び出たけど、自己のポジティブ限界にぶち当たった音が、脳内にごつーんと響き渡った。何かもうすっぱさとか色々ショックがでかくて、あと洗濯機のズボンが気になって、とりあえず動転ストップするまで起きてる事にした。「食ったもの全部吐いた」って自己申告だったけど、私が処理した固形物はそんなに多くなかったから、第二波があるかもしれないという懸念というか疑念があって、悠長に隣で寝ていられる気分には到底なれなかった。
夫は部屋の入り口で吐いた後改めて流しとトイレで吐き直して、顔洗って寝た。「ごめんなしゃい」って言われたけど、むしろこっちがごめんなさいだよと思った。すっぱさこみ上げてて言えなかった。とりあえず今忍び足で確認したら、横向きで寝てたから、万一第二波が来ても窒息はしないと思う、多分。
昔、たばこの水溶液飲んじゃったことがあって、当然吐いた。乗り物酔い用の袋みたいなやつに吐いた。横に友達と先輩がいた。あの人達はこんな気持ちこらえてそばにいてくれたのかと思うと、今更ながら感謝の念がぼろぼろ溢れてくる。頭でろでろ状態で謝る私に、二人とも大学の飲み会で酔っ払いの介抱は慣れてるから、とかフォローしてくれてた。それすごいから!酔っ払いの介抱って凄いから!ほんとすごいから!って今になって思った。昔も今もそういう想像力にかけてて、実際経験しないと相手のこなしてることがすごいのかどうか分からない。とりあえず嘔吐に動じず介抱するってのは、現時点の、当時の友達や先輩より余裕で歳食ってる自分ですらできなかったことであって、ほんとすごい。ようやく実感した。
たばこの煙はそこまで毛嫌いはしてないんだけど、その一件から、たばこの灰なり葉っぱなりが水に溶けたものの臭いは受け付けなくなった。ソファの模様を乾くまで半ば放置していたのも、それ由来。
似たような臭いでも駄目。こみあげる。安いルイボスティーがまさにそんな感じで、知らずに買った茶葉を泣く泣くかつ発作的に捨てた。高くてフレーバーついてるのは割といけたけど、何かもう怖いから自分から進んで買うことは無くなった。
私も夫も殆ど吐いた事がないせいか、嘔吐がとても怖い。何でこんなに怖がってるのか自分でも良く分からないけど、怖い。今度からさっきの嘔吐物に似た臭い嗅ぐ度吐きそうになったらどうしようとか今考えてて、怖い。似た臭いが結構ありそうだから怖い。他にも洗濯機に臭いがついたらどうしようとか、怖い考えばっかり頭の中ででかい顔する。
そしてやっぱりなんかすっぱい。パジャマに胃液ついたんだろうか。これ着替えても上から着たフリースにも付着しちゃってるのかな。防寒どうしよう。いいやもう様子見がてらもっかい寝室行って着替え持ってくる。あんまり眠り妨害する事したくないんだけど。今日八時出勤らしいし。
やっぱそれも忍びないから、洗濯かごにインしてた昨日昼間に着てた服着た。すっぱいのなくなるといいな。
既に書いたけど、今まで生きてて、吐き気だけはやたらと経験したけど、実際に嘔吐した事は殆ど無い。五回くらいかな。ひどく乗り物酔いするタイプなんだけど、常に吐かずにこらえてた。一度だけ車降りた直後に吐いた。小学校四年の遠足の時も、バスから降りる直前に吐きかけて、てか口の中まで吐瀉物きちゃって、でもここで吐いたらみんなに迷惑かかると思って、飲んだ。牛は毎日こんな気持ち味わってるのか、牛生つらくないか、とか思った。今でも思い出す度に腹がぼこぼこしてこみ上げる。
さっきからすっぱくてこみ上げるのとソファでこみ上げるのと思い出でこみ上げるのと、他各方面からのこみ上げファクターと戦ってる。ガム噛んだけど救いにはならなかった。下手に好きなもの食べたら、この思い出とその食べ物が結びついて、その食べ物見たり嗅いだりする度にこみ上げるかと思うと、おちおち食べたり飲んだりで誤魔化せない。しかし腹は減りまくってる。昨日の夕方五時にご飯食べたっきりだ。無礼講の話も思い出して腹がぼっこぼこでまるで煮えたぎってるかのようだ。怒りとかそんな余裕のある思いは沸かないけど。てか私が怒られる側だ。
吐いたのが三時前、増田書き始めたのが四時、そして今六時。ありがとう増田。ごめんなさい増田。書けば乗り切れる気がした。実際なんか乗り切れる気もしてきた。夫が起きたらズボンの在り処告げて、コンビニで何か思い入れの薄いもの買って食って、寝る。予定。昼夜逆転昨日直したばっかなのにまた逆転してお天道様ごめんなさい。何かもう全体的にごめんなさい。落ち込んだり動転したり右往左往したり思い出したりこみ上げたりするけど、私は元気です。
