はてなキーワード: 自然主義文学とは
なんという駄文であろうか。「メロスは激怒した」これはひどい。メロスが怒ったことを文学的に表現する上で、これほどひどい表現があるだろうか。もしWEB小説として発表されたら、最初のこの文が徹底的に叩かれてることは間違いない。主人公が怒ったということを表現する上で、最悪の書き方が「激怒した」である。
次の「邪智暴虐の王」これもまた同じようにひどい。ひどい王であることを表現する上で、もっともやってはならない表現である。特に邪智暴虐などという漢語表現で作者は賢いと主張しているところがひどい。これもできの悪いWEB小説にいかにもありそうなやってはいけない表現である。
そもそも、太宰治は運動が大嫌いな人である。学生時代に学校の運動会をさぼってカフェの女給と映画を見ていたというエピソードがあるくらいだ。その太宰が主人公がひたすら走るような小説を書くはずがない。論理的にありえないのである。特に太宰が自然主義文学の人であることを考えると、自分の自然な本性に逆らうような作品を書くことは絶対にないのである。