ラオスでチュービングして洞窟探検して、バックパックに水とフランスパンのサンドイッチを入れてiPodでレッチリのカリフォルニケーションかaround the worldを聞きながらバイクで疾走したいです。走り飽きてどこかの川のほとりで休んでいたら、アメリカの爆撃のせいで義足になったお爺ちゃんと、アメリカの悪口をひととおり話し合いたい。そして珍しそうに俺を見る子供達に折り紙を折ってあげた後、一緒に川で遊びたい。宿に戻ってバイクを返し、テラスがあるレストランで真っ赤な夕日を眺めながらビアラオを飲み、ラエリーとガザの壁とメルカバについて小一時間語り合い、酔いつぶれて前後不覚になったぐらいで宿に戻り、食べ忘れてぐしゃぐしゃになったフランスパンのサンドイッチを食べながら、友人に絵はがきを2通出してから、日記をつけて眠る。
自衛自衛って言うけど「自衛=女が腕力で対抗」みたいなことばっかりみんな想像してるような気がするけど、そうじゃないと思うんだ。オタク入門中ブログでセルフディフェンスがどうのこうのって言ってるから仕方ないのかも知れないけどさ。セルフディフェンスは最終手段であって、その前に出来る対策が色々あると思うんだよ。夜道を独りで歩かないっていうのは基本だけど、それ以外にももっとね。
犯人は知人が圧倒的に多いなら、どうすれば知人からレイプされないかを考えるべきだと思うんだ。いかにもヤバそうなヤツには例え知人であっても近づかない(二人っきりにならない)とかさ。海外なんかじゃ「飲み物から目を離すな」とか言われてるらしいけど、薬を盛られなくても前後不覚になるまで酔っぱらってレイプされることとかもあるわけだし、パーティーとか飲み会の場でも注意しないとね。そもそも不用意に飲み会へ行くべきじゃないだろう。
知人って言っても、不用意に男と二人っきり(もしくは自分が一人で男が多数という状況)になるのはよくない。大事なのは本当に信頼出来るのが誰かを認識しておくことなんじゃないかな。いつでも逃げ込めるセーフティゾーンみたいな感じ。親兄弟とか先生とか。まあそいつらにレイプされたら元も子もないけど。
そうやって「レイプ回避マニュアル」みたいなのを作れば効果あるんじゃね?
そもそも昔と比べればレイプの発生件数は減少傾向にあるし、このまま努力すればいいんじゃないの。
http://d.hatena.ne.jp/NORMAN/20080903/1220450423
とりあえずミニスカートはもういいだろってのには賛成。
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090610/p1
と言う記事があって、感動した。そうだ、表現の自由・言論の自由があるのだから
と気づかされた。
何というすばらしい文章だろうか。目から鱗である。
そこで勇気をもって、俺の大嫌いな相撲・格闘技について、文章を参考に、相撲・格闘技を擁護する関係者に対し、以下の文章を発表したいと思う。
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どんな主義・主張であれ、自らの正当性を社会に対して申し述べる機会があるべきである。「表現の自由」とはそのためのものである。だから、相撲・格闘技の愛好家・擁護者は、「表現の自由」を正しく行使せよ。それはつまり、「デブが裸でくんずほぐれつ」のような表現が、今もなお存在する圧倒的な暴力構造を解体するためにいかに有用であるか、ということを説明せよ、ということだ。
それをしない、できない、ということは、相撲・格闘技は一目で了解する限りの意味以上のものを含まないと、愛好家・擁護者たちが認めている、ということだ。それは暴力そのものの表現であり、それ以上のなんらの意味を含まないということを、愛好家・擁護者たちが認めている、ということだ。愛好家・擁護者がこの程度である限りは、こんなものは規制さるべし。
さらに言えば、一度規制を受けたら終わり、というわけではない。規制を受けた上で、改めて相撲・格闘技が私たちの社会に対して持っている「良き意味」について真剣に考え抜いて、それを社会に向かって主張すればいい。それが成し遂げられれば、相撲・格闘技ならびにその愛好家に対する差別と偏見を私たちは詫び、再び相撲をとり愛好する自由を認めるだろう。
「相撲を規制せよ」という主張の前にも、表現の自由はあるし、その規制が実現した後にも、表現の自由はある。相撲の愛好家と擁護者は、存分に使うがいいと思うよ。やれるもんなら。
もともと、規制より何より先に、一見してデブが裸でくんずほぐれつにしか見えない表現に対して、「それはガチムチパンツレスリングだ」という批判がなされてきたのだ。それに対して返されるべきは、「ガチムチパンツレスリングではない」という応答のはずだ。ところが、それは、それだけはなされなかった。代わりに、「表現の自由だ」などという、木で鼻をくくるような応答が返されてきたのだ。どこが「表現の自由市場」だよ。愛好家も擁護者も、表現以前じゃねえか。
結局、愛好家も擁護者も、話の通じないバカorカマトトであり続けてきた。だから規制という話になる。なるしかないわな。しかしまぁ、今からでも遅くはない。真剣に、相撲・格闘技は暴力解消に向けた真剣な表現であるのだ、試みなのだということを、真剣に論じて見せよ。できるものなら
ちなみに、スポーツがガス抜きになる、みたいな論がある。実際にガス抜きになっているのかどうかは、助長しているかどうかと同じくらいに検証困難なことなので脇に置く。強いて言うなら、かわいがりを禁止したら暴力が増えた、という話は聞かないので、元々ガス抜きにもなってなかったんではないかとは思う。助長していないとしても、ガス抜きにもなっていないならば、規制したって別にいいわけだよな。
まぁ、それはともかく。「ガス抜き」になるかどうか以前に、意図するせざるに関わりなく、性暴力を肯定する表現が野放しになっていること自体が、直接に脅迫として作用している、という点だ。つまり、「ガス抜き」論が言っていることは、「直接裸でくんずほぐれつするのと、組んずほぐれつするぞと脅すのとどちらがいい」という、それ自体脅迫でしかない。それに対する応答は、「どちらも選ばない」以外ありえない。ただ、暴力も脅迫もやめろ、というだけのことだ。この件について、妥協の余地はない。
それが不可能だというならば、脅迫か暴力のどちらかなしでは生きていけない自分が人と人の間に安住できるなどと思うな。そこに開き直る人間がいる限り、性暴力を恐怖する人々は安心して生きていくことはできないのであり、故に、両者は並び立たず、並び立たないならば、僕は性暴力を恐れる人たちの側につく。倶に天を戴かず、ということだね。
「誰かを殺したい」という欲望を抱えつつ「殺さない」ことは可能だ。言うまでもなく、ガス抜きなるものがなくても可能だ。「誰かをレイプしたい」という欲望についても同様。「ガス抜きしないと、そのうち前後不覚になって、思わず誰かを襲ってしまうかもしれない」などという生まれついての暴力依存など、そうそういるものではない。
欲望は人間にとって完全に自由になるものではないにせよ、完全に天与のものであるわけでもない。だまされたと思ってしばらく相撲・格闘技を断ってみろ。ちょっとくらい不満が続くかもしれないけど、少なくとも「代わりに襲ってやろう」とか、まず、思わないから。で、そのうち、それなりには慣れる。人と人の間に暮らすことを諦めないのならば、そのくらいのことはやってみろ。
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まあ待て、増田たちよ。
なんだか論旨がずれてきてるぞ。
整理すると、
①だらしなく前後不覚に酔っ払う女(男)は迷惑である。
②①は自覚すべきである。
④③は態度によって示されねばならず、態度とは直接面談による謝辞である。
⑤④に加えて、金銭の負担を返す場合は直接現金ではなく、間接的に物体化し贈与の形態を持たねばならない。
こんなところか。
①~③は誰も否定してないよな。
④、⑤についての意見はそれぞれだ。致し方ない。
結論は④、⑤に意見が違う人間は友達にはなれないと思ったほうがよいよ、ということだね。
自分は宴会は羽目をはずすため、無礼講の古い考え方なので、迷惑はお互い様という主義だなー。
誰かを送っていく時もあれば、送られる時もあり。でも大概は役回りが決まってるけどな。
ちなみに自分は送っていく役が多いが、
タクシーに放り込む時はそいつの財布から勝手に金抜いて運転手に預けたり、住所を紙に書いておいたりするな。
あんまりお礼を言われない程度に面倒を見るのも要領のうちだと思うな。
飲酒は社会に害悪を及ぼすので法律で禁止すればいいんじゃないでしょうか。みなさんだって子供の頃は飲まずに生活してきたわけだし、もとからなかったと思えば生きていけますよ。
今の草なぎくんの心持について想像してみてください。絶対に「ああ飲まなければよかった…」と後悔していることと思います。じゃあなんで飲んだんだよってつっこみたくなりますけど、酒飲んだら楽しいからなんですね。
草なぎくんの人生において酒は酒を飲む楽しさと泥酔の前後不覚から引き起こした不祥事のプラスマイナスの両方を彼にもたらしたわけですけど、この場合マイナスの方が大きそうですよね。
ではこれを社会全体でみたらどうでしょうか。プラスとマイナスのどっちが大きいでしょうか。
いまやタバコはマイナスのほうが多いという意見が大勢を占めていますよね。
アルコールについては今のところぜんぜんみんな好意的に見てることはわかってぼくも書いてるんですけど、20年後はどうでしょうか。40年後はどうでしょうか。ちょっと不安になってこういう釣りがしてみたくなっちゃいました。
みなさん酒はどう思います?
病院に行った。もうだいぶなれてきた病室でいつものようにややなれた感じで先生と話をした。先生の寝癖がやけに気になった。口に出して言いたかったけどやめた。昔からそうなんだ、眉毛太いとか鼻毛でてるとかすぐ口に出してしまう。
どうですかと言われて困る。
先週からひどかった。死にたい日の方が多かった。多すぎてもう何も感じなくなってる。あれ?死にたいって何だっけ?みたいな。だからどうですかといわれてどうだったっけと考えてしまった。あれ?元気じゃね?死にたいって思ってなくね?
でも実際にはずっとうつむいて歩いていたりするのだ。
とりあえず寝る時間が長すぎることと異様にいらいらすること集中力がないことを告げる。
気分の落ち込みなどはといわれておもわず特に……と答えてしまう。いつもダウナーだから特に下がってはない。あがってもない。間違ったことをいってるわけじゃない。この気持ちをどうやって表現したらいいかわからない。そして難しい顔をされる。笑う。
いつもと同じ薬。血液検査の結果。コレステロール値で思い出して異様に食欲がなく、食事をすると必ず気持ち悪くなることを告げる。ますます難しい顔をされる。どうしたもんですかねーと。今日はちょっと急には手段が思いつかないですねぇ、ごめんなさいって。言われた。そうなのかと思った。
何でここに来てるのか時々わからなくなる。飲み忘れた薬が少しずつたまっていく。
今日また56錠。いくつのみ忘れるだろうか。最近は寝る前後は前後不覚なほど朦朧としているのでだいたい飲み忘れるから半分として約30錠。こつこつと貯めて今100錠を超えた気がする。処方されてる薬で中毒になるとどういう症状が出るかは詳しく聞いた。一気に飲んだら多分中毒症状で死ねるはずだ。たまった錠剤をみて時々考えてる。甘い薬だったらきっとお菓子みたいにあっという間に食べちゃうのにな。
何のために通ってるんだろう。そうか、死ぬ手段を準備するためか。
たった一人だけ、声を殺して泣くだろう人の顔が思い浮かぶから思いとどまってる。
ごめんね。今は死にたいっていう気持ちがないと死んじゃう気がするんだ。錠剤の山がないと落ち着かないんだ。いつでも死ねると思うから今日生きていけるんだ。薬があると思うからほかの自殺手段を考えないんだ。それでもじりじりと電車に呼ばれるような感覚があってそのたびに君の手を握りしめるんだ。きっと治るから、治るから、治るから、だから待ってて。先生にほんとのこといわなくちゃ。
Iは布団をしき終えると、そろそろねよっかと言った。
僕ももう眠くなっていたところだし、酒もこのくらいにしておかないと、こっちまで前後不覚になってしまう。
それから二人で部屋を片付けて、簡単に顔だけ洗って、歯を磨いてから床につくことにした。
彼女はそれまでとうって変わって、あまり喋らず、黙々と仕事をこなしていた。
どのようなことを考えていたかは知らないし、そのときはそれが大事とはおもわなかった。
二人で布団の中に入ると、ほのかな暖かさがつたわってきた。もう寒い時期ではなかったが
ぽかぽかとした身体は気持ちよかった。
つい1時間前の饒舌な彼女にすこしうんざりしてきていたから、それは驚きだった。
大変だ、とIは言った。どういうこと?と聞き返すと急に家のドアが開いて誰かが部屋に入ってきた。
間違いない。妖怪あかなめだ。風呂桶ということばがもう廃れてしまった今、あかを求めてさまよいそして
私が戦い続けて12年になる本当の意味での宿敵だ。
私は風呂から飛び出すと、右のパンチと左のキックを順序良く小刻みに震えるくちびるの中から繰り出した。
その結果あいつは倒れ、そのまま逃げていった。
私は彼女を抱きしめると、これで結婚ができるといわんばかりに、抱え上げ、元の布団に戻した。
私は結婚をするためにこの部屋に来たと思った。だが、運命の終わりを決定付けたのは彼女のほうかもしれないと思った。
もう外は夕暮れだ。私はひらりとバイクに飛び乗るとその町を後にした。
被害者は自動的になるものじゃなくて被害を訴えた人がなるもんだよ。
事後に「なにしてくれやがったんだ!」となったから問題になったのであって、
その合意に納得してたら酔ってようがなにしてようが問題にはならないでしょ。
もっとも、男も泥酔して前後不覚になるまで酔ってたら行為に及ぶどころじゃないと思うけどね